1. NFTにハマった建築設計者の日常
  2. #273 建設業とロボットの話
2024-09-27 25:57

#273 建設業とロボットの話

#ロボット #自動化と機械化
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今日も一日、ありがとうございました。
この放送は、Web3にハマった建築設計者が、仮想通貨やNFT、メタバースなどのWeb3の話と、
時々建築の話をする放送です。よろしくお願いします。
今日は、ロボットと建築についてお話したいと思います。
ロボットと建築ですね。これは切っても切り離せない話題かなと思います。
早速本題なんですけども、ロボットと建築ということについてなんですけども、
今日ですね、会社の一取り組みで、ロボットベンチャーの会社に訪問して、そこを見学して、
そこの人のお話を聞くという機会がありました。
そこでですね、結構自分の考えが変わったようなお話を聞けたので、
それについてちょっとお話ししようと思います。
なので、今日は建築寄りのお話です。
あとは割と産業ロボットみたいな、産業ロボットですね、産業ロボットあたりのお話もできるかなというふうに思っています。
ということで、本題に行ってみたいと思います。
今日なんですけども、ロボットベンチャーですね。
関西にあるロボットの事業をしているベンチャー企業に行ってきました。
それは私が勤めている建設会社として、建設会社の一社員としてロボットベンチャーに行って見学させていただいて、
そこの社長さんとかからとちょっとディスカッションして意見をお聞きするみたいな、そんなお話を、そんなことを今日してきました。
そこで思ったことですね。
そうですね、いろいろあるんですけども、3つちょっと思ったことがあるので、思ったことというか聞いたことですね。
3つそこで見聞きして感じたことがあるので、ちょっと今日お話ししたいなというふうに思っています。
その3つっていうのはざっと言うと、1つ目はロボット事業を行う上でのマーケティング的なお話についてです。
2つ目は言葉で言うと、自動化と機械化の違いについてです。
3つ目についてはロボット事業全般というか、それ以外にもそうなんですけども、新しいことをやる上での心構えみたいな、そんなお話を3つ目としてお話ししたいと思います。
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なので、1つ目はロボット事業のマーケティング的な話。
2つ目は自動化と機械化の違いについて。
3つ目は新しいことをやる上での心構えみたいな話です。
その3つに入る前に、建設業とロボットについて背景というか現状、現在地みたいなお話をしたいと思います。
建設業っていうのは産経と言われるように、危険、汚い、あと1個なんだけど、きついかな。
危険だし危ないし、大変だし汚いしっていう産経、危険、汚い、きついって呼ばれるように、建設現場というのは結構過酷な現場とされています。
ものづくりという点では、みんな一緒なんですけども、ものづくりの現場という点では過酷な現場とされています。
例えば同じものづくりでも自動車を作るものづくりとか、あとは食品を作るものづくり、そういったところの現場と比べると建物を作るものづくりの現場というのは、さっき言った産経で過酷な現場とされています。
そこでひと役買ってくれるであろうと期待されているものがロボットの活用になります。
その産経ですね、危険、汚い、きついっていうのを代替してくれるような、人間がそれらを籠ることがないように代替してくれるようにロボットを活用していこうと。
ロボットに危険、汚い、きついっていう業務をロボットにやってもらおうと。
そういった動きとか考え方っていうのは建設業界で昔からあるような理想の方向性なわけです。
ただ今現状はそこまで建設現場にロボットが浸透していっているわけではないっていうのが現状になります。
この2024年、さまざまなロボットとか機械とかIoTとかそういったものが発達している中、まだまだ全然ロボットが建設現場に入っていないっていうのが今現状にあります。
そのような背景を踏まえた上で冒頭で述べた三つ、マーケティング、自動化と機械化とは新しいことをする上での心構え。
この三つについてお話ししていこうかなと思います。
まず1点目なんですけども、ちょっと順番を変えて自動化と機械化について1点目としてお話ししたいと思います。
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皆さん、自動化と機械化の違いってわかりますかね。
例えば、お菓子みたいなパンみたいなお菓子が工場で製造されている情景を思い浮かべていただきたいんですけども、
お菓子の生地が練られて、それが小分けにされて、丸く小分けにされて、丸く成形されて、成形されたやつが焼かれて、こんがり焼かれて、焼かれたやつが袋詰めパッケージされて、それで完成みたいな。
そんな感じのベルトコンベアに乗ったようなものをちょっと思い浮かべてほしいんですけども、
ここでは機械化もなされているし、自動化もなされている。そんな現場になります。
機械が練ったり、小分けしたり、焼いたり、袋詰めしたり、機械がやってくれます。
しかもそれを自動で、ベルトコンベアで自動でやってくれます。
という感じで、お菓子とかパンを作る現場では、自動化と機械化がともに進んでいると言えるかなと思います。
もう一つ別の例で、自動車を考えてみてください。
従来、自動車が現れる前までは、人は歩いて移動していました。
そこで自動車が登場するわけです。いろんなものが登場するんですけども、自動車が登場します。
そうすると自動車という機械を人が操縦することによって、歩くという行為がなくなって、それよりも遥かに速いスピードで移動できるようになりました。
これは機械化になりますよね。
自動車という機械が人間が歩くという行為を代替して、歩く、移動するために歩くという行為を代替して、
移動するために自動車という機械を使って移動するという行為に変えてくれます。
これは自動車は機械化、人が歩くという行為を機械化するという役割を担っていることがわかります。
一方で、自動車に自動化の要素が組み込まれたらどうなるかというと、
これはエンジンをつけるのも自動で行ってくれて、アクセルを踏んで出発するのも自動化でやってくれて、
ハンドルを切るのも自動化で自動的にやってくれて、ブレーキを踏むのも自動でやってくれる。
これが自動化になります。
今現在、少なくとも日本ではそこまでやってくれる車はないかなと思います。
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今現在でいうと、自動車的にいうと機械化は進んでいるけど、自動化までは至っていない。
あるいは一部自動化、ハンドルを切ってくれる、急ブレーキを踏んでくれる、一部自動化が組み込まれている。
ここが現在位置かなとは、自動車によける機械化と自動化の現在位置かなというふうに思っています。
じゃあ建設業で見てみるとどうなのかというと、
端的に言うと自動化も機械化もなされていないというのが現状になります。
この機械化と自動化、これは分けて考えるべきだというのが、
今日ロボットベンチャーに訪問して学んだことになります。
自動化と機械化を分けて考えるべき。
現状では建設業は機械化も自動化も両方ともなっていません。
そこで従来であれば建設業は我々の会社でロボットを導入して成果を上げようといったときに、
真っ先に自動化を思い浮かべます。
自動で掃除をしてくれるロボットとか、
自動でコンクリートをドバドバ流し込んでくれるロボットとか、
自動で溶接ですね。
鉄と鉄を溶かしてくっつけるのが溶接なんですけれども、
溶かしてくっつけてくれる、自動でくっつけてくれるロボットとか、
そういった感じで自動化ばっかりに今目が行ってるなというのをひしひしと感じました。
でも今日聞いた話ですと、自動化に一足飛びでいくとやっぱりうまくいかないと。
まず考えるのは機械化であると。
人間が本来やることを機械にやらせる。
これがまず第一に考えることであると。
うまい例でいうと車ですよね。
車は人間が操縦しますよね。
人間が機械を操縦して人間が本来するべきな歩くという行為を機械にやらせている。
これが機械化なわけです。
同じような感じで建設工事においても、
例えば溶接、鉄と鉄を溶かしてくっつける行為なんですけれども、
それも自分でやるのが今までなんですけれども、
自分が機械を操縦して機械にやらせる。
これが機械化です。
まずそこから始めるべきだというふうなのが今日のロボットベンチャーでの学びになります。
確かに本当にそうだなと思っている側面が結構あります。
というのも、ここまで話すと長くなるのでそれはそれで置いておいて、
やっぱりロボットを導入するときには自動化のほうに目が行ってしまって、
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それが故にハードルが高くなってしまって、やっぱりロボットじゃできないよってなっちゃうのが今までの流れ。
もしくは無理やり自動化に寄せていってチープなものしかできあがらない。
これが今までかなと思うんですけれども、
ロボットに求めるものを自動化と機械化に分けて考えて、
まず第一ステップとしては機械化をする。
そこから始めていくっていうのがいい進め方だなというふうに思っています。
じゃあ単に人が操縦してロボットを操縦してロボットに寄せる。
これに何の意味があるのかというと、
例えばですけども溶接作業とかでいうと、先ほど鉄と鉄を溶かしてくっつけるって言いましたけれども、
溶かす際にはたくさんの熱とか光っていうのが発生します。
それによって目がやられてしまったり光によって肌がやられてしまったりするっていうのが、
今の溶接の職人さんに起こっている問題になります。
ただこれを溶接の職人さんは別の場所にいて、
ロボットが現場にいて職人さんがロボットを遠隔操作することで
ロボットが溶かしてくっつけてくれるっていう行為をやったら
目が焼けるとか肌が焼けるっていう弊害は生まれないわけです。
そういった点だけでも非常にメリットがあるなというふうに思っています。
当然自動化はなされていないので、
溶接の職人さんが動く稼働量っていうのはあまり変わらないわけなんですけれども、
そういったメリットがあるだけで、
溶接の職人さんにとっても非常にメリットが大きいことにつながるなというふうに思っています。
こんな感じで自動化に一足飛びに飛ぶのではなくて、
まずは機械化を目指すっていうのが、
建設業におけるロボットの導入の秘訣なんじゃないかなというふうに思っています。
という感じで結論めいたことを言ってしまったんですけど、
これが1項目目になります。
この1項目目によって最初冒頭に述べた建設現場にロボットが導入されないという課題というのを、
少しは結構大部分は解決できるんじゃないかなというふうに個人的には思っています。
続きまして三つある地の2つ目に行こうと思います。
2つ目についてはロボット事業におけるマーケティング的な視点についてです。
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先ほど溶接のロボットを例に挙げましたけども、
じゃあ何かロボットを活用して建設現場の何かを変えたいといったときに、
じゃあ真っ先に溶接がちょっとロボットにやってもらいたいなみたいな、そんな課題があるとします。
そのときに溶接をするロボットを開発しようと、
そういった路線で進むっていうのはあまり好ましくないっていうのが今日のお話になります。
それよりかは溶接だけじゃなくて、その溶接ができるロボットがもし出来上がったとしたら、
そのロボットは他にどんな分野で使えるんだろうかっていう、
汎用性を考えることっていうのが大事っていうのが今日のお話になります。
逆に汎用性、溶接のロボットを作りましたと、
じゃあそのロボットを同じような機能をちょっと使って、
ちょっとマイナーチェンジしながら使って、他に使えないかなって思ったときに、
もし他で使えないのであれば、あんまりそこにやることはあまりお勧めできないと。
そんなようなお話になります。
逆にそういった他にできないかなを、ちゃんとしっかりと開発の前段階から見出していくことが非常に重要ということになります。
例えばですけども、溶接っていうのは、簡単に言うと鉄と鉄をくっつけたいわけなんですけども、
くっつけたいラインに沿って鉄の棒をビジビジビジと、
棒を溶かしながらくっつけたいラインに沿って線を描くような感じで動かしていくような行為に溶接はなるんですけども、
その熱を発しながら線を描く行為っていう動きを当然ロボットはやればいいわけなので、
そういう動きって他に何かないのかなっていうふうに考えるわけです。
他にないのかなって考えると、例えば造船技術なんかで船の曲がったラインを鉄板で作るために、
曲がった鉄板を作るときに熱で熱で炙って鉄板を曲げるっていうことをするんですけども、
まさにそれは熱、火がバーナーみたいなのについた火を鉄板に沿って鉄板のあるラインに沿って筆で文字を書くように線を書くように火がついたバーナーを沿わせていくと、
ある線で沿わせていけばこんなふうに曲がるっていうのは決まってますので、
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そんな感じで沿わせていく行為っていうのは当初の目的であった溶接のやる行為に似ているので、
溶接ができるロボットが出来上がればその動きっていうのを真似して鉄板を熱で曲げるためのロボットにも使えるんじゃないかとか、
あとはもっと飛躍すると線を線を描くようなロボット、線を正確にビューッと引くようなロボットにも使えるんじゃないかとか、
そういったことが思い浮かぶわけです。
そういったものがもし今ちょっと微妙な案だったかもしれないんですけども、
もっといい案が思い浮かべば、そういった汎用性の高さから、
これは汎用性の高い方向での開発になるから着手しようかなというふうに踏み切るわけです。
要は単一の目的のためだけの開発、ロボット開発をするのではなくて、
そこに複数の目的とか適応例とか横展開の方向性を事前に見出した上で、
その上で開発をすることが大事だよと、そういったお話が2つ目の項目として挙げられます。
3つ目に書いた、今日お聞きした有用な話っていうのは、未来の話ですね、未来。
一般的に技術開発とかそういった面をしていくにあたって、
未来の社会を予測して、じゃあ未来でこういうことが起こるであろうから、
それを見越してこんな技術を開発しようっていう方向性は、
よくこういう開発ことの上等手段としてあるかなというふうに思っています。
例えば2030年には、最近カーボンニュートラルとかいいと思うんですけども、
CO2出しちゃダメみたいな、そんな動きがもう2030年には、
もうほんと口うるさく出しちゃダメみたいな社会になっているだろうから、
CO2を出さないような建築材料を開発しようとか、そういった感じになるかなと思います。
これは未来を予測して、予測した未来に適応するために今から技術開発をしていこうと、
そんなプロセスになります。
今日聞いたお話は、そうじゃなくて、未来を予測してそのために今生きるんじゃなくて、
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今現在ですね、今現在欲しいものを絞って、
じゃあその欲しいものに従って技術を開発するっていうのがいい筋だというふうなお話をしていました。
ちょっと名前忘れちゃったんですけども、有名な研究者の言葉の一つとして、
未来を予測する最善の方法はその未来を発明することだっていう名言があるんですね。
もう一度言いますね。未来を予測するための最善の方法はその未来を発明することだと。
要は予測してその予測した未来を待ってるんじゃなくて、予測を適応させるためには自分がその未来を作ってしまえばいいと。
そういった話ですね。
今日のお話もそんなと同じで、何年後にこうなるからそれを想定してやるんではなくて、
今現在こういうものが未来で欲しいからっていう標準を自分でも自ら合わせて、
その標準に向かって今からそこに向かった技術開発をしていこうと。
そういった目線になります。
確かに賛否両論は結構あるかなと思うんですけども、
その視点っていうのは結構学ぶべきものが多いかなというふうに思っています。
要は何て言うんですかね。
やっぱり未来を予測してそれに対して技術開発するっていうのは2つ弊害があると思っていて、
1つは予測は不確かなものであると、確かなものではないという弊害が1つあります。
2つ目はその来るであろう未来を予測して何かするっていうのは、
割と受け身な状態なんですね。
要は何て言うんですかね。
そうかね、ニーズ先行型というか、そういった面で割と受け身的な発想であると。
この2つの弊害があるなというふうに、悪い側面だけ切り取るとそういうのがあるなと。
なのでそうではなくて、未来を予測するんではなくて、未来を作ると。
今からあるべき未来のために、自分があるべき未来のために今から動いてその未来を作っていこうという精神が大事だよと。
そういったように今日のお話ではお聞きしました。
という感じで、3つ今日聞いた話をお話ししてみました。
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1つ目は機械化と自動化の違いですね。
これによって、おそらくこの勘違いによって建設会社はロボット化の導入が遅れていると私も個人的にも感じます。
なのでそれをちょっと垂らすべきかなというふうに思っています。
2つ目はマーケティング的な視点になります。
これについてはロボット事業をする際に単一目的な技術ではなくて、
汎用性のある横展開できるようなロボットを開発すべきだというお話です。
3つ目は未来についてのお話で、未来を予測してその予測を立ててそれに合うような技術開発を今するのではなくて、
本当に今見えている課題に対して全力で対処していくと。
それによって未来を自分たちで作ると、新しい未来を作ると。
そういった意識を持つことが大事なんだよというお話でした。
ということで今日はちょっとだらだらと冗長的に長い話になってしまいましたけれども、
お話はおしまいにしたいと思います。
今日は現業を離れて、午後から半日かけてロボットベンチャーの方のお話を聞くことができて、非常に有意義な時間を過ごせました。
ということで今日はお疲れ様でした。またね。バイバイ。
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