1. 子育てのラジオ「Teacher Teacher」
  2. 子どもが夢中な状態をどうつく..
2025-09-02 54:52

子どもが夢中な状態をどうつくる?(ゲスト・夢中教室じーつー)番外編40

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法人スポンサーのワオフル株式会社・辻田寛明さん(じーつーさん)と「夢中」をテーマに話しました!


▼本日の内容

ロールモデルは床屋さん / 生徒と伴走先生とマッチングのこだわり / 春夏秋冬の季節モデル / 教科学習も大事だが、自分の軸をつくることも大事 / じーつー「つながりのリデザイン」 / ひとし「楽しむって楽しい」 / はるか「無責任に応援」


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【番組概要】

世界を回る先生はるかと、ラジオ番組プロデューサーひとしが子育てについて納得するまで考える番組、子育てのラジオ「Teacher Teacher」。第5回 JAPAN PODCAST AWARDS 大賞&教養部門最優秀賞をW受賞。⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠毎週火曜日朝に配信。Xで#ティーチャーティーチャーをつけて感想・コメントをお願いします!


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【ひとしの編集後記】

・夢中で作業してたら日付が変わっていた!!

サマリー

ポッドキャストのエピソードでは、夢中教室じーつーが子どもや大人が夢中になる状態をどう作るかについて深掘りしています。じーつーは自身の経験や「夢中」という言葉の意味を探求し、伴走者の重要性について語ります。夢中教室は、子ども一人ひとりに大人の伴走者をつけ、対話を通じて興味やワクワクを見つける教育プログラムです。番外編では、マッチングの方法や子どもの成長のためのサポートについて語られ、特性や興味に基づいた独自のアプローチが強調されています。子どもが夢中になるための心の触れ方や体験を深掘りし、自己認識を育てることが重要であると語られています。また、興味を引く具体的なアプローチが、やりたいことの発見につながることが示されています。このエピソードでは、子どもが夢中になる状態の重要性について冬の時期を大切にしながら教育のアプローチを考えます。特に、冬の時期におけるエネルギーの蓄積とその後の春に向けた進化について語られ、勉強だけでなく子ども一人ひとりの内面的な成長への配慮も強調されています。夢中教室じーつーのゲストとして、子どもの夢中な状態を育む方法について探ります。リデザインを通じてコミュニティやつながりの重要性が語られ、数学やポケモンカードゲームを通じて学ぶ楽しさも紹介されています。子どもたちが夢中になる状態をどのように作り出すかについて、メタバースや教育の新たなアプローチが議論されています。

夢中の重要性
ひとし
今日は面白い回でございます。
はるか
今日はコラボ回ですね。
ひとし
はい。
はるか
今、録り終わって話をしているんですけども。
ひとし
ホヤホヤの状態で冒頭録っておりますが、
『夢中教室』の『じーつー』さんという方に来ていただきました。
はるか
じーつーさんという方に来てもらいまして、
まあ、夢中な状態作るってどうやってやるんだっけとかいう話とかね。
ひとし
うん。
夢中になるの大事だよねは、まあ確かにそうですよねっていうことなんやけど。
はるか
うんうん。
ひとし
それを、じゃあ夢中ってどういう状態なんだっけとか、
はるか
うん。
ひとし
それを子どもにどう接したらそういう状態になれるんだっけとかが、
かなり細かく哲学されているので、面白い。
はるか
面白かった。
まあもうちょっと具体に落とすと、
好きなことをどうやって見つけるんだっけとか、
そもそも好きってなんだっけとか、
ひとし
うん。
はるか
やりたいことってどうやって見つけるんだっけ、とかっていう話をかなり細かく設計していて、
ひとし
うん。
はるか
面白く聞かせてもらいました。学びになりました、本当に。
じーつーの経験
ひとし
はい。
はるか
で、まあひとしの今の好きなことやりたいこととか、
じーつーさんの好きなことやりたいこととかが聞けて、
なんか僕はそこが一番面白かったです。
ひとし
最後にね。
はい。そういうのもお聞きください。
はるか
はい。ぜひ聞いていただけたらと思います。
すごい面白い回になりました。
ひとし
はい。それではどうぞ。
はるか
どうぞ。
今日は、どことのコラボですか?ひとしさん。
ひとし
はい。今日はですね、なんとじーつーさんという方に来てもらってます。
はるか
よろしくお願いします。
辻田寛明(じーつーさん)
よろしくお願いします。じーつーでーす。
はるか
じーつーさん。
辻田寛明(じーつーさん)
お願いします。
ひとし
じーつーさんです。
はるか
いつもお世話になっております。
辻田寛明(じーつーさん)
いやいやいや、もうこちらこそです。めちゃくちゃ勇気もらいまくってます。
ひとし
本当ですか?
辻田寛明(じーつーさん)
本当ですよ。
ひとし
じゃあ簡単にじーつーさん、自己紹介をリスナーさんにお願いします。
辻田寛明(じーつーさん)
はい。ありがとうございます。
リスナーの皆さん、はじめまして。
あの、『夢中教室』という不登校の子たち向けにオンライン教室を運営しているところの代表をしている『辻田寛明』といいます。
辻田なので辻をひっくり返してじーつーと呼ばれております。
たぶん中身とかはね、いろいろこのあと話していくと思うんですが、今日は皆さんよろしくお願いします。
はるか
夢中教室のじーつーさんですね。
よろしくお願いします。
辻田寛明(じーつーさん)
お願いします。
はるか
なんとTeacher Teacherのスポンサーさんでもいらっしゃって。
ひとし
ございます。
辻田寛明(じーつーさん)
いやいや、本当にもう全然少なくしか出せてないです。
はるか
いやいや、とんでもないです、ほんと。
ありがとうございます。
ひとし
ありがとうございます。
はるか
『株式会社ボーダレス・ジャパン』の『ENJIN』っていう合宿で一回、夜中3時ぐらいまでいっしょに飲んだじゃないですか。
ひとし
1年前か、それは。
はるか
もう1年前。まあこの間もね、夏いっしょに飲んだんだけど。3時ぐらいまでほんと2人が半目になりながら、ずっと今の不登校という課題について「どうしていきます?じーつーさん」みたいな感じで熱く熱くしゃべった記憶があるんですけど。
辻田寛明(じーつーさん)
目、バッキバキになりながら熱く語り合いましたよね。
はるか
お互いバッキバッキでしたね。
ひとし
そうか、あの、その時からなのか。
はるか
はい、その時からずっとお互いに、どうやってこの課題に向き合っていきましょうかみたいな話はしてきて。
辻田寛明(じーつーさん)
うんうん。
はるか
で、じーつーさんはほんとにコンコンのことをほんと応援してくれてるし、じーつーさんといっしょにポッドキャスト『100人100通りの子育てを応援する夢中教室ラジオ』の『宮本広夢』さん。
辻田寛明(じーつーさん)
はい、広夢。
はるか
「なんかこうやって無料でできるのが一番いいですよね」とかって言ってほんと心から応援してくれてて。感慨深いっすわ、いっしょにコラボできてるのが。
辻田寛明(じーつーさん)
こちらこそです。たぶん、それこそはるかさんと初めてお会いしたのはもう2年前ぐらいになるんすかね。
はるか
そうですね。
ひとし
え、どこで会ったんでしたっけ?
辻田寛明(じーつーさん)
いや、これがですね、この夢中教室でいっしょに最初から、ほんと最初の頃からメンバーとしてやってくれてる宮本広夢君っていうすごいいいやつがいるんですけど。
はるか
いいやつです。
辻田寛明(じーつーさん)
そう、すごいいいやつがいるんです。
はるか
野球が上手で、はい。
辻田寛明(じーつーさん)
彼の親友の親友がなんかはるかさんだったらしくて。
はるか
そうなんですよ。
たまたま。
ひとし
あ、そっちの繋がりからなんや。
はるか
そうそうそう。
ひとし
なるほど。
辻田寛明(じーつーさん)
で、なんか広夢を介して「じゃあみんな3人で会いましょう」みたいなところでお会いして、で、その時はまだたぶんポッドキャストだけでコンコンがまだたぶん始まってなかった頃で。
はるか
あー、そうでしたね。
辻田寛明(じーつーさん)
そうそうそうそう。
で、「いつかひとしさんとも会ってみたい」みたいな話とかをちょうどして盛り上がってたんですよね。
ひとし
なるほど。
はるか
そうでしたそうでした。
ひとし
いや僕はもう「夢中」っていうワードが、もう好きすぎて。
はるか
え?知らんよそんな一面。一回も言ったことなかったよ。忖度してない?
ひとし
いや、夢中って素晴らしいですね。
辻田寛明(じーつーさん)
いやもう夢中はもう、いろんなもう良さを絡んだ言葉なので本当に。
ひとし
というかあれなんですよ。僕らの仲良い大学の頃の友達の中で「夢中になるの大事だよね」みたいな話をよくしてて、その。青春って言い方したりするんですけど、それでその友達が夢中っていうのをカレー屋の名前に入れてカレー屋開いたりしてて。
辻田寛明(じーつーさん)
わーすごい。
はるか
そうなんです。僕がいっしょに海外まわった友人ですね。
ひとし
友人。
辻田寛明(じーつーさん)
あ、なるほど。その方ですね。
ひとし
そう。
辻田寛明(じーつーさん)
へー。いまカレー屋されてるんだ。
はるか
そうです。世の中は夢中でいっぱいいっていう理念のもと。はい。
ひとし
そう。なんでけっこう本当に前から好きな言葉ではありますよ。
辻田寛明(じーつーさん)
おー嬉しい。
ひとし
大事だしね。楽しいやん。夢中でやったら。
はるか
そうですね。でも実は今日は本当にその夢中っていうキーワードを深掘りしたくて。最近のテーマで「子どもも大人も夢中になる状態ってどうやって作れるんだっけ」っていうのを深掘っていきたいっていうのがあります。
辻田寛明(じーつーさん)
うん。僕らも今でも探求中なんでますね。
ひとし
うんうん。
はるか
ところで「夢中教室」ってなんで、夢中教室なんですか。
ひとし
確かに。
辻田寛明(じーつーさん)
いやーそうですね。なんでその名前ついたかですよね。
はるか
はい。
辻田寛明(じーつーさん)
でいうと、ちょっと2、3分ぐらいなんでできたかみたいな話してもいいですか。
はるか
あ、はい。
辻田寛明(じーつーさん)
2、3分といいながら僕5、6分ぐらい話しちゃうタイプかもしれないんで。
はるか
はい。ぜひお願いします。
ひとし
大事大事。
辻田寛明(じーつーさん)
なんかそもそも僕の中で夢中って言葉からスタートしたわけではないんですよ。このオンライン教室が。
はるか
はい。
辻田寛明(じーつーさん)
そう。で、なんだろう。もともとは僕が大学院の頃とかはそれこそ東南アジアの貧困研究してたりとか。
ひとし
へー。
辻田寛明(じーつーさん)
でも一方で、なんか日本の中高生のキャリア教育とか大学の頃から関わってたりとかしていて。
ひとし
うん。
辻田寛明(じーつーさん)
で、日本の子たちのなんか生きづらさみたいなところをすごい感じるシーンが多かったんですよね。
はるか
あー、比較して。
辻田寛明(じーつーさん)
そう比較して。海外の子たちはすごい幸せそうに自由に生きている。
それは生活とか大変そうだったりとか貧困世帯とかも含めて、なんか日本とは全然違うっていうのをけっこう感じるシーンが多くて。
まあインドネシアの貧困研究してたんですけど、僕は。
はるか
はい。
辻田寛明(じーつーさん)
で、なんか日本の子たちの生きづらさや閉塞感であるとか、なんか将来の希望のもてなさみたいなところに課題感を感じてた時に、自分はそんなに感じてこなかったなと思ったんですよね。
はるか
うんうん。
辻田寛明(じーつーさん)
で、それがなんでだろうと思った時に、なんか僕はあの夢中教室って伴走先生っていう子どもたちにいっしょに伴走してくれる先生たちがいるんですけど、
はるか
うん。
辻田寛明(じーつーさん)
その僕にとって伴走先生みたいな、良い大人との出会いっていうのがちっちゃい頃からあったなっていうのを気づいたんですよ。
はるか
へー。
辻田寛明(じーつーさん)
そう。で、これなんかあんまり話してないかもしれないんですけど、なんか僕にとっての伴走先生が美容院の美容師さんで。
はるか
へー、初めて知りました。
辻田寛明(じーつーさん)
実は。で、しかも幼稚園から今この歳になってもう30年近くずっと切ってもらってるんですね、その人に。
はるか
へー。
ひとし
それはすごい。
はるか
すごー。
ひとし
珍しくないですか、それ。
辻田寛明(じーつーさん)
いやもうね、誰もいない。このタイプの人と会ったことなくて。
はるか
そういう伴走の仕方もあるのか。
辻田寛明(じーつーさん)
そう。
ひとし
どう、え、髪切ってもらうことだけじゃないですよね、伴走って意味は。
辻田寛明(じーつーさん)
そう、あのひとしさん言ってくれてる通りで。そう、あの月1回行くんすよね、髪切るから。
はるか
はい。
辻田寛明(じーつーさん)
で、幼稚園の頃からずっと行ってたんですけど、その人がなぜかもともとあの、外資系で働いてて世界も飛び回ったこともあるし、いろんな本読んでるすごい知識人の方。
はるか
へー。
辻田寛明(じーつーさん)
なんで美容師を茨城の片田舎でやってるんだって感じなんですけど。
ひとし
はい。
辻田寛明(じーつーさん)
でもその方がたまたま僕の髪をずっと切ってくれてて。で、それこそ最初小学生の頃は「おしゃべりなおじちゃんだな」とか思ってたんですけど。
ひとし
うん。
辻田寛明(じーつーさん)
中高ってなっていくにつれて、「この本はこんなふうに面白いんだよ」とか、あとは「なんか君はこういうこともできるし、きっとこんなことも向いてるし何にでもなれるね」みたいなことを言ってくれてたんですよ、ことあるごとに。
はるか
はい。
ひとし
うんうん。
辻田寛明(じーつーさん)
そう、すごい素敵な人で。で、ことあるごとにその人自身が人生を楽しそうに生きてる、すごいワクワクして生きてるっていうのをすごいなんか肌感で感じてたんですよね。
はるか
うん。
ひとし
へー。
辻田寛明(じーつーさん)
で、そのうえで、なんか僕のことをすごいちゃんと認めてくれて、なんか全力で応援してくれるみたいな、なんかそういう方がすごいちっちゃい頃から当たり前にいた。
ひとし
うん。
辻田寛明(じーつーさん)
で、なにか困ったらその人にも相談できたし、なんかそういう人が自分にはいたっていうのが、この社会を生きていくうえでの自分の希望を作ってくれたっていうのが、後々から振り返ってすごい感じたんですよね。
はるか
へー。
辻田寛明(じーつーさん)
で、そうした時に、それこそ今生きづらさを感じてたりとか、閉塞感で苦しかったりとか、それこそ今学校で居場所がなくて、なんか自分の話を聞いてくれるような人がいない時に、僕が出会ったようなあの美容師のマスターのような人が、誰もに出会えたらきっともっと人生豊かになってくるんじゃないかみたいな感じで、そういう出会える機会を作りたいと思ったんですよね。
夢中の名称の由来
はるか
はー。
辻田寛明(じーつーさん)
そう。で、名前どうするみたいなのを1ヶ月ぐらいずっと悩んでて。で、なんだろうなみたいな、で、なんかもうコロナ禍であんまり人とも出会えることなかった時だったんですけど、なんかですね、サウナに入ってたら、なんかその、降ってきたんですよ、すっと。
はるか
あ、降ってきた。はい。
辻田寛明(じーつーさん)
そう、降ってきた。で、なんか、その時に僕の中で夢中って言葉をめっちゃ使ってたかっていうと、そこまで意識はしてなかったんですけど。なんか多分その当時、なんかYouTubeのCMとかでめっちゃなんか夢中みたいなことを謳ってるCMがめっちゃ流れてて、なんか頭にすり込まれてたのか、でも夢中ってまさにあの人の生き方もだし、出会ってほしい人もそういうふうに生きててほしいし、何よりもそういうところから子どもたちが何を大事にしていってほしいか、そして自分が何を大事にしてきたかって、
何かに夢中になって取り組んでいくことのワクワクであるとか、そこから生まれてくる人生の希望感とか、そこが常にあったなっていうのに、そこでふと降りてきて、
はるか
えー、繋がったんですね。
辻田寛明(じーつーさん)
「あ、これ今日名前しよう!」と思って、夢中教室って名前が生まれました。
はるか
えー、すごい。
辻田寛明(じーつーさん)
これ絶対3分じゃないな、めっちゃ話しちゃった。
はるか
じゃあ最初は伴走先生を一人一人につけていくことが、人々が育っていくうえでというか、人生を形成していくうえで重要だとかっていうのは気づきがあったっていうのがあって、
その後に生き方として、夢中な人生っていうのが幸せなんじゃないかとかっていうところで、夢中教室っていうのができたんですね。
辻田寛明(じーつーさん)
あ、そうですそうです。なので根底はけっこう「いい大人との出会い」みたいなところが僕らはあるかもしれないですね。
はるか
一人一人子どもに伴走先生がつくんですよね、夢中教室さん。
辻田寛明(じーつーさん)
そうです。一対一で。
はるか
それがめっちゃユニークですよね。
辻田寛明(じーつーさん)
そうですね。なんかよく家庭教師みたいなのがイメージ湧きやすいから、
ちょっと説明するのがめんどくさいときとかは、「勉強しない家庭教師です」な感じで言ったりするんですけど、
一人子どもに一人の大人がついて、毎週1時間オンラインでお話ししていくんですけど、
そこで勉強を教えるみたいな、旧来の家庭教師スタイルではなくて、
それこそさっき美容師さんが僕にやってくれたように、その子が今何にワクワクしているのか、
あるいはワクワクするものがわからないとか人生つまらないってなってたら、
でもその子の日常の中とかにきっと何かちょっと心が触れるときとかってあるから、
そこをいっしょに対話の中で見つけていって、「こんなのやったら面白いんじゃない」とか、
「これやってこういうことできたらちょっとワクワクするからいっしょにやってみようよ」みたいなのとかで、
その子に合わせた形の伴走をいっしょにして、その子がまさにそういう、
「ああ生きてくって面白いな」とか、「こうやって自分の好きが形になってくって、
ああいう面白いことなんだ」っていうのをいっしょにオンライン上で伴走するような、そんなことをやってます。
はるか
なるほど。今まさに出てきた好きなこととかやってみたいとかっていうキーワードが出てきたと思うんですけど、
そういったことを通して夢中な状態ができると、僕はフロー状態とかって言葉使ったりするけど、
辻田寛明(じーつーさん)
まさにまさに。
はるか
ですよね。それが充実感であったりとか、幸福度に影響するみたいなところが、
僕もフリースクールコンコンの中でワクワクタイムっていうものを作ったところで、
仕事がその充実感とか没頭できるような体験につながっても嬉しいし、
仕事じゃなくても自分の趣味で没頭できる時間、充実感、味わえる時間が取れるような人生を歩んでほしいなみたいなところがあったっていうのが。
辻田寛明(じーつーさん)
めっちゃいいっすね。
ひとし
ちなみに夢中教室、いま何名ぐらいの生徒さんが来てるんですか?
辻田寛明(じーつーさん)
えっとですね、夢中教室は無料体験3回やってるんですけど、ちょうど今週なんですけど、
無料体験受講者だけで累計500人突破しまして、
ひとし
へー。
辻田寛明(じーつーさん)
入会者だけでいっても、もう400人とか突破してますね。
はるか
えー!そうなんですか。
辻田寛明(じーつーさん)
ちょうどもう一個、去年から『夢中カレッジ』っていうメタバースのフリースクール始めているんですけど、
そっちと合わせてちょうど入会してくれた人たちが合計500人に、ちょうどなってくるタイミングです。
はるか
500人すごい。
それバ伴走先生と一人一人マッチしてるってことですよね?
辻田寛明(じーつーさん)
そうですね、マッチングして、それぞれ。
はるか
伴走先生、何人ぐらいいるんですか?
ひとし
伴走先生も累計で今80人突破してくれたぐらいやってきてて。
はるか
これがめっちゃ面白いなと思ったところで、
けっこうその、合う合わないを大事にしてるじゃないですか。
ひとし
生徒と大人が。
はるか
生徒と伴走先生が。
やっぱりいくらスーパー先生といわれる人でも、合う合わないは絶対あるなって感じて。
辻田寛明(じーつーさん)
あります。
はるか
夢中教室さん、めっちゃお互いに合う性質をマッチングするようにしてるみたいな。
マッチングアプリみたいなことしてるみたいな話、聞いてる。
その辺の話。
ひとし
なるほどね。
はるか
どうなってるのか聞きたかったんですよ、前から。
辻田寛明(じーつーさん)
もちろんです。
はるか
どういう人がどういう人に合うみたいなのってどう判断してるんだろうっていう。
辻田寛明(じーつーさん)
そうですよね。
そこのマッチングのメソッドの話す前に、
本当にそう、元々はそれこそスーパー先生がいればなんとかなるんじゃないかと思ってた時期もあったんですよ、最初の頃とか。
それこそ本当立ち上げた最初の頃とかって、
伴走先生、僕と最初にちょっと小出しした広夢くんの2人しかいません、みたいな時とかあったんですよ。
でも、例えば女性の先生がいいとか来ると、
例えばそれだけだと対応できないわけですよね。
はるか
確かに。
辻田寛明(じーつーさん)
なんかそうやっていろいろ見ていくと、
特に僕らのところに来てくれる子たちって、
中には人と話すハードルが高かったりとか、
大人への不信感があったりとか、
あるいはZoomの画面をオンにするのはハードルが高いよって子たちもいて、
そういう子たちに対して、
みんなで伴走先生たちなら持っていてほしいベーススキルみたいな形で、
持ってもらってほしいマインドセットやコミュニケーションスキルとかがあったうえでの多様性っていうのは、
めちゃくちゃあった方がいいマッチングができるっていうのは、
マッチングシステムの重要性
辻田寛明(じーつーさん)
そういった中で見えてきたんですよね。
なので、さっきのベースとなるみんなの共通性のマインドセットや、
対話スキル、系統スキルっていうところに加えた多様性を揃えていって、
その上でのマッチングっていうところは、
ここはですね、大きく3つの軸が僕らあって。
はるか
どういうふうにマッチング、マッチするか判断する。
辻田寛明(じーつーさん)
マッチするかの判断軸ですね。
3つあって、
1つはどれぐらいの配慮やサポートが必要かどうかですね、その子にとって。
例えばなんですけど、来てくれる子の中で場面緘黙の子どもであるとか、
あるいは自閉症の傾向が強い子であるとかが来てくれたときに、
例えば対人不安とかがそこから生まれてますとなると、
やっぱりそこの特性とかの背景知識がちゃんとあったうえで、
子どもとこれまで対応した経験がある人がいいという場合もあるんですよね。
そこの特性とか強かったりすると。
というときには、そこをちゃんと大事にする必要があったりとか。
2つ目の軸として興味関心の軸があって、
これはイメージしやすいと思うんですけど、
電車好きな子には電車オタクの先生を当てはめたほうが絶対にそれは良いだろうっていう。
ひとし
そうですね。
はるか
ポケポケ好きな子とひとしがめっちゃ話、合ったみたいな感じよね。
辻田寛明(じーつーさん)
ポケポケね。
ひとし
こっちの伴走先生側も嬉しいですね。話しやすくて。
辻田寛明(じーつーさん)
そうそう、それめっちゃありますね。
それこそ海外に興味ある子だったら海外に住んでる伴走先生がいいだろうとか、
そういうところですよ。
ひとし
うわ、めっちゃいいそれ。
はるか
なるほど。
ひとし
めっちゃいい。
辻田寛明(じーつーさん)
そうそうそう。
今フィンランドとか、バリ島とか、フィリピンとか、
いろんな地域に住んでる伴走先生がいるので。
はるか
そっか、海外回りながら伴走先生できるのは、
それは回る側もメリットありますね。
ひとし
いいですね。
辻田寛明(じーつーさん)
そういう好きとか興味軸に合わせたマッチングっていうのが2つ目であって、
で、3つ目は属性ですね、人としての。
それは例えば僕らぐらいの若め、もう若いっていえないかもしれないけど、若め男性と話したほうがいいって人もいれば、
あるいはちょっと少しお母さんぐらいの歳の女性の方が落ち着くっていう子もいたりする。
であるとか、そういったその人の持つ属性っていうところ。
この3つの軸がまず前提にあって、
その軸がお子さんとかその子の持ってる特性やその子のフェーズによって優先度が変わってくるんですよね。
ひとし
なるほど。
辻田寛明(じーつーさん)
僕らちょうど今、不登校の子たちの、その状態のフェーズみたいのを、いまもう1回捉え直してて、
季節モデルみたいのをいま作ってて。
冬、春、夏、秋みたいのに子どもの状態当てはめるとけっこうわかりやすいんじゃないかみたいのでやってて、
それが例えば冬の状態って他者との関わりに強いハードルがあったりとか、
すごいその何かに参加するっていうのに対して限定的であったり、
なんか体調の不安定さがあったりとかするような子たちっていう状態の子がいたりとか、
で、春であれば安心感が少しずつ芽生えてたりとか、
個別のやりとりとかだんだんとできるようになってきたりとかそういう状態。
挑戦の芽生えが生まれてくるぐらいですよね。
で、そこから夏だと活動が広がってくるみたいな感じで、
なんか具体的な目標とか持てるようになり始めるとか。
あるいはなにか、僕ら夢中カレッジといえばグループの中で何か役割を担うことに対してポジティブになってくるとか。
で、秋であればそことかを踏まえて自分は次こうしていきたいとか、
なんかこれまでのことが成熟していって、なにか新しいフェーズに行き始めるみたいな、
なんかそんな感じで今その季節モデルみたいな感じで組んでるんですよね。
で、そうした時に例えばその冬の状態の子であれば、
やっぱりその子の特性理解がどれぐらい必要かって最初の1つ目の配慮軸と、
あとは3つ目ですね。3つ目の人の属性。
その属性っていうのは、これまでその子が会った、話せた大人ってどんな人だったかっていうのを事前に保護者さんと個別面談で聞かせていただくので、
そこを踏まえてマッチングさせてもらうっていう時に、
やっぱりこれまで出会って話せた大人と同じ属性の人とマッチングしてあげると、
その子として安心感が生まれやすいんですよ。
なのでそういう状態の子であればそこの軸を大事に先生のマッチングをしたりとか、
でも一方で、最初来てくれた時から夏ぐらいの状態の子もいたりするわけですよね。
はるか
そうですね。
辻田寛明(じーつーさん)
「なんか好きなこととかは実はあったりしてね」とか、
それこそ「電車好きなんだけどさ」とか、こうやってコミュニケーションで普通に話せる子とかであれば、
もうそれは電車大好きな、電車の高校を卒業した伴走先生マッチングするぜ、みたいな感じで。
はるか
電車の高校とかある?
辻田寛明(じーつーさん)
そう、僕も初めて聞いたんですけど。
そう、みたいな感じでその軸をその子の状態によって、
ちゃんと保護者さんと面談の中で聞いた状態でマッチングしていくっていうのをやってます。
はるか
なるほど、すごいそんな軸がいっぱいあったとは知らなかったですね。
ひとし
なんかよく好きを見つけようとか伸ばそうってよく聞くけど、
そこまでマッチングこだわってるんだみたいなのはやっぱり言われないとわからないですね。
はるか
確かに。
辻田寛明(じーつーさん)
そうですね。
なんかその好きを伸ばすって全然簡単なことじゃないと思ってて。
はるか
ちょっとその話したいですよ。
子どものメインテーマ。
いきますか、じゃあ。
「夢中になるには」のところで、やっぱりその好きっていうのはキーワードかなって僕も思ってて。
好きとかやりたいってそもそも何なの?とか。
好きのグラデーション
辻田寛明(じーつーさん)
うわー怖いわー。
はるか
もっとそこを伸ばすにはどうしてるのとかっていう話をいっしょに深掘りしたいなって思ってるっていう感じで。
辻田寛明(じーつーさん)
いいっすねー。
これちょっと僕もぜひお二人のお話、聞きたいぐらいなんですけど。
なんかまずその「好きってなんだ」みたいなところからいくと、
これもグラデーションだと思うんですよ。
めっちゃ好きからそこそこ好きみたいのがあるなと思って。
そうそう。なんだろう、僕でいったら「1年前の自分だったら登山そこそこ好きだったけど、今めっちゃ好き」みたいな感じで。
なんかその、好きの中にもグラデーションってあると思うんですけど、
それってどういうことかっていうと、
自分の中で心がすごい多分プラスかマイナスかの時に、
その事象とかそのことに触れてる時にプラス側にガッて触れるもの。
そういう対象になるものが好きであるっていう感じで人間はけっこうあると思うんですよ。
多分そのプラスのなり方も安心型のプラスとかめちゃくちゃ興奮型のプラスとかでけっこう分かれるところあると思う。
はるか
いろいろありますよね。
辻田寛明(じーつーさん)
そうそうそう。その中で、その子としてそこにもっと触れてたいっていうポジティブなWantが生まれてくるようなものとかって、
たぶん好きだといえるとかって、いっこ言えるかなとは思う。
はるか
めっちゃ僕、最後のとこすごい近くて、結局Want toを見つける入り口みたいなもんだなって捉えてるんですよ。
僕たちの、好きっていう言葉を使うのが。
辻田寛明(じーつーさん)
なるほど。
はるか
好奇心みたいなもので、別にその好きを見つけたから一生それが好きとかっていうわけじゃなくて、
全然変わるじゃないですか、好きって。
辻田寛明(じーつーさん)
変わる変わる。
はるか
そのタイミングで見つける好奇心みたいなもので、やりたいを見つける入り口みたいな感じで好きって言葉けっこう使ってて、
やりたいことみたいなの見つかったらけっこう人生の指針みたいなの見えてくるじゃないですか。
いっぱいその好きという入り口を通してやったことを集めて、
自分ってこういうのやってたら幸福なんだなとか、充実感感じるんだなみたいなものを集める、
原体験作りみたいな感じなのかなって思ってて。
辻田寛明(じーつーさん)
いやーもう共感しかなかったっすね、いまのは。
はるか
いや本当ですか?
辻田寛明(じーつーさん)
いや、ほんとにほんとに。本当に同じように思ってます、僕らも。
なので、なんか最初からよくその「やりたいことが見つからないです」っていうふうに、
「どうやったらやりたいことって見つかりますか」っていうふうに保護者さんから言われることもあって、
けっこうその、僕らの教室のその好きをやる、やりたいことをやるってけっこう混同して、
まあ僕らも使っちゃうことあるからあれなんですけど、
あのやっぱ厳密には違うんですよね、「好き」と「やりたい」って。
厳密には包含関係っていうかなんかその、領域が違うというかレイヤーが違うとこだと思ってて、
やりたいを見つける
辻田寛明(じーつーさん)
要するにその好きってその心が触れるとき、そのWant toが生まれるって。
Want toと言うと要はその心がいいなってなったりとか、
これをもっと触れてたいとかそういうものだと思うんですよ。
シンプルに「なんで 『鬼滅の刃』好きなの?」って言ったら、
「なんかおもろいじゃん」みたいな感じで最初始まると思うんですよね。
でもなんかそこを積み重ねていったりとか、
そこの好きを「これは自分が鬼滅の刃好きなんだ」って自己認知が生まれてきたりとか、
あるいはその鬼滅の刃一つとっても、
「は鬼滅の刃の中のあの主人公とかその人々の心情であるとか、
ああいうまっすぐ向かっていける心の芯の強さとかに惹かれるんだ」っていう、
内面に惹かれてる人もいれば、
シンプルにああいうもう戦いの「なんちゃらの型」みたいな、
もうたまんねえぜみたいな子もいたりするっていうときに、
一つのその心の触れ方からだんだんと細分化していくと、
よりそこの中の根源みたいな、僕ら「夢中の種」って呼んでるんですけど、
そういうのが見つかってくるわけですよね。
はるか
夢中の種か。
辻田寛明(じーつーさん)
うん。
ひとし
なるほど。
だからそういう「好き」を引き出して、
それをいっしょに深掘っていくみたいなことを最初にやっていくんですか?
辻田寛明(じーつーさん)
まさにまさに。
そうですそうです。
なので最初は大きなメスとか、
普段やってることとかが入るんですよ。
よくYouTube見るんだとか、鬼滅の刃好きなんだとか。
で、「好きなこと何?やりたいこと何?」って聞くと、
なかなか出てこなくても、
はるか
そうですよね。
辻田寛明(じーつーさん)
なんか、「この1週間やってて楽しいことは何だった?」っていうと、
そういう自分の経験とか実体験ベースの質問とかすると、
「鬼滅の刃、映画見たけど面白かったよ」みたいな話とかしてくれるわけですよね。
ひとし
なるほど。
辻田寛明(じーつーさん)
うん。
で、そういうところから、
じゃあその中でも「あの映画のシーンの中で特に何が面白かったの?」みたいな感じで、
いっしょに話しながらしていくと、
やっぱりその子らしさみたいなところがだんだん見つかってくるんですよ。
はるか
うんうん。
辻田寛明(じーつーさん)
で、そしたらあとは、
じゃあそこがどうやりたいに繋がっていくのかっていうと、
僕らやりたいって、
そこのスキルに対して何か自分がアクションしていった結果として、
なんかだんだんその気持ちが増えてくるものだと思っているので、
でも子どもの中としてはそこの自己認知ってまだ生まれていないことが多いから、
まずは、
「あ、刀の戦いとかめっちゃ好きなんだね」みたいな、
その話で盛り上がったりしてると、
「あ、僕はそこがやっぱり好きだったんだ」って、
その子の納得感が生まれていったりとか、
あるいは、「いや、これじゃないかもしれない」っていうふうになることだったりとか、
で、そういうことの対話であるとかを繰り返す中で、
見えてきたりするんですよ、だんだん。
はるか
なるほどですね。
辻田寛明(じーつーさん)
で、それをちっちゃくていいからやってみる。
例えばじゃあ、鬼滅の刃、刀好きな子だったら、
どの刀が特徴的なのかとか、
絵も好きだったらそこを組み合わせて絵に描いてみたりとかしてったりとか。
はるか
なるほどですね。
そしたら、いま理解したのは、
最初からなんか明確にやりたいことはあるわけじゃないけど、
最初はもう、
1週間、なにが面白かったぐらいからのちっちゃな具体的な問いから始まって、
で、ちっちゃな出来そうなことをまずやってみる、
みたいなことを繰り返していくうちに、
だんだん繋がるところが見えてくる。
絵を描くのが好きで、刀が好きで、
それをいっしょに繋げると、
もうちょっと楽しいことに広がっていったみたいな。
で、どんどんどんどん増えていった先に、
抽象化して、
あなたはこれが、自分はこれが好きなのかもしれない。
だからこれをやっていこうって深まりになっていくのかな、
伴走先生の役割
はるか
みたいなのを理解したんですけど。
辻田寛明(じーつーさん)
さすがまとめ力です。
はるか
いやいや、ありがとうございます。
なんかこう、どんどん夢中の時間が長くなっていったりとか、
アウトプットがクオリティ高くなっていったりとか、
やっぱしていくもんなんですか?
辻田寛明(じーつーさん)
そうですね。
なんかやっぱりそれはその子たちの学年によって、
ほんといろいろだなと思うんですけど。
じゃあ2人ぐらいの事例をお話しすると、
例えばもう1人の子とかだと、
なんか半年ぐらいずっとオリジナルのキャラクターの絵を
紙に描いてた子がいたんですよ、いっしょに。
その子とかが、気づいたら
もう、自分のオリジナルキャラクター集みたいなのが
50個ぐらいできてるんですよ。
はるか
うわー、いいですね。
辻田寛明(じーつーさん)
紙上に。すごいじゃないですか。
はるか
すごい。
辻田寛明(じーつーさん)
そしたらそれを50個できてるし、
これそのまま一旦でも写真でもいいから、
写真に書いてデータ化したら、
これLINEスタンプそのままできそうだね、みたいな。
はるか
なるほど。
辻田寛明(じーつーさん)
そう、話になって、
もうすぐできるんだ、みたいな感じで、
なんかスタンプにしてみてその子喜ぶみたいな。
ひとし
なるほど。
辻田寛明(じーつーさん)
でもそうすると写真に撮った状態だと、
よく僕らがLINEスタンプで使うようなスタンプから
ちょっとクオリティ低いわけですよね。
そうすると、もっといいクオリティ描きたいなってなって、
そこで初めてiPadのデジタルの方で絵を描くことに
チャレンジしだすわけですよ。
みたいな感じで、そしたらそこで頑張って
もう1回描いていって、新しいバージョンで描いて、
本当に自分で作ったイラストで、
今度はLINEスタンプを本当にやって販売してみる、
みたいな感じでステップアップしていく子がいたりとか。
はるか
なるほど。
辻田寛明(じーつーさん)
そう。
はるか
ひとし、経営に似てるね。
ひとし
どの辺?どの辺だったんだ?
はるか
いやいや、スタートアップの経営に似てるなと思った。
経営のことよく分かんないですけど、
僕はここ1,2年会社やってみて、
本当むしゃらに自分のやりたいと思ってたことを
ちっちゃくやってって、
それこそいっぱいキャラクターができてる状態ですよね。
キャラクターが50体できてるのを見て、
初めて「これだったらLINEスタンプできるかもしれない」みたいな。
ひとし
なるほど。繋がる、みたいなね。
はるか
LINEスタンプにするにはもうちょっとデータ化する必要あるなみたいな感じで、
どんどん経営していって、
はじめて人にお役に立てるものができた、みたいな。
ひとし
確かに。
はるか
そんな感覚が、いままでのTeacher Teacherのプロセスに似てる。
ひとし
そうね。
それでいうと、50個のイラストがない状態で
50個イラスト作ってLINEスタンプにしようっていうやりたいは、出てこない?
はるか
出てこない。出てこないけど、
どんどんやれることが増えてて、やりたいことがどんどん
雪だるま式に増えていくみたいなのはすごい。
辻田寛明(じーつーさん)
そうなんですよね。その状態に入ると、
どんどんやってみようとか、
もっとこれもやりたいっていう気持ちがどんどん生まれてくるんですよね。
はるか
いいな。
その状態作って。
ひとし
マジ大事。
はるか
作るのいいな。
辻田寛明(じーつーさん)
それがさっきの「秋」の状態だと僕らは思ってて。
はるか
成熟して。
ひとし
いやその、いまの話で出てきた。
子どもと接する中で、夢中になる時間伸びてるなっていう実感が
伴走先生側がないとちょっと不安になる、みたいな。
先生側の。
はるか
はいはい。ありそう。
ひとし
なにか子どもにこうなってほしいが、
先生側が強くなっちゃって苦しいみたいなものとはどう向き合ってますか?
辻田寛明(じーつーさん)
いやこれですよね。本当に。
はるか
これですよ。
辻田寛明(じーつーさん)
それですよ。
ひとし
押し付けちゃ、いい未来ないっていうのをなんとなく分かるし。
辻田寛明(じーつーさん)
そうですね。
伴走先生たちみんなに聞きたいところなんですけど、これは。
「みんなどう?」って。なんだけど。
一個、さっき話したこの冬春夏秋モデルみたいな
季節モデル作ったのが一個そこで。
実はこれまだ展開してないんですよ。
伴走先生たち。
ひとし
じゃあここで紹介されるんですね。
辻田寛明(じーつーさん)
そうそう。
冬の状態の重要性
辻田寛明(じーつーさん)
これ夢中カレッジ側の研修の中で使おうっていって、いまちょうど作り始めたところで
「これはいい」って言って、いまやってるんですけど、
それにした理由も、いまこの子がいる状態、
みんな伴走先生たちはその子がどういう状態かって観察する力、
傾聴する力の、本当に素敵なものを持ってる人だけを採用しているので、
見る力はあるから逆にその好きが見つかってワクワクしていない状態になって不安になっちゃうっていうのは
やっぱそっち側を見ちゃっていて、そこまでプロセスが見えないからだと思ってるんですよね。
だから、いまこの子は冬の状態に、いまいるんだと。
冬の状態はここをいま大事にしたいからこういう関わりができてればOKなんだっていうのをちゃんと明確に伝えていくこと。
はるか
なるほど。
辻田寛明(じーつーさん)
言い方は変えて僕らもこれまでそれを伝えていて、
最初は心理的安全性っていうのを一番大事にするべきで
ここは好きが見つかってなくても大丈夫ですと。
その子が見てるYouTubeをいっしょにシェアしていっしょに見れるっていう
なにかを共有できた状態にあること自体がこの時期は素晴らしいから、
いまはそれでいいんです、みたいなことを最初に伝えてたりするんですよ。
はるか
めっちゃ大事。
どうしても春夏秋を見て「こうじゃないといけない」って思っちゃいますもんね、周りの大人は。
辻田寛明(じーつーさん)
そう思っちゃう。
でそっちの方がキラキラして見えちゃうんですよ多分。
はるか
見える。
辻田寛明(じーつーさん)
一見。
そう。なんだけどその冬の時期もちゃんとそこでエネルギー蓄えて、
次の春から芽吹くためにめちゃくちゃ人にとって大事な時期で
それぞれが大事なんだと。
別にそこを秋に憧れるものでもなくて
それぞれの今を大事にするっていうのがすごい大事だからって話を
いまは研修の伴走先生たちにするようにはしていて。
ひとし
なるほど。
はるか
めっちゃ大事。
辻田寛明(じーつーさん)
そこを元にコミュニケーションを取っていくっていう感じですね。
ひとし
大事にするものが変わっていくんですね。
辻田寛明(じーつーさん)
そうそうそうそう。そんなイメージです。
ひとし
教師側も。
はるか
じーつーさん。冬ってめっちゃ大事ですよね。
辻田寛明(じーつーさん)
冬、大事っすよ。
大事。
はるか
ほんとなんか熟成みたいな感じで。
辻田寛明(じーつーさん)
そうそうそう。
はるか
僕も本当、悩んだ時期があったからいろんな気づきがバンってあるみたいな。
自分が感じてるんで
それは子どもも冬を経験して春になっていくって思えると、
冬も同じように大事っていうのはそうとう僕の中でいま、キーワードになりそうです。
ありがとうございます。
辻田寛明(じーつーさん)
いえいえいえいえ。
はるか
冬も同じように大事なんだって。
辻田寛明(じーつーさん)
そう同じように大事。
はるか
春を迎えるためのものでもなく。
ひとし
なるほどね。
辻田寛明(じーつーさん)
冬という時期が大事っていう。
冬から春への進化
辻田寛明(じーつーさん)
春のためにあるわけでもなく、冬自体が大事なんだよっていう。
ひとし
そういうことか。
はるか
なんかめっちゃいいわ、これは。支えられそう。
いまたぶん自分が冬の期間に入った時にたぶんじーつーさんが
「冬自体が大事だよ」って言ってくれそう。
じーつーの妖精が。
辻田寛明(じーつーさん)
そうなんですよね。
いやこれそう。人間難しくて、
夏にいる時って勝手にガンガンやれちゃうんですよ、自分で。
はるか
やれちゃう、本当に。
辻田寛明(じーつーさん)
夏祭りとかもね、夏祭り最近行ってないけど
行きたくなっちゃうじゃないですか、夏になったら。
はるか
はい。行きます行きます。
ひとし
本当の夏ですね。
辻田寛明(じーつーさん)
そうそうそう。
ひとし
本当の夏。
ややこしくなる。
辻田寛明(じーつーさん)
ややこしくなる。
ひとし
本当の夏の時期に。
辻田寛明(じーつーさん)
そう活動的になってくるんですよね、夏になると。
でもなんか冬だとけっこう閉じこもりに人間、誰でもなっちゃうと同じように
その時って一人になりやすいように、
たぶんこれ子どもも大人も同じだと思ってて
自分が冬にいる時に「自分が冬にいるんだ」って
分かりにくいんですよ、なんか。
はるか
確かに、自分じゃ自覚できない。
辻田寛明(じーつーさん)
自覚できたとしても「これダメなんじゃないか」って思っちゃったりとか、
はるか
思っちゃう。
辻田寛明(じーつーさん)
そう。だからさっきはるかさんのもとに声かけてくれるみたいな話をしてくれたと思うんですけど、
だからこそ自分一人じゃなくて、そういうふうに声をかけてくれる人とか
なにかしらつながりってのがすごいそこについてくると思うので、
そういう人の存在を周りに作ってあげられるかっていうのは
子どもにとっても大人にとっても大事だよなっていうのはすごい思ってるって感じですね。
ひとし
なるほど。
はるか
いい話だ。
ひとし
いい話。
すげえ。
やっぱ僕、教育分野にいなかったんで
本当オンラインの塾みたいな見え方をすると違いがぜんぜん分かんないですけど、
そういう接し方とか社内のどういう基準で子どもを見るようにしようっていってるとか、
ぜんぜん違いそうですね、団体によって。
辻田寛明(じーつーさん)
たぶん違うと思うし、
確かにこういうプロセスとか背景とかってなかなか伝えられる場所ないから
ポッドキャストってめっちゃいいですね。
はるか
そうですね。ゆっくり話し聞けてよかったです。
あえて逆の立場の話をすると
さっき勉強しない家庭教師ですみたいな話をしてたんですけど、
勉強も必要だと思う場面っていっぱいあるじゃないですか。
たぶんそれはじーつーさんが出てる大学とか聞くと。
東京の某大学って聞くと勉強大事にされてきたんだろうなと思うんですけど、
逆に勉強ぜんぜんせずに好きなことやりたいことを伸ばしてるっていうのは
どういった背景とか思いがあるんですか。
辻田寛明(じーつーさん)
ありがとうございます。
なんで勉強をしてないかっていうと
別に勉強をおろそかにしていいよってことを言いたいわけでもないんですよ。
僕は日本の5教科学習って
学習指導要領とかちゃんと読んだことはある方だったら分かると思うんですけど、
めちゃくちゃ考えられて作られてるし、
ひとし
そうみたいですね。
辻田寛明(じーつーさん)
この5教科の学習をその学年ごとにやっていくことで
すごい発達をしっかりサポートしながら
この社会で生きてく力が実は身につくみたいなのが
けっこういたるところに国数英理社で
散りばめられてるんですよね、実は。
僕すごい大事だと思っている。
そのうえでなんでやってないかというと理由2つあって、
僕、勉強にポジティブに前向きに取り組めるようになる状態って
さっきの季節でいうと春の後半ぐらいから夏秋ぐらいだと思ってるんですよ。
そうした時に、いま日本全体を見た時に
勉強を教えるところってどんどん出てきてるけど、
逆にいって冬から春の前半まではちゃんと丁寧にやってくれるところってあんまない。
からそっち側は大事なところをもっとやろうと思ったのが1つあるのと、
2つ目は、勉強をやってくれるところはたくさんあると。
塾もどんどん出てきてるし、それはそっち側にお任せしようと。
はるか
役割ですね。
辻田寛明(じーつーさん)
そう、役割です。本当に。
そのうえで、いまの時代ってそれこそ夏秋モードになったとしても
社会がどんどん多様化していて
それこそ自分たちがやりたいことであるとか
社会にこうなってほしいってことに対して、僕であるとか、
あとはTeacher Teacher、まさにそうだと思うんですけど、
自分たちでアクションして形に作っていくってこともできれば
あるいは自分は地域の中でローカルに根ざしながら
そこで豊かなものを作っていきたいっていう活動できることもできれば、
本当にいろんな生き方が多様になってくるっていう時に
大事になってくるのは
その中の自分の内側の軸となるものがどうできていくかっていうのが
やっぱ10代後半になってくまでに
自己効力感と好きなことの大切さ
辻田寛明(じーつーさん)
すごい大事になってきてる時代だなと思ってるんですね。
そうした時に、5教科学習のなかで
そういうのが生まれてくることもあるとは思うんですけど
やっぱり社会が多様化しているってことは
教育は社会の知識鏡だと思ってるので
その社会構造をちゃんと反映した形で
いろんな軸を見つけられるようなものがちゃんとあるべきだと。
なった時にその「好き」をいっしょに見つけていくっていうのは
まさに子どもにおいて、そこの軸を作っていくことだと思うので、
なのでそこがもっともっとちゃんとあったほうがいいよなと思って
ここにこだわっているっていうのはあるかなと思います。
はるか
なるほど。
めちゃくちゃわかりやすかった。
まさに僕たちも最初にワクワクタイムっていう好きなことをやってるのも、
自己効力感っていって、
自分はできるんだとか
自分はこういうとこいいとこあるんだとか
なんとかやれるんだって思えると
苦手なことにもチャレンジしようと思えるっていう
子どもたちの姿を何回も見てきたところで、
どうしてもご5教科の学習って100点からの減点主義じゃないですか。
100点という理想の状態があって
できないとこ埋めようとするっていう
マイナスをゼロにしていくみたいな作業だから、
どうしても自信を失いやすいなかで、
好きなこととかって評価とかないし
根拠もなく認めてくれるとか
根拠もなく楽しいみたいな時間があると、
なぜかモチベーション湧いて
苦手なことも頑張っていこうと思えるし。
あと僕、『風呂敷理論』って大好きで。
ひとし
風呂敷理論。
はるか
鉄道好きな子が象徴的なんですけど、
風呂敷イメージすると、
真ん中をつまんで上げたら
真ん中だけじゃなくて周りもふわっと上がってくるじゃないですか。
真ん中が極端に一本だけ上がるっていうよりは、
周りもこうやって山みたいに上がっていくじゃないですか。
そんな感じで好きを突き詰めていくときに
周りのスキルとか思考力とかも自然に上がっていくっていうような話も
『デシ』と『ライアン』さんの内発的動機の研究であって、
本当にまさに無条件に暗記するのが得意な子もいるんだけど、
僕とかまさにそうで勉強、好きだったんだけど。
そういうの苦手で電車が大好きで
電車のまつわる用語とかめっちゃ覚える子とがいるじゃないですか。
そういう子には本当そういった形すごいあうなと思ったりとかして
好き・やりたいを広げ深めていくの、本当に大事だなって思ったり
僕もしてました。
辻田寛明(じーつーさん)
いいですね。風呂敷理論使っていこう、これから。
はるか
風呂敷理論、本当に。
ひとし
いい話。
はるか
質問したいんですけど、
たぶんひとしが締めようとしてる前に。
ひとし
いまもう「ということで」って言おうとしたけど。
はるか
二人の、好きなこととかやりたいことってなんだろうって。
ひとし
僕らってこと?
辻田寛明(じーつーさん)
なるほど。
いいですね。
はるか
入り口の、いま普通にこれが好奇心あってやってみたいくらいのレベルでもいいし、
それらを集めた結果、僕これがやっぱりやりたいことなんですよね
人生で、みたいなのって。
軽く。
辻田寛明(じーつーさん)
めっちゃあるんですよ、僕は。
はるか
めっちゃあるんだ。
さすが夢中教室の伴走先生だ。
辻田寛明(じーつーさん)
それは、趣味レベルのものから本当にこの事業のものまで色々あって、
ひとし
そうですよね。
辻田寛明(じーつーさん)
趣味でいったら、僕はもう絶対に
モンゴルとカナダのアルバータに行って
恐竜の発掘、絶対やりたいとかあるんですけど。
ひとし
へえ。
辻田寛明(じーつーさん)
恐竜大好き。
はるか
まじでマニアックだな。
ひとし
化石が出るんですか?
辻田寛明(じーつーさん)
化石、出るんですよ。モンゴルのゴビ砂漠、
カナダのアルバータはめっちゃ良くて。
夢中を育む方法
辻田寛明(じーつーさん)
こないだ僕の生徒が
カナダのアルバータ行ってきて、恐竜大好きな子が。
化石めっちゃ見てきたよって
すごいレポートしてくれたんですけど、
これは絶対に行こうって、やりたいことが一個増えた。
はるか
へえ~、
恐竜なんだ。
辻田寛明(じーつーさん)
とかもあるし、
でも本当に人生通してこれやりたいな
みたいなときに、だからやりたいこと
いくらあってもいいかなと思ってるんですけど、
恐竜は僕の中で
知的好奇心を満たすゾーン
みたいな感じ。
あとは歴史も大好きだから、
歴史系とかでも知的好奇心を満たしたいゾーン
とかたくさんある、とかなんですけど。
と同時に
僕の中だとやっぱり対社会とかに対して
やっていきたいゾーンもあるんですよね。
ひとし
そうっすよね。
そうっすよね。芽生えますよね。
辻田寛明(じーつーさん)
そうそう。あると、やっぱりいまやってる
僕がこの『ワオフル株式会社』の代表であるので、
「代表がやりたいこと
やってなかったら、なんの代表なんや」みたいな
話になっちゃうんだけど。
はるか
確かに。
辻田寛明(じーつーさん)
でもなんか、僕は一番なにが
やりたいところなんだって一言にギュッと
まとめると、これ僕らの
夢中教室ワオフル株式会社の
ミッションではあるんですけど、
「つながりのリデザイン」っていうところが
めちゃくちゃど真ん中に来る言葉なんですよ、
僕って。
はるか
リデザイン。
ひとし
デザインし直す。
辻田寛明(じーつーさん)
デザインし直す。
それは、いまっていろんな人の生きづらさであるとか
ワクワクできなさって、
いろんなその
つながりが希薄化してることにけっこう
起源してるところって大きいなと思ってて、
それは学校教育のなかでも
先生が忙しくてなかなか
一人一人向き合えなかったりとか、
学校が社会なかなか開く余裕が
いまないから、その子どもたちが
家と学校ぐらいしかコミュニティが
どんどんできなくなっちゃってるとか、
あるいは大人もそうだと思うんですよね。
どんどんつながりっていうのが少なくなってる
人の方が比較的多いかなと思ってたときに、
僕はやっぱり
ウェルビーイングというか、豊かに生きていくうえでの
人とのつながりってすごいたくさん大事だと思ってて、
それが多い少ないが
価値っていうわけではなくて、
それがたぶん、濃いとか濃い物とか
そういった別のものだと思うんですけど、
そこの本当に良いつながりがあったときに
自分がわくわくするものと
出会えたりとか、そこに取り組んでいけたりとか、
なにか実現できていけたり
そういうのにつながってくるものだと思うので、
そういう意味で
人とのつながりが新しく生まれたり
そこからなにかが生まれていく
っていうことが起こってくのは
僕はすごい好きなんですよね。
はるか
まさにめっちゃやりたいことやってるじゃないですか。
辻田寛明(じーつーさん)
そう。だから
伴走先生と子どもたちが出会って
うちでカレッジに来て新しい
同世代の子と出会って、
自分らしく新しいところに向かってくって
そこが生まれていくのがすごい僕は
好きだなっていうのが
ここ最近、言葉として整理できて。
はるか
面白い。
今日はもう無理かもしれないですけど、
今度どうやってその抽象的な
やりたいを見つけたかの
自己分析の過程を聞きたいです。
辻田寛明(じーつーさん)
なるほど。
はるか
僕も相当それ、やり込んだんで。
辻田寛明(じーつーさん)
めっちゃ語りたい。 僕も聞きたい、それは。
はるか
また今度
3時くらいまで飲みながらやりましょう、
番外編で。
ひとし
なんかいま、
じーつーさんの聞いて綺麗に
締まりそうやけど。
はるか
いやいや、ひとしもちゃんと。ぜひお願いします、もちろん。
ひとし
しかも僕、
趣味レベルのやつ
思いついたの言っていいですか?
入り口のやつとりあえず
言ってみますね。
最近、数学を教える機会が
何回かあって。
はるか
中学生の生徒さんに。
ひとし
学生さんにですね。たまにその
Teacher Teacherコミュニティ内で
質問が飛んでくるんですよ。
この問題がなんでこの回答になるのか
わかりません、みたいな。
それを解説するのが
めっちゃ好きで。
普通にめっちゃわかるし
それ理解してくれたら嬉しいし
数学の
勉強をめっちゃしたい。
はるか
めっちゃいいやんけ。
辻田寛明(じーつーさん)
解説が好きなんですか?
ひとしさんは。
数学ってロジックで
綺麗に解かれていく気持ちよさ
みたいなのもあるじゃないですか。
どこ伝えたいところなんだろう。どんな感じなんですか?
ひとし
はい。
細分化されてますね。
辻田寛明(じーつーさん)
自然とやっちゃった。
ひとし
一つは、
多分ここで
わかんないっていうポイントここだろう
みたいなのが理解できて、
こういうふうに考えたら
こういう回答になるんですよっていうのが、
多分この
わからないポイントここだろうなっていうのがわかって
その力になれてる感じが
嬉しいっていうのはあります。
辻田寛明(じーつーさん)
確かにな。
国語とか英語、英語は少しあるかもだけど
なんかここがこうだからこうだよね
って一番ロジカルにパーンって出るのって
数学っすもんね。
ひとし
そこがロジカルに
わかるのも嬉しいし、
説明できるのも嬉しい。
辻田寛明(じーつーさん)
へー、そうなんですね。
面白い。
はるか
だってあの時、そうとう
ひとしと俺、バタバタ忙しい時期
やったんですけど、
中学生の問題の質問が
来た時に一瞬で回答しとったから
よっぽど好きなんやろな。
ひとし
しかも
これ手書きで写真撮った方がいいか
ネットのスクショした方がいいかと
考えながら、
伝え方を調整しながら。
辻田寛明(じーつーさん)
面白い。
ひとし
あれは夢中でした。
はるか
急に優先順位第1位に来とったもんね。
やっぱ楽しいよね。
ひとし
あの辺、数学
勉強し直したり
教えたりするのでいいなって思うのが一個と。
あと
ポケポケ好きみたいな話が
あったんですけど、
ポケポケっていうのは
ポケモンのカードゲームを
アプリでできるもので、
数学の楽しさ
ひとし
僕、ぜんぜん興味なかったんですけど、
学生に教えられて
やってみたらハマったっていう
やつなんですよ。
はるか
ちゃんとハマってたね。
ひとし
ちゃんとハマってますね。
はるか
ちゃんとハマって寝れんくなってたからね。
ひとし
それはいわんで。
はるか
俺が一生懸命Teacher Teacherで
スマホとの付き合い方とかゲームの付き合い方っていってんのに。
ひとし
いわんで?
はるか
ひとし夜中までポケポケしてたっていう。
辻田寛明(じーつーさん)
最高だな。
ひとし
ゲーム依存してること、いわんで?
で、それを
友達に話してたら、
友達がリアルのポケモンのカード
貸してくれたんですよ。
カードゲームなんで。
それがいま
家に2つデッキがあるので、
それで
ポケモンカードゲームの経験
ひとし
子どもたちと大会に出に行こうかな、みたいな。
はるか
えー、そこまで。
ひとし
たぶん子どもが
集まると思うんよ。
近所のモールとかでやってるらしいんですけど
そこで優勝しに行くのが
やりたいこと。
はるか
ずっと言ってるね、
ポケモンカード大会、ベイブレード大会したいって。
ひとし
そういうの面白いよね。
はるか
いいね。
そういうのいいね。
ひとし
きれいにじーつーさんがいい話したのに
引き戻してしまった。
はるか
いい感じでしたよ。
辻田寛明(じーつーさん)
これもいい話。
尊い。
ひとし
おっきい、
抽象度高い社会に向けた話みたいなのを
まとまってないんで
どっかでまた話したいなと思いつつ。
一旦いまあるのを
いいですか。
はるかともちょいちょい話してきたりして
文脈とかもすっ飛ばして話すと、
いま
僕の中でキーワードになってるのが
「楽しむって楽しい」なんですよ。
辻田寛明(じーつーさん)
おー。
ひとし
楽しむって
楽しくないすか?っていうていうのが
けっこうテーマで、
けっこうTeacher Teacherで発信してる
内容とか聞いてると、
割となんでも楽しむっていう力さえあれば
なんでも楽しいことにできちゃうな
っていうのを感じてて、
それが僕にも
自分にも足りないことなんで
身につけて
この1,2年けっこう身についてるなと思って
もっともっと身につけていきたいし、
そういう楽しむ力をみんなに
手に入れてもらえるような
ことをしていきたいな
っていうのがありますね。
はるか
めちゃくちゃいいやん。
ひとし
マジ?よかった?
辻田寛明(じーつーさん)
めっちゃいい。
はるか
楽しむって楽しい。
違うんだよね。
ひとし
そう、楽しむと楽しいがちょっと違って、
楽しくないことでも
楽しむ力さえあれば楽しくなるっていう、
これを
なんかテーマにちょっと生きていこうかな
と数ヶ月ぐらい
これで生きていこうかなと思ってます。
辻田寛明(じーつーさん)
あー、めっちゃ素敵。
ひとし
これはもう、はるかもいっとく?
はるか
終わり一瞬で終わると、
俺もいっぱいあるんだけど
無責任に応援するの大好きなんですよ。
ひとしの楽しむって楽しい
頑張れーだし、
じーつーさんの
リデザインも頑張れーだし。
無責任に応援するの大好きなんで
いま満たされてます。
またゆっくりしましょう、この
どうやって自分の好き
どうして好きを見つけることができたかっていうのを、
また飲みながらでも
しゃべってそれを番外編でも
流せたら嬉しいです。
辻田寛明(じーつーさん)
ぜひぜひです。
楽しみ。
はるか
最後の最後に
はるかさんがスポンサーになってくれた
思いみたいなの聞いてもいいですか?
辻田寛明(じーつーさん)
確かに。
確かにこの場だからこそ伝えられる
みたいなのあるから。
いやそうですね、
Teacher Teacherのスポンサーですね、
なったかでいうと、
はるかさんと出会って
最初いっしょに飲んだ時から
「この方もうめっちゃ素敵やん」
っていうふうに
シンプルにもう、そこ。
僕けっこう人を信頼したら
その人がやってることを信頼するぜ
ってタイプだから
っていうところから入ったし、
実際にそれでTeacher Teacher
ポッドキャスト聞き始めて
めちゃくちゃ自分の授業の勉強になるじゃん、これ
って思いながら聞くようになり、
そのうえで
コンコンとかもさらに始めて
僕らもそういう経済的なところとか
いつかやりたいっていうふうに
思っていながらできていなかったことを
もうやり始めてるみたいな、
めちゃくちゃこれ勇気いることじゃん
っていうところを進まれてるっていうのは、
僕らとしても
同じ領域でいっしょに
手を合わせていく仲間としてやれたら
嬉しいなと思ったし、
それこそ応援できないかなっていうのを
思って
話をいただいて
自分たちがまだできるところとか小っちゃいんだけど
ぜひスポとンサーしてっていうところで
させていただいてるっていうところになって。
はるか
ありがとうございます。
辻田寛明(じーつーさん)
本当に素敵なので。
はるか
一貫してずっとじーつーさんは
本当に良いものを目指していきたいって
ずっと言ってくれていて、
スポンサーとしてまでお世話になって
夢中な状態の創出
はるか
本当に感謝してます。
ひとし
ありがとうございます。
辻田寛明(じーつーさん)
いっしょに作っていきましょう、これからも。
ひとし
また領域も当時は多分
メタバースとかもまだ夢中教室さん
やってない時で、
徐々にやってる領域も近づいてきてるので
いっしょにできることが増えそうだと。
辻田寛明(じーつーさん)
本当ですね。
それこそメタバース上での
教育とか子どもへの関わり方とか
スタッフさんがどうやってたらいいかとかも
めちゃくちゃ語りたい領域ではあるので、
また。
大学とも共同研究して
だいぶ見えてるところもあるので。
はるか
その話は
SELっていう
共同研究してるけど、そこは
ポッドキャストでお話されてますもんね。
辻田寛明(じーつーさん)
夢中教室のポッドキャストでも話したりしてるので。
はるか
どんな研究をしてるか
『100人100通りの子育てを
応援する夢中教室ラジオ』さんですね。
辻田寛明(じーつーさん)
ありがとうございます。
ひとし
あと自治体さんとの
取り組みとかもまた
ゆっくり聞きたいんですけど。
はるか
いっぱいできることがありすぎて。
なんか、コンコンは
伴走先生がいて一人一人に伴走
する先生がいるわけじゃないけど、
場を提供してみんなで
学び合ってるっていうような場所なんですけど、
ぜひ伴走先生にも
コンコンに遊びに来てほしいなって思いました。
伴走先生~。
ボランティアとして
遊びに来てくださーい。
辻田寛明(じーつーさん)
ぜひぜひ。
行きましょう、みんなで。伴走先生たち。
はるか
やった。
ひとし
ありがとうございます、
という感じで
ようやくゲスト出ていただけました
じーつーさんでした。ありがとうございました。
辻田寛明(じーつーさん)
ありがとうございました。めちゃめちゃ楽しかったです。
ひとし
よかった、ほんと
1年間ずっといつ出てもらおうかってなって。
はるか
確かにね。
ひとし
ようやく。
はるか
ありがとうございました。
ひとし
リスナーさんも最後まで
お聞きいただきありがとうございました。
ぜひ、じーつーさんの
夢中教室さんのポッドキャストとか
サイトとか、興味ある方
見てみてください。
辻田寛明(じーつーさん)
ぜひぜひ、お待ちしてます。
はるか
では、また。
54:52

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