【国際欄 #14】パリ協定離脱の米国、気候変動対策を牽引する欧州。両者を分けるもの(ゲスト:江守正多さん)
2026-09-01 33:33

【国際欄 #14】パリ協定離脱の米国、気候変動対策を牽引する欧州。両者を分けるもの(ゲスト:江守正多さん)

News Connect 国際欄、今週も気候科学者の江守正多さんをゲストにお迎えしました。テーマは気候変動を食い止めるための対策について。アメリカがパリ協定から離脱したなか、気候変動対策に積極的な国々はどこなのか?そして、いま有効な対策方法にはどんなものがあるのか?「電化」の重要性や、農業と両立する営農型太陽光発電の可能性などについて、お話を伺いました。


▼ゲストプロフィール

江守正多(気候科学者)
東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。1997年より国立環境研究所に勤務。国立環境研究所気候変動リスク評価研究室長、地球システム領域副領域長等を経て、2022年より東京大学未来ビジョン研究センター教授。総合文化研究科教授を兼務。気候変動に関する政府間パネル第5次、第6次評価報告書主執筆者。
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サマリー

気候科学者の江守正多氏をゲストに迎え、気候変動対策について議論した。アメリカのパリ協定離脱は国際協調に影響を与えつつも、EUやイギリスが対策を牽引している現状が語られた。日本は「標準並み」の取り組みだが、再生可能エネルギーの国内産業育成や営農型太陽光発電の推進に課題と可能性が見出された。COP31で注目される「電化」の重要性が強調され、省エネ・再エネ・電化が最も効果的な対策であると説明された。個人ができることとしては、投票やZEH住宅、電気自動車の選択といった大きな消費行動が挙げられた。

アメリカのパリ協定離脱と国際協調の現状
こんにちは、経済キャスターの佐々木真奈美です。 News Connect 国際欄のお時間です。
今週も気候科学者の江守正多先生をお迎えしてお送りします。
前回は、世界で起きている気候変動の現状や、2050年の天気予報について伺いました。
今週は、そんな未来を防ぐための気候変動対策がテーマです。
アメリカのトランプ政権は今年1月、気候変動対策の国際的な枠組み、パリ協定から離脱しました。
一方で、積極的に気候変動対策を進めている国々も存在します。
世界で実施されている対策などについて伺いました。
それでは本編をどうぞ。
ゲストは、東京大学未来ビジョン研究センター教授の江守正多先生です。よろしくお願いいたします。
ということで、9月に入りましたけども、江守さんは夏休みってございましたか?
夏休みはあったようななかったような感じなんですけど、2日間は割とまるっとがっつり休みました。
あれでもたった2日間?
2日間ですね。
何されたんですか?
ゲームしたり、映画見たりしてました。
いいリフレッシュになっていることを願います。
では本題に移ってまいりますが、今回は国際覧らしく、いろいろと国際的な気候変動、そして国々はどういったような取り組みをしているかということも伺っていきたいと思います。
まず国際的な何か気候変動に対する取り組みというと、パリ協定とかコップとかそういったことが浮かぶんですけども私としては。
ただ一方でトランプ政権になってパリ協定離脱しましたよね。
これってどれくらいそのインパクトがあるものなのかっていうのがいまいちよくわかってないんですけども。
エモリ先生から見ると、このアメリカのパリ協定離脱というのはどういうふうに受け止めましたか?
これはある意味、男児トランプ政権ができてしまった以上は既定路線というか、そうなるんだろうなというふうに思っていたものなんですけれども。
幸いにして、追随する国は出てきていないわけですよね。
国際協調という観点からは、アメリカ連邦政府を除けば世界で協力して気候変動を止めなくちゃいけないという認識が崩れたわけではないというふうに思っています。
もちろんアメリカの気候変動政策が後退するということと、これは連邦政府としては気候変動政策を全力で邪魔してるんですよね。
例えば、規制を撤廃したりとか、あるいは規制の期間を弱体化させたりとか、研究を妨害したりとか、あるいは再生可能エネルギー、特に風力発電をトランプ大統領は目の敵にしてるんですけれども、
ほぼできてる風力発電に差し止めをかけたりとか、そんなことが起きていますけれども、
そうですね、やっぱり間接的にはいろいろな影響があって、まずやっぱりアメリカが国際的な資金を出さなくなってきたんですよね。
それで、途上国がその資金があれば対策してたという国々が対策ができなくなったりとか、あるいは国際機関の分担金とかも出さないですから、
そういう国際機関の機能が弱まったりとか、これ気候変動に限らずですけどね、WHOとかそういうのもみんなそうかもしれないですけれども、そういうことが起きてると。
ただアメリカの中でもリベラルな州は気候変動対策をしているし、企業もやってるところが多いし、
あとはアメリカ国内でもどんなにトランプ大統領が邪魔をしてもですね、再生可能エネルギーが増えていってるっていうことは起きてるんですね。
でもそれは安くて早く作れるからですが、本来よりはスピードが弱くなってるっていうことは確かですね。
アメリカといえばバイオエタノールを作ってる国としても有名ですけど、
一方でもちろん化石燃料の一大消費国でもあるわけなので、
消費国であり生産国ですよね。輸出国でもある。
そこがそういったようなパリ協定から抜けてしまうと、いろいろと進む話も進まないっていうことになりますよね、結局ね。
とりあえず今の段階ではパリ協定からトランプに追随して離脱するような国は現れてないっていうお話でしたけども、
今後そういった流れっていうのが加速していく可能性はありますかね?
可能性はありますよね。単に保守だけではなくてやっぱり右派ポピュリズムというか、
特に科学みたいなものを尊重しないようなめちゃくちゃな政党っていうのは各国に力を持ってきているということだと思いますので、
そういうところが政権を取る国が増えてくると結構まずいんじゃないかなと思います。
一方で保守的な政権でも、例えばイタリアのメロニー政権っていうのは保守政権ですけれども、
気候変動対策は結構常識的に国際境地をしてるんですよね。
そんな風にやっぱり気候変動っていうのは自国にとって国際協力して止めないと、自国にとっても国土を守れない、国民を守れないと。
有認識で気候変動対策に関しては国際境地をするっていう保守のあり方っていうのは多分あり得るので、
そういう政権が出てくるっていうのは一つ希望的にあり得ることなのかなと思いますね。
なるほど。そこは本当一概には言えないってことなんですね。
気候変動対策を牽引する国々と日本の立ち位置
ただやっぱりリベラルな政権が成立しているところの方が気候変動対策の本気度が高いですね。
そういうイメージはあります。ではその気候変動対応に比較的真剣に取り組んでいる本気度が高い国っていうのはどこなんでしょうかね。どのあたりなんでしょうか。
ヨーロッパEUとしてEU委員会っていうのはずっと気候変動対策っていうのはリードする立場で、
これ各国でそのEU域内の国で少し不満が出ることも生じてますけれども、
EU全体としては積極的な姿勢は崩してないですよね。
それから例えば、わりと最近政権が変わったところで言うと、
オーストラリアは数年前に保守党政権から労働党政権になりましたけれども、
これで対策はすごく積極的になりましたし、
韓国とかも今リベラルな大統領ですけれども、前の大統領に比べて気候変動対策に積極的になりましたし、
やっぱりそういうリーダーが変わることによって本気度が変わるっていうことは出てきてるのかなと。
一方でわりと、政権によらず比較的本気でずっとやってるのはイギリスであるとか、
イギリスは保守系の政権が続いてきて、今労働党政権ですけれども、
保守系の政権の時から比較的政府としては気候変動対策はずっと続けていた感じですね。
ヨーロッパってそもそもなんでこんなに環境問題に対してとか気候変動に対して意識が高い方が多いのかなっていうのは疑問なんですよね。
実はヨーロッパこれまでそんなに暑くないと。
エアコンの普及率も先週おっしゃってたけども3割くらいフランスで言うと。
ということはそこまで自分たちの住んでる場所で気候変動とか温暖化っていうのを感じてこない生活様式だったはずなのに意識が高いっていうのは意外だなって思ってるんですけども。
これは僕はよくわからないですけれども、逆にその災害のことで言えば、日本なんか昔から災害が多いので、特に洪水とかはちょっと増えても、なんか今回はすごいの来たねっていうくらいで済んじゃうけれども、
ヨーロッパのドイツとかで洪水とか起きると今までなかったのがこんなことが起きたって言って、むしろそのリスクの感覚としては上がるのかもしれないっていう。
一つはヨーロッパって国際ルールメイクで主導権を取って、理念的にですね、他の国が反対できないような理念を掲げて、そこでリーダーシップを取って、
自分たちの地域にもこういう有利なルールを作っていくみたいなイメージがあると思うんですけれど、そういうことをやっている一環なのかもしれないし、
あとは僕の想像では、やっぱりヨーロッパのエリートって、本当に世界とか地球とか人類のことを考えている人たちっていうのがいるんじゃないかなと、それなりの割合ね。
哲学的なこととか思想的なこととか、しっかり分かった上で政治をやっているような人たちっていうのがまだ多いのかなという気がするので、
そういう意味で本当にその地球規模の問題意識っていうのを持っててリードしているっていう側面もあるんじゃないかなという気がします。
なるほど。ヨーロッパというともう成熟してしまって、国としての国力は落ちてきている段階にあるっていう見方も多いですけども、
そういった気候変動に関することでいうと、ヨーロッパの方が真剣に取り組んでいたり、
いろいろと国として電気自動車をもっと普及させようっていうような取り組みとかも記憶に新しいんですけども、
そういったヨーロッパと比べて、日本ってどうなんでしょうか?
エモリさんの個人的な視点や、もしくは世界各国からはどう見られてるんですかね?
ちゃんと気候変動に本気で取り組んでいる国だって見てもらえてるんですかね?
これいろんな評価があると思うんですけど、日本はそれなりに真面目にやってるっていう。
それなりに、なるほど。
先進国としては標準並みぐらいじゃないですかね。
良くも悪くもない感じじゃないかなと思っています。
日本の場合は、2013年っていうのが排出量のピークがあって、
それは2011年に原発事故があって、原発が止まって火力が増えたので、
13年に排出がピークで、そこから2050年にいわゆるカーボンニュートラル、実質ゼロを目指してるわけですけれども、
今のところ、割と直線的に近年の排出量って減ってきてるんですよね。
これ、他の国と比べても割と順調な方なんです。
これはただ、止まっていた原発がいくつか再稼働したとか、
ほとんど真面目に推進してなかった太陽光発電が一気に増えたとか、
工業生産量が落ちたっていうこともあるんですけども、
そういった理由で排出量減っていて、この先その調子で減っていくか、
あるいは今の理由で減っていっていいのか、みたいなことっていうのは、
もっと考えなくちゃいけないところですね。
なるほど。単純に国力が落ちたり、人口が減ったりして、
消費するエネルギーが減ってっていうことも今後言えるかもしれませんけども、
需要が減っていって日本は排出減らしやすいっていうのは、
ずっと考えられていたことなんですけれども、
これ日本だけじゃないですけど、ここへ来てデータセンターのエネルギー需要っていう問題が出てきたので、
ちょっとそこもわからなくなってきました。
そうですよね。何なら今の電力で追いつかないくらい需要が、
データセンターのせいであるっていうふうにも聞きますから、
ちょっとそこ心配ですよね。
それを何のエネルギーで賄うかっていうのが、これから問われることになると思います。
日本における再生可能エネルギーの課題と営農型太陽光発電
エネルギーの話で言うと、日本はそれこそ海に囲まれていて、温泉も各地で湧いて、
もっと再生可能エネルギーが拾わないのかなって個人的には思うんですけどもね、難しいんですかね。
これ個人的な見方かもしれないですけど、再生可能エネルギーの設備を作って儲かるメーカーが日本にはない。
太陽光パネルは、2000年代初頭は日本がすごく国際シェアを持ってたわけですよね。
シャープとかキョウセラとかのパネルが世界で売れてた。
それが中国が大量生産を始めてから、もう全部中国製になってしまった。
今太陽光パネルを増やすっていうのは、ほぼ中国のパネルを買ってきて設置するという仕事になってしまうわけですし、
風車を作っていたメーカーも日本にかつてはあったんですけれども、
もう売れないからと言って辞めてしまっていますので、
風車も今はヨーロッパとかに頼って作んなくちゃいけない。
その中の部品を日本製で内製化の割合を増やしていこうと今頑張っているみたいですけれども、
そういうわけで、いまいち日本の産業界にとって再生化のエネルギーというのは元気が出ないネタのように見えるんですよね。
言ってしまえばお金にならない、ビジネスにならないというふうに感じてしまっているということですかね。
一方で前向きな取り組みというのはないんですかね。
前向きな取り組みは、今まだこれからという感じですけれども、
僕がずっと注目しているのは、太陽光発電を農地に増やすというA農型太陽光発電というのが、
非常にうまくいっている事例をよく聞くようになってきたんですよね。
これは太陽光発電はご存知のように日本では急激に増えたんですけれども、
結構乱開発になってしまって、メガソーラーが自然破壊しているとか、
山を切り崩して作ってしまうという問題になってしまったわけですよね。
これは制度設計上の問題とか色々あったんだと思いますけれども、
もちろんそういう形で増やしていこうという話では今やないわけですよね。
じゃあどこに土地があるかというふうに考える時に、一つの大きなポテンシャルは農地なんですけれども、
これただ太陽光発電を増やさなくちゃいけないから農地を使わせろということだと、
これやっぱり農地は農家の人たちが農業をする大事な土地なので、
それを考えると農家の人たち中心に物を考えなくちゃいけないんだろうなというふうに思うんですよね。
そうですよね。
そういうふうに考える時に、実は農地で太陽光発電をやるというのは農家にとってすごく良くて、
まず農家で太陽光発電をやるといっても、これ以前からやってた人たちはいるんですけど、
以前の事例というのは発電で儲けたいので農業を真面目にやらなかった事例が多くて、それで評判が悪くなってるんですよね。
最近いいのが出てきてるのは太陽光パネルをすごく高く設置して、下に農機が通れますと。
それで十分隙間を空けていて、ちゃんとその隙間から入ってきた光で農作物が育ちますという形で、
ちゃんと農業をやるっていうのは前提なんですけれども、その上でパネルで発電してるとまず農家の収入が安定します。
そして暑くて農作業できないっていう日が増えてるわけですよね。
だけどパネルがあると日陰ができるわけですよ。
確かに。
だから農作業もしやすくなるし、あるいはその作物体の温度も上がりすぎないし、あるいはその水分も蒸発しすぎないとか、
むしろ農業にメリットがある形で発電を増やしていくことができると。
この形のものっていうのをもっと推奨していくべきだというふうに思ってるんですけど、
なかなか現政権はちょっとそれに対する規制的な態度の方がちょっと強くて、
まだ十分に全力で推進っていう感じにはなってないんですけれども、
ここ一つ大きいところだなと僕は思っていますね。
お話を伺うと結構メリットが大きいようにも感じましたし、面白いですね。
ある意味1階建て2階建てみたいな形で、1階で野菜育てて、2階には太陽光。
そうなんです。
同じ土地を2度美味しく使えるという。
昔からその二毛作ってありましたけど、新しい二毛作のような感覚ですね。
食料とエネルギーの二毛作。
COP31と「電化」の重要性
COP31が今年の11月に開催されるということなんですけども、
今年はどういったようなことが話し合われる予定なんですかね。
一つ聞こえてきていることとしては、これはCOPの正式なアジェンダとは別かもしれないんですけれども、
今回開催地はトルコで、会議の進行はオーストラリアがダブル議長国みたいな感じになっているらしいですが、
トルコの方がですね、電化っていうことを強調しているらしいんですよね。
電化。
電化です。電気に変える電化です。
今ですね、世界で使っているエネルギーのうち、電気で使っている部分っていうのは20%くらいの平均。
それを35%まで上げようという提案をトルコが議長国として、
議題そのものとは違うところでそういう議論をやりたがっているという話を見ました。
僕は電化ってものすごく大事なことだと思っていて、
割と気候変動の議論をする上で、見落とされている重要性が十分伝わっていないんじゃないかなと思うんですよね。
電化という言葉、私も正直初めて聞きましたし、電化が進むとどうなるんですか?
そうですよね。電化っていうのは、今まで燃料を使っていたようなエネルギーの使い方を電気を使う形に変えられるんだったら、そっちの方がいいじゃんということでありまして、
ガソリンエンジンの自動車から電気自動車に変えるっていうのが電化ですよね。
私も今それがちょっと思い浮かびました、まず。
これ一番大きいかつ分かりやすい部分ですけど、他にはガスで暖房していたのをエアコンで暖房しましょうっていった電化ですよね。
同じことが実はお湯沸かすのもできて、給湯ですね。ガスで給湯していたけれども、
ヒートポンプっていうエアコンと同じ仕組みを使って電気でお湯沸かす、効率よくお湯沸かすっていうことができて、
お湯沸かすのも電化しましょうというふうに、オール電化住宅ってあるじゃないですか。
そうですね。
オール電化住宅って割と一時期流行ってたんですけど、原発事故が起きて電力会社があんまり積極的に営業しなくなって、
ちょっと一時期の勢いがないのかもしれないんですけど、気候変動対策を考えるとオール電化がいいんですよ。
これは何でかっていうと、電気はCO2を出さないで作りやすいんですよね。
太陽光発電とか風力発電で電気作っちゃえばいいので、そしたらCO2を出さないで作った電気っていうのはどんどん供給することができる。
だけど燃料っていうのは、今までの燃料っていうのは化石燃料そのものなので、それは使うとCO2が必ず出るものなんですね。
じゃあCO2は出ない燃料を作ることができないのかっていうと、一応できて、それは今まであるもので言うとバイオ燃料だったり、あるいは合成燃料と言って水素ですね。
グリーン水素って言うんですけど、水素も作り方によっていろいろあって、色で名前が付いていて、グリーン水素っていうのは再生可能エネルギーの電気から作った水素ですね。
つまりCO2を出さないで作った水素。これを燃料として使えば燃料なんだけどCO2は出ない。
なんかトヨタ自動車とかも進めてましたよね。
水素自動車、燃料電池車ですね。
ただこれは最終的にはすごく大事な技術になるんですけれども、気をつけなくちゃいけないのは、再生可能エネルギーで太陽とか風力で電気を作りますよね。
それを電気としてそのまま使うのと、電気から水素を作ってそれから使うのとでは水素を経由した方が絶対高くなるんですよね。
ロスがあるし、水素作ったりその設備も作らなくちゃいけないので。
だからその意味で電気で元々使えるんだったら電気で使うようにしていった方がずっと効率がいいよという話。
それが電化なんですね。
その電化を今回トルコは。
トルコは推してるんじゃないかということですね。
これは日本国内でも対策を考えていく上で、すごく電化っていうのは大事な視点だと思うので、ぜひ皆さん意識した方がいいんじゃないかなと思います。
ですし、コップでも意味ある議論が展開されることを願いたいですね。
ついでに言うと、オール電化ってそうは言ってもやっぱりバスがあった方がリスク分散があって良いかもしれないんですけど、
しかしながら今これから、例えば一軒家とかだと太陽光パネルが乗って蓄電池もどんどん安くなって標準で入ると、
もう東京都なんかでは補助金出すから入れなさいという感じになってきていると。
太陽光パネルと蓄電池があったら、もうそれで十分災害時のリスク分散。
なのでその生実家ガス引いているよりも、オール電化で太陽光パネルプラス蓄電池あれば十分ですねという考え方になってきても良さそうな感じが僕はしてますけどね。
オール電化がリスクだったというところから、実はオール電化の方がもう自分のところで貯められるから、むしろリスクに対応できるのではないかという時代が来るかもしれないですよね。
実際にそういうことをされていらっしゃるご家庭もすでにあるかとは思います。
それこそ避難所とかそういうところもどんどん太陽光パネルと蓄電池をつけていった方が、災害時に本当に安心して避難できる場所になるということもありますよね。
効果的な気候変動対策と個人の役割
ではここからはですね、気候変動に関するよくある疑問をエモリ先生にズバリ聞いていきたいと思います。
では行きます。一つ目です。
気候変動対策の方法、エモリ先生が考える本当に効果があるものは一体何でしょうか。
省エネ・再エネ・電化ですね。その3点セット。
電化はつい今学んだキーワードですけども。
省エネと再生可能エネルギー、再エネですね。と電化。これが言ってみれば一番ボリュームが大きい部分。
それだけで排出量実質0にまではいかないんですけれども、大きく減らすのっていうのはやっぱりそこだろうというふうに思います。
省エネっていうのは我慢しましょうという話ではなくて、例えば家の断熱を良くして、断熱が良ければちょっとエアコンかければ快適な温度になる。
そういうことですよね。
再エネ、その必要なエネルギーを太陽とか風力で供給する。その割合をどんどん増やしていく。
そして電化ですね。今まで燃料で使っていたエネルギーを電気にしちゃえば、再生可能エネルギーでCO2を出さないで供給することが簡単になるということで。
でもこれは結構やればやるほど得するみたいな時代にだんだん入ってきますので。
そうですよね。
今は補助金とかまだないと元取るの難しいっていう条件の時があるかもしれないですけど、これからどんどん当たり前になっていくんじゃないかなと思います。
では次です。
多くの人が効果があると信じている、または信じられているけれど、実はむしろ効果がないものってありますか?という疑問です。
これいろいろあるかもしれないですけど、よく議論になるのはバイオマス、バイオエタノールとかは、考え方としては植物から燃料を作るっていうのは植物は育つときに堆肥からCO2を吸って、それでそれを燃料にして使ったときにCO2が出れば、それは行って帰ってくるだけだから差引0だとカーボンニュートラルだと言うわけですけど、
実際には燃料を作るときとか運ぶときとかにエネルギーを使っているので、実はそういうの全部計算するとトータルではあんまりCO2を減らす効果がないんじゃないかっていうようなことはよく言われますよね。
これは条件次第だと思いますけどね。
あとバイオマス発電っていうのも、日本で結構それなりに増えたんですけれども、国内の林業とかとリンクして、間伐剤とか破剤とかそういうのがコンスタントに供給されて、それ燃やして発電してるのはいいんですけれども、結構大規模なものは海外からバイオマス燃料を輸入していて、
わざわざ輸入して。
わざわざ輸入していて、それでバイオマスだからいいんですよって言って結構高く売っているとかですね、そういうのがあったので、それはちょっと流石に数字が悪いということで、新規のものはフィットの対象外といって高く売れなくなりました。
そんなのもありましたし、あとですね、さっきちょっと言った水素ですけど、水素は大事なんですが、使い方を気をつけなくちゃいけないと。
それはさっき言ったように、電気でできることを水素でやるのっていうのはすごく筋が悪いんですよ。
もう一度ね、手間暇がかかってしまいますからね。
特に電気から水素を作って、それで発電しますっていうのは、だったら最初から電気を使うよっていう話になるので、これ結構実はもしかしたら日本では起きているかもしれなくて、
水素ってやっぱり今頑張って普及させようとしている人がいて、水素の需要が増えないと大量に作れないから、そうしないと安く作れないから、
需要を増やそうとして、無理やり需要を作ってですね、結構補助金使って水素使う設備作って、でもよく考えたらそれ電気でやればいいんじゃないかみたいなことがあると結構無駄なので、
そこは水素を推進する人は気をつけてもらいたいなというふうに思っています。
そうですね。では続いては、対策を進めるにあたって、順番も重要なのか、何から着手したらいいのかという疑問です。
はい。これはちょっと繰り返しになりますけど、今ある技術ですぐどんどん進められるのは省エネ・再エネ・電化であると。
で、その後に必要になってくるのが水素であるとか、あとCCUSっていってですね、CO2を回収してですね、キャプチャーして利用して貯留するっていうんですけど、
例えば、火力発電所から出てくるCO2を大気に出さないでそれを回収して、一部は合成燃料とかを作るときに使って、
で、大部分は土中にですね、安定した地層に注入して封じ込めてしまうというような技術が今あるんですけど、
これも将来的にはすごく必要になるかもしれない技術です。
今それをやらなくちゃいけないかっていうと、多分そうでもない。
なので順番としては後なんだけども、今、研究開発としてやっておく必要っていうのはあるのかなっていう感じですよね。
そうですよね。未来のために考える必要があるかなと。
では次です。個人が実生活の中で取り入れられる取り組みというのはありそうですか?という質問ですが、
これはね、1回目と2回目通じて色々と江森先生には散りばめていただいたかなと思うんですけども、改めて。
これは改めて言うとすごく大事なところで、気候変動対策皆さんしましょうっていう風に言うと、
日本では特にそうかもしれないんですけど、多くの人がこまめに節電したり、
あとゴミの分別を頑張ってますとか、マイボトルマイバッグを使ってますとか、車に乗らないで自転車に乗ってますとか、
なんかそういう話になりがちなんですよ。
私も多分そう答えると思います。
コンセントしっかり抜いてますとか、普段からマイバッグ持って買い物行きますって答えたと思います。
これはいいんですよ。
やらないよりやったほうがいいので、やってる方は続けていただきたいと思いますけれども、
これみんながやっても温暖化全然止まらないですね、残念ながらね。
残念ながらそれで減る排出量ってビビたるものですね。
なので、本当はやっぱりもっと大きなところが変わらなくちゃいけないっていうことをまずみんなが理解するってところから始めないといけないんですよね。
でも大きいところって聞くと、我々個人ができることってあるのって思っちゃうんですけども。
これよく言われるのは例えば投票とかね。
そういうことですか。
例えば再生可能エネルギーの導入をちゃんとやってくれるような政治リーダーを選ぶ。
日本では気候変動対策って選挙の争点にならないので。
そうですよね、どちらかというと物価高対策とか。
もちろんね、どこの国でもある程度そうなんですけどね。
だけど、明らかにこの人は気候変動背を向けてるなみたいな人っていうのは投票しないとか、
そういうところで一つ反映させるっていうのは大きなところとしてはあって、
あとは消費の選択としてCO2を出さないで作った製品を選ぶとか、
そうすると高くても選ばなくちゃいけないんですかみたいな話があるので、
あんま無理する必要はないと思うんですけど、
特に重要なのは大きいものを買うときですね。
例えば。
一番個人の買い物で大きいのは家。
家、はいはいはい。
今度実は新築家建てて引っ越しますと。
そうしたらもうこれから絶対にCO2ほとんど出さない家を建ててください。
最近だと絶地。
絶地って言ってね、これエネルギーの観点からですけれども、
まず断熱が良くて、で太陽光パネルが乗ってて、でできれば蓄電池もついてて、
で、そういう家を建てるっていうのがこれからもう基本になっていく、
それがもう標準になっていくっていうことが起きなくちゃいけないかなと。
で、まあそういう施工費高いかもしれないんだけども、
ずっと住んでるうちにそのうち元が取れると。
そういうのはね、ちゃんと計算してもらった方がいいですけど、
そういう考え方でいい家を建てて住んでもらうっていうのはすごく大事だし、
次多分大きいのは自動車じゃないかなと思うんですけれども、
電気自動車ね、条件が満たす人は、
そろそろ電気自動車かなという感じはしますよね。
で、家で太陽光パネルで発電してて、それで電気自動車充電できたら一番いいですよね。
もう少し視野を広げたいと私も思いました。
エンディング
実は最近電気自動車に変えたばかりだったので私。
素晴らしいですね。
私にもできることあるんだなって、今、江森先生の話聞いて思いました。
江森先生、2週にわたってご出演いただき本当にありがとうございました。
はい、どうもありがとうございました。
ニュースコネクト国際覧、お相手は佐々木真奈美でした。
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また番組をフォローしてくだされば嬉しいです。
それではまた次回お会いしましょう。
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