1. 子育てのラジオ「Teacher Teacher」
  2. 「うちの子に友達ができません..
2024-09-10 23:26

「うちの子に友達ができません...」キーパーソンを決め、橋渡し支援を! #64

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子どもが友達を作る時に、信頼できるキーパーソン(大人)が伴走してコミュニケーションをサポートするといいよね、という話をしました!


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【ご相談内容】

こんにちは、いつも心温まる番組をありがとうございます。今日は、私の子どもについてご相談させてください。

うちの子は小学3年生の男の子で、とてもおとなしくて優しい性格です。絵を描くのが大好きで、空想の世界に浸るのが好きみたいです。

でも、そのせいかクラスではあまり友達ができず、休み時間もひとりでいることが多いみたいなんです。家でも一人で過ごしており、心配になります。親としては、そのままの子どもの良さを大事にしてあげたいと思う一方で、友達と一緒に遊ぶ楽しさも知ってほしいという気持ちもあって…。

何か良いアドバイスがあれば、ぜひ教えていただきたいです。

【今回の内容】

キーパーソンの条件は「絶対に攻撃しない」「気持ちを代弁してくれる」ような人 / 子どもと楽しい活動をして、楽しい感情についてラベリング支援を行う / キーパーソンがいる状態で、友達を追加する / 引き際を見計らって引く(勘) / 小学校5年生女の子とK-POPを語り合うはるか / 出雲でのカンタさん


【参考】

日本総研「愛着(アタッチメント)


【法人スポンサー様】

株式会社スダチ様は⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠こちら⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

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Teacher Teacherの⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠webサイトはこちら⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


【お便りはこちらから】

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【別番組「とりおき教育」はこちら】

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【番組概要】

世界を回る先生はるかと、ラジオ番組プロデューサーひとしが子育てについて納得するまで考える番組「Teacher Teacher」


はるかの⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Instagram⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠に届いたお悩みをテーマに語り尽くします。


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💡毎週火曜日、朝に配信!


【ひとしの編集後記】

・冒頭の妻「ひとしってホント友達いないよね」の件は妻に事前音源チェックしてもらいました。その結果、ご快諾いただいたのでそのまま配信いたしました!


・はるかの話を聞くと「子どもへの伴走ってここまで理論化されてるんだな、、」と結構驚きがあります。パーティーで人と人をつなぐときに思い出したいメガネを手に入れました!

サマリー

今回のエピソードでは、友達を作るのに苦労している子どもを持つ親の悩みについて議論されています。キーパーソンを設定し、橋渡し支援を行うことで、友達作りの手助けをする方法が提案されています。友達作りが難しい子どもたちを支援するためには、キーパーソンの役割が重要であることが語られています。教師や親が信頼関係を築き、子どもたちの気持ちを代弁することで、友好的な関係を築く手助けが行われます。また、エピソードでは、教育や子育てにおけるコミュニケーションの重要性についても触れられており、親の不安や悩みについてリスナーの共感を得る内容となっています。

00:00
ひとし
いやー、なんとAudibleさん特別コンテンツが4話、今週配信されるようです。
はるか
やったー、出ました(拍手の音)Audibleさんのポッドキャストか。で、限定で出させてもらうという話がありまして。
ひとし
この配信のときにはあがっているようなので、ぜひ概要欄に貼っておくので、聴いていただけたらと思うんですが、
Audibleさん、本を音声で聴けるというサービスがメインで、その中でポッドキャストも聴くことができるものがあって、
そこに4本分、僕らが作らせていただいたという形です。
はるか
Teacher TeacherのAudibleオリジナルみたいな感じで、Audibleさんだけで配信するものがあります。
で、ちょっと内容迷ったんですけど、今までのお悩み相談回答というよりは、
ちょっと今までの知識で、体系的に伝えたいアドラー心理学の部分を、
お悩み回答の形じゃなくて、基礎知識からどう実践していくのかというのを体系的にまとめて3話したのと、
もう1個が、ひとしの持ってきてくれた企画で、
ひとし
「学び方を学ぶ」という。
はるか
そう、学び方、どうやって学んでいく?っていう話をいっしょにしていったという話ですね。
ひとし
荒木さんという『独学の地図』という本を参考にお話しております。
はるか
そうですね。無料体験が30分でできて、その無料体験で聴いていただいて。
ひとし
30分で?
はるか
30日無料体験でした。失礼しました。
ひとし
そう、30日無料体験ができまして、そこで聴いていただけたら嬉しいですし、
僕とはるかは、かなりAudible自体使ってて、激推しなので。
はるか
これのおかげで週に何冊も本読めるようになっています。
ひとし
普通にサービスとしても推しております。
はるか
いいなと思っています。
だからぜひ無料体験していただいて、そこでTeacher Teacherぜひ聴いていただいて、
もし合わなかったら退会できるって書いてあるし。
ひとし
そうね。
はるか
もしハマったら皆さんが読書習慣できるのなんとなく嬉しいので。
ひとし
そうなんよね。
はるか
ぜひぜひっていう感じですね。
ひとし
ですかね。
はい。
はるか
はい。
ひとし
ぜひ聞いてみてください。
はるか
聞いてみてください。
ひとし
始まりました。
Teacher Teacher
はるか
よっ。
ひとし
ひとしです。
はるか
はるかです。
ひとし
この番組は、世界中を回った先生のはるかと、
ポッドキャスト番組のプロデューサーのひとしの2人で、
子育ての悩みを納得するまで考えていくポッドキャスト番組です。
はるか
いやあ、よろしくお願いします。
エンジンかかってきました。2本目です。
ひとし
そうね。今日収録して2本目やからね。
はるか
2本目。やっぱり楽しいわ、収録は。
ひとし
そうなんよ。収録は楽しいのよね、ほんとに。
はるか
続けていきたいですね。
ひとし
そうですね。
はるか
はい。
ひとし
今日はどういうことを話しますか?
はるか
今日はもうぜひ先生にも聴いてほしい。自分が悩んだので。
子どもの友達作りの悩み
はるか
「子どもに、友達ができません」という。
ひとし
ああ、我が子に。
はるか
我が子に友達がなかなかできないんですというお悩みです。
悩んだよ、これは。だけどあったのよ、できる支援が。
ひとし
ああ、そうなん。
はるか
ぜひ聴いてほしい。
ひとし
いや、僕の妻がいっつも俺のことをこれで心配してくれてるからね。
はるか
何が?
ひとし
いや、ホント友達おらんよねって。
はるか
どんなストレートな言い方なのそれ。
おるやん、いっぱい。
ひとし
そうなんよね。
はるか
奥さんの友達の定義と、ひとしの定義がちょっと違うのかもしれない。
ひとし
違うのかもしれないね。
はるか
しれないね。
ひとし
ということでいきたいと…今のカットかな?
ということで、いきたいと思います。
はるか
はい、お願いします。
ひとし
今回のお悩みです。
こんにちは、いつも心温まる番組をありがとうございます。
はるか
ありがとうございます。
ひとし
聴いていただいてありがとうございます。
今日は、私の子どもについてご相談させてください。
はるか
はい。
ひとし
うちの子は小学校3年生の男の子で、とてもおとなしくて優しい性格です。
絵を描くのが大好きで、空想の世界に浸るのが好きみたいです。
はるか
ああ、いいね。
ひとし
でもそのせいか、クラスではあまり友達ができず、休み時間も一人でいることが多いみたいなんです。
家でも一人で過ごしており心配になります。
親としては、そのまま子どもの良さを大事にしてあげたいと思う一方で、
友達といっしょに遊ぶ楽しさも知ってほしいなという気持ちもあって、
何かいいアドバイスがあれば知りたいなと思っています。よろしくお願いします。ということです。
はるか
ありがとうございます。
これ、まず、なんかいいね。
ひとし
お便り?
はるか
「友達が少ないんです」だけじゃなくてやっぱ、優しくて、おとなしくて、空想の世界に浸るのが好きなんですっていう、なんかこういいところも見えて、
ひとし
そうね。
はるか
この関わり方が素敵なんだろうなっていうのを感じたんだけど、いやこれ悩むのよ。
ひとし
どのへんで悩むん?
はるか
友達がおらんやったら学校行きたくなくなる子が多いのよね。
ひとし
ああ、なるほどね。
はるか
なんでかっていうと居場所を感じにくくなっちゃうよね。行っても関わる人がいなくて。
で、なんかこう一人でいる自分を見られるのもなんか嫌になってくる。
自分が友達いないっていうのを周りに見られるのも辛いっていうのもあって、
何人かいてね、やっぱ特に高学年とかが多かったんだけど、なかなか気が合う子がいなくてっていうことで。
で、これはどう手伝ったらいいのかがわからんくてさ最初。
ひとし
なんか友達、自分が望んでないのにね、無理やり作るみたいなことも謎よね。
はるか
そう、きついよね。で、まあいろいろやってみたこととしては、教室で、
一人になるって別に全然いいよねみたいな。
一人で過ごしたい時間あるよねみたいな、こういう雰囲気をまず作ったのは一個。
まあ安心安全を作る意味では良かったっていうのと。
ひとし
それはクラス全体に?
はるか
そうクラス全体で。
先生一人で過ごす時間好きなんよねって。
で、一人で過ごす時間、学校にあっても、楽しくない?みたいなっていう雰囲気をまず一個作ったのと、
もう一個はね、これ失敗したのが、無理やり友達の輪に入らせようとしたりとか、
なんかペアで無理やり作ったりとかっていうふうにやってみたりとかしたんだけど、
これがうまくいかんくて、むしろ失敗体験作っちゃって、
なおさら学校行きたくないですみたいなことになったことがあったんよね。
でも友達同士のことだから、なかなか大人が支援できんのじゃないかなっていうふうに思ってたんだけど、
あったのよ。
ひとし
へえ。
はるか
あったのよ。
ひとし
教員時代に出会ったの?
はるか
いや、教員時代に自分のなかで帰納的に見つけた方法だったんだけど、
それがこのあいだ勉強会行ったときに、そういう理論があったっていうのがあって、これが結びついて。
ひとし
ってか見つけたんやね。
はるか
自分の中で試行錯誤してね、こうしたらいいんだっていうのがあったんよね。
でもそのときに再現性を持ってできたわけじゃなくて、自分のちっちゃな成功体験が、ビビビってつながって、
その理論だったんだっていうのがわかったお話なんだけど。提案ですけども。
支援方法の提案
はるか
結論、「キーパーソンを作り、橋渡し支援をしましょう」という。
ひとし
ええ?生徒の中でキーパーソンを作って、橋渡し支援?
はるか
そう。
ひとし
これは分からんね。
はるか
橋渡ししてあげるっていう。
ひとし
何と何をやろう?
はるか
ちょっとごめんね、全然。なんかすごいメタファーを使いすぎて。
ひとし
そうそう、橋のジェスチャーして体ゆらゆらしよるけどなんも伝わらんよ。
はるか
逆にわかりにくい結論を出してしまいました、申し訳ありません。
いやメタファーっていうけど、これちゃんとそういう名前があるのよ、理論で。
ひとし
ああ、そうね。
はるか
で、前回も出てきた朝倉博実先生っていう方の、福岡のね、元特別支援の先生だった方の勉強会に行ってて、
その方の話はすごい面白くて、その方の話から学んだのと、
そのあとどんな理論なんだろう?っていうふうに、検索かけてみたら、
日本総研っていうところが、愛着形成についての資料を出していて、
この愛着形成のところで出てきたキーパーソンっていう話と、
あとはその愛着を修復していく段階で大事なことですっていう資料でこの橋渡し支援の話があったんだけど、
文脈は愛着障害みたいな文脈であるんだけど、
愛着障害であろうがなかろうが、友達を作るのを支援するうえで有効だと思ったから紹介させてもらうんだよね。
ひとし
愛着障害も俺はあんまりよくわかってないけど、別にもういいのね、それは。
愛着障害の理解
はるか
愛着障害って一応言っておくと、何らかの原因があって、
特定の人と情緒的な絆を結ぶことができなかったっていうのがあって、
その問題を抱えている状態のことを愛着障害っていうみたいなんだけど、
特定の人と絆が結べなかったっていう経験があって、
それによって、友達作るのが難しいなとかっていうのが、あったりするみたい。
ひとし
なるほどね。
はるか
ごめんこの愛着についてはあんまり詳しくないから、間違ってたらすみません、何かご意見くださいという感じです。
何ができるかっていうところを今日はお話したくて、
子どもを傷つけるようなところがないから絶対に。
まず、キーパーソンっていうのを作りましょうっていう話があって。
ひとし
その子にとっての、キーパーソン。
はるか
そう、キーパーソン。言ったら安全基地みたいなもんなんだよな、これが。
そう、ひとしもよく言ってたよね。
安全基地があるからこそ、心理的安全な場所があるからこそ、苦手なところにも向き合っていけることがあるみたいな話をしてて。
それと同じで、めちゃくちゃ信頼できる人がいるからこそ、
その安全基地を土台に、友達作りをしにいけるっていうようなイメージね、これイメージ。
ひとし
なるほどね。
やけん、大人数のパーティーとかあったときに、ぽつんと一人でおったら大変なんやけど、仲良い三人でいって、その三人でいるときは安全だ。
はるか
安全ですね。
キーパーソンの重要性
ひとし
で、新しい人と仲良くなろうと思ったら、その輪を出て話しかけに行くみたいな感じやったら、心地いいよねっていう。
はるか
めちゃくちゃいい、めちゃくちゃいい、良いイメージ。
それを多分ね、みんなそこまではイメージできると思うんだけど、もう一歩、手厚い支援があって。
それはね、キーパーソンっていう、たとえばこれは親御さんがキーパーソンになるとするね。
ひとし
親御さんのケースもあるのか。
はるか
俺は教師としてキーパーソンになったんだけど、教師と、その友達ができにくい子ども、この一対一でまず信頼関係を築きます。
ここではその子が好きなこととか、一緒に遊んだりとかして、とにかくその楽しい感情っていうのを言葉にしてあげる。
これをしたら楽しいねとか、今すごいワクワクした感情になってるねとかっていうふうに、その子との信頼関係を築きながらその子の気持ちも言語化してあげる。
それすごい悲しいよねとか、これはすごい楽しいよねとかっていうふうに、気持ちをラベリングしてあげるっていうのが一つできることだよね。
このときに、これができたら次は、はいじゃあ友達と頑張っておいでって今までしてきたんよ。
俺の過去の失敗としては。もう先生とめちゃくちゃ仲良くなって、遊ぶ感覚が身についたら友達と仲良くなれるんじゃないかと思って、はいじゃあ友達と行っておいでってしちゃったんよ。
これが失敗失敗。何回も失敗してたんよね。
これもう一個ステップがあって、これが「先生と友達」、このやりとりのなかに「もう一人混ぜる」
ひとし
ああー、はいはいはいはい。
はるか
必ず仲介するんよ先生が。
ひとし
なるほどね。
はるか
友達同士で関わらせるんじゃなくて、先生を介してコミュニケーションをとる。
ひとし
はいはいはい。ファシリテーターがおるみたいな感じか。
はるか
そうそう、だからイメージ3人、3人をイメージしてほしいんだけど、先生が必ず仲介となって、今この子はこういう気持ちでこう言ったんだねとかっていうふうに代弁してあげる。
で、このキーパーソンになるためには条件があって、俺今回はこの、先生としてキーパーソンだったんだけど、
ぜひ親御さんがやるときには、家に友達呼んだりとかしてこのキーパーソンやったりとか、公園でキーパーソンしてほしいんだけど、キーパーソンには条件がありますと。
これ朝倉先生が言ってた条件、「絶対に攻撃しない人」
ひとし
はいはいはい、それはね。たしかに。
はるか
でここが揺らぐと、友達の前で叱られたりとか、友達の前で否定されたりとかすると、ここが安全じゃない状態ができると、友達作ろうというふうに勇気が出ないというのが一つです。
でもう一個の条件2つ目、「気持ちを代弁してくれる人」。あなたこう思ったからこうしたんだよねっていうふうに。
友達作りの支援方法
ひとし
なるほどね。
はるか
だからたとえば、言葉を言わずに友達作り苦手な子っていうのは、いきなり唐突に何か相手にアクションを起こしたりするんだよね。急に物をバーンて渡したりとか。
したら仲介して、「一緒に遊びたいんだね」とか「一緒にこの活動をしたいんだね」とかっていうふうに気持ちを代弁してあげたりとか。
逆にその子が、うーんって怒りはじめたりとかしたら、「これがうまくいかなかったからモヤモヤしてるんだね」とかっていうふうに気持ちを代弁してあげる。
そこで友達同士だったら、これでトラブルになって失敗体験になるのが、気持ちを言語化してあげることによってトラブルにはならず、
だったらじゃあ違うことしようかというふうに、いい関係のまま遊ぶことができるっていうのがある。
で朝倉先生が言うには、これ4人までならいけるっていう。キーパーソンと、友達ができにくい子ども、
プラスお友達がきて3人ね今。プラスもう1人までは増やして活動できる。
そこでもうこっからは勘らしいんだけど、これは、キーパーソンが、自分がいらないなと思う瞬間がある。
もうこれはやっていくしかない、臨床で。子どもたちと関わっていて。自分はいらずになんかもう3人でやりとりしはじめたなって。
で、うまくいきはじめたなとか。あと2人で仲良くしはじめたなっていうふうに思ったら、身を引く。で、うまくいけばうまくいくし。
ひとし
うまくいかんこともあるよね。
はるか
うまくいかんかったらまたこのキーパーソンとのやりとりから始めていく。
ひとし
ああそうなんや。そういうことか。
はるか
だからここに失敗がないんよ。もしうまくいかなくてももう1回キーパーソンとの信頼関係からやり直して。
で楽しい活動して感情を言葉にするラベリングをして。でまた次違う友達でもいいしっていうふうにやっていくと友達ができやすいっていうのがあって。
ひとし
なるほどね。
はるか
もう明確やねやることが。
ひとし
子ども同士を仲良くさせようとしなくていいのか。
はるか
そういきなりね。だからさっきのひとしのパーティーの例で言うと、まずは俺がひとしをパーティーに呼んでるんだったら、もう俺とひとしはまず信頼関係がある。
でそしていきなり、じゃああの輪に行っておいでよは無理だし、いきなり人呼んできて喋ってよは無理なんだけど、最初は俺がひとしと3人で会話を展開する。で、うまくいきだしたなと思ったら引くっていうような形。
ひとし
めちゃくちゃできる人やん。めちゃくちゃ社交的じゃない?その人。
はるか
そうそうそう。
ひとし
パーティー呼んでどんどん人とつなげて、もうこの2人いけると思ったらさっと引いていく。めちゃくちゃ仕事できるなその人。
はるか
いいね。今度からそうできるだけしていきたいなと思ったんだけど。
ひとし
そうしていこうかな俺も。
はるか
そういう前提で関わっていくと、子どもが、この子コミュニケーション苦手だなっていうふうに思うんじゃなくて、最初は安全基地みたいなものを作って、うまくいくところまで一緒に遊ぶって。
でこれをするとなんかやりすぎなんじゃないの?とかなんかまだ親御さんが関わってるなとかっていうふうに、子どもに任せたらいいよとかっていう声もあると思うんだけど。
そういう苦手な子にとってはそういう支援が必要なんだから、こういうふうに今キーパーソンとして信頼関係を築いているんですっていうふうに説明できたら楽じゃん、親御さんも。
ひとし
そういうことね。親御さんへの配慮も持ってきましたか。
はるか
あああるよねそこ。大事かなっていうふうに思います。でこれで、本当に具体的なエピソードがあってさ。
小学校の5年の担任をしてるときに、それこそもう友達ができなくて、泣くほど学校に行きたくないっていう子がいたんよ。
でやっぱ5年生って本当そういう時期の子が多くてさ、今まで経験上。2回もったんだけど。
でそのときに友達作りどうしたらいいんだっけっていう考え方だと、本当に何をどうしていいかわからんかったんだけど。
まずは先生と一緒に昼休み遊ぼうっていうところから始めて。でそのときにその子が好きだったK-POPをめちゃくちゃひたすらいっしょに調べるっていう活動をしたんよ、いっしょに。
でまだ覚えてるんだけどNCTとかSEVENTEENとか、なんかめちゃくちゃ詳しくなったんよ俺、そのとき。
ひとし
そうなんや。
はるか
でなんかおすすめの動画見たりとかして、まずここで仲良くなっていくよね。
でそしたらなんかね、そんな子と仲良くしてたら、入ってくるんよ子どもが。
ひとし
先生K-POP好きなの?って?
はるか
そうそうそうK-POP好きなん?とか言われて。そうなんかこの子に教えてもらって好きになってきたんよねって。
でこの子K-POP詳しくてさとかっていう。で一緒に活動してるんだよねとか言って、K-POP好き?みたいな感じでこうファシリテーションしていく。
最初はどっちも先生にしか喋りかけてこん。でなんか俺がずっと仲介してやるんよね質問を。だけどだんだんだんだんなんか、直接質問を投げかけたりとかしはじめて。
でそれをしばらく続けた。しばらく続けて、で気づいたらその子たちが休み時間とか5分休憩のときとかに、なんか2人で喋りよったもんもう。
2人でK-POPについて喋って、なんか気づいたらそのお揃いの服とか着はじめてさ。
ひとし
めちゃくちゃ親密やん。
はるか
そうそうそう。
ひとし
そのへんでだから勘が働くんやね。もうここはいいかなみたいな。
はるか
もうもういいかなっていう感じでやってて。でそしたらその子はやっぱり友達ができると学校が楽しくなってきたりとか。
ひとし
たしかにね。
はるか
意味ができたっていうのがあって、すごく。ここまでやっぱりガッツリ仲介して介入して支援するっていうのも一つ大事なんだなっていうのがここで学びとしてあったんだよね。
具体的な経験
ひとし
なるほど。
はるか
ということでした。ある?そんな経験。ひとしは。
ひとし
だからその、キーパーソンとして振る舞った。もしくは自分が、
はるか
キーパーソンに助けられた。
ひとし
そうだね。キーパーソン助けられたよね。
うーん、そうね。最近だとKantaさんにすごいそれをいろんな人につなげてもらって、やってるよね。
はるか
めちゃくちゃしてくれるKantaさん。
ひとし
そうそうそう。
はるか
本当キーパーソンだ。Kantaさんは。
ひとし
俺とはるかにとって、そうね。
はるか
本当ね。出雲にいるときも、全然知らない方が会ったばっかりだからさ
萎縮してたらさ、Kantaさんが来てくれて、Teacher Teacherってこういう活動してくれてってめちゃくちゃ話してくれて。
でほんとずっと俺もKantaさんに話しかけて、その方もKantaさんに話しかけて、なんか俺よりTeacher Teacherずっと話してくれてたんだけどKantaさんが。
で気づいたらKantaさんがいなくてもその方と活動のことをしゃべれるようになってて。
で仲良くなって、ちょっとメールアドレス交換しちゃったりとかしてさ。
ひとし
プライベートと仕事文脈はちょっとなんか意味合い違うけど。
なにその嬉しそうに、メールアドレスを交換しちゃったりして。
はるか
しちゃったりして。
ひとし
そうね。
はるか
そのあとも仕事の話できたりとかしたわけですよ。
ひとし
まあたしかに。
そうね。子どものときもあるんやろうね。これを気づかんのやろうね子どものときは。キーパーソンの人が振る舞ってくれているって。
友達作りの支援方法
はるか
気づかんし、そんなのがなくてもいいっていう子はやっぱいっぱいいるよ。だけどそれが苦手な子っていうのがいるから、そういう子に対してはするっていうのがあるのかな。
俺そういう子さ、俯瞰しているんよ教室とか。俺とかマジで俯瞰ゼロの子ども時代だったからさ。自分の目の前のことでいっぱいだったんだけど。
そういう子俯瞰する力があるから、教室でどういう人間関係があってとか、把握してるんよね。
そういう力に長けてるのかなと思ったりは感じたことあったね。
ひとし
なるほどね。
はるか
飲み会のときとかさ、さっきまではコミュニケーションというものを他の人としてたのが、5人ぐらいで飲み会してるときに2:2で誰かが喋ってて自分一人でボツンってなるときあるやん。
ひとし
うん。
はるか
そのときに急にふっと俯瞰してその場から離れる自分おらん?
ひとし
おるね。
はるか
仏教的に言うと空(くう)になる状態らしいんやけど。
ひとし
ああそうなんや。あれ空って言うの?
はるか
そうそう。文脈いろいろあるけど、空の状態になって自分が何者でもなくなったりとか、コミュニケーションという実体のないものから解き放たれたりとかしてるって感じたり。
ひとし
ちょっと待って。子育ての悩みを考えるのに、コミュニケーションという実態のないものからとかなんかよくわかんないとこいきようけど。
はるか
自分が空になって悟りを開いてる状態になったりとかも。
ひとし
よくわかんない。
はるか
そうすることで乗り切るっていうのもありますね。
ひとし
ということもね、ありながらね。
ということで、今日は友達作るのが得意じゃない子にどう接したらいいのかっていう話を、「キーパーソンを作って、橋渡し支援をしていこう」ということで話していきました。
親の悩みと共感
はるか
おすすめです。
ひとし
では最後に感想を読ませていただきます。
はるか
ありがとうございます。
ひとし
在宅ワーク中にいろんなポッドキャストを聞いているなか、愛の楽曲工房でコラボされていたことをきっかけに、TeacherTeacherにたどり着きました。
はるか
あの神回ね。
ひとし
私には今、中3の息子と小6の娘がいます。大きくなるにつれ、手は離れていきましたが、悩みや心配事は年齢とともに変化はするけれども尽きることはありません。
手は掛けすぎず、放置はせず、めちゃくちゃ心配したり不安に思ったりしていることは子どもに少しだけ見せて、すべてを悟られないように気をつけつつ頭の中は大忙しです。
はるか
すごい達人やななんか。
ひとし
そんなに日々何が正解かわからないまま駆け抜けてきた私なりの子どもへの関わりかたと、お二人のお話を重ねながら聴いていると、やってきたことの根拠みたいなものが見つけられて、これで良かったんだと思えて涙が溢れてきたり、
子どもたちの力に感動して涙したり、お二人の穏やかな声のトーンと温かなやり取りにほっとしたり、お茶目なやり取りに笑ったり、なんだか総じてとても感情を揺さぶられるものとなっています。
ありがとうございます。
はるか
ありがとうございます。
ひとし
最初のエピソードから聴きはじめ、まだ最新にまでたどり着けていませんが、何度も聴かせていただきます。
はるか
ありがとうございます。
ひとし
子どもたちが本来の力を存分に発揮して、安心して一生懸命になれるよう、大人の私たちの頑張りどころですね。
はるか
いやー素敵だ。
ひとし
大人って楽しいんだって思ってもらえるよう、自分も楽しみつつ子どもたちと関わっていこうと思います。
そのためにはなくてはならないTeacher Teacherがこれからも末永く続きますように。希望はしていますが、お忙しいなかでのこれだけの情報量を詰め込んだ発信は容易なことではないと思います。
はるか
うわー優しい。
ひとし
お身体に気をつけて、無理のない範囲でお願いいたします。少しですが月額会員にならせてもらいました。応援しています。
はるか
ありがとうございます。
じゃあ村にいらっしゃるのかもしれないね。
ひとし
かな?ですかね。
はるか
こういう文章いただけるから頑張れるんだよね。
ひとし
そうだよね。
はるか
こういう優しいメッセージ。ありがたい。お身体にお気をつけてとかさ。体まで気をつけてくださるん?っていう。すみませんもう、そこまで考えていただいて。
ひとし
そうね。
はるか
ありがたいです。
ひとし
発信が容易なことではないと思いますっていう配慮も。ありがとうございます。この方が最新話にたどり着く頃にはどうなっているのか。
はるか
ん?怖い怖い怖い。
ひとし
続いているのか。
はるか
まだもうちょい頑張るつもりよ。
ひとし
もうちょいいきますか。
はるか
ぜんぜん話したいことが無限に溢れてくるからさ。
ひとし
そうやね。ということで、引き続き頑張っていきたいと思います。
はるか
頑張ります。
ひとし
ハッシュタグ #ティーチャーティーチャー、カタカナで書いて感想やコメントお待ちしています。概要欄のお便りフォームからもお待ちしておりますのでぜひお願いいたします。今回お便りいただいた方も言ってくださってますが、月額スポンサーというものをご準備しておりまして、1100円から入ることができまして、オンラインコミュニティに招待させていただきますので、そちらもぜひ、タイミングがあるときにお願いいたします。
はるか
支えられてます。それでは、また。
23:26

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