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はるか
はい、補足で音源を入れております。今回、この音源を流した後に、Teacher Teacher村の皆さんにご意見をいただいて、
すごく学びが深いことがあったので、補足で音源を入れております。 今回のテーマが、「子どもが生まれてからの価値観の変化」というテーマでお話をしているものの、
僕とひとしが男性であるということから、男性の立場でしか、男性の視点でしかお話をしていないということを前提にお聞きいただけたらと思っています。
今回、Teacher Teacher村の皆さんといろいろお話しして気づいたことは、男性と女性にはやっぱり大きな違いがあって、
子育てするうえで一番大きな違いというのは、実際に肉体的・精神的に出産するうえで負荷がかかるというのは、大きく違うところかなと思っています。
そこについて視点がないまま、子どもが生まれてからの価値観の変化という大きなテーマでお話をしているので、かなり女性から見えた景色が違うのではないかということに気づきました。
ちょっとポジティブな側面だけ拾っている部分があるのは、そこから学んだことも最後にお話をしたいと思っておりますので、ぜひ最後まで聞いていただけると嬉しいです。
ひとし
そうですね。
はるか
はい、ではお聞きください。
ひとし
子どもがね、やっぱり生まれると、そりゃあ生き方とか価値観に変化あるよねと、リアルタイムで思っているところもあって。
はるか
それが伝わるね。
ひとし
うん。
はるか
仕事に対する考え方、やっぱ変わる?
ひとし
変わるね。
はるか
うんうん。
ひとし
という、なんかその辺を今回も事前にいただいているコメントもあるし、チャットで皆さんも意見を言っていただきながら、子育てが始まったあとの、どんなふうに変化があるのかとか、どうやったらハッピーに生きれるんだみたいなのを考えれたらなという回やね。
はるか
めっちゃ考えたいこれ。めちゃくちゃ前のめり。
ひとし
はるかがそれを考えたいのは、なんでなん?
はるか
いやもう俺の中でけっこう価値観の中の最優先が、家庭を築くっていうのが。
ひとし
はいはいはい。
はるか
自分の中での幸せの形がそうだから。だけど今の自分の生活の中で、ここに今んとこ奥さんと子どもが入ったらどうなるのかっていうのが全く想像つかない。
ひとし
うん。
はるか
だからどう、どんな感覚なんだろうっていうのと、ひとしが明らかに表情とか考え方がアップデートされてるのを間近で見てるからさ。
ひとし
変わったんかな?
はるか
子どもができてぜんぜん違う、やっぱ。
ひとし
マジで?
はるか
一番近くで見てて表情がぜんぜん違う。
ひとし
それは気になるな、逆に。
はるか
マジで違うよ。表情も違うし、なんか出てくる言葉もやっぱ違ってる感じがするから。
どう価値観が変わっていくのかっていうのは知っておきたいし、もう本当、興味が止まらないっていう感じ。
なんかこの『樋口聖典』さんの言ってる「仕事が全部どうでもよくなる感覚と、ぶっ倒れるまで命を燃やし尽くして仕事したい」っていう感覚が共存してる感じも、
ひとし
うん。
はるか
なんか想像はできるけど、あんまり実感も伴ってなさすぎるって感じかも。
ひとし
確かにね。
はるか
うん。
ひとし
確かに。
はるか
だからみなさんがどんなふうに価値観が変わって、それをどう捉えてるのかっていうのを聞いてみたい。
ひとし
確かに。
はるか
なんかいま本当にZ世代の方々の話を聞いてると、損得で考えるとけっこうデメリット・損が大きい。
自分の時間なくなるし。
ひとし
うん。そうね。
はるか
なんかそのね、我慢せないといけないことも多くなるけん、子どもは欲しくないですみたいなことを言う人が多いなかで、
ひとし
うん。
はるか
みなさんはどう考えてるのかなっていうのはちょっと聞いてみたい。
ひとし
確かに。
俺まずざっくり言うと、
はるか
うんうんうんうん。
ひとし
「あ、そうそう、それが幸せだったんや」っていうのをめっちゃ思い出すっていう感じ。
はるか
えー!めちゃくちゃいいやん。なんそれ。
ひとし
マジで幼少期とか高校ぐらいまで、全力で自分がおもろいと思うバスケして楽しいとか、
はるか
うんうんうん。
ひとし
勉強して楽しいみたいな、あんま他者のこと関係なく、いま生きてて楽しいみたいな感覚を感じてもらいたいと思うやん、子どもにね。
はるか
うん。
ひとし
だし、それをいっしょに感じるのが楽しいみたいな感じになって、
はるか
うん。
ひとし
子どもがおらん時はやっぱ、常に将来のための投資、将来に結果を出すための今、みたいな感覚がやっぱどうしても資本主義社会で頑張ろうとする思考にはマッチするやん。
はるか
うん。
ひとし
将来のための今。売り上げ作る、結果出す、みたいな。
はるか
うんうんうん。
ひとし
だからなんか、そういう楽しさにちょっと溺れちゃってたんだなっていうのを自覚した、みたいな。
はるか
なんか言ってたもんね前。その、家庭で過ごす時間を増やすと、
ひとし
うん。
はるか
こう社会のすごい早い、
ひとし
うん、変化に。
はるか
変化についていけん感覚があるみたいな。
ひとし
あるよね。
はるか
具体的にいうと、ポッドキャスト業界の話が、
ひとし
わからんくなっていく。
はるか
なんか置いていかれる感覚があるみたいな話はしとったね。
ひとし
「なんかの業界の最前線で頑張ろう」みたいなする気持ちもあるのに、
はるか
うん。
ひとし
「いや、そうじゃなくても幸せだよね」っていう自分が明らかに出てきちゃってて、困る。
はるか
うーん。
ひとし
なんかいままではそうじゃない自分、あんまなくて、
まあ余暇も楽しめたらいいよね、ぐらいの生き方をしとって、
はるか
うん。
ひとし
ほぼ一個の目指したいことに全力やったけど、
それが変わってきたときにちょっとびっくりしたっていうのはあったね。
はるか
なんかもともとだって、休みの日もぜんぜん厭わず仕事して、
それが楽しいみたいな感覚やったやん、ひとしって。
ひとし
そうやね。仕事っていうかなんか、自分のやりたいと思うことに全リソースをかけるみたいなのが当たり前になってたっていうのは。
はるか
当たり前かも。
ひとし
大学生の時はダンスやったし、ポッドキャストとかやったけど、
それが明らかに変わったなっていう感じ。
はるか
まじか。
でも最近さ、俺休みの日がもう、Teacher Teacherの活動につながること以外はもう全くモチベーションわかなくなってる。
ひとし
あ、やってんね。
はるか
危ないよね。やけん、もう。
でも楽しくてよ、焦ってるとか全くなくて。
ひとし
わかるわかるわかるわかる。
はるか
そう、だからもうぜったい本読みに行くとか、でそれもTeacher Teacherにつながる本しか読まないみたいな感じになってるし、
でその、山登るとかもう全部それ。その仕事のリフレッシュのために登るみたいな。
ひとし
とかね。
わかる。その上位目的があくまで結果を出すみたいな。
はるか
そう、成長でしかない。
ひとし
みたいなのが、いや「最終目的は家族で平穏に過ごす」とか、
子どもの時みたいな、こんだけ「周りと比較せず自分の楽しみ見つける」とか、
そういうのが幸せじゃね?みたいなのが、本当に出てくるっていう感じが。
はるか
そうなんや。
ひとし
ただほんと土日にピクニックするのがマジで楽しい、みたいな。
はるか
あー。
ひとし
で、子どもの成長が楽しいみたいな。
はるか
うんうんうんうん。
ひとし
なるっていう。
はるか
それが仕事のモチベーションにどう左右する?
もうじゃあ「仕事頑張らんで、こういう時間いっぱい増やそう」ってなんのか、
それとも「いや、頑張るぜ」ってなんのか、みたいな。
ひとし
あー。
いや、俺の場合は、いまあれやけね。
Teacher Teacherとかでやっていることに関しては、より意義を感じる。
はるか
なるほどそっか、繋がってるしね。
ひとし
っていうのはある。
やけん、樋口さんの言ってることは、そこはちょっと違うかもしれんけど、
仕事はあくまで仕事で、自分の家族とか自分が楽しいこと大事だよねってめっちゃ思ってるっていうのがあるけど、
自分の仕事も、誰かのそういうことに直結してるんだなと思うと楽しいしめっちゃやろうってなるっていう感じ。
っていう感じやね、近況でいうとそんなところです。
はるか
いやもうあんだけ仕事にと自己成長に費やしとったひとしが、
なんかほんと価値観変わってるんだろうなって。
ひとし
変わってるのかな、やっぱ。変わってそうやけど、でもマジで。
でも、なんかそこのバリバリ成長とか最前線で頑張るみたいなのについていけん悔しさもある。
はるか
あーなるほどね、その葛藤も。
ひとし
そう、同時にあるけど、
はるか
あるんだ。
ひとし
なんか今まではそういう悔しさも、
自分が最前線に行けない悔しさとかも努力で乗り越えようとしたりさ、
なんとか食らいついていくぞみたいなエネルギーの出し方だったけど、
もういまはなんか、そっちの道じゃない道もあるんだよな、みたいな感じになるっていう。
はるか
それが全てじゃなくて、こうやって家庭で過ごす時間にも幸せあるから、
こっちも大事にしたいってなって。
ひとし
まあでもね、とはいえね、冷静に考えると別に時間配分次第で、
何かの領域の最前線で頑張るみたいなことは別にできるんやけどね、たぶん。
でもなんか俺が0か100で、
自分の目指す領域、全ベットみたいなことでしか生きてなかったっていうことでよって変化を感じてる。
はるか
ちょっとそれは、
俺ほんと正直想像もできん
ことになってしまってるから。
ひとし
ことになってしまって。
はるか
ことになってしまってるから。
まじでほんと、『結婚できない男』みたいなドラマ見たら、
まじで気持ちわかるんよ、『阿部寛』が。
ひとし
どういうところ?
はるか
もう一人の、めちゃくちゃ完結しちゃってるから。生活が。
ここにどう、なんか家庭が入ってくるかもう全く想像できない状況になってるけん。
ひとし
なるほどね。
はるか
これをほんと、いまのうちに皆さんの子育てしてから変わった考え方とか価値観について
話聞いておきたいなってのがめっちゃある。
ひとし
いまもう、チャット欄でもいろいろ言ってくれていますが、
紹介していきましょうか。
事前にいただいてるのもあるし、チャット欄でもあって、
ちょっとチャット欄から先に読むと、
『はやぶさ』さんが「自分が主人公のアドベンチャーゲームから、
自分を含むリソース配分を考えるシミュレーションゲームに変わった感じ。」
なるほど。
はるか
チーム戦になるのか。
ひとし
確かに。
ポケモンやってたけど実は、
子ども生まれたら、何に変わったっていうのが適切なんだろう。
はるか
シミュレーションゲーム。
ひとし
シミュレーションゲーム。
わかる。
自分もあくまで一部というか。
はるか
えー。
ひとし
『さちえ』さん。「個人差はありますが、脳の発達から考えると、
大脳新皮質がしっかりと抑制しコントロールできるようになるのは、平均で女性が25歳、男性が27歳くらいだと言われている。」
はるか
うん。
ひとし
「というこの辺の話と結婚・子育ての感覚とか関係あるのかなと思ったり。」
はるか
なるほど。
ひとし
あー。
はるか
そっかー。
より理性的になっていくのかな。
ひとし
うん。
はるか
紹介しますか、じゃあ。
ひとし
紹介しましょうか、事前にいただいてるものも。
ただ事前にいただいてる質問がね、俺がめっちゃフランクに、
「子育てが始まって変わったこと」みたいな感じで募集してしまって、
もしかしたらもっと言いたいことあったって方もいるかもしれないですけど、
そういう方はぜひまた、お便りかなにかに送ってください。
はるか
そうね、みなさんの、2人で深掘っていきましょう。
ひとし
紹介していきますね。
『ちまちま』さんですね、ありがとうございます。
「自分のことをどれも後回しにするというライフスタイルに変わってしまいました。
そのおかげで何が好きなのか、何がしたいのか、何が食べたいのかなどなどを見失って、
いざ選べるときにも何も浮かばないということがあります。
今はそれを取り戻しにいってます。
逆に、自分だけでは知れなかった世界を見たり、
全く考えることがなかったことについて考えることができて、
とても忙しい楽しいライフスタイルになりました。」
だからまぁ、楽しいってことですね。
はるか
これはさ、これはさ、
自分、いやめちゃくちゃ愛だなって思うんよね。
自分よりも子どもを中心にした生活をしたことによって、
自分が何が好きだったかわからなくなっていくっていうのは、
自分よりも大事な人ができる、みたいな感覚なのかなって想像するんよ。
確かにちょっとわかる、その感覚は。
で、それはひとしが子どもをできてみて、
それはどういう感情なの?
それはハッピーな感情なの?
ひとし
ハッピーハッピー、全然。
てか、俺的にはなんか人間としてのハッピーに近づいてるなって感覚がやっぱあるんよね。
はるか
やばい、どういうこと?
ひとし
それのほうが。
はるか
どういうこと?ちょっと待って。
子ども、自分よりもこの子に
もう全てを注ぐみたいな感覚が
ハッピーに近づいていってるって感覚なの?
ひとし
全てを注ぐじゃないけど、
なんかね、別にそこに
自分の時間とお金とかリソースを割くことが別に
なんかマイナスになるとは思わないっていう感じ。
はるか
いまコメントで、はやぶささんも
「ケアすることで幸福感を得るんだよね」って。
ひとし
そうなんよね。
はるか
まじで愛情やんね。
ひとし
愛情やね。
はるか
無条件に、自分よりも
自分を忘れてその子に注ぐ、みたいな感覚か。
ひとし
感覚。
まあでもね、俺がその4ヶ月とか5ヶ月の息子っていうのが
また、今リスナーさんとはまた違う感覚かもしれんけどね。
たぶん、「ひとしさんその時期は
ほんとただ可愛いってだけですよ」っていう感じかもしれん。
なんかもっと大変だけど時間使ってるみたいな状態が
もっとね、年齢上がるとあるかもしれん。
俺はもう、「可愛い可愛い~」やからね、今。
はるか
「子どもの可愛さなんて右肩上がりですからね」って。
ひとし
そうなんだ安心した。
右肩上がりなんだ。
はるか
でもほんといろんな環境によってそう思えないっていうことも、もちろんあるだろうし
それがね、良くないわけでもないっていうのも前提としてあるんだろうけど。
ひとし
確かにね、それがね可愛いと思えないっていうのが悪いみたいな。
はるか
そういうのが悪ってわけではなくて。
ひとし
そういうのもあるもんね。
はるか
でも俺この文章から考えたいと思ったのは
結局皆さん共通していまのとこね、
あのコメントとこの方の文章を見て思ったのが
自分、忘れちゃってたって。
だけどこれからは自分の好きなこととかも探求していきたいとか
いうことであったりとか自分を取り戻したいと思ってますとか
だから結局、子どもだけがハッピーであるっていうのは
バランス的に傾いてる状態だから
意識的に自分のことを優先するみたいなのも
結局必要になってくるんだろうなっていうのを感じるんよね。
いろんな親御さんと話を聞いてるなかでも
子どもにぜんぶ注ぎすぎて
自分を忘れて自分がけっこう疲弊しちゃってますみたいなのは
特別編で話した俺の話にもちょっと繋がるのかなと思ってて。
だから自分がとにかく幸せだと思う瞬間も
意識的に仕組みとして組み込むということも
探求したいなと思ったんだけど。
それぐらいのパワーがあるんだと思った。
自分を忘れて全部やっちゃうみたいなぐらいの感覚になるからこそ
これから子育てするかもしれない自分は、あえてそうなるけど
親も自分たちの幸せを必ず感じられるような…なんか。
ひとし
そうやね。なんかこれはさすがに自分ストレスかかりすぎなんじゃね?みたいな
アラートはあってもいいかもしれんね。
さすがに1日のうち子どもにイライラしてる時間が半分以上あるぞ、みたいな。
そういうアラートは敏感になってもいいかもしれない。
はるか
なるほどね。たしかにたしかに。