KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
身の丈にあった居心地の良い空間づくり、関わっている人が笑顔であることが来てくださったり、 関わってくださる方も笑顔にするかなと思ってますので。
高見知英
NPO法人まちづくりエージェントSIDE BEACH CITY.のポッドキャスト番組 SBCast.です。
この番組は様々なステージで地域活動、コミュニティ活動をされている皆様の活動を紹介。
活動のきっかけや思いを伺うポッドキャスト番組です。
進行を務めますのは、私、SIDE BEACH CITY.にてDX推進サポートなどの活動を行う高見知英です。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは今回のゲストはKEYAKI TERRACE YAHATAの久保田さん井上さんでございます。
お二方どうぞよろしくお願いいたします。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
よろしくお願いいたします。
高見知英
よろしくお願いいたします。
それでは早速ではございますが、自己紹介お願いできますでしょうか。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
はい、私からさせていただきます。
私はKEYAKI TERRACE YAHATAの会長をさせていただいております。井上と申します。よろしくお願いいたします。
高見知英
よろしくお願いいたします。
それでは井上さん久保田さん、お話を伺っていければと思います。
まずはこのKEYAKI TERRACE YAHATAの活動についてお伺いできますでしょうか。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
はい、ありがとうございます。
私どもの活動はそもそも福岡県のJR矢旗駅前で再開発事業が行われまして、
そのビルができたと同時に地域連携活動、エリアマネジメント活動をしようということで発足いたしました。
それが2004年で会自体が今の形に、最初は少人数から始まりまして、
2012年につながる絆矢旗実行委員会というところで正式に組織としての形が整いまして、
その後現在のKEYAKI TERRACE YAHATAという名称に2019年に変わって今まで続いてきております。
3館学民連携でエリアを魅力的な町にしようということで、
活動のコンセプトは居心地の良い空間づくりということと、
あとは身の丈に合った、手伸びをしないで自分たちの身の丈に合った活動をしようということで続けてきております。
高見知英
ではこちらのお話についてですけれども、
まずは活動にするようになったきっかけですね。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
こちらの2004年ですとかの活動をするようになったきっかけをお伺いできればと思います。
もともとJRの八幡駅前っていうところって言いますか、
北九州が南北でJRと国道でちょうど分かれたような形になっておりまして、
この八幡駅の北側の方は新市街地でしたり企業の誘致がなされておりまして、
南側の旧市街地の私どもの再開発をしたところのコミュニティの連携を図りたいっていうところと、
相互理解を進めることで地域のつながりが強くなったり、
魅力を発信していくのによりパワーアップできるかなということが最初のスタートでした。
そもそもどこの地方でも同じ課題だと思うんですけれども、
そもそもの自治会を中心としたコミュニティ活動の脆弱化というのを言われておりますので、
緩やかなつながりの中で自分たちをお一人お一人でしたり、
企業さんでしたり、組織でしたり、そういうところが自分なりの居場所を見つけて、
自分たちがやりたいこと、得意なことを力を出し合って、
何か次の新しい活動につなげられたらいいなということから、この活動はスタートしております。
高見知英
なるほど。やっぱり駅の前で、北はやはりハンカラーなものの南側の再開発を行うことにあたって、
高見知英
南側の再開発についての活動を行うということで組織された団体。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
最初はそうですね。実はご存知の方もいらっしゃるかもしれませんけれども、
八幡というのがもともと1901年に日本で最初の製鉄所が作られたところなんですけれども、
JRの北側はほぼ工業地帯とか製鉄所の工場になっておりまして、
その後工場の産業構造の変更によって市街地が作られたところですので、
そもそも少し成り立ちが違っていたというところもありまして、
北側のところは結構スマートグリッドの特区などになりまして、
先端的な環境の取り組みなどをしているところで現在もやっておりますので、
そういうところの相互理解も図れればいいかなというところもございます。
高見知英
その中、本当に緩やかなつながりの中で自分の居場所を見つけていく、
そのような取り組みを行っていらっしゃるということでございますね。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
はい、そうですね。メンバーもすごく多様性に富んでおりますので、
緩やかに興味があることを一緒にやっていくということで、
楽しく小さなことを積み重ねていくということを目指しております。
高見知英
そのほか、こちらの活動についてというところで、
主に対象としている人、変えたい人についてもお伺いできればと思いますが、いかがでしょうか。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
対象としている、実際今お入りいただいている方たち、
委員が月1回例会をしているんですけれども、
それ以外で各イベントをやったときとかのご協力してくださっている方も含めて、
本当に町内会長さんから企業さん、大学の先生方、
私どものエリアにはJICA九州もあるんですけれども、
JICA九州さんでしたり、そういうような公的な組織、
オブザーバーでは行政も入っていただいて、
本当に多様な皆さんが自分が参加したい部分とか参加したい方法で
参加していただいている状態になっておりますので、
イベントについても、それぞれのイベントによって、
そのイベントごとに新しく参加してくださる方もいらっしゃるというような、
割と柔軟な組織自体は柔軟な組織になっております。
高見知英
町内会長や企業の方々、
周辺の行政や公共施設など、さまざまな人たちと結びついて活動されている。
こちらは八幡駅のエリアの周辺という形になるんでしょうか。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
そうですね。
主に入っていただいている町内会長さんなんかは、
本当に1キロ圏内くらいの町内会長さんなんですけれども、
目標は1キロ圏内くらいからスタートしているんですけれども、
組織としては多様な組織が今おっしゃってくださったようにありますので、
範囲が限定的ということでもなく、
活動を実施しているところは八幡駅周辺なんですけれども、
参加してくださっている方は、もう少し広い視点で参加していただいております。
高見知英
主に活動に関わっている団体については1キロ圏内であるものの、
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
それ以外の分野については、それ以外もっと外の人たちに入っているということですね。
KEYAKI TERRACE YAHATA 久保田さん
そうですね。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
例外の委員の方たちは、20組くらいの方たちなんですけれども、
そういう方は大体1、2キロ圏内のJR八幡駅の周辺の方々なんですが、
参加していただいているイベントなどに協力していただいたりしている方は、
今おっしゃってくださったようにもっと広い範囲の方々も参加してくださって、
協力してくださっております。
高見知英
そうですね。
地域のイベント、本当にいろいろなもの、こちらも開催されていると思われますけども、
何かこういうようなイベント、どういうようなものをやってますよとか、
特にというものは何でか2、3点ほどいかがいますか。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
ありがとうございます。
例えば、一番最初に申し上げましたように、
地域の交流で皆様のお顔が見える関係という意味では、
毎年11月に「よってこ八幡」というタイトルで、
JICAさんの体育館をお借りしたり、駅前広場でやったこともあるんですけれども、
ワインのチケットを買っていただいて、
今年は特に国際色のあるイベントを、また国際色を強めようということで、
いろんな国の民族衣装をJICAさんでしたり、
そういう国際交流のあるような団体からお借りして、
ファッションショーをしてみたりとか、
本当に地域の方々でしたり、関係者の方々のステージイベントとかがあって、
本当の交流の場を作っていこうという意味の会を催しておりますのが、
だいたい11月に毎年開催しているんですけれども、
これも20年ほど続いております。
それ以外ですと、このエリアに住んでくださる方々が、
住んでいるながらでも健康的で楽しい生活を送っていただけるようにというので、
健康サポート事業という、医療施設も私立病院など健康センターなどが入ってくださっておりますので、
そういうところの指導を受けて健康的に過ごせるためのサポートの学び場講座と呼んでおりますけれども、
そういうものが無償で受けられる機会を設置したり、
あるいは歩道がとても、歩道も道路も駅前からの道路が50メートルぐらいあって、
歩道も8メートルぐらいありますので、学生と一緒に歩道を国家戦略特区で利活用事業で認めていただいておりますので、
そこを使ってマルシェなどもやっております。
その他には地域資源を生かしたような矢旗をデザインして、大学生にデザインしてもらったドリップバックコーヒーを作ってましたり、
あるいは欅並木の牢獄を生かした家具作りをリサイクルいたしまして、
この並木を生かした家具なども近隣、私どもの施設の中に設置したりして楽しんでいただいております。
高見知英
本当にいろいろなイベントを開催しているということで、まずは本当に顔が見える関係づくり、
そして住んでいる中でも健康で楽しくということで様々なイベントを開催したり、
あとは駅前道路のマルシェイベントですね。
こちらどうも行ってらっしゃるということなんですね。
本当にこの地域の盛り上げに関していろいろなイベントを行っているんだなというふうに。
自分もこちらの内容をいずれにいろいろ調べさせていただいても非常に感じました。
KEYAKI TERRACE YAHATA 久保田さん
ありがとうございます。
高見知英
何かこういうような活動、いろいろな活動を行っていて、
ちょっとこちらはどうにかできないかとか、
町としてのというより団体としての何か課題などがあれば、
こちらをお伺いできますでしょうか。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
やはり多世代交流、多文化交流ということを目指しているんですけれども、
当初は大学の方が関わっていただいていても、
大学生の参加というのがイベントのときだけみたいなことになりがちですし、
ご存知かもしれませんけれども、
地方都市の課題として北九州市も高齢化が進んでおりまして、
私どもの有馬杉、旗東区もそうなんですけれども、
お年寄りも楽しんでいただきたいですけれども、
なるべく多世代交流ということが当初からの目標になっておりましたので、
KEYAKI TERRACE YAHATA 久保田さん
そこを意識して大学との連携というのを増やしていまして、
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
今、さまざまな4つ、5つくらいのプロジェクトによって違うんですけれども、
それくらいの大学がさまざまな活動に協力していただいて、
月1回の例会にも学生さんたちが積極的に近年参加してくださるようになったので、
少しずつその辺りが解消されつつあるかなというのは思っております。
ただ、どうしてもこういう活動とか街づくりとかいうと、
にぎわいが最終目標みたいになってしまうところがあるんですけれども、
人口減少というのはもう否めないので、
その中で質を上げるとか、本当のにぎわいってなんだろうということを考えながら、
たくさん人が集まっていただくだけを目標にせずに、
この人口減少をしていく社会の中で、
人の豊かさってなんだろうっていうのを、会としても一緒に考えて、
いろんな活動を進めていきたいなというふうに思っています。
高見知英
そうですね。人口減少は否めないからこそ、やっぱり、
人が集まること、人数が集まることよりもにぎわいの質というものを目指していくということで、
今回多世代交流や多文化交流、イベントのときだけになりがちなものを、
もっといろんな場でやっていこうということで活動されている。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
そうですね。そういうことを目指しております。
高見知英
そうですね。やっぱりこちらについては本当にイベントのときだけになりがちっていうところで課題って結構大きなものなのかなというふうに思います。
そうですね。
こちらとしてもやはりそういうようないろいろなつながりっていうのは、
模索はしているものをやはり本当にその場その場で区切られたものになってしまいがちというところはあるのかなというふうに感じています。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
そうですね。なんか瞬間風促的な、それも楽しいんですけれども、
瞬間風促のイベントだけじゃなくて、日常も豊かになるような取り組みっていうのを目指したいなっていうふうに考えております。
高見知英
そうですね。
具体的にこのような活動について、特にこれやろうとかこれやりたいとか、そういうふうに考えていることなど何かあればお伺いできますでしょうか。
高見知英
何かこれを聞いている人に、これはやってほしいなとか、何か考えていることは何かございますでしょうか。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
そうですね。関東の方がお聞きになっている方が多いかと思うんですけれども、関東の方では非常に大規模な駅の前とかでは、私どものエリアマネジメントも非常に大規模な立派な華やかな取り組みをすごくされているところが多いんですね。
そういう中で、私どものような地方でも小さな駅でも、こういうような駅前には限らないんですけれども、エリマネ活動をしているということにぜひ興味を持っていただいて、いろんなパターンのエリマネ活動があり、いろんな地域ならではの活動というのをご興味のある、ぜひご興味を持っていただいて、
私どもの活動にもぜひご興味を持って接していただけたら嬉しいなと思います。
高見知英
そうですね。やっぱり小さな駅でも、こういうエリアマネジメントについてはやってるぞということに興味を持ってほしいということですね。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
そうですね。
高見知英
そうですね。やはりエリアごとに、駅ごとに特色ってあるので、必ずしもまったくそちらの活動が自分たちのところで活用できるのかっていうと、そうとも限らなかったりしますけども。
ただやはり自分たちにも参考になるというところって非常に多くあると思いますし、本当にいろんなところのエリアマネジメントの事例ですとか、こうやったらあっちは盛り上がっていますとか、
こうやったら町の人々に楽しんでもらうことができましたとか、そういうものをどんどん知っていくということもすごく大事になってくるのかなっていうふうには思います。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
そうですね。だから小さなところでも、なんかもう私どもくらいの活動だったらうちでもできそうかなって思っていただけるとすごく嬉しいですし、そういうことを考えるきっかけに何かつながるととても嬉しいですね。
高見知英
そうですね。意外とやっぱりそういうようないろんな情報を調べていると、結構大きなエリアマネジメントでやられているような場所であるとか、あれこれって地元でやってないなとか、あれこれってこっちでもできるんじゃないかなとか、そういうことが見つかってくることが結構あったりしますので、
やっぱりそういうようなふうにいろんな町の活動について知ってみるっていうこともとても大事なのかなっていうふうには思います。
KEYAKI TERRACE YAHATA 久保田さん
私たちは本当にそういうことをまだまだ勉強しないといけないと思っておりますし、そういうところはすごく大事かなと考えております。
高見知英
そのほかなんですが、その他の地域、もちろん欅寺と八幡の活動している八幡地区以外の地域とかいろんなところありますけれども、こういうところ、世界に発信したいとか地域に発信したいとか、そういうメッセージなどあればこちらもお伺いできますでしょうか。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
そうですね、でも世界に発信するというのはすごい、そこまでいくかどうかわかりませんけれど、実際に実は私どもの活動は、昨年国土交通省がガイドラインを作りまして、初めて作ったんですけれど、やっぱりこのえりまねの裾野を広げたいっていう思いでガイドラインを作られたということで、
全国の3地区のうち、事例として掲載されているんですけれども、そのうちの1つにこの八幡の欅寺、八幡の活動を入れていただいているんですけれども、どういうところで取り上げていただいたかというと、本当に規模は小さいんですけれど、長く20年ぐらい持続できていることと、
地域がそうやって自分たちの力で取り組んでいるというところが、とてもなかなかレアケースですし、持続できているというところも少ないので、そういうところでどこかの参考になればという思いで選んでいただけたんだと思っているので、
それが本当にいろんなところ、えりまねってもともと多分発想は欧米から、都市計画自体がそうですけれども、欧米から生まれた考え方だと思うんですけれども、地域ならではの個性を生かして、私たちもJICAさんのような国際的に活動をなさっているような方々も活動の中に入っていただいていますので、
実際、先ほどご説明した「寄ってこ八幡」ではJICAさんに来られている研修員の方たちも参加して、いろんなご自分たちの文化とかも紹介していただいているので、こうやって自分たちの手作りで長く続けていけることが、街づくりにもとても大切な要素になり得るのではないかというふうに思っているので、
高見知英
そこのところは知っていただけたら嬉しいなと思っています。
そうですね。エリアマネジメントの裾野を広げたいということで活動をしたところが、さまざまなこういうマネジメントのガイドラインの事例の一つと紹介されるところになったということですね。
こちらは本当にすごい大きなことですよね。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
そうですね。昨年初めて、もともとエリアマネジメントの日本のトップランナーは大丸郵マネジメントさんで、大手町丸の中楽町で素晴らしい取り組みをしていらっしゃって、そういうすごく本当に立派な組織で素晴らしい企画をたくさんやっていらっしゃるところもあるんですけれど、みんながやれるわけではないので、
スキルもそんなにいない、地方だと人もそんなにいない、当然予算もそんなに取れないという中でもエリマネっていうのはできるんですよっていうことをお示しする中では、私どものような活動っていうのは少し参考にしていただけるのかなと思っていますし、
高見知英
そういう意味で、そういう事例が少ないっていうことで国交省が作られるときに掲載してくださったのかなと思っております。
やはりさまざまな大きな事例って簡単に紹介されますし、そもそも注目されやすいっていうところもある。
逆に、その大きな事例って結構予算もかかってしまうとか、大きな団体、非常に力のある団体が関わらなければいけなかったりとか、なかなか再現が難しいっていうのはあると思います。
だからこそやっぱりそこまでいかないんだけども、結構大きな面白い課題、面白いチャレンジとかそういうものがどこかに出てくることっていうのが実は重要で、
でもそれって意外と都市部では出してなかったり、あちらがやってることを参考にすれば、別にこちらでわざわざ文章見なくても大丈夫ですよとか、
いうふうに思ってしまって、意外と文章化されなかったりするっていうことも多かったりするので。
だからこそやっぱりこういうところに、この八幡地区の事例が乗るというのはとても良いことだなって思います。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
その時アンケートを取ったりもしたんですけれども、地元の方、お住まいの方とか企業の方とかにアンケートを取ったデータ分析も国交省の方にお渡しして分析してくださったんですけれども、
それを私どももフィードバックしていただいて、少しここに住んでることに価値とか意義を見出してくださったり、魅力を知ってくださっているということも確認できて、
高見知英
それがまた次の活動の励みになるなというふうに思っております。
とても良い循環が流れているということですね。
KEYAKI TERRACE YAHATA 久保田さん
本当にそういうような流れができるっていうことだなって思います。
高見知英
例えば今後これもやってみたいなとか、こういうようなことをしてみれば面白いかもしれないとか、
いろんな人が巻き込めるかもしれないとか、そういうふうに何か考えていることは何か他にございますか。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
そうですね、今とりあえず先ほど申し上げたようなエリアブランディング活動は、今のKEYAKI TERRACEがやっているところよりもちょっと範囲を大きめに考えておりまして、
例えばちょっと地域の相性とかも、実は私たちちょっと考えて、この間行政の方に相性だったら言ってしまったほうがいいじゃないとか言って、
私たち勝手にちょっと今後いろいろ呼ぼうねとか言って、みんなで言ってるんですけれども、そういうようなことで地域の意識っていうか皆さんの意識を少し自分の街とか自分の周辺とか
っていう位置づけみたいなものを、なんかより広い範囲で共有して、その周辺に関わるいろんな取り組みがもうちょっと大きな行政のプロジェクトとかも周辺で起こってきているんですけれども、
そういうものとの連携で、面的な魅力づくりのよりパワーアップしたものだったり、より深い意味のあるものにつなげて、
ちょっと具現化して、その単発のイベントとかではなくて、都市計画としてここにはこういうものがあったら、もっと地域が面的に魅力的になるとか、
そういう視点で少しそういうスキルを持っているっていうか、この辺にいらっしゃる方の中で、もう既に参加してくださっている方とかの中で、
例えば旧建築士の方だったりとか、いろんなそういうスキルを持っている方たちから、デザインをやっている方とかが楽しく意見交換しながら、
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
行政のそういう大きい取り組みがある中で、自分たちのエリアの位置づけみたいなのをもう少し明確にしていきたいなというふうに思っています。
高見知英
そうですね。地域への関心を高めるというか、共有をするとか、そういうのも地域の相性をつける、考えるっていうのはそうですけども、
やっぱりそういうのは意識を高めていくことをやっていければということですね。
やっぱり地域を好きになるという活動については、自分たちも考えていることではありますので、そこは一つ重要なのかなというふうに思います。
やっぱりそういうのは、好きになるためにどういうふうにすればいいんだろうとか、
好きになるためのアイディアをどんどん出していくっていうのはとても重要になると思いますし、
なかなか意外と考えつかないことだったりするのかなっていうふうになったりします。
なかなか地域にすでに関わっている人は、そもそも好きだから関わってるんだよ。
でもそうじゃない人に向けて届けるのであれば、それだけで収まってはいけないというふうに思います。
そういうときにどういうような言葉をかけていければいいんだろうかっていうふうに思うところってたくさんあるんじゃないかなと思います。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
おっしゃるとおりだと思います。
やっぱり興味のある人により興味を持って好きになってもらう。
プラス、あまり興味がない人にも少しそのヒントを胸の中に置いておいていただけるとか、
ちょっとした興味の発端を見つけていただけると嬉しいっていうところまでいけると本当に素晴らしいなと思うので、
高見知英
そこは難しい部分もあるんですけれども、仲間を増やしていくっていうようなイメージで考えていけたらなと思います。
あとこちらについてもちょっと聞いてみたいところではあるんですけども、
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
特に井上さんにとって地域を好きになるっていうのはどういうことでしょうか。
実は私はこの辺りに生まれ育ったんですけれども、大学生の時から東京に行きまして、しばらく離れて東京住んでたんですね。
で、きっかけがあってちょっとこちらに戻ってくることになって、
ちょっと父が病気をしたっていうこともあって、この再開発に関わるようになったんですけれども、
それで大人になって戻ってきてみると、そういう子どもの時代に気づかなかったことがすごく多かったり、
あるいは視点がすごく変わって、ここはこういうふうに住みやすいとか、やっぱりいろんな地域の良さがあるんだなっていうのを、
すごく逆に戻ってきたことっていうか、よその地域に住んだことで気づいたこともすごくあって、
そういう同じような方がたくさんいらっしゃるんじゃないかなと思ったんですね。
ずっと住んでる方って逆にそれが当たり前のことになっていて、気づかないけど地域の魅力っていうのがあるんだっていうことを自分自身が感じたので、
そういう方たちに届けられたり、あるいはこれから先を担う若い世代だったりお子さんたちに、
そういうものを伝えていける地域のDNAを、こういうDNAがあって、その次それをどう生かすかは、
その世代の人たちがいろいろ工夫をして楽しくつなげていただければいいんですけれども、
そういうものがあるんですよっていうことを伝えていくことは大切なのかなと、
高見知英
自分の経験を通じてすごく感じましたので、そこは意識したいなと思っているところ。
そうですね。そこは本当によくわかります。
やはりこちらについて横浜の話にもありますけれども、
やっぱり横浜も地域が好きだって言われた方って結構いらっしゃるんですが、
横浜から出たことがないのに横浜が好きってどういうことだろうっていうふうにすごく思うところでもあり、
やっぱりそういうところについては、なかなか具体的に語られることがなかったりするんですよね。
だから本当にこの地域のいいところってなんだろう、好きになれる場所ってなんだろうっていうと、
そこについては案外言葉になってなかったりして、
でもそれをあえて言葉にしていくとか、ものとして見せてみるとか、
そういうことをする人っていうのがとても大事にはなってくるんだろうなっていうふうには思います。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
横浜はもともとすごく素敵な街で魅力的なところが多いので、
それだけでももう潤沢な地域資源はあると思いますけど、
また外を見た人とか外から来た人から見る素敵な側面っていうのもまだまだあると思いますし、
私どももそういう視点で、誰かが私たちずっと八幡にいる人に新しい魅力を教えていただけると嬉しいなっていう気持ちで、
高見知英
こういう活動もしております。
だからやっぱり、実はここはあまり好きだって面と向かって言う人いないんだけども、
実はここすごい魅力的なところなんだよとか、
これって実は他のとこにあんまりないものなんだよっていうのを、
やっぱり中に住んでるとなかなかわからないっていうところもありますし、
特に横浜なんかだと、街が山の上に普通にあるっていうのは意外と他の街ではあんまりなくて、
他の地域の写真を見ると、山の上に何もないってことでびっくりするぐらいになったりするんです。
やっぱりそういうものって本当に中にいると当たり前すぎて誰も気づかない。
だからそういうものって外を見ることによって改めて気づくことっていうのはありますし、
それを改めてこういう場で発信をしていくっていうことが、
やっぱり重要になってくるというところがたくさんありますよね。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
そうですね。そういうことを共有するチャンスかなと思うんですね。
こういう活動をするっていうことは。
高見知英
だからそういう場として生かせたらいいなとは思っています。
それをすることによって、やっぱりここってすごい面白い場所だったんだっていう。
中にいる人もその地域の様子を再発見するっていうことに繋がっていくと思います。
それはすごくあると思いますね。
だからそういうようなことをどんどん共有していきたいですよね。
本当にそうですね。
KEYAKI TERRACE YAHATA 久保田さん
わかります。
高見知英
そのほか、今後インターネットでキラキラ照らす八幡の活動をもっと知っていくには、
何か先ほどまでのお話はいろいろといただきましたけど、
他には何かあればお伺いできればと思います。
KEYAKI TERRACE YAHATA 久保田さん
じゃあこれもせっかく小田がいろいろ知恵を絞ってますので。
今、媒体はホームページとInstagramしかないので、
その発信をもう随時やっていくっていうところをとりあえずは続けていきたいなと思っています。
ただフォロワーの数とかはなかなか現状維持でガッと増えたりはしていないので、
高見知英
ちょっと勉強をしつつ、どうすればファンを獲得できるかっていうところを考えながら発信をしていきたいなと思っています。
そうですね。Instagramにはいろいろな情報を流しているもので、
KEYAKI TERRACE YAHATA 久保田さん
じゃあどうやってファンを増やしていこうかっていうところは現在模索中ということなんですね。
高見知英
ちなみにこちらの具体的にどういうような内容を出していますよとか、
そういうのは特に見せたいとかそういうものがあればお伺いできればと思うんですが、どうでしょうか。
KEYAKI TERRACE YAHATA 久保田さん
先ほどの井上さんの説明からあったように、いろんなイベントだったりとか、
継続的な健康講話の開催だったりとか、そういったことをしているので、
高見知英
そういったイベントとか活動の実地の予告だったりとか、実施報告は今継続的に行っているところです。
さまざまなイベントの開催の内容とか、やっぱり具体的な内容の報告を行っていらっしゃるということなんですね。
そうですね。やっぱりそういうようなさまざまなイベント、こうやって盛り上がっているんだってことって、
なかなか写真で見てみないとわかんないっていうところも多いと思いますので、
KEYAKI TERRACE YAHATA 久保田さん
そういうことを発信していくっていうのはとても必要なことなんじゃないのかなっていうふうに思います。
高見知英
それでは最後の方にはなってまいりましたけれども、
KEYAKI TERRACE YAHATAの活動のキーワード、こちらをお伺いできますでしょうか。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
はい、これは身の丈にあった居心地の良い空間づくりっていうところを、
どこでも言わせていただいているんですけれども、背伸びしないで自分たちができることをやって、
やっぱり関わってる人が笑顔であることが来てくださったり、
関わってくださる方も笑顔にするかなと思ってますので、
皆さんが楽しく緩やかに集って、いろいろアイデアを出して関わっていって、
KEYAKI TERRACE YAHATA 久保田さん
どういう空間をつくるとみんな居心地がいいのっていうのを話し合いながら進められたらいいなと思っています。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
身の丈にあった継続的な活動を行っていくということですね。
高見知英
本当にそこがすごく重要になってきますよね。
やっぱりなかなかちょっと無理をしてしまうとあんまり続かなかったり、
かといって何もしなさすぎると、活動の意義が霧になってしまうというか、
ついに消えてしまうことも多いと思いますので。
やっぱりそういう身の丈にあった活動ってどうやってやっていくのか。
それを意識しないとなかなか無理してしまうということもあると思いますので。
そういうような環境を維持しつつ、どうやって盛り上げていくのか。
どうやって身の丈にあった活動を続けていくのかっていうのは、
すごく大切にしていきたいところですね。
そうですね。
何かこの言葉に込めて思い出すとか、どういう経緯でこの言葉に行き着いたのかとか、
そういう経緯についてお伺いできればと思うんですが。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
今申し上げた、この身の丈にあった両口のような空間づくりっていうのは、
もう本当に正に、正直言えばその予算もすごくあって、
素晴らしい取り組みをどんどんやられてる団体の皆様を拝見すると、
うらやましいなと思うこともあるんですけれども、
やっぱり、ないものねだりよりあるもの探しっていう言葉もよく使うんですけど、
何があるのかって見たら、
規模はちっちゃいけどでも、うちの町にはこういうものがある、
これはすごくオリジナリティがあるとか、
皆さんやっぱりそういう地域の活動される方は、
他の地域とどう違うかっていう差別化とか、
そういうものをすごく意識されてるんじゃないかと思うんですけれども、
そういうところで、あれがあったらいいのに、これもない、あれもないって思ってたら、
もう自分も楽しくないですし、
だから、こんなのもあるよ、実はこんなのもあるよって、
そういうあるもの探しをしながら、
それをどう活かしていって、どう繋げていって、
その面を広げていくかっていうところを大切にしていきたいなというふうに思ってますし、
あのKEYAKI TERRACEに参加してくださっている皆様とも、
その思いを共有していきたいなっていうのは思っています。
高見知英
そうですね。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
ないものねだりよりあるもの探しというのは、とても良い言葉だなというふうに思います。
ありがとう。
高見知英
やはりないものねだりをしてしまうと、本当によくあることだなというふうに思います。
それは地域とか地域関係の活動以外についても、
本当にいろんな側面で言えることなんじゃないのかなと思います。
だからやっぱりないものを探すっていうのは、
もし何かを得るきっかけ、何かを作るきっかけとしてはいいことかもしれないけれども、
それがどうしようもないときは、やっぱりないものばっかり求めてもしょうがないので、
やっぱりそこはあるもの探しをしていくこと。
見つけたもの、新しくできるようになったことを見つけていこう、探していこう。
どうやったら使えるのかっていうのを考えていくことは、
KEYAKI TERRACE YAHATA 久保田さん
とても大事なのかなというふうに思います。
高見知英
本当にこういうようなあるもの探しを考えていきたいところですね。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
それが何か次のステップにつながるかなと、
そのあるものをどう生かすかは、その時代だったり、
そのメンバーの方たちがアレンジして、
新しい発信の仕方、新しい使い方っていうのにつながると思うので、
まずはあるもの探しかなっていうふうに思っています。
高見知英
そうですね。
当たり前にあるものだけれども、意外とちょっと見てみれば、
あ、これってこんなことにも使えるのではないかとか、
あ、これってこういうようなアピールの仕方があるんじゃないのかなとか、
そういうことが見つかってくるっていうこともたくさんあると思いますので。
本当におっしゃる通りだと思います。
まずはそういうものを見つけて、注目していければいいですよね。
KEYAKI TERRACE YAHATA 久保田さん
まずはそこから始まるっていうふうに思ってます。
高見知英
それでは何か、このほかに言い忘れたな、
これ最後に言っておかなくちゃなとか、そういうようなこと何かございますでしょうか。
KEYAKI TERRACE YAHATA 井上さん
私のほうからは特にありませんけど、
高見知英
私、久保太郎も大丈夫です。ありがとうございます。
ありがとうございます。
それでは今回のゲストは、KEYAKI TERRACE YAHATAの久保太郎さん、井上さんでございました。
お二方どうぞありがとうございました。
ありがとうございました。
KEYAKI TERRACE YAHATA 久保田さん
どうもありがとうございました。