リビングホーム、生きた家。
家と連結されたガントリー天井付きロボットっていうのは、結構面白いアイディアだと思ってる。
ロボテクストをいきなり投入した家を作るっていうのは、今、実装するにはちょっと早いんですよ。
未来の家から逆算して作ってくる。
住宅をアップデートする、大上位概念があって、その結果ヒューマンの家とかもついてくるみたいな。
全体の設計の仕方がまず秀逸だなって思う。
現時点でできる限界ギリギリのテクノロジーを全部埋め込むっていう家を作ってる。
だけどデザイン的にも建築的にも美しいものだ。
お客さんが物を買うとか、そこに住みたいと思う時っていうのは、
技術があるから住みたいわけじゃなくて、そこにいて心地よかったり、
アイデンティティーみたいなものが強化されたりするから物を買うわけで。
それは勘違いしちゃいけないなと。
声で届ける企業家の物語、スタートアップNOW、ホストの稲荷です。
本日のゲストは株式会社ムー、コーファウンダー&CEOの成田修造さんです。
そしてその投資家でいらっしゃいますベンチャーキャピタルのアルファより、
ジェネラルパートナーの達岡圭介さん2名にお越しいただきました。
本日はどうぞよろしくお願いします。
ムーさんはアルファベットの大文字でMWというんですよね。
はい、そうです。
そして未来の家、ムーリビングホームを提供されているスタートアップでございまして、
この度シードラウンドにて累計で30億円ですね。
非常に大きな金額かなと思いますけれども、調達されたばかりとなります。
そして今回のラウンドをリードされたのがアルファさんでございまして、
そして今回の配信もタイアップ企画でやらせていただいておりまして、
本当に僕、実は成田さん、ホンダされたタイミングとかを直接お会いに行かせていただいたほど尊敬している企業でございまして、
こんな機会をいただきました。
2人ともありがとうございます。
ごちそうさまでした。
ありがとうございます。
ということで、冒頭ぜひ簡単にアルファさんの紹介および達岡さんの自己紹介からお願いできますでしょうか。
アルファの達岡です。よろしくお願いします。
アルファは去年の今頃、もうちょっと前かなぐらいに立ち上がった200億のVCファンドというところでございます。
主にシールありフェーズの会社に対して出資をしていくというところで、
だいたいチケットサイズでいくと平均で3から4億5億ぐらいみたいなところをワンショットで出資しているというような形です。
私自身はアルファ入る前はグローバルブレインという大手のファームに12年ぐらいおりまして、
そこでいろんな経験をさせていただいて、今回自分のファームというところで立ち上げたという形でございます。
ありがとうございます。
何か成田さんがどんな方なのかとか、何かどんな話が来たら面白いなとか、何かその辺り一言もらえますか。
そうですね、実は成田さんとの関係でいくと本当にムーに出資するまでは、もちろん知ってはいたんだが、
何かあまり深くお話することはなかったという感じだったんですけど、
まさにアルファが創業したての時に、シェアオフィスみたいなところで我々やってて、
その時に成田さんが来ていただいて、結構衝撃を受けてですね、考えの深さであったりとか、
人を巻き込む力みたいなところはすごくすごく深いと、あるということなんで、
それでこの成田さんであればですね、かなり大きなチャレンジをやってるんだけれども、
しっかりと成功をつかみ取って、大きな会社、日本を代表する会社になるんじゃないかなと思ってですね、
出資をしたというのがあるので、どんどんどんどん深掘ってもらえれば面白い企画がいっぱい出てくると思います。
ぜひ一緒に、佐々木さんが気になるところも一緒に深掘れればと思いますので、よろしくお願いします。
大変お待たせしたんですけど、ぜひムーさんと、あと成田さん、それぞれ自己紹介いただけますか。
はい、ムーの代表をやってます成田です。
もともとは大学生の時にいろいろ企業をしたり、そういったチャレンジをして、
うまくいかなかった時も全然あるんですけども、その後ですね、クラウドワークスっていうIT系のベンチャー企業がありまして、
そこの創業期に関わることになりまして、そこに大学4年生の時に入り、ほぼ創業期、
ほぼ第一号社員、役員以外の第一号社員で執行役員として入って、
そこからいろいろ運がよくそのまま上場することになって、2014年の年末にIPをしまして、
そこから僕は副社長という立場で約8年、取締役であったり副社長であったりという立場で8年間クラウドワークスの経営をやって、
計11年ぐらいですかね、立ち去ってですね。
そこから独立をしたという形で今の会社を作ってまして、2024年にこの今のムーという会社を立ち上げました。
実は創業前からかなりいろいろ仕込みをしてたんで、実質23年ぐらいから活動をしてて、
24年に会社を登記して、会社を作ったということですね。
今作っているものはお伝えいただきましたけど、未来の家を作るというコンセプトで、
家自体がすごく硬直化している産業でもあるんですけど、一方ですごい巨大産業でもあるんで、
そこにテクノロジーだったり、あるいはデザインの力だったり、そういうものを組み合わせれば、
すごい面白い革新的な製品が作れる可能性があるし、またそれが事業としてもうまくいく可能性があるんじゃないかなということで、
立ち上げたということになります。今、アルファさんにももちろん出資いただき、
いろんなVCさん、CVCさんからもお金をもらいながら事業運営してます。
だいたい業務委託も入れて、50弱ぐらいのメンバーがいて、
今、家を作ったり技術を開発したりということをやっているということで、会社を立ち上げています。
ありがとうございます。最後、家を作ったりいろいろ作ったりですけど、そのいろいろが本当にそれぞれ深くて、
そのあたりはまたしっかり深掘りさせていただきたいなと思うんですけど、
まず入り口、やっぱり成田さんのことは、多くの方がクラウドワークス時代のことをよくご存知かなと思っていて、
その成田さんがなぜクラウドワークスさんを卒業されて、その空白期間に何を考えて今の上に行き着いたのかみたいなところもしっかり深掘っていきたいなと思っておりまして、
当時、辞められたタイミングがクラウドワークス10年で売り上げが100億円ですか。
で、営業利益が10億を超えたタイミングで、まさに本当に軌道に乗っていって良い作に入ったタイミングかなと思うんですけど、
それ辞められたご理由みたいなところだったり、次の挑戦に踏み切った理由のところからお願いできますか。
そうですね。そのまま売上100億、利益10億ぐらいが出てきて、ようやく会社としても従業員も500名ぐらいになって、
このままその営業利益100億とかに向けてどういうふうにやっていこうかということももちろん議論している中で、
自分自身が30歳になって、少し次のキャリアどうしようかなというのは当然考えるタイミングでもあったんですよね。
で、そのまま自分がそのまま経営としてやっていくという考えもあれば、新しいチャレンジをする。
まあその二択だったんですけど。
で、悩んだがいく自分の挑戦を選んだというのが経緯なんですけど、
もともと僕は18歳の時に起業したかったんですよ。
18歳の時に起業しようと思って、
その時に一番やりたかったのはやっぱり電気自動車だったんですよ。
2008年の時に何が一番やっていいですかって言われたら、やっぱり電気自動車やりたかったですね。
どうしてですか?
で、それはまず明らかな産業革新というものが起きる。
どう見てもメガトレンドが起きるよね。
かつ、ハードウェアであり物があるビジネスで、すごくそういうものに心が躍るタイプなんですね。
で、その組み合わせでもうダントツでかかったのが電気自動車だったんですよ、当時。
で、やりたかったんですが、当時資金力が足りなくて、
日本のベンチャーキャピタル市場がそもそもほぼなかったんで、
まあ確か2008年って資金調達400億とかですよ、確か。
年間の総投資額。
年間ですよ、全ですよ。
400億くらい。
今って1兆とかになり始めてます。
当時ね、1億のファイナンスしたらものすごいメディア価値あるみたいな。
そんな価値だったんですよ。
それも分かってたんで、これは無理だと。
当然若かった。
技術もないっていう中でこれは難しいっていうのがあって、
断念してITに行ったっていうのが正直なところだったんです。
で、今ひるがえって見ると、時間軸で見ると、
若い時っていうのは、イロンマスクだってテスラをやる前っていうのは彼はペイパーをやってたし、
ペイパーをやる前っていうのはゲーム産業にいたんですけど、
そういう意味ではソフトウェアっていうのはすごく低資本でスケールするんで、
すごく若い人たちの企業のアイディアとしてはすごくいい、
企業の場としてはすごくいいんですが、
一方で僕がやりたかったのはどっちかっていうと、
未来の面白いものとか革新的なものを作るっていうのは最終的にやりたかったって考えると、
今のタイミングでやらないと人生死ぬとき後悔しそうだなっていうのがあったんで、
そこに向けてもう一回挑戦しようと。
ちょうどベンチャーキャピタルの市場もすごくホットになってきていたっていうか、
ITのネタ不足っていうんですか、これは多数お客さん一番おかないかもしれないですけど、
もちろんAIとかいろいろ出てきてるんで、いろんなテーマはあると思うんですが、
ちょっとSaaSも一巡し、スマートフォンのアプリ市場も一巡しっていう中で、
次、日本として本当に世界に誇れる産業企業を作るテーマって何だろうって考えると、
すごくハードコアなっていうか、ディープテックとか言われてる領域とかそういうものが、
すごくテーマとしてきそうだし、そこにまた国とか、
あるいは大企業のお金を流れそうな匂いはもう当時からあって、
じゃあこれは今いいタイミングなのかなということで、
家とか、あと僕らロボットの授業もやってるんですけど、
家とかロボットとかAIとか組み合わせて、ちょっとCAPEXが大きいというか、
すごく初期投資が大きいんだけど、できたら面白いビジネスっていうのを挑戦しようと思ったのが、
このブルーの立ち上げのきっかけです。
今の構想はこの解像度のまま、クラウドワークさん辞めるときにはもう、
今みたいに領域やるぞまで決まったんですか?
いやいや、上場企業の取締役やった後って、似たような会社の取締役とかやれないんですよ。
創業者としてはやれなかったりするんで、
ちょっと1年間ブランクがいたんで、そこで結構いろいろ考えました。
その前から実は結構いろいろ考えてたんですよ。
授業アイディアも考えるのはオタクみたいな感じなんで、
もう永遠とアイディアはあるんで、別にロボットとか家とかじゃなくても、
こんなビジネスあったらいいなっていうのは山ほどあるんで、そういうのはずっと考えてましたけど、
本当にこの構想に行き着いたのは辞めてから1年ぐらいです。
何を考えながら、あとはどうやって上に行き着いたのかみたいなところもちょっとあったので。
いや、この1年はむしろ準備期間でメディアとかにたくさん出る期間にしようと。
ちょうどタイミングが良くて、要はその創業メンバーを集めなきゃいけなかったりとか、
あるいは自分自身の認知度というか知名度が上がっていかないと、
やっぱり面白いことできないっていうのもあったんで、
それをする期間にしようかなみたいな感じで、
その当時はすごいメディアにも出てたんですけど、
それは結構意図的に数をこなしてたっていうことですね。
そして、いろいろ交差が上がられた中で、
MOOの今回の家っていう領域だったり、
ロボティックスの領域にどんどん着地していった、
一番の決め手じゃないですけれども、
その辺りはどの辺りにありました?
これは辰岡さんともいろいろ話して、
なんでですかとかいろんなVCの人とかとも言われたんですけど、
一つはやっぱりやるからには、まず目標点があるわけじゃないですか。
やるからには日本を代表する会社、
あるいは世界に通用する会社を作りたいっていうのはまず大前提あって、
そうすると大きな産業じゃなきゃいけない。
かつ、僕は2Bじゃない方がいいと思ってたんです。
どっちかというと2Cの領域もやりたかったんです。
それはロマンみたいなもんですね。
どっちかというとそういう会社を作りたいんだと。
僕の、一応日本におけるベンチマークっていうのは、
Nintendoとかユニクロなんですね。
自分の中でも。
そういう会社になりたいってそれがあったんで、
その中で、まず今の巨大産業であると。
コンシューマーに近い領域であると。
で、もう一つはテクノロジーによる革新が起きそうで起きてない領域である。
っていうことが大きいですよね。
で、この辺りのまず掛け算。
かつ、自分がまあまあ理解できそう。
つまり顧客として自分が向き合った時に、
こういうものがいいんだっていうふうに言えるものじゃないとできない。
ですよね。
で、そういうことがはっきりと自分の中にあったり、
マーケット感覚が割とあるっていう。
これは僕が家を買ったり、
あと家を建ててる人とすごい友達が建ててるのをすごい見たり、
別荘を買ったり。
そういうのがいろいろあったんです。
投資用のマンションを買ったりとか。
で、マーケットの理解がだいぶ進んだりしてたってのがあって、この辺り。
で、最後に自分が集められる資金でギリギリできそう。
っていうこの5つぐらいを条件に設定すると、これしかなかったです。
で、自動車も実は考えたんですけど、無理だったです。
それを金額的なの?
資金的に無理っていうのと、自分が免許持ってない。
そうなんですね。
とか、いろいろあったりとか。
まあまあそれは持てばいいんですけど。
でもまあそういうのはちょっとこれは冗談なんですけど、
最後の資金が結構デカかったと思うんですね。
日本から自動車メーカーを作るっていうのは結構現実的じゃないっていうのもあって、
その中での次なる巨大産業ということで住宅、これは面白いかも。
まあいろいろ弱点はあるんです。
住宅産業っていうものの弱点はもちろん理解しながら、
その弱点も克服できる可能性があるテーマ、あの事業プランで攻めようということで選びましたね。
ありがとうございます。
まさに辰岡さんで言われたタイミングは、この辺りの話をがっつり聞いた上で協議をしていったってことですね。
その時の感覚を思い出しているものとかありましたら、どんな感じだったとか。
そうですね、まず当時って、今って結構それこそ経産省のジェニアクとか含めていろんな補助金が付き始めたりとか含めて、
大きなお金が流れる気配っていうのが日本でも誘惑出てきてると。
VCも結構注目しだしてっていうところなんですけど、当時多分成田さんが回られた時代って、
そもそもジェニアクって別にまだフィジカル屋に来てないみたいな話があったり含めて、
日本って本当にここお金集まんの?とか、中国とか米国に勝てる企業家が、もしくは勝てる自由が生まれるのかみたいなのって結構懐疑的に思ってるVCが正直多かったと思うんですよ。
そのタイミングでお話をしていて、僕も最初は確かに結構難しいことやってるなっていうふうに最初パッと思ったんですけど、
ムーの場合はヒューマノイドとかフィジカルAIもそうなんですけど、
まずそもそも大冗談として、良い自由空間を作る、住宅をアップデートするみたいなすごい大上位概念があって、
その結果ヒューマノイドとかもついてくるみたいな、そんな感覚があったんですよね。
その論点の立て方というかですね、全体の設計の仕方がまず秀逸だなと思って、
これは結構VCとしても大きく欠ける余地が、そのタイミングだとしてもあったなっていう感覚があったんですよね。
加えて、私建築出身なんで、そもそも建築大好きなんですよ。
Xのプロフィールとかにも書かれてるんですよね。
なので、もうやっぱり投資する上においても好きなことにしっかり投資したらそれだけいっぱい応援もできるし、
そこに素晴らしい企業が現れたなって感覚があったんで、良いなと思ったっていうのが最初のきっかけでしたね。
家というところとロボティスクスと他にもいろんな領域があって、
たぶんそれぞれさえも難易度が非常に高いのかなって思うんですけど、
それを全部やられるっていうのはそこまでできるの?みたいな感覚っていうのはなかったですか?
なかったというか、できるだろうなと思いましたっていうのがあって、
やっぱり複雑は複雑なんですけど、
例えば私が大好きな建築家で、ミース・ファンデル・ロエっていう建築家がいるんですよ。
有名なあいつ、バレスナーパビリオンっていう、バレスナーチェアとかっていろんなところにも入ってたりする椅子があったりするんですけど、
彼が作っているのって、バレスナーパビリオンとかは本当に十字架の鉄柱みたいなものにコンクリートのスラップがあって、
あとガラスが入っているだけみたいな、むちゃくちゃシンプルなんですよね。
彼の名言でレス・イズ・モアっていう、そういう表現があって、
要は少ない方がより多い、直訳で言うとそういうことなんですけど、
まずムーンが作っている建築って本当にシンプル、すごいシンプルで、
無茶苦茶でも一方で美しいみたいな感じで、そこがあった。
それは建築はもちろんそうなんですけれども、
成田さんと話していると、レス・イズ・モアみたいなものを事業全体でもやっていっている感覚があって、
つまりシンプリファイするんです。
いろんなものをシンプルにシンプルに考えた上で、重要なものを優先順位につけていくみたいなことなんで、
複雑なことをやろうとすればするほど、それがむちゃくちゃ重要になってくるんですよね。
そういうのができる経営者ってあんまりいない中で、
これは逆に複雑なことをできる珍しい経営者だなと思ったっていうのが、
まず一つあって。
もう一つが、ディテールに神が宿るみたいな概念もあるんですよ。
すごく細かいところがむちゃくちゃ重要になってくる。
それを積み重ねてすごくいい建築が生まれたりとかするみたいなのがあって、
これは僕、事業にも通じるとこれも思っていて。
さっき申し上げたように、成田さんってすごいシンプリファイする力が強いんだけれども、
一個一個のディテールもめちゃめちゃ細かく理解してちゃんと積めていくみたいなのがあって、
その両方ができる軽量な企業家であるがゆえに、これだけ大きいチャレンジ。
しかもリアルな軽いものができるっていう感覚を持てたんで、
むしろチャンスだなと思ったという感じです。
普通の人はなかなかできないんだけれども、それができる企業家が、
しかも僕の好きな領域にチャレンジしてくれて、めっちゃええやんみたいな。
そんな感じでした。
ありがとうございます。
成田さん、今のお話を受けて、同じように考えられていらっしゃるのか、
他にも気をつけていることとか大事にされていることとかがあるのか、
特にここの事業を多角的にやられるにあたって、ハードをやるところにあたってですね。
今、辰岡さんがおっしゃったレース・イズ・モアと、
やっぱりその、ゴッド・イン・ザ・ディテールっていうんですかね。
神が細部に宿るっていうこの考え方は、すごく僕らも意識している。
常日頃から話していることではあるんで、逆にちょっとこだわりすぎてお金をかけすぎちゃうのも、
期間をかけすぎてしまうっていう弱点もあるんですけど、
でもその弱点が強みになるっていうのがあるじゃないですか。
その辺りが僕らの特徴でもあるんで、
それがやっぱり伝わっていく必要があるし、
あとは建築的な部分のこだわりっていうのは、
テスラで言えば車のこだわり。
テスラって実はドアハンドルがないんですよ、フラットで。
近づくとニュイーンって出てくるんですよ。
誰が踏めたのこれって、めんどくさって思うんですけど、
やっぱ多分なんですけど、イーロンがこだわってるんだと思うんですよ、多分。
とか、アップルのやつ見てもネジが出てこないじゃないですか、アップルの製品って。
あれ絶対こだわってるんだと思うんですよ、常日が。
こういうことに美学があるんだと思うんですね。
その美学の積み重ねでいいものができる。
買う理由っていうのは意外にシンプルじゃないんで、お客さんって。
良いものは良いっていう感じで買うじゃないですか。
それが何で良いのかっていうと最後にこの積み重ねなんで。
テクノロジーにしても建築にしてもロボットにしても、
とにかく全部そういうことを細かく細かく積み重ねるっていうのは意識してるし。
あと言うても僕はただ専門家じゃないんで、建築の専門でもない、
AIの専門でもない、ロボティックスの専門でもないんで、
やっぱり一個一個の本質は掴む。
その本質が適度に融合するためには何が必要なのか。
あるいはそれが融合するための障壁が何なのかっていうことを理解して解いていくっていうんですかね。
ほぐしてあげるみたいなのが自分がやらなきゃいけないことなので、
その辺りが経営してて意識してることかもしれないですね。
本質を解きほぐした上でそれを実装の上に託せるような本番のプロフェッショナルをちゃんと集めてやっていくと。
あとはマーケットが明確。
僕らの事業ってKPI簡単なんですよ。
例えば売る当数×単価イコール売り上げみたいな感じで。
現価もすごいわかりやすいんですよ。
建物作った現価とか土地の現価-人件費イコール利益みたいな。
すごい事業的にはわかりやすくしてて、
それってあんまりロボティックスの事業だけやってると難しいと思うんですよ。
お客さんのニーズがどこにあるかわかんないじゃないですか、そもそも。
何台導入されるかも自分たちでコントロールできなかったりとか。
その単価もまだ市場価格がないから、
自分たちで設定しなきゃいけないとか。
いろいろ複雑になっちゃってると思うんですよ。
で、やりながら解きほぐしていくって感じだと思うんですけど、
僕らの場合は住宅っていうマーケットがまずソリッドにあるんで、
それも結構シンプルにできてるところ。
だから初期的にその事業をすごくシンプルに作ってKPIもすごくシンプルに作りながら、
内部的には美しく面白く、細かいプロダクト作りをするっていう感じの両立てでやってる感じですね。
まさに成田さんが経営を通じて学んでこられたところを今回応援されてるのかなと思いますけれども、
一方でいろいろ技術とか拝見してると想像以上に減価がかかってくるとか、
後期が伸びたり、いろいろ材料が高かったりとかあると思うんですけど、
この辺りの誤算っていうのもやってきながら修正していって。
それはどうしようもないですね。
やっぱりやっていきながら学んでいくしかないので、
僕らで言えばすごく重要なもので言えば、
よくQCDって呼んでるんですけど、
これは製造業の用語でクオリティー、コスト、デリバリーの略なんですけども、
製品品質を保つことと、製品のコストを適正に保つことと、
デリバリーっていうのは僕らでいうと施工。
つまり建物を作るスピードっていうものをどれだけ適正化するかって、
この3つのバランスがすごく重要じゃないですか。
で、多くの不動産会社っていうのは、
あるいは多くの住宅会社、公務店っていうのは、
コスト、デリバリーを優先するんですね。
クオリティーっていうのはもう業界標準みたいなものがだいたいあって、
それに沿ってコストとデリバリーをできる限り短くすることによって、
数を出していって売るってことをみんなやってて、
僕らはそうじゃないんですよ。
そのクオリティーが鬼高いっていう感じにしなきゃいけないんですよ。
クオリティーの意識SSみたいな感じで、
そのクオリティーっていうのも他の会社がやれそうでやれないデザインを作ってるんですよ。
例えば多くの人から見れば、
こんなにぐにゃぐにゃ曲がってなくて良くないっていうものをぐにゃぐにゃ曲げてたりとか、
こんな点高取らなくていいじゃんっていうところを点高取ってたりとか、
色々細かいものがあって、普通はやらないんですよ。
で、それをやってるんでどうしてもコストとかデリバリーはみんな読めないっていうのがあって、
一回やってみると分かるんで、それを劇的に改善するっていう。
その改善も、改善できる人を連れてくるっていうような形で何とかやってるんで、
誤算っていうか、どうしてもクオリティーをめちゃめちゃ高く保つんだっていうこのフィロソフィーがあるから、
どうしてもコストデリバリーが後で判明してくるっていう。
時系列的にはそういう判明の仕方をするんで、
どうしてもそこはミスるし、そこはキャッチアップして改善していかなきゃいけないところではある。
今のところがまさにロボティックスのメーカーではなくて、
あくまでハウス、住宅のところからやられるというのもそこの最上位を握っていかないと、
成田さんたちが作られたロボティックス、
これトゥーマッチなんじゃないかと既存のハウスメーカーさんとかに思われちゃったりとか、
そういうところもあるんですか?
あると思いますね。
あると思うし、自分たちでやっててもやりすぎだなっていう、そういうこともたくさんあります。
ただ、今のところはクオリティーをめちゃめちゃ高くした結果、
普通よりも高く売れてるという現象も起きてるんですね。
それは結局クオリティが高いから高く売れるじゃないですか。
そこのバランスが今、もう判明してきてると思うんですよ。
普通のものを作ったら普通の価格にしかならない。
そこにクオリティのプレミアムをつけることによって価格プレミアムが乗る。
その価格プレミアムがどれくらい乗るのかっていうのも今いろいろ実験してて。
また麻生さんといろいろと議論してますけど、
このエリアでこういう建物を作ったらこれくらいのプライスで売れましたっていうことが見えてくると、
じゃあ次はここで作ろうかとか、
じゃあそこのコストを下げたらこれくらい利益率が増えるねとか、そういう議論なんで。
そういうのを一個一個学習してるって感じです。
あと今も創業からいくと今2年とかですよね。
でももう売り始めてるんですか?
もう売り始めてます。
これなんか信じられないスピードだなと思うんですけど、
これはまず最初はロボティックスをアームとかが、いわゆる皆さんが想像するのアームが、
それはまだ実装されてない。
まずは家とソフトウェアが入ってるって、そういうのはどういうことですか?
僕ら事業マイルストーン、これもいろいろと議論をしまして、
ロボティックスをいきなり投入した家を作るっていうのは、これは時代的に僕は早いと思ってて、
ロボティックスが今なんて言うんですかね、チャットGPTモーメントとか言われるんですけど、
チャットGPTが出てくる3年くらい前なんですよ、感覚的にも。
GPT-1くらいの感じなんですよ。
GPT-3が出てくるのが多分これからで、それが僕は2029から30くらいなんじゃないかな。
まだ先なんですね。
ちょっと先です、ちょっと先。
で、今そのために国際競争がすごいあるんで、現場で見てると大体そうなろうなっていうのが分かるわけですよ。
じゃあと考えると、それはまだ今実装するにはちょっと早いんですよ。
で、それを実装するためにレディな状態にしておかなきゃいけないんですよ。
レディな状態っていうのはどういうことかっていうと、
ロボット自体の学習を僕らがめちゃめちゃ進めるっていう、
つまりチャットGPTモーメントが来る前に自分たちが必要なUXとかデータを集めきってるっていう状態を作んなきゃいけないっていうのが一つ。
もう一つは、それが入ってくる前提で家作りっていうものを学習しておかなきゃいけないんですよ。
ロボットがあるから簡単に家が作れるわけじゃないんですよ。
ロボットと家をセットで作るっていうことを何年もかけて研究開発やるから、
それがいいタイミングが来たときにいいものが作れるんで、
その家作りっていうものをそもそも学習しておかなきゃいけない。
かつ、ロボットだけじゃないんで、やっぱりロボットっていうのはUXの一個だと思うんですよ。
いい家の一つであって、その手前にはやっぱりスマートフォームとかソフトウェアで何かが制御できる。
物理的なものがなくてもできること。
例えば照明を消すっていう行為ですら、まだ僕らはリモコンとかスイッチを返してやってますけど、
そんなものは必要ないって僕らは思ってるんですよ。
MOOの家にはスイッチとかリモコンがないんです。
それも例えばソフトウェア的に実装しなきゃいけないとか、
そもそも遠隔でお風呂が沸かせない家が今ほとんどじゃないですか。
沸かせます?例えば。
僕の家も沸かない。
おかしいじゃないですか。
じゃあインターホンって今リモートで受けられます?
受けられない。
僕は受けられないんですよ。
おかしいじゃないですか。
これをまず解決するっていうことがまず必要で、
そういうおかしいよねっていうものを未来の家から逆算して作っていくって必要があって、
それはロボット以外にもいっぱいあることがあるんですよ。
それをMOOの家では現時点でできる限界ギリギリのテクノロジーを
全部埋め込むっていう家を作ってるんで、
だから今のMOOの家っていうのはロボットを手前のスマートフォームになってる。
だけどデザイン的にも建築的にも美しいものだって。
それを融合して販売してる。
そういう状況ですね。
最初の1号と言いますか、最初の取り組みが
もう1000人ぐらいから申し込みがあるみたいなのを僕も拝見したんですけど、
これはどういう方々がどういう期待値で申し込まれてるんですかね?
いや、もうすごい家なんで。
住みたいとか買いたいとかそういうことですね。
その層の方々は将来的にやっぱ数年後、
ロボットが搭載された家を買う層とやっぱ近しい同じなんですかね?
あったと思いますし、別にロボットは
僕らの理想では全部の家事をやってくれるだけなので、
あったら嬉しいに決まってるじゃないですか。
だからできるなら、あったらいいに決まってるんです。
それは確定してて、あとは技術的にできるかどうかの話。
全人類必要なものだと思うので、
あんまりそこは気にしてないんですけど、
興味を持ってくれている層は将来の層とも全然一緒だと思います。
ありがとうございます。
あと、今度はプロダクト、特にロボットの部分のところもお伺いしたいなと思うんですけども、
これなんかいわゆる世間を見ていると、
やっぱ人型のロボットが非常に多いなってところをお見受けしている中で、
全然違うアプローチされてるかなと思うんですけど、
この辺りのご説明と背景とかも。
そうですね。
人型ロボットは社内でも今もずっと議論があって、
当然世界的にも人型ロボット、
フィジカルAIといえば人型ロボット、
人型ロボットっていうものを全産業に使っていくっていうのは一つの流れだと思うんですけども、
僕らはまずいい家を作るっていうところに立脚しているので、
その人型かどうかっていうのは手段に過ぎないっていうのが1個あります。
で、もう1個は日本の家っていうのは狭いじゃないですか。
ベーシックな家庭って普通に都内で言うと60平米とかじゃないですか、広さで言うと。
そこにオプティマスって180cmくらいあって、
結構でかいですね。
で、ごついんですよ結構。
で、あれが本当に入ってきて嬉しいのかっていうものは1個あるし、
充電ステーションの問題どうするんだっていう問題もあるし、
そもそも家の環境っていうのがランダムすぎるんで、
AIが本当にその人型ロボットが全部家のことを理解してくれてやってくれるみたいなことが
本当に可能なのかっていうことも結構疑問としてあるし、
万が一転んだときにそこに小さいお子さんとかペットがいたらしく、
本当に不幸な事故に繋がりかねないとかっていうことを考えると、
安全性の問題でも結構堪えるそう。
ってなったときにMOOの場合は、
天井裏にある基本的には潜んでる、
あまり表に出てこない形であり、
作業が必要なときに落ちて出てくる、
出てくる経路っていうのは固定されてるんで、
倒れる心配がない。
天井なんで人間との衝突リスクも低い。
かつ作業スペースっていうものを、
ロボット用に家から作れるんで用意することができるんで、
今もうちょっと価格も下がり始めたけど、
都内ってマンション買えないじゃないですか。
1億、2億、3億みたいな世界線になってて。
こうなってきて、やっぱり子建て住宅がもう1回見直されつつあるんですよね。
富裕層もやっぱり子建ての方が少しマンションよりは安く買えたりするみたいなのもあったりするんで。
だからマーケットもかなり追い風になってきてるんですよ。
子建て自体は、特に富裕層向けの子建てみたいなところ。
みたいなトレンドもあるんで、
そういう意思決定を投資家とはしているっていう感じですかね。
マクロは結構ありますよね。
めちゃくちゃ良い。
やっぱりこれからって難しいです。
インフレで、円安、インフレ、株高の世界なんですね。
これからの10年で日本で。
そこに適合するビジネスモデルにならなきゃいけないと思ってましたし。
それはもう全然創業前から思ってましたし。
そういう意味でもちょっとミートはしてるんですよね。
かつ、ただ住宅メーカーになっちゃうと、それはそれで面白くないですね。
それで結構、かっこいい家を作ってる公務店というのがいまして。
それも結構色調べたんですよ。
で、それだと、やっぱりここまでしかいかないなというのもわかって。
そこに絶対テクノロジーの革新がないといけないし。
それが将来的なスケールにも繋がってなきゃいけないんですけど。
その辺りも考慮すると、今のやり方は1個面白いのかな。
で、ロボティックスってなってくると、またそれはそれでさっきの大ホームランかゼロかみたいな話になっちゃうので。
それはそれでちょっと自分の企業スタイルとはやっぱり違かったなって。
やっぱり自分は30年くらい今の会社経営しようと思ってスタートしてるんで。
やっぱりそこで考えると、長く戦える産業じゃなきゃいけないなとか。
なんかそういうのもあって。
今みたいな感じになってますね。
ということはロボティックスの部分であっても、
もうかなり技術的にもすでに想定通り進んできているし、もう生きるだろうって感覚は今あるんですか?
まだまだリスクはあります。
やっぱりそれは、そもそもロボットをやってと思ったのは、
一つはロボットって難しくて。
この間、自動車業界からエンジニアって来るんですよ。
来てくれて、見ていただいて、もし自動車産業の人がいたら是非来てほしいんですけど。
自動車ですら、配線が動くところってタイヤかハンドルぐらいしかないと思う。
確かにそうですよね。車って動きってすごいシンプルだ。
ロボットって動きすぎですって。
腕がにょろにょろにょろにょろにょろ動く。
それが擦れる。
そりゃ壊れますよねって思って。
そうなんだな。
ハードウェアの人から見ても、ロボットの複雑性ってすごいんだなというか。