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はるか
まあそうね、ちょっと背景から話していいかな。はいはい。 この発達障害と言われるものについての調査を開始した背景がありまして、
それはインスタライブで俺とひとしで、あれこれね、親御さんがコメントくれることに対してお話をしている中で、
親御さんがね、ふと発達障害についての問いかけを投げかけてくださって、 まあいわゆる、「うちは忘れ物が多いんです」とか、「よく動くんです」みたいな話があったときに、
俺が、「あ、そんなこと僕もあったんですよね、昔」とかいう話をしたり。「結構大人、いろんな人も経験しますよね、そういうこと」とか。
いう、なんかカジュアルな感じで会話がポップに進んでいってて。 うん。 で、その時に結局落とし所として、みんなそれぞれ多かれ少なかれ特性あるよね、みたいな感じの話で終わりそうになってたところを、
かなり真剣に悩んでる親御さんもいたし、 そこで俺がまずハッとさせられた。こんな感じで丸く納めていいもんじゃないよなやっぱりとか、いうのがあったり、
ひとしが結構、自分の特性と向き合っている時期とかでもあったじゃん、その時が。 うん。 で、その時にひとしが結構真剣な顔をしながら、
結構世の中では強みがあるんだから、その強みだけで生きていこうみたいな情報があるけど、結構ひとしは自分が悩んでるから、本当にそれでいいんだっけ?みたいな疑問も持ってったっていう話をしたんだけど、覚えてる?
ひとし
覚えてません。 あ、覚えてないんだ。 けど、思っていることではあるね。 うんうん。 やっぱ、よくビジネスの場で言われることとかは、
人から求められていることに全力で価値を返すことで自分の力がついていく、みたいな考え方もけっこうあったりして、なんか乗り越える方がいい苦手なことと、でも特性上もう無理じゃんみたいな苦手なこととかの違いもわからんし、
その子が苦手って言ったから特性だって思って、その苦手は注目しないみたいな風にしていいのかなとかっていう疑問もあったのよね。
はるか
なるほどね。そうかそうか。だからその、発信されてる方とか、俺も多分言ったことあるんだろうけど、その方を肯定するとかね、励ますつもりで言ってるっていう方もいらっしゃるんだろうけど、
そういう考えを持ったとしても悩み絶えませんよみたいな親御さんがいたりとか、もっと具体的にどうしたらいいのかっていうのを真剣に考えたいなと思っている方もいらっしゃるんじゃないかなと思って、
ひとし
そうだね。
はるか
その時に、きちんと勉強し直そうっていう話にインスタライブ内でなったんだよね。
ひとし
はいはい、そういう感じだったのね。
はるか
そうそう、それで発達障害と言われるものについて、ティーチャーティーチャー村の皆さんとその部屋を作ってね、調査会っていう部屋を作って、
文献持ち寄ってみんなで読んだりとかしようということになって、かなりの量の本とか論文とか集めてくださって、まとめてくださったりとかして、
もう相当な量のアップデートがあったよね。
ひとし
うん、あったよね。
はるか
うんうん。ただ、勉強会の時にも発達障害と言われるものについては専門にされている方がいらっしゃって、
で、やっぱり「この定義の考え方とかってまだ認識違うんじゃないの」とかっていう意見もあったりしたから、
やっぱりこう専門家の方から見るとまだまだ認識は甘い部分が多いんだろうなっていうのはある、現実として。
だけど、発信の目的としては、俺たちが一生懸命チームになって勉強して、
この発達障害と言われるものについて、いろんな立場の考え方を共有、そして啓発することで、
リスナーさんの考え方がアップデートされて、子供たちに対して言葉が変わったりとか、あるいは行動が変わったりとかして、
結果的に親御さんとか子供の心が軽くなったらいいなっていう思いで発信しているというのが、まず大前提であるということね。
ひとし
不登校の回とも近くて、どんな立場の人がどういうことを言ってるかを理解しようみたいな感じかな。
はるか
そうそうそう。で、大きな問いとして、発達障害と言われる子供たちが、
実際に困り感を抱えている場合、大人がどんな支援ができるんだろうかっていうことを中心の問いとして据えて調査をしました。
で、この中心の問いを元に明らかにしたいことが大きく分けて4個あって、一個目が発達障害と呼ばれるものは一体何なのかと。
ひとし
一体何なのかよね。
はるか
一体何なのかと。なんか分かっているようで全然実態がつかめない言葉で。
はるか
あとは皆さんがこのティーチャーティーチャーを聞いている方々が馴染み深いのは教育的視点かなと思っていて、教育者とか特別支援教育の専門家の方々が言う早期発見とか早期介入ってやった方がいいの?とか、その課題ってどんなものがあるの?とかっていう話があったり。
あとはインクルーシブ教育って言って、子供たちをみんなで一緒に勉強するべきか、特別支援教育で別々で教育するべきかとかっていう話とかもあったり。あるいは社会的視点ね。社会全体の考え方とか支援の仕方の変化が必要だよねっていう話があったり。
あとは親と家庭の視点ね。子供たちにどんなことができるのかなとか。あるいはどんなサービスが受けられるのかなとか。この4つの視点を踏まえてお話が聞けるとより理解が深まるのかなというふうに思った。
ひとし
なるほど。医学、教育、社会、家庭。中心の問いは発達障害がある子が困り感を抱えたときに大人はどんな支援ができるのか。これを今から4回聞いていただいたら発達障害について全体像が分かって、メタ認知できることで日々の振る舞いの中に心の余裕が生まれると。
はるか
そうね。あとは啓発活動よね。啓発したいことがあると。啓発じゃない?このティーチャーティーチャーの結構大きな役割として。そうね。だから俺ティーチャーティーチャーのリスナーさんって先生に聞いてほしいとか他の親御さんにも聞いてほしいっていう力が働くのかなと思ってて。
なんかこの考え方をみんなで共有したら結構全体的にハッピーになるんじゃないっていうような考え方が。あーそのポイントまで行ったんだ。いやもう俺この調査会終えて結構見方変わって結構ハッピーにはなってるかもしれんね。えーそうなんや。うんうんうん。
てかあぶねーみたいな。あぶねー?あぶねーみたいな。どっちの意味?それはどういう意味だ?いやこれ知らんかったって考えたらゾッとするわみたいな。あーそういうことね。うーん、いやーゾッとするね。いやまあ今までの教育者としての振る舞いとか反省したりもあったし、まあ、でも具体的にね、これから自分たちの活動にも繋がっているから。うん。ありがたい調査会ではあったね。
なんか一言で言うと、一言で言えるか分からないけどさ、一言で言うとはるかが思ったポイントは何だったの?えっとね、まあその結論について先にお話しして、今日は終わりにしようかなと思うんだけど。はい。結論を先に言っちゃいますね。はい。はい。いやもうこれは俺の結論だよ。保険をかける。これは俺の結論だよ。はいはい。
えっと、そう、具体的に何ができるの?っていう話でここに集約されるなと思ったのが、ニッチ作りしましょうっていう。あーそこなんだ。ニッチ作りする力をつけましょうっていう。うーん。ここができることかなと思った、大人が。なるほどね。うんうんうんうん。なるほどねって多分皆さんなってないと思うんだけど。
いや、ニッチ作りっていうのは簡単に言うと、自分の住処を作るみたいな感じだったよね。あーそうそう。その巣作りみたいな話でまさにそうで、ニッチ作りっていう言葉を最初に使ったのがハーバード大学の生物学者:リチャード・レウォンティンさんっていう方で、「生物が生存の可能性を高めるために自分自身の環境を変えることだ」っていう風に定義しているんだよね。
うーん。で、それでまさにひとしが言ってくれたように、ビーバーがダムを築いたりとか、蜘蛛が巣をかけたりするのはまさにニッチ作りの典型例で。はいはいはい。
で、動物は移動して好ましいニッチを探しますよねって。その中で子孫を増やしていきますよねって。なんか止まったり固定されたりとか環境に適応するというものがある一方で、この個性的な脳のニーズに合うように自分たちで環境は変えられるんだということを主張している。
なるほど。で、この時のポイントとして、積極的なニッチ作りっていうのは、本人の生きやすい環境を見つけるだけじゃなくて、周りに適応する能力すら高めてくれるんだという主張があって。はいはいはい。そっか、これ、第3回の特別編か何かで話したかな。
詳しく。うんうんうん。そっか。そうね。で、なんでニッチ作りが必要なのとか、こんだけたくさん発達障害と呼ばれるものについて勉強した上で、ニッチ作りが大事っていうこととか、ニッチ作りする力をつけようっていうふうに、この結論に至ったのにはたくさんの理由があって、それについて次回から、発達障害って一体何なのっていうのの話からスタートして、具体的にさっきのニッチ作りのためにどんなことができるのかなっていうことについても、
ひとし
一緒にお話しできればなというふうに思っております。はい。楽しみ。はい。ニッチ作りやっていきましょうって、もうこの段階からなっちゃった。
それの理由がもうどんどん明らかになっていくと。はい。はい。こんな感じかな、初回は。うん。はい。よし、じゃあ長い長い旅をしていきましょう。はい。
ぜひ皆さんのご意見もください。そうですね。ご意見ありましたら、いつでもお便りや、(ハッシュタグ、カタカナ#ティーチャーティーチャー)や、インスタグラムへのメッセージでお願いいたします。はい。よろしくお願いします。
はるか
それでは、さよなら。