あきお先生。 15歳の学力を世界で比べるPISAという調査が、9月に発表されましたけれども。
はい、ありましたね。 職員室で話題になりましたか?
全くなってない。 全くなってないですか? 本当ですか?
僕、今、高校3年生の単位なんで、あまり話題にはなってない。
でも、下の、高1とか中3の職員室では、なっているのかもしれない。
報道ではどんな報道を目にされましたか?
1位になったんでしょ? そうですそうです。
それは聞いた? 数学かな? 理系かな?
後で細かく話しますけれども。 今、話しちゃダメなのね。
ということで、今日のテーマはですね、PISA 2025の結果を読む。
職員室や保護者会でPISAの話になった時に、一歩踏み込んで話せるようになる。
今日はそのための読み方を持ち帰っていただきます。
そして後半は、この番組らしくAIの話についても掘り下げたいと思います。
よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いしまーす。
さて、まずPISAについて説明させていただければと思うんですけれども、
PISAとはOECDが行う15歳の学力調査になります。
15歳? 15歳なんです。
なので、日本だと高校1年生。 高1になっちゃった。
中3じゃなくて高1か。
ランダムに学校が選ばれて、そこから抽出していくことによって、
その国の全体的な平均がわかると。
それを各国で比較するというような試験になってきています。
で、測るのは科学、読解力、数学の3分野。
科学はサイエンスの科学? サイエンスの科学です。
はい、で、読解力と数学的なものですね。
知識や技能を実生活の場面でどの程度使えるのかを見ていくという形になります。
で、どれくらいの頻度で実施されているのかと言いますと、
2000年以降、おおむね3年ごとですね。
で、2025年以降は4年ごとで、次回は2029年になります。
今回は2025年のデータを紹介してくるんですけれども、
このPISAという国際調査ですね。
国際学力調査というのは非常にいろいろ各国にですね、影響力があるものになります。
で、例えば日本ですと2003年のPISAの結果が非常に報道されました。
読解力が下がったという部分ですね。
2004年の12月に公表されて、当時はゆとり教育と学力をめぐる議論がされていた時期なんですけれども、
文化学者はこの結果を受けて読解力をめぐるプログラムを作ったりとか、
いろいろ学習指導要領の見直しとかそういったものが出てきました。
いわゆるPISAショックなんて言われたりするんですけど、
今日先生は当時のことを覚えてますか?
やっぱりね、ゆとりってね、ゆとり世代なんて言葉もあるぐらいなんで、
結構ほら、学習指導要領も減ったんだよね、その時期にね。
で、まあ自分もどうなんだろうなぁと思いながら、
で、結果が出たらやっぱりそうかっていう記憶はあります。
そう、職員室でその時PISAの話題は出ました。
PISAっていうよりは、やっぱりゆとり教育についての、
やっぱりそういろんな考え方、議論もあったと思いますね。
はい、ありがとうございます。
あまりじゃあPISAって職員室では話題になってないんですね。
あのね、やっぱり結構ほら、学校って内向きだから、
あんまり海外のことよりも、やっぱり対自分の目の前にしている生徒の方をやっぱり教員って見がちなので、
世界的に今日本がどういう状態なのかって、あんまり先生って興味ないんだよね。
PISAという名前は知らなくても、国際の学力結果の比較として単に知っているだけっていう場合もありますよね。
私コンサルなので、やっぱりこういうデータはしっかりチェックしているんですけど、
意外と現場PISAという言葉は馴染みなかったりするのかもしれません。
あんまりないと思います。
なるほど。はい、ありがとうございます。
ではですね、今回はPISAの2025の結果を紹介していきたいかなと思っています。
どんな感じなんですか?
まずですね、各メディアが報道していたのは、OECD加盟国の中で1位を取ったよっていうお話だったと思います。
出ましたね。
これどの分野を取ったのかっていうと、実は先ほど言ってた読解力、数学、科学、この3分野全部揃っての1位になっています。
そうなんですよね。
これは調査が始まってから初めてなので、かなりこれは素晴らしい結果かなと思っています。
日本のこのPISAの学力の推移はどうなっているのかというと、実は日本はずっと横ばいに来ています。
これ実はすごいことで、OECDの平均は実は低下してきて、学力が全体的に低下しているんですね。
そうなん?
に対して日本は横ばいで維持をしてきているっていう部分も、ポジティブな非常に良い結果かなと思っています。
ただ1位と名打っているんですが、これはOECD加盟国の中で1位になってまして、PISAは実はもっと多くの大勢の国から受けておりまして、
この参加した全ての国と地域の中で見てくると、日本はどれくらいかというと、おおむね5位とか4位になってきています。
科学が5位、読解力4位、数学は5位というような形になってきています。
ちなみに全体ではどこが1位かわかりますか?
中国とか?
そうですそうです。中国とかシンガポールとかが強いですね。
中国の場合は台湾、北京などのこの4分野、4地域ですね。
4地域の方が上位の方に出てきてまして、あとはシンガポールや台湾などが入ってきているというところ。
そうですよね。こんな形でですね、PISAの結果とこれまでの経緯を紹介してきましたが、今回のPISAでは新しく質問が追加されました。
なんか前の回で聞いた気がしますね。
今回のPISAでは生徒に答えてもらう質問にAIについての項目が新しく加わりました。後半はこの項目について掘り下げていきたいと思います。
さて今回のPISAでは生徒に学校の勉強でAIをどのくらい使うか聞いているんですね。いわゆる利用頻度になってきています。
あきお先生ちなみに日本は世界に比べて学校の勉強でAIを使う頻度は高いと思いますか低いと思いますか。
あら低いでしょうだってさ。前のエピソードでもうバッチリその結果が出てたね。
予習してましたねそうですね。
そうなんですよね。
ありがとうございます。今回もですね。
だいぶ低いと思いますけどね。
日本は学校で勉強を使うAIの頻度が各国に比べて低いという形になります。
大人もそうだったからね。
そうなんですね。でも子供は日本は使ってはいるんですけど。
いるんだけど授業でってことだよね。
学校の勉強で学習を助けてもらうためになので。
そうかな。
なんですが授業でとは限らずだと思いますね。
あそっかそっか。
学習で助けてもらうためにAIチャットボットを週に1回以上使う生徒の割合はOECD平均だと46%約半分ですね。
に対して日本は27%というデータになってきました。
そうなんだね。
全体的な利用頻度の指標でもOECD加盟国38か国の中で最下位という形になってきて。
やっぱ辞書なんだね。
そうですね。
そういうことだよね。
別の学研だったと思うんですけどもデータの中でAIを何に使うのかという割合では結構学習に使うというのは上位に出てきたんですけれども
こういった国際調査で世界各国と比べるとまだまだやっぱり学習利用に対する意識は生徒の中でも低いのかなというのが気になったところになります。
このPISAというデータは実は公開をされていていろいろ見ることができるんですけれどもその中で私も特に気になったデータがあったので紹介していきたいと思います。
それはですね学習を助けてもらうためにAIを使っている頻度ですねごとに成績ですね今回だと科学の平均点を比べたデータがあるんですね。
頻度の選択肢としては5つあって全くまたはほとんど使っていない年に1,2回月に1,2回週に1,2回そして毎日またはほとんど毎日というのがこの5つの頻度があって
それと成績というのをプロットしていった時にどういう風になっているかというと結構面白いことが出てきまして
アキュー先生どうだと思います予想どこがどの頻度が一番高いと思います?
前のエピソードで必ずしもそこはなんか一致してなかった気がしたそういう話だったよね
だからどうなんだろうね週に2,3回が一番上だったりしてる?
週に2,3回はないですから週に1,2回と毎日またはほとんど
週に1,2回が良かったり全くわかんないけど
正解です
マジで
週に1,2回のグループが一番この科学の点数が低くてじゃあ毎日使うグループはどうだったかというとちょっと下がっている
頼りすぎちゃうんだろうな
そこがやっぱり気になったところ
使うタイミングがジャストじゃないんだと思うんだよね
ありがとう私もそう思って第20回ぐらいかなで話した認知的オフローディングの話をしたと思うんですけど
脳に自分で考える仕事をAIに任せてしまうので考える機会が損失して伸びた思考力が落ちてしまう
やっぱり自分で考える時間も含めると毎日じゃない方がいいんだよねきっとね
もしかしたらこのデータでどうなるかもしかしたらそれなのかなと思って