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はるか
そうそう。で、今回紹介するのがコミック会話っていう。キャロル・グレイさんのコミック会話っていう技を紹介しようと思っていて。
ひとし
コミック会話か。まあその、子供たちの会話を、漫画のようにすると。
はるか
うんうんうん。もうまさにそうです。
ひとし
あ、そうなんや。
はるか
そうそう。まさにそうで、会話の内容を絵とか文字で表現して、比較的に会話の流れをわかりやすくしたものなんだけど、この時点で、いやもう絵描くの無理だしとか、そんな時間ねえよみたいな思う方もいらっしゃると思うんだけど、
あの是非、簡単にできる方法があるから最後まで聞いて欲しくて。で、これまずなんで紹介しようと思ったかっていうと、
まず、視覚化されてわかりやすいっていうのがあって。子供たちって、口で言ったことって思った以上にわかってないってことが、親御さんならよくわかってくれると思うんだけど。口で説明したことが伝わってると思ってたら、全然わかってないってことがよくあるんよね。
ひとし
こっちが言ったことか。
はるか
大人がこういうふうに、めちゃくちゃ言葉もわかりやすくするし、子供の目線に立って説明したつもりなんだけど全然わかってないってことがよくあるんよね。まあそれはよく言うやん。耳だけの情報じゃ何パーセントしか理解できてませんみたいな。
で、目からの情報の方が全然理解が高まりますよ、みたいな話ってよくあると思うんだけど。まあそんなふうに視覚化されるとすごく理解度が高まるっていうのがあるということ。
もう一個がね、超重要な考え方なんだけど。よく先生とか言うと思うんやけど、喧嘩はダメですとか、人を傷つけたらダメですみたいな、こう抽象度の高い指示。
これってさ、一つ一つの殴っちゃいけないよとか、バカって言っちゃいけないよみたいな一つ一つの事例も含んでるやん。傷つけたらダメっていう言葉に全部含んでると思ってそれを言うんだけど、
この抽象的な指示って、やっぱり年齢が低ければ低いほど理解しにくいっていうのがあるし、脳の特性上、その抽象度の高い、演繹的思考って言うんだけど、抽象度の高いことから具体例を考えていくというのは難しい子も多いんだよね。
逆に年齢が低かったりとか、機能的思考って言うんだけど、その具体的な場面を一個一個場面記憶していく子供がいるんよ。それを得意とする子がいて、だから一つ一つの場面をそうやってコミック化していくことによって、
こういう場合はこれしちゃダメなんだっていう一つ一つの事例を子供たちに蓄積していくことができるんよね、このコミック会話で。
ひとし
なるほどね。例えば兄弟喧嘩してます。ゲームの取り合いをして、お兄ちゃんが弟を殴っちゃいましたっていうときにこれを使うのか。
はるか
そうねそうね、まさにそう。ちょっとそれを多分今までだったら、ゲーム取り合いしちゃダメだよとか、譲りましょうとか、奪うのはダメだよみたいな話をすると思うんだけど、それはわかると。
子供はなにかわかったような感じの表現をするんだけど、それを一個コミック化するやり方をちょっと紹介するね。まず使うのは、線画。
ひとし
線画。 だからひとしの得意な棒人間やね。 俺得意なの?
はるか
ひとしに絵描いてって言ったらよく棒人間を使うやん。で、絵描くの苦手な方でも棒人間は丸と線何本だから、ちょっとやりやすいと思うんだよね。
ひとし
確かに確かに。 と吹き出し。 棒人間と吹き出しで絵を描くと。
はるか
そうそうそう。俺が習ったのは4コマ漫画っぽくするっていう方法なんだけど。朝倉博実先生っていう方がいらっしゃって、行動分析学の。
はるか
20分後に交代しようとかっていうふうに提案するといいかもしれなかったとかっていうことができるわけ。
ひとし
それで次、自分たちで建設的に話し合っとったらたまらんね。
はるか
いやできるよ、ここまでしたら。全く同じ場面についてはね。例えばそのゲームをするという場面においてはそれができる。
ひとし
なるほどね。うわそういうことか確かに。その学びを抽象化して他のところで活かすって相当むずいもんね。
はるか
そうなんよ。これをね、大人はまた次ドッジボールのボール取り合いするときにまたやってるやんって言っちゃう。子供からしたらさっきはゲームだったよねって。
だけど今回ドッジボールでまた事例が違うよっていう話になっちゃう。だからなんでまたって怒られてるんだろうっていうふうになっちゃう場合がある。
もちろん抽象度の高い指示が得意な子もいるよ。いるんだけど、苦手で何回言ったらいいのって言われるような子はこういう事例ケースで学んでいくから。
ここを理解しておくと大人がこういうふうに事例を一つ一つ学んでいこうというスタンスで関わりやすくなっていくからこっちのスタンスも楽になっていくよね。
なんでこれ何回も言ってんのにこの子聞かないんだろうと思わなくて済むっていうのが一つこっちの心の軽さにもつながってくるっていうのがある。
ひとし
なるほど。いや確かにな。学びを抽象化して別のところで生かすのがどんだけむずいかっていうのを忘れそうになってた。
はるか
そうなんよね。特に大人と話してたら抽象的な指示で分かってくれる場合が多いから。でも抽象的な指示が苦手な人も大人の方もいらっしゃる。脳の特性上ね。
その方は逆に事例だと鮮明に記憶していけるからそっちの方が得意だったりとかしてその得意をいろんな場面に活かせるってところもあるみたいで。
大事なのはよく言うけど具体と抽象の行き来をね。そういう場面を見たときにこれが譲り合いっていうことだよっていうふうにこの抽象的な言葉もセットで事例の時に伝えると今度から毎回事例で説明しなくても
あ、譲り合うんだったなと。譲り合う時には時間で区切ったりとか。時間がない時はこういう風に、じゃんけんっていうスキル使ったりとか。なんかそんなふうにいろんなスキルを学びながらこれが譲り合うっていうことかとかいうふうに理解していくことができていくんじゃないかっていうことでございます。
ひとし
なるほど。これはとんでもない気づきなんじゃないかな。
はるか
気づきよね。 そうね。
ひとし
これヨイ出し超えるんじゃない? コミック会話っていうワードがどんどん有名になっていくんじゃないかな。
はるか
かもしれんね。もう一個だけ、一個付け加えてほしい言葉がある。それが、『これでまた一つ勉強になったね』って言葉を付け加えるんよね。これによって、何回も言わせないでよじゃなくて、一つこの場合の対処法がわかったね、この喧嘩によって成長していってるんだねっていうことが本人にもわかって、説教臭くならんのよ。 これ説教でずっとセットでしていきよったら、相手の悪いところを認めさせようと使っていたら、コミック会話嫌いになっていくんだよね。
コミック会話イコール怒られるようになっちゃう。だけど、これでまた一つ成長になったねって、これでまたお友達と仲良くなるスキルが上がったねとかっていうふうに言っていく。
ひとし
なるほどね。若干「失敗は宝だ」っていう考えに近いような。 失敗でもないしね。
はるか
そうそうそう。だからこれで本当にこっち側がね、はいはいはい、じゃあ今日はどういう成長の種を見つけようかっていう感じで関われるから、こっちのストレスホルモンも減るよね。だからまず具体的にできるアクションとしては、紙に書いていく。これ時間があるときは棒人間とか使って楽しくやってもいいんだけど、時間がないときは文字だけ、1234っていうふうに展開していく。っていうのをするといいなっていうのがあって、これね、いっぱい補足が出てくるけど、褒めるときに使ってもいい。
ひとし
ああ。褒めるときに事例にして褒めるのか。
はるか
そうそうそう。何とかがあったんだっていうふうに報告してきたときに、あ、そうなん?教えて教えてって言って。 テストの点数が100点だった。 そうそうそう。コミック会話で、何のテストだったの?って社会のテストで。どんな勉強したん?こういう勉強したんだ、って。で、3、100点取れてたら嬉しかったみたいなケースもコミック会話にしていって。なるほどね。 そしたらコミック会話イコール嬉しいっていうのにもつながってるから。もしコミック会話してみて、これが嫌だっていう子供がいたら、まず褒めるところからやっていったりとかするのもすごくよくて。で、さらにこれをね、ファイリングしていくんよ、紙に。 ああすげえ。マジどんどん出てくるね。
ファイリングしていくと、こういう学びがあったよねって。で、同じような失敗とか同じようなトラブルがあったら、前のちょっと復習しようかとかって言って、そのファイルから見せることもできるし。これは本当に助けられた。2年生の担任の時に。
毎日喧嘩するん。本当に。2年生は特に。大人からしたらなんでそれ譲り合わんのって思うことでもやっぱり、どうしても喧嘩になってしまうってことがあってね。本当毎日のように先生先生何々されましたとか、何々にこう言われましたとかって報告が本当に1日何十回ってくるわけよ。で、その時にああわかったわかった。おいおいでって言ってホワイトボード出して。1、なんとか組んで遊んでたんだねって。2、その時にこう言われたんだねって。
なんて言い返したのって。で、1、2、3、4してこれどうすれば喧嘩なくなったかなって言ったら、この時にこうすればよかったと。もっと早く先生に相談しに行っておけばよかったとかってことで、わかった後に最後に今日もまた一つ勉強になったねっていう風に言ってあげる。 すげえ。これはすごい。
これは本当に助けられた。ぜひぜひやってみてほしいなっていうのがあります。もちろん時間がなくて余裕がなくて、コラーっ!ていう風に叱ることももちろんありました。ありましたけど、こっちに余裕があるときにふとホワイトボードとか紙を出して書いてみると一つ一つ学べますよ、というエピソードでした。
ひとし
すごい。まとめると、けっこうスッキリしてたからまとめる必要もなさそうだけど、子供が喧嘩したときはコミック会話というものでその出来事を時系列で整理して示すと。それを見てどうしたらよかったかを一緒に考えて成長のポイントにしていくと。
はるか
そうそうそう。そこが大事やね。
ひとし
ということでした。もし時間がなければ文字の箇条書きでもいいですし。 もしめちゃくちゃ時間があるんだったらイラストのなつさんとかにご依頼してきれいに書いてもらったりしてもいいかもしれないね。
はるか
それいいね。なつさんのお仕事になりそうそれ。子供のトラブルを毎回漫画化して、パラレルワールドの漫画も作ってもらって。それすごいこと生まれるかもしれないねそれは。
ひとし
それすごいね。その本欲しいな。
はるか
確かにこういう事例がこう、みたいなのがあっても面白いですね。はい、ありがとうございます。最後補足でキャロル・グレイさんのコミック会話の本の中では棒線だけじゃなくて色の話とかもっと紹介していることがあるのでぜひ気になる方は『キャロル・グレイさんコミック会話』を読んでいただけるといいのかなと思いました。
ひとし
では最後にいただいた感想を読みたいと思います。
はるか
はいお願いします。
ひとし
発達障害の回を聞いての感想です。
はるか
ありがとうございます。
ひとし
ありがとうございます。けっこう懐かしいなもう。
はるか
懐かしい。
ひとし
2ヶ月前ぐらい。
はるか
もうそんななる。