-
-
菅原のびすけ
プロトタイピングって言葉もちょっといろんな場所で使われていて、
デザイン系の話とかも多いんですけど、
自分で作るみたいなところの文脈でね、
自分でちょっと完璧じゃなくてもいいので、
やってみる、作ってみる、一歩踏み出してみるみたいな、
高見知英
NPO法人まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.のポッドキャスト番組、SBCast.です。
この番組は、様々なステージで地域活動、コミュニティ活動をされている皆様の活動を紹介、
活動のきっかけや思いを伺うポッドキャスト番組です。
進行を務めますのは、私、フリーランスとしてプログラミング、アプリ開発、講師、書籍出版などを行いながら、
このNPOの理事を務める高道英です。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは今回のゲストは、プロトアウトスタジオ、菅原信助さんでございます。
菅原さんどうぞよろしくお願いいたします。
菅原のびすけ
こんにちは。よろしくお願いします。
プロトアウトスタジオという、プロトタイピング専門スクールの運営をしてます。
のびすけと申します。よろしくお願いします。
高見知英
はい、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
それではまず簡単ではございますが、自己紹介からお願いいたします。
菅原のびすけ
プロトアウトスタジオというスクールの運営をしているんですけれども、
そこではプロトタイピング、プロダクトのプロダクトアウト、プロダクト開発、
そういったもののもっともっと手前の試作開発みたいなところですね。
の部分っていうのを、スキルセットみたいなところだったり、
マインドセットみたいなところだったりっていうのを教えるというか、
伝えるみたいなことをやってたりします。
大学院とかでもそういう授業を持って、大学院の教員やってるみたいなところもあるんですけど、
本当に教育面みたいなところを仕事にしているっていうようなところの人になります。
っていうぐらいでいいんですかね。
高見知英
ありがとうございます。教育面。大学院の教員もされているんですね。
菅原のびすけ
そうですね。やってます。
高見知英
プロダクトの、今回は試作ですね。
試作についてプロトタイピングアウトということで活動されているということでございます。
ありがとうございます。
それでは、こちらのプロトタイピングアウトスタジオや、
あとは今回、菅原さんの普段IOTLTという名前で活動、IT系の勉強会も開催されていると思いますが、
高見知英
ただ、いつの間にかポロッとその中から自分がこうしてるよっていう情報がポロッと出てきて、
すごい後で見てびっくりするっていうのは時々ありますからね。
やっぱりそういうのを見られるのは面白いなっていうふうに思いますね。
自分も以前見たものなんかだと、家族写真を撮るっていうのは家族ができてからというのはなかなかないので、
たまに定期的に時間が決まったタイミングで、
壁から撮るよって声が聞こえてくる。
みんなが集まると写真がパシャッと撮られて、
それが自分の家のファイルサーバに上がるとか、
そういうような仕組みを作ってるっていう方がいらっしゃるって話は聞いたことがありますね。
その他にも、その家庭だとお子さんが2人いて、
宿題やったの?って聞くのを、
家がやるとどうしても角が立ってしまうので、
何かカチンと来ても悪いのは全部ロボットだっていうふうにできるような仕組みを作ってらっしゃるっていう話も聞いたことがあって。
でもそういうのって、知ってる人と知らない人の差がすごく激しいので、
知ってる人はある意味当たり前だよねっていうふうに思うかもしれないけども、
知らない人だとそんなことができる可能性あるんだっていうふうに思ってくるっていうところもあるので、
そういうのって、こういうような場所で表に出していくっていうのがすごく重要なものになるのかなっていう感じはしますね。
それではその他ですが、こちらの活動をいろんな数を通していて、
特に対象としている人とか、変えたい人、こういうような人について変えていきたいな、
こういうような人と一緒に何かやっていきたいなっていうのは何かございますでしょうか?
菅原のびすけ
そうですね、僕がこの今プロトアウトスタジオで作って発信してみたいなことをやれる人っていうのを育成して、
育成してというか、育成してっていうとちょっとおこがましいんですけど、
そういったことをやっているのはですね、僕もともとエンジニアをしてたんですけど、
その時代にIoT、LTとかをやってたんですけど、
やってるとだんだんとエンジニア以外の人がですね、発表するっていうのが増えてきたんですね。
そういう人の発表の方が結構面白いっていうのが、僕の主観なんですけど、面白いなっていうのが結構多かったんですね。
なんでかっていうとやっぱり、自分の現場感というか課題感みたいなところと、
課題感から来るものづくりっていうのができているっていうのはめちゃめちゃ面白いなと思ったんですね。
エンジニア、よく言うエンジニアとか、SIRとか、そういったところの人ってやっぱり現場感ないんですよね。
高見知英
やっぱり人任せの文化っていうのは結構あるなっていうような感覚は確かにありますね。
あれそれって自分たちがやらなきゃダメなのとか、
これ自分たちでやることはできるけれども、
これをやって後で困るのはあなたたちじゃないですかっていうふうに思うことは、
時々やっぱりNPOの活動をしていても思うことはありますし、
やっぱりそういうふうにならないようにするっていうことが一番大切だと思うので、
それでやっぱりプログラミングとかそういうようなものを多くの人ができるようになれば、
むしろ逆にプログラマの立場って良くなるんじゃないかっていう話は、
SBGASの鯨飛行漬けさんにお話を伺った時もそんな話になりましたけども、
自分たちだけができればできて、相手ができないっていう構造が変わっていっても、
自分たちの立場は逆に脅かされないのではないかっていうようなところはすごい思いますので、
もっともっといろんな人たちがこういうような何かをものを作る、
作る側に回るっていうのをやっていってほしいなっていうのは非常に自分たちもそう思います。
はい、ありがとうございます。
ちなみにこれらの人任せ文化、その障壁を打ち破りたいというような課題といいますか、
考えていることについてどういうふうにしていきたいとか、
のびすけさん自身のこの考えって何かありますか?
菅原のびすけ
なんか、そうだな。
でもそれこそ、あれですよね、ままるっとやれるよねっていう人をやっぱり、
まるっとやるっていうのが完璧じゃなくていいので、
やれるよねっていう人を増やせるといいよねっていうところで、
いろいろ発信頑張ってるみたいな感じですかね。
高見知英
そうですね、ありがとうございます。
やっぱり完璧じゃなくてもいいので、やれる人を増やすということがまず第一歩として大切なのかなっていうのはありますね。
やはり自分はよくプログラミングとか料理みたいなものっていうふうに言うことが多くて、
料理って家庭料理だけでいいっていう人もいるし、
誰かのために料理を作るっていう人もいますし、
あるいは本当にプロのシェフとしてキッチンでちゃんと仕事をするっていうような人もいますし、
いろんなところで料理ってすると思うんですけども、
今って特にプログラミングの界隈とかこういうIT関係の業界でいうと、
なんかプロのシェフしかいないっていうようなところがあるのかなと思っていて、
そうではなくて、まかないだけでいいから何か作れるとか、
本当に家庭料理しかできないんだけれども何か作れる、
その中にたまにお店開けるよっていうレベルで結構実力あるような人がいてもいいし、
そうではなく本当に家庭料理、自分で食べるものぐらいなら何とか作れるっていうレベルの人がいてもいいし、
高見知英
本当にそういうような不正語を取り除いていくためにいろんなことをしていかなければいけないし、
いろんなことをした方がいいのかなっていうふうに思います。
行き過ぎた分業家とでも言いますか、やっぱり分業をしすぎているせいで、
かえって効率が悪くなっているところっていうのが意外とあるのではないかなという感覚は確かにあります。
普通にITツールってやっぱり自分たちだけができればいいっていうものでもないので、
やっぱり使う側にもある程度の知識がないといけなかったり、
あとは使う側もある程度もし何かあったときはこういうふうな対応を取ればいいっていう感覚が働いてなければいけないなっていうのもあると思うので。
WebサービスについてもAmazonのWebサービス、AWSを使っている会社さんなんかすごく多いと思うんですけども、
やっぱりこれらのサービスが落ちたときにどのサービスとどのサービスとどのサービスが使えなくなる、
代わりにこのサービスは使えるのでこっちに行こうとか、
以前他のイベントで話をしていた内容だとデジタル避難訓練っていうのは必要なんじゃないのっていう話をしたんですけども、
やっぱりそういうようなときにいつも使っているサービスが使えなくなったときの対応を取るためにも、
やっぱり多くの人に知識が必要。
多くの人がインターネットの構造とかWebサービスの構造をある程度漠然とでもいいので理解しておく必要はあるよねっていうのはすごく自分も思っています。
なのでそういうようなところを増やしていくことによってお互いがいい感じで話ができる環境を作っていければいいな、
そのためにはどうすればいいのかっていうのを考えていきたいなっていうふうに思っていますね。
ありがとうございます。
それでは続きましてですけれども、これを聞いている人にITとどのように関わってほしいでしょうか。
お伺いできましたでしょうか。
菅原のびすけ
ITと関わるみたいな、見構えないふうにでいいんじゃないかなっていうところじゃないですかね。
これを聞いている人がどういう属性かにもよると思うんですけど、
僕はエンジニアっていなくなればいいんじゃねって思ってる側なので、別に特別なことではないと思うんですよね。
みんな当たり前のように使っていくっていう、そんなにエンジニアですみたいな専門家みたいな感じでほんぞり返ってる人多いと思うんですけど、
あんまりそういった人たちが特別だとか思わずに、プログラムとか別に配らなくていいと思うんですよね。
プログラミングとかがちやほやされてますけど、別にしなくていいと思うし、
菅原のびすけ
そういう世界、しなくていいというか、しなくても何か作れるっていう時代になってきてる。
ちょっとした何かで何か作るってこともできる時代になってきてるので、
当たり前のような感じに捉えて、スマホのアプリ使ったことないやつ触ってみるかとか、そういうレベルから踏み出してもらえるといいんじゃないかなっていう感じですかね。
高見知英
ありがとうございます。見構えなくていいんじゃないって本当にいい言葉だなって思います。
そうですね、本当に見構えずとかも、以前こちらのSVゲストのITのことどういうふうに関わっていきたいかって、
え、それって水って飲みますかって言ってるのと同じようなもんじゃないですかっていうような話をしてる人がいて、
あ、その通りだなって思ったと同時に意外とそういうふうに思ってらっしゃらない方も多いんだろうなっていうふうに思うので、
もっともっと水みたいなものだというふうに必要不可欠なもの、
当たり前のようにその前にあるものとして見ていただければいいのかなっていうふうな感覚はありますね。
菅原のびすけ
そうですね、あとあれじゃないですかね、もしエンジニアになってますみたいな人が聞いてるとしたら、
僕はあの、住宅開発の市場とかの市場は消えればいいって思ってるからなので、
菅原のびすけ
もう今すぐエンジニア辞めて、
高見知英
エンジニア的なスキルを持って別の何かができるかとかを考えてもらえるといいんじゃないでしょうかぐらいな。
菅原のびすけ
確かになっていうかね、エンジニアがいなくなるというより、やっぱり定義が変わっていってもいいのかなっていう感覚はありますね。
そうですね、それは多分言い方の違いであると思います。
エンジニアっていう言葉の拡張っていうふうな見方もあると思うんですけど。
高見知英
だからなんていうか、自分はエンジニアの方々っていうのを見ると、
やっぱりエンジニアリング、なんかプログラミングをするとかものを作るっていうのは、
まあ誰でもできるっちゃできるんですけども、
ただ何か作った時によりしなやかな設計、より崩れにくい設計をできるっていうのは、
やっぱり専門職ならではの力、経験をなせる技なのかなっていうふうに思っていて。
一級建築士の方が作った家の図面と、ちょっとつけ焼き場的に勉強した人の作った家の図面とか、
今後に生きていく構造が作れるっていうのはやっぱり建築士の方々の術になるので、
それに近いものがあるのかなっていうのは感覚が正直あります。
だからそういうような分野で力を伸ばしていく、力を発揮していくっていうのは十分OKなんですけども、
逆にそうではない分野では、別にもっともっとエンジニアでは全くない人が関わっていけるようになってもいいんじゃないのかなっていうのは正直思いますね。