はるかの教師時代

今日は番外編というかたちで、いろいろ教育のこと・子育てのことを話したんだけど、
俺ら何者なんだっていうのが全く分かってない状態だと思う。

確かに、本当そうよね。

俺はいいんですよ、まあまあ。
でも、はるかのことを深掘りする回を番外編としてやってみようかなという試みです。

たしかにね。誰が何をしようか分かってないもんね。

分かってないよね。

大事かもしれない、これはやっぱり。

そうね。いま4月19日なんだけどさ、もう海外、行くよね?

もうあと3日後やね。

もうやね、本当に3日後か。

もうよ、本当にもう。

先生も辞めるってことだよね、だから。

先生は辞めた。

辞めたんよね。

辞めた。

俺はね、なんとなく知っとうこともあるし、まだ聞いてないこともあるやろうけど、
はるかが、なんで辞めて世界に行くのかみたいな、今日は話していこうかなという回です。

ありがとうございます。

これからの冒頭の世界を回る先生っていうのは、元先生に変えるかもしれないよね。

そうね。いやいや、まあいいやん。先生でおらせてよ。

いや、まあいいか。先生であることは変わりなかったら。

先生は続けていくつもりやけんね。

でさ、じゃあ、さっそく言うけど、教師になったのは何年前なんかね。

教師になったのはちょうど5年前。

5年前か。

だから5年間は、先生をやってきたんよね。

そっかそっか。それは小学校の何年生の担任をやってきた?

4、5、6。3年間持ち上がって、そのあと、ちっちゃい2年生と幸せに暮らして、最後5年生で涙のお別れをしてきた。

なるほどね。

もう最高よ、この仕事。

すごい思い出に残ってるエピソードをさ、2、3個教えてよ。

エピソードね。
いやまず、全クラス、クラス半分以上、大号泣でお別れしてきたね。

え?この前ってこと?

この間もそうだし、2年生ももちろん、今までのクラスとは盛大にお別れをしてきて。

毎年か。

それぐらい本当、子どもたちと信頼関係を築いたし、仲良くなってきて。
6年生とかやったら、しくしく泣くんよ。しくしく泣いて、なんか「先生お別れ寂しいです」とか、「また会いましょう」とか言うけどさ、やっぱ2年生の時が、くらった。

え、なに、どういうの?

もうね、「うわー!」って赤ちゃんみたいに泣くと。

え?かわいい。かわいいね。

もうねびっくりして、「うわー!」ってみんな叫んで叫んでさ。
もう本当に心ぽっかり穴が空いたけどね。

へー。

まぁいま、元気にやっとうみたいでよかったけど。

人気者やね、それ。
大学院での研究

いやいやいや。

はるか先生はやっぱ結構、人気者なほうなんじゃない?

人気者っていうかやっぱりさ、こっちがもう若くして全力やけん。やっぱその想いは伝わっとったと思う。

なるほどね。

別になんかできたわけじゃないけどさ、本気度は多分一番やったと思う。

バク転できるしね。

そうそう、バク転もよく披露しとった。

でさ、先生として働きながらさ、大学院にも通ってたやん。

うん。

それは何を勉強してたん?大学院では。

大学院には、そうそう土日で通っとったんよ。もう。

あーそうなんね。

平日は仕事して、土日はオンラインで大学院へ通うってことをしとったんやけど。

激しいね。

激しかった。何をしたかっていうと、理科。

へー。

理科の教育っていうのを通して、子どもの人間性をどう育てていくかみたいなものをしてたんよ。

それはなんで理科を選んだん?

理科はご縁。

うーん。

っていうのと理科が一番子どもがワクワクするし、俺も楽しくできたけん。
理科っていう学問を通して子どもをどう育てていくかっていうことに関しては、1回しっかり、これを突き詰めるのをしたいなと思った。

あれか、理科って実験だったり、実生活で子どもがワクワクするようなのが理科ってイメージ?

そうそうそう。自然の法則とかを見つけてさ。

そっかそっか。

自分で、物作ったりとか、もっと知りたいって探求したりとか。

うん。

子どもがキラキラするけんさ。

それはさ、5年間教師時代があったうちの、いつから通い始めたんっけ?

4年目からやけん。

うーん。じゃあ4年目と5年目で。

そうそうそうそう。1年間通って。

へー。
実際さ、研究の成果としてはどんなものができたん?

研究の成果としては、いったら何をしたかったかっていうと、子どもが自分で問題を作って、自分で探求をするってことをしたかったんよ。

うーん。主体的に。

先生が「はい、これしなさい」じゃなくて、子どもが自分で「これしたいです」って言って、「これを一生懸命調べます」っていうことは、口で言うのは簡単なんやけど、実は結構それって難しいんよ。

うーん。

だって、35人おったら35通りの問題ができるんやけん。

絶対ね、一律で勉強を教えたほうが楽やもんね。

そう、楽っちゃ。楽、ほんとに。

うーん。

だけど、それだったら子どもが面白そうじゃなかったけん、自分で作った問題を自分でさせたいなっていうふうに思って、最後にね。研究としては、子どもたちが自分で問題を作って、成果を出せたっていうのが。

へー。理科の分野でってことか。

そう、理科の分野でね。

へー、なるほどね。
大学院の成果

そのさ、5年間教師になって教育現場にいた中で、なんかこれじゃダメだなみたいな思ったから、大学院に通い始めたのかね。

そうそうそうそう。大学院で、最初はね、学校を変えたいと思ったんよ。

おー、いいやん、素敵やん。

うん、学校現場を変えてやろうっていう意気込みで、どうやったら変えれるかなって思ったら、論文やなと思ったんよ。

うーん。

1人の教師が叫んでも変わらんけど
めちゃくちゃいい論文書いて、それがなんかめっちゃ取り上げられたら、一気に変わるのかなと思って。

はいはいはい。

そうそう、論文書くのを学ぼうって思ったんよね。

うん。

それで、大学院には通い始めた。

うーん。実際にちょっとは教育現場を変えれる感じだった?

うーんとね、全然変わらんやった。

変わらんやったか。
でも論文もさ、最優秀賞みたいなのをね、取ってたよね。

そう、論文も、最優秀賞はその時なかったんやけど、入賞はして、取り上げられたけんさ、なんか変わるんかなとか、現場に反映されるんかなとかって思ったけど、何も変わらんやった。

何も変わらんやったか。

何も変わらんやった。

あー、そこで現実を見たわけね。

うん。っていうか、論文バンって出て変わったみたいな事例も、言われてみればなかったし、でも論文って自分のためにもなったんよね。

いやー、絶対そうよね。

そうそう、子どもたちをどんどん笑顔にできるようになってきたけん、どんどん突き進んでやっていけば、俺は楽しくできたんやけど。学校の外を見渡したときに、まだまだ一斉一律って言われるようなさ、黒板に向かってみんなが同じ方向を向いてやるような授業をずっとしてる子たちとかがいて、そこから、はみ出した子が問題児みたいなことを言われて、なかなか教室に入れなかったりとかしてるのを見てさ、なんかもやもやしとって。
そしてさらには、ニュースを見たら不登校の数がとんでもないことになっとって。
海外における教育現場の事例調査

え、何人なんだ、いま。

えっとね、もう30万人弱よ。

うーん。

30万よ。

そっか。俺らさ、この前、福岡のフリースクールの子たちとイベントしたやん。

うんうん。

あの子たちってみんな不登校でフリースクール通ってる子たちやったやん。

うんうん。

あの子たちのさ、イベントでのエネルギーすごかったもんね。
司会したり、歌うたったり、踊ったり、みんなの前で夢を発表したり。

ほんとよ。なかにはさ、あれだけ輝くもの持ってるのに、学校では輝けないと思って、行ってない子もおったわけやん。

うん、おったね。ちょっとまたこの話、詳しくしたいね。このイベントすごい衝撃的やったから、いろいろ。

うんうんうん。そうそうね。あのイベントの話したいね、またね。

ちょっとまた、それは別にしよう。

うん。あんだけ輝けるもの持った子たちが、この日本に30万人弱おるって考えたら、もうね、こんな事しとる場合じゃないって思って。

なるほどね。そこからさ、なんでこの海外に行くっていうのに繋がるの?

そうよね、そこの繋がりがないよね。

そこ、そこよね。今日はもう、あとそこよ。

えっとね、まず夢があって、夢というか目標。目標が、「1年後に日本に新しい教育の選択肢を作りたい」っていうのがある。しかも無料で。

なるほど。具体的にはどんな?

無料で通えるフリースクールを作りたいと思ってて。なんで無料にこだわるかっていうと、いったら、いい教育をすればいい値段が取れるみたいな仕組みにするのは、たぶんできるんだけど、

そうね、塾とかはそうだね。

そしたらさ、お金持ってるところの子しか通えんわけやん。そんなふうにはしたくなくて。誰でも通える、誰でも受けられる教育を提供する場所を作りたいっていう想いがあるんよね。

へー。

そうなった時に、知りたいのはどんな学校があるのか。実際に実現している学校を見たいやん。で、海外に目を向けたら、実はけっこう、そういう学校ってあって。

へー。

子どもが夢中で学びながら、しかもその学校にお金を生む仕組みがありながら、だから無料で教育を提供できますっていうような学校がけっこうあったんよ。

へー。

そこに教育も学び、経営も学んで、日本にさ、1個選択肢をボンッって作ることができたら、もしかしたら広まって、日本の学校の多様化を加速させられるんじゃないかなと思って。
日本の教育現場を多様化する可能性

なるほどね。それで世界でいろいろ教育現場を見てこようっていうふうになったわけか。
ちょうどね、今日見たニュースで、『神山まるごと高専』っていう。

あるね。

分かる?

うん。

『Sansan』っていうね、名刺管理ツールの会社の創業者が作ってるんよね。

うんうんうん。

そこは高専なんやけど、第一期生40人の5年分の学費を実質無料化するっていう方針でやってる。

うん。

なにで賄うかっていうと、その会社がたぶんビジネスマンがすごく関わってて、投資会社としてお金を得ることで学校を回していこうみたいな。

すげー。

学校ができてるらしくて、これはちょうど俺、今日知って、胸アツやったね。

そう、俺もそれ聞いたときに、俺が「こんな、タダで教育できる学校を作りたい」って言ったら、「もうありますよ」とか言われて。

うんうんうん。

そう。で、それ見たら、まさに『神山まるごと学園』。

あーそうなん。

だったんよ。

うんうんうん。

で、やっぱ俺も調べたんよ、バーッって。

へー。

そしたらさ、とんでもない名だたる経営者とかさ、

うん。

そう、すごい人たちがおりすぎて、

そうやね、うん。
教育の新しい形を探す

いや、これは、この人たちやけん、できるんやなってなったんよ。

うん。

で、俺のなんか目的とちょっとだけ違って、

そうね、それはあるかも。

そう。俺はそういう仕組みを作って、どこにでもそんな場所が作れるよってことを示したい。

あーなるほどね。

そうそうそうそう。でもなんか実際、見に行きたいね、そこもね。

ね、行きたいね。
ちょっとこのね、やっぱポッドキャストでね、力をつけていっぱいね、

うんうん。

いろんな人たちと話したいよね。

話したいね。

具体的にさ、世界でどういうところを見るとか、いま予定は決まってんの?

具体的には、やっぱ有名な学校を回りたくて、

うん。

たとえば、この教育界の人はみんな知ってると思うんだけど、

うん。

このオランダの『イエナプラン』っていうような教育があったりとかするんよね。

うーん、『イエナプラン』。簡単にいうとどんなの?

結構世界で注目されてて、

うん。

これは単に知識を詰め込むっていうよりは、
自分でテーマ決めて、

うん。

それを自分で研究してっていうようなスタンスの学校なんよね。

へー、まさに、はるかがやろうとしてた。研究でもやってたことやね。

そう、やりたかった。
ここにけっこうこだわりがあって、

うん。

たとえば、年齢がぜんぜん違う子たちが同じグループだったりとか、

へー。

あとはその教師の存在が、

うん。

教えるっていうよりは、

うん。

サポートする側のポジションであったりとかするんよね。

うん。

で、なんかこれ言葉で聞いたらすごい綺麗やん。

うん。

子どもが自分で頑張って教師サポートしますよって。
で、こんな言葉って、けっこう日本でずっと言われてるんやけど、なかなか実現せんくて、

はいはい。

必要なのは、具体的にどうしてんのかなってことだと思ったから、

うん。

実際に見て、調べたら「こういうシートを使ってます」ってのも出たけん。
これでどんなふうに子どもがやってんだろうとかっていうのを実際に見てさ、

おー、なるほどね。

もう、これ取り入れん手はないなと思って。
持続可能性を追求する

うん。

っていうのとか。

へー、面白い。

あとは俺がもう絶対行きたいのが、

うん。

インドネシアの『グリーンスクール』っていう場所。

へー、インドネシアの『グリーンスクール』

うん。

調べてみよう。

これ衝撃なのがさ、

うん。

竹でできとんよ。

え?校舎が?

そうそうそう、竹。

ほんとだ。

すごいやろ、『グリーンスクール』

弥生時代みたいな。

やろ?そう。
で、なんか自給自足でご飯も作って、

うん。

で、なんかそれをカフェで提供してさ、

へー。

そこに世界中から人が集まるんやって。

へー。
学校よね?

学校。
SDGsを体現しとるような。

へー。

なんかトイレとかも見てみたけどさ、
トイレもやっぱ流さないんだって。

えー、そうなんだ。

うん。
でも流さないけど、
ごめんね、俺あんま理系のことわからんけど、
バイオマスなんちゃらとかいって、
なんかよくわからんけど、
そういうので分解できる仕組みを作ってんだって。

へー、いいね。
こういうとこに行ってくるわけね。

そう、実際に見て、
やっぱ日本の教育と比較しながら見て、
お互いのいいところを、いいとこ取りしてさ、

うんうんうん。

ほんとにこう、
胸を張って提供できる学校を、作りたいなっていうふうに思ったのね。

なるほど。

うん。
世界の教育を比較検討する

日本の教育も、たぶん世界から見たら
すごい真似するべきことが多かったりするやん。

うん。

やけど、日本のなかにいると
日本の教育はダメだみたいなこと、けっこうあるもんね。
だから、そういうのを逆に海外で
オランダの教育の問題点とかもね、
見えてきたりすると面白いよね。

うんうんうんうん。

ねえ、聞きたいもん。

面白いよね。
なんか真似するだけじゃなくてさ、

うん。

きちんと、比べて、
どっちが子どもたちに合ってんだろうとか、

うん。

なんかそういうことを考えながら回るのがね、
たまらなく楽しみ。

いいねー。

うん。

ちなみに、

うん。

マイクは持っていくよね?

もちろん。

お、それはよかった。

そうね。
世界中から話ができるようにね。

世界中からね、
レポートをね、
この音声で提出する形にしてね。

そう、本当やね。

ね、いいね。

ここから世界のこといっぱい話せると考えたら楽しみやね。

いいねー。
それはぜひ、どんどんやっていきたいね。

したいしたい。

いやー、
今日は、はるか先生のことを
ちょっと皆さん知ってくれたんじゃないかな?

ね。
どうやろう。

ね、どうやろうね。
どうやろうね。
はるかの職業と経歴

分かってくれたかな?
まだ謎、多いと思うけど。
まあ、がっつりね、趣味の話とかもしたいね。

まあ、そういうのもあるよね。

ひとしについても、全然分からんと思うけんさ。

ああ、
俺については、
分かってもらいたいようなことも、少ないんじゃないかな。

いえいえ。
なんでよ。
分かってもらおうよ。

分かってもらうか。

うん。
でもあれやんね。

うん?

スポーツとかやってなかったっけ?

ああ、スポーツの日本代表だったりね、今。

すごいな。
日本代表か。
え、で、その、
ポッドキャストとかにも携わっているとよね?

その日本一の『COTEN RADIO』っていう番組にもね、
制作も関わってたりとか。

すごいな。
日本代表やん。

いや、全然そんなもう、
俺のことは置いとこう。

いやいやいや、置いとけるか。
気になりすぎるやろ。
日本代表が。

ちょっとじゃあまたね。

また聞きたいわ。
うん。
またいろいろ聞かせて。

まあまあまあ。
また話しましょう。

うん。
番組について

じゃあ、初の番外編はこんな感じかな。

うん。

皆さんにも言っておくと本編としては、
毎週火曜日にいろんなお悩みを取り上げて話すっていうのをやって、
不定期で木曜日にこういった僕らの話だったり、
ちょっとそれた話、雑談っぽい話をしていこうと思います。

していきましょう。

じゃあ最後まで、お聞きいただきありがとうございました。
今日は「はるか先生とは何者なのか」っていう話と、過去と今度の世界を回る活動について、お話しをしていきました。
ではみなさん、さよならー。

さようならー。

ばいばーい。

ばいばーい。

ばいばーい。

ばいばーい。

ばいばーい。

ばいばーい。

ばいばーい。

ふひひ。