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2025-09-13 09:02

速報版:SBCast. #150 KEYAKI TERRACE YAHATA

収録直後の音声まとめなおし

サマリー

ケヤキテラス八幡東は、地域の課題に対して実践的なアプローチを通じて持続可能な活動を行い、再開発をきっかけに地域のつながりを深めることを目指しています。中心メンバーの柔軟な関わりが、人々を巻き込む秘訣の一つです。

ケヤキテラス八幡東の活動
ノオト・ブク太郎
さて今回は、福岡県北九州市の八幡東区で活動する ケヤキテラス八幡東。こちらの取り組みに注目していきます。
中心メンバーの井上さんと久保さんへのインタビュー記録をもとに、 そのユニークな活動の革新を探っていきたいなと。
ノオト・ブク子
いただいた資料を読むと、なんていうか、地域が抱える課題に対して、すごくこう 地に足のついたアプローチをされてるなぁと。
おほう。
えぇ、それでいて結構想像的でもある。 特に身の丈にあった活動と、もう一つあるもの探し。 この二つが何かキーワードになりそうですね。
ノオト・ブク太郎
なるほど。身の丈とあるもの探し。最初から出ましたね、そのキーワード。
ノオト・ブク子
はい。
ノオト・ブク太郎
じゃあこの探究では、そのケヤキテラス八幡東が、 どうやって色々な人を巻き込んで、持続可能な活動ができているのか。
その秘訣を、今言われた二つの視点から、 皆さんと一緒に解き明かしていきましょうか。
ノオト・ブク子
お願いします。
ノオト・ブク太郎
まずそもそも、このケヤキテラス八幡東って、 どういうふうに始まったんですか。成り立ちから。
ノオト・ブク子
もともとはですね、2004年なんですけど、JRの八幡駅前。 ここが再開発されたんですね。
ノオト・ブク太郎
ああ、再開発がきっかけ。
ノオト・ブク子
ええ。それを機に始まった、いわゆる三感学民連系のエリアマネジメント組織。
ノオト・ブク太郎
エリアマネジメント。つまり、地域を良くしていくために、 住民とか企業とか行政とかが一緒になった運営組織みたいな。
ノオト・ブク子
まさにそんな感じです。はい。
で、その後ちょっと名前が変わって、つながる絆。 八幡東実行委員会っていう時期もあったんですが、
2019年に今のケヤキテラス八幡東になったという流れですね。
地域資源の活用
ノオト・ブク太郎
なるほど。再開発がきっかけでも目指している方向性っていうのは居心地の良い空間づくりと、 さっき言われた身の丈にあった活動なんですね。
なんかこう大規模開発っていうのとはちょっと違う温かみを感じますね。
ノオト・ブク子
おっしゃる通りだと思います。目的としてはJRの線路を挟んで、 新旧の市街地があるわけですけど、そこの連携を深めるとか。
ノオト・ブク太郎
はいはい。あるいは少しずつ繋がりが薄れがちな自治会とか、そういう遅延のコミュニティですね。 そこを補っていく役割。
そしてもっとこう緩やかな繋がりの中で、誰もがここにいていいんだなーって感じられるような、 そういう居場所づくり。これが根っこにある考え方のようです。
ノオト・ブク子
居場所づくり、その思いを形にするための具体的な活動? 何か顔の見える関係づくりを大事にしているみたいな話もありましたけど。
ノオト・ブク太郎
代表的なものは、年に1回11月にある寄ってこや旗っていう交流イベントですね。
ノオト・ブク子
寄ってこや旗。
ノオト・ブク太郎
はい。ここではワインなんかを片手に気軽に話せる場があったり、 あと面白いのが近くに直九州、国際協力機構の九州センターがあるんですよ。
ノオト・ブク子
へー、直が?
ノオト・ブク太郎
ええ。これもまさに地域にあるものなんですけど、それを活かして、例えば民族衣装のファッションショーとか。
ノオト・ブク子
おー、それは面白い。直の存在を活かす。まさにあるもの探しの実践例ですね。
ノオト・ブク太郎
そうなんです。他にも地域のお医者さんとか医療機関と連携して、健康に関する学びの場、講座を開いたりとか。
ノオト・ブク子
健康サポート。
ノオト・ブク太郎
あとは駅前の歩道が結構広いんですけど、これも国家戦略特区っていう制度で活用しやすくなった。これもあるものなんですが。
ノオト・ブク子
あーなるほど。特区の活用。
ノオト・ブク太郎
ええ。そこを使って学生さんが主体になったマルシェを開いたりもしてますね。
ノオト・ブク子
学生マルシェ。他に何か地域資源の活用例ってありましたっけ?
ノオト・ブク太郎
あ、そうですね。例えば大学生にデザインしてもらったオリジナルのドリップコーヒーを作ったり。
ノオト・ブク子
へー。
ノオト・ブク太郎
あと、これはいい話だなと思ったんですが、ケヤキ並木の木が古くなって伐採されることになった時に、その木材を捨てずに家具として再生させたりとか。
ノオト・ブク子
わーそれは素敵ですね。単なるリサイクルじゃなくて、なんかこう、地域の記憶をつなぐような感じがします。
持続可能な地域づくり
ノオト・ブク子
そうなんですよ。これも地域資源、つまりあるものを大切にする姿勢の表れですよね。
ノオト・ブク太郎
いやー面白いなぁ。参加してる方もすごく多様なんですよね。
ノオト・ブク子
ええ。町内会長さんとか地元の企業の方、大学の先生、さっきのJICA九州、それから行政の方もオブザーバーとして関わってると。
本当に参観学民ですね。
そうなんです。関わり方も結構フレキシブルで、毎月1回の例会にしっかり出る人もいれば、イベントの時だけ手伝うよ、みたいな人もいる。
ノオト・ブク太郎
その柔軟さが人を巻き込める秘訣の一つかもしれませんね。
ノオト・ブク子
えじょうね。中心になっているメンバーは駅周辺、だいたい半径1km圏内の方が多いみたいですけど、活動の影響自体はもっと広い範囲に及んでいると思います。
ノオト・ブク太郎
なるほど。でもやっぱり続けていく上での課題みたいなものもあるんでしょうね。
ノオト・ブク子
ええ、もちろん。一つはやはり多世代交流。
ノオト・ブク太郎
ああ、世代間の。
ノオト・ブク子
はい。特にマルシェなんかで関わってくれる大学生とか若い世代の参加を1回きりのものにしないための工夫。これは常に考えていることだそうです。
ノオト・ブク太郎
うーん、高齢化が進む地域だと特に重要ですよね。
ノオト・ブク子
ええ。それからもう一つはにぎわいの筆というか。
ノオト・ブク太郎
にぎわいの筆?
ノオト・ブク子
人口が減っていく中で、ただイベントで一時的に人がたくさん集まるというにぎわいだけを追いかけるんじゃなくて、
日常的な豊かさとか活動そのものの質をどう高めていくか、そういう点も今模索されている最中ですね。
ノオト・ブク太郎
瞬間的な盛り上がりだけじゃなく、持続可能な地域の豊かさへと、これは多くの地域が共通して抱える課題かもしれませんね。
ノオト・ブク子
そう思います。
ノオト・ブク太郎
今後の展望としてはどういうことを考えていらっしゃるんでしょうか。IT活用とかも含めて。
ノオト・ブク子
はい。当初8団体くらいで始まった活動が今ではもう約100団体が関わる規模になっているそうなんですね。
ノオト・ブク太郎
100団体。すごい広がりですね。
ノオト・ブク子
ええ。この広がりを生かして今後は一つ一つの活動を点じゃなくて面としてつなげていく。そしてもっと計画的に地域全体の魅力を高めるエリアブランディングを進めていきたいと。
ノオト・ブク太郎
エリアブランディング。
ノオト・ブク子
地域の歴史とか文化、いわば地域のDNAですよね。ここでもやっぱりあるものを掘り起こして行政のプロジェクトなんかとも連携しながら8万党ならではの価値を発信していくという計画です。
ノオト・ブク太郎
そのブランディングとか情報発信のツールとしてITも活用していくということですね。
ノオト・ブク子
そうですね。現状は公式のホームページとあとインスタグラムこれが主な発信手段なんですけど、今後は例えば街灯についているバナーとか街の中にある彫刻とかにQRコードをつけて、訪れた人がスマホをかざせば関連情報にアクセスできるみたいな。
街歩きと連動した仕掛けとか、もっと双方向で関われる仕組み、あと藩をどうやって増やしていくか、そういう方法も検討中とのことです。
ノオト・ブク太郎
なるほど。ありがとうございます。こうやって一通り伺ってみると、やっぱりこの活動を前に進めている力っていうのは最初に挙がった2つのキーワード、身の丈で無理なく、そしてあるもの探し、地域の価値を見出す、ここにあるんだなって強く感じますね。
ノオト・ブク子
まさにおっしゃる通りだと思います。都心にあるようなすごく大規模なエリアマネジメント、そういう派手さはないかもしれないけれども、自分たちの規模でできること、そして関わる人が笑顔で続けられること、それを大事にする身の丈感覚、
それと、ないものねだりをしない、地域に既に存在する資源、人、魅力、そういったあるものをまず見つけて、じゃあそれをどう組み合わせたらもっと輝かせられるか、それを考えるあるもの探し。
このすごく地に足のついた姿勢、これが国土交通省のエリアマネジメントのガイドラインでも、小規模でかつ市民主体で持続可能な事例として、ある意味レアケースとして紹介される理由なんだろうなと。
ノオト・ブク太郎
大きな予算がなくても視点を変えれば地域って豊かにできるんだっていう、何か希望になりますよね、こういう話は。
ノオト・ブク子
本当にそうですね。
ないものねだりより、あるもの探し。これ地域づくりだけの話じゃなくて、私たちの仕事とか学びとか、普段の生活にも応用できる深いヒントかもしれないですね。
本当にそう思います。今いる場所とか、自分の持っているものにまず目を向けてみる。その価値を再発見するところから、何か新しい可能性って生まれてくるのかもしれないですよね。
そうですね。あなたが今、ご自身の周りであるもの探しをしてみるとしたら、どんな宝物が見つかるでしょうか。ちょっとそんな視点で日常を見つめ直してみるのも面白いかもしれませんね。
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