マーケティングと感情
こんにちは、さきです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。私はですね、今カフェの外ベンチに来ております。
今日も京都でですね、朝10時ぐらいから会社員ごっこと称しまして、私会社員時代はですね、ずっと朝10時以降出社の会社を選んでたんですね。
ちょっと朝が苦手だったので、朝10時にカフェに行くことを会社員が出社することになぞらえて会社員ごっこって呼んでたりするんですけれども、
朝10時から涼しいカフェの中で会社員ごっこをしておりまして、ちょっとですねクーラーで体が冷えてきたなという時刻は間もなく11時半となろうとしているんですけれども、
外にやってきました。ちょっとですね、都内は今33度晴れという天気なので、ここでですね、暑いので喋れるところまで喋ってみようと思います。
今日はですね、またちょっとマーケティングやブランディングのお話をしてみようかなと思います。
はい、昨日のですね、配信は皆さんお聞きいただけましたでしょうか。
昨日の配信と言いますのは、ちょっとあの宣伝をさせていただいたんですけれども、ライフコーチのお話屋直人さんとライフコーチ対談、サキプロというものが発足しております。
サキプロの2でですね、本当にですね、お話屋直人さんというブランドを強くしていくためにみたいなところで、なぜか過去の痛みの話になっていったのですよ。
本当に心拍数が上がりましたというふうに直人さんからおっしゃっていただいたんですけれども、何でしょうね。
パーソナルなブランドを確立していくにあたっては、特に心拍数が上がるくらい感情が揺れ動くことってものすごく大事なんじゃないかなということをですね、私自身昨日発見をさせていただいた回となっております。
詳しくはサキプロ2というところをお聞きいただければと思います。
感情の重要性
はい、今回のキャプションにもリンクを貼っておきますので、ご興味を持たれた方、まだ聞いてなかったという方はそちらを聞きに行ってみてください。
ブランドが選ばれるとき、というのはつまりお買い上げが発生するとき、あるいは発生し続けるときということになると思うんですけれども、そのときっていい商品であるからということはもちろん大事なんですけれども、
それ以上に、感情が揺れたかどうかっていうのがものすごく大きい気がしております。
はい、これ皆さんいかがでしょうか。何かと言いますと、例えば日用品のティッシュを買うときとかにいちいち感動したりとか、感情が動かされましたという人はあまりいないと思います。
なんですけど、例えばコーチングセッションを買いますとか、この人からコンサルティングを受けてみたいとか、あるいは無形のサービスだったりとかエンターテイメントだったりとか、そういう思考性の強いものですよね。
生きていくのに必須ではないかもしれないが、生命維持に必須ではないかもしれないが、このサービス、このブランドを購入することによって自分がもっと豊かになるんじゃないかとか、今の現状を打破できるんじゃないかとか、
そういうことを期待して買う高額サービス、高額なブランドを買うときというのは、感情にアプローチできているかどうかということがものすごく大きい気がしております。
昨日は過去の痛みというところに触れていった回になるんですけれども、過去の記憶だったりとか痛みとか、そういうものすごく強い感情が発生するときのエピソードですね。
その人にとっての核みたいなものだと思うんですよね。そこにわーって反応してしまうほどの揺れがあると、ブランドとクライアントさんとの体験の結びつきというのもものすごく強くなるんじゃないかなと思いました。
これですね、例えばなんですけれども、皆さんがイメージしやすいものすごくメジャーどころでいきます。パーソナルじゃなくてものすごくメジャーな話をしちゃうんですけど、例えばディズニーランドに年パスで通う人っていますよね。
そういう人ってもうディズニーイコール夢の国っていう世界観に全身で共感しているし、ワクワクするとか泣きそうになるとか、感動するパレードを見て毎回感動している友人とかいるんですけど、人によっては癒されるとかあるのかな、ちょっとわかんないんですけれども。
でも何度言っても感情が動くからまた行きたいってなるし、感情を動かされたいっていう欲求も本人が自覚しているかどうかはさておきあるはずなんですよ。だからまた行きたいってなると思うんですね。
しかもそのディズニーランドの夢の国っていうコンセプトはキャストの人たちの働き方にも影響してますよね。その夢の国っていうコンセプトが素敵だなって心を動かされている人たちが集まってきて、だから多分ですけどアルバイトが9割とかだったとしても道端のゴミ一つ拾う、ゴミ拾いの仕事ですらエンターテインメントに昇華されていたりする。
これはもう本当に自発的にキャストの方がやっていると思うんですけど、それがまた感動を生んでファンが増えていくとか、既存のクライアントさんとの結びつきがどんどん深まっていくというものすごい好循環が生まれているななんてことを思いました。
本能を刺激するマーケティング
そうですね。じゃあこういう感情を動かすっていうことがものすごく大事なんだろうな。それは負のものすごく負の感情ですね。怒りみたいな負の感情をマイナスのところからフラットに持っていくでもいいですし、感情がないでいる何もないところからわー感動したってプラスの方向に持っていく。
何でもいいんですけど、とにかく下の状態から上の状態に持っていくとか、下の感情というものをものすごく刺激するとか、そういうことが大事であると。感情を動かすということが大事ってなったときに、じゃあ感情を動かすにはどうしたらいいんだろうっていうことと、
昨日おとといかおとといご紹介した刀の森岡剛さんがおっしゃっていた本能にぶっ刺すっていう言葉って、もしかするとつながるかもしれないなあということを思いました。
はい、ということで、本能にぶっ刺すってどういうことなんだろう。本能を刺激するってどういうことなんだろうということを話しながら考えていきたいと思います。
ちなみに余談になりますが、森岡さんちょっと最近炎上しているみたいなんですけれども、ニュースピックスさんの方ですごいですね、マーケターの神みたいな動画が過去に出されていたと思ったら、なんか愉弱じゃないかみたいな感じの配信がなされていたりと、いろいろあるみたいですけれども、
ちょっとそこについて今回は言及はしません。そういうことがあろうとなかろうと本能に刺すとか、本能を刺激するということがマーケティングだったりとかにおいて重要であるという事実は変わらないと思うんですよね。ということでお話をしていきたいと思います。
これもですね、ちょっと具体的なものがあった方がイメージがしやすいかなと思うので、そうだな、しずる缶っていうところをちょっとご紹介してみようかなと思います。
はい、しずる缶。これですね、広告に携わっていた人、広告クリエイティブに携わっていた人は、それなってちょっとニヤッとする単語だと思うんですけど、しずる缶って何かというと、ハンバーグ焼きますよね。
ハンバーグ焼いた時にジュージューっていう肉が焼ける音、匂い、香り立つ湯気、そして滴る肉汁みたいなんですね。そういうものを臨場感たっぷりに描きます。描いたものをしずる缶があるね、しずるがあるねっていう風に言います。
で、広告クリエイターたちはですね、結構このしずるっていうものにこだわってきたわけなんですよ。
例えばですね、最近私はJWEBを聞いているんですけれども、JWEBですね、何曜日だったかちょっと忘れちゃったんですが、多分金曜日か土曜日だと思います。
札幌ビール音アジトという番組があるんですよ。札幌ビール音アジト。どういう番組かというと、ゲストの方とホストの方が札幌ビールでいっぱいプシッとやりながらいろいろなお話をしていくというですね。
そういう企画になるんですけれども、ここで使われているのが欲求を刺激する演出なんですね。
何かというと、番組のオープニングであれなんですよ、プシッって缶ビールを開ける音が入ります。
プシッって開けて、その後コポコポってグラスにビールを注ぐ音というのが必ず入ります。
で、乾杯をして対談が始まっていくわけなんですけど、もうこれどうですか?
多分ですね、ビール等の方はこれを聞いたら、もうビール飲みたいっていう欲求が刺激されるはずなんですよ。
もうこれはですね、理屈じゃない。理屈じゃないんですよ。理屈じゃなくて、もう本能が、感情が気持ちいいって思っちゃうんですよ。
飲みたい!あののど越し!とか、冷たいビールがごくごくと喉の奥を通っていくあの爽快感が、もうありありと想像できてしまう。
だから、うわ!札幌飲みたい!ってなる、そんな設計になっているんですね。
つまり、もう理屈とか抜きで、欲求に刺している。欲求を刺激している。だから感情が動かされちゃう。
ビールを飲むのに理屈なんていらないんですよ。本能を刺激してあげれば良いっていう、そういう設計になっています。
あとはですね、もう一個、もう一個ぐらいお話ししてみようかな。
さっきハンバーグの例を出したので、ハンバーグでお話ししていくと、ひき肉と米っていうブランド、皆さんご存知でしょうか。
都内に暮らしている方は、もしかするとご存知かもしれないです。
これはですね、プールインクという会社で社長とクリエイティブディレクターを務めていらっしゃる、コニタン、コニタンって言っちゃった。
コニタンこと、小西利幸さんかな、が手掛けているブランドですね。飲食の形態になるんですけれども。
ひき肉と米というぐらいなので、ひき肉と米を提供している飲食形態になります。
このひき肉と米っていうのが、渋谷にもともとあったハンバーグの山本さんとコラボしている、確かそこからスタートしたブランドになるんですけれども、結構高いんですよ。
炊きたての米とハンバーグと卵も付いてたのかな、なんですけど、まあまあいいお値段で提供しているお店です。
メニューはもうそれだけだったはずですね。米とひき肉を最高にうまい状態で食べに来てくださいと。
本能と感情の影響
一時期インスタグラムで結構流れてきていたなという印象ですね。最近はどうなんだろう、落ち着いたんでしょうかね。
ちょっと時間も経ちましたので。でもここでもうまいなって思ったのが、店舗設計ですね。
店舗設計をするときに黒を基調とした店舗になっていて、目の前でハンバーグが焼かれている様子が見られるだったりとか、あとはスタッフのユニフォームが黒Tなんですよ。
これなんでかってここまで聞いてくださった方はピンとくると思うんですけど、湯気が見えるからなんです。
目の前で米を炊かれている土鍋から立ち上がる湯気、じゅうじゅう焼かれているお肉から立ち上る湯気、これが黒T、黒を基調とした空間だとめちゃめちゃ映えるんですね。
これももう理屈とかないんですよ。湯気が出てきたらおいしそうって思うじゃないですか。
そういう本能に指す演出っていうものをしているわけです。
こういう風に、これ食べたいとか飲みたいとか買いたいっていう風に思っていただくために、各ブランドそして広告クリエイターの方々はしずる感っていうものを出したりとか、
いろいろな体験設計をしているわけなんですよね。
つまりここで大事なことは人は理屈よりも本能と感情で動くということを知っていると、
これってもしかして全然別のビジネスを私たちがやるときも応用できるんじゃないかなと考えたんですね。
大事なのは人は本能や感情を刺激されたときに動くということと、感情を揺さぶられたとき、感情でつながったときにものすごく気になっちゃうわけです。
この人はこんなに自分のことをわかってくれるんだっていう感動とか。
この人と深くつながりたいっていう浄土だったりとか、そういうことですよね、がものすごく大事になっていて、
それらもじゃあなんでこの人はこんなに自分のことをわかってくれるっていうところに感動が生まれるのかって考えていくと、
人は社会性がある生き物だからだったりするんです。
社会性がある生き物ということは人は一人では生きていけないんですね。
例えば狩猟時代に群れから外れてしまったら、それはすなわち死を意味するわけです。
だから人は本能的に誰かとつながりたいという欲求を持っているし、
それがここまでこの人が自分のことをわかってくれるなんてっていう感動になると、
感情を揺さぶるマーケティング
もう本当につながるということの欲求がものすごく満たされている。
本能が刺激されまくっている、感情が動かされまくっているっていう状態だったりするんです。
いわゆる広告クリエイターのプロみたいにしずる感がある映像を撮ったりとかできないよとか、
そもそも自分が売っているものってコーチングとかコンサルティングだったりとか、
そういう目に見えない形に触れられないものだから、
そういう演出はできない。
ただ感情が動く瞬間とは何か。
感情が動くときにどういうところの本能が刺激されているのか、
そういう視点で持って、
そういう感情が動く瞬間とは何か。
感情が動く瞬間とは何か。
本能が刺激されているのか、そういう視点で持って、
自分がこれまでやってきたこと、そして提供できる価値。
提供できる価値っていうと途端に性的なワークみたいな感じになっちゃうんで、
もっと動的に考えたいですね。
あなたとなら手を組みたいですってなったときの感動を思い出すっていうことがいいんじゃないかなと思いました。
というところでまとめますと、
大事なのはブランディングやマーケティングをしていくにあたって、
大事な視点、それはブランドが選ばれるときというのは、
感情が揺れたかどうかがものすごく大きい。
そんな視点を持っておくこと。
特に生活必需品ではなく、
このブランドサービス、このコーチングであるとかコンサルティングサービスを買ったら、
自分はより良くなっていけるんじゃないか、そんな期待ですよね。
未来への期待を持っていただくような無形のサービス。
生活必需品ではないけれども、
絶対的に自分に必要だと思っていただくような試行品とは言わないですけれども、
でも本当に試行品なのかな。
生活必需品ではないが、だがしかし投資をしたいと言われるような商品ですね。
それをやっていくにあたっては、
感情が揺れたかどうかというのがものすごく大きいんじゃないかと、
そんなお話になりました。
うわーって反応してしまうほどの揺れがあると、
そのブランドサービスとクライアントさんとの結びつきというのは強くなるんじゃないかというお話ですね。
理屈より本能や感情で動いていくので、
どういう本能に紐づく感情というものがあるのかということを理解していくことが、
やっぱり誰かの心に残るとか、
魂で繋がるとか言うとちょっと大げさかもしれないですけど、
いい仕事にはバイブスがあるよねということは、
ずっと会社員時代から仕事仲間と語っていましたね。
グルーブとかバイブスを上げていこうぜ、
いいグルーブを生んでいこうぜとか、バイブスを上げていこうぜという話を、
よく私は3社目の会社の人たちとしていましたし、
未だにしますね。
だからここなんじゃないかなと。
揺れるということ。
本日は揺れるみたいなことがテーマになっていきました。
いかがだったでしょうか。
たとえマーケティングやブランディングのプロじゃなくても、
感情が動いた瞬間を発信するということで、
誰かの心に残るかもしれない、そんなお話になっております。
いかがだったでしょうか。
今日のお話、何か自分のサービスの設計であるとか、
ブランディングであるとか、発信を考えていく上で、
何らか拾っていただけたらと思います。
私も今後こういったことへの思考をもっと深めていけたらなと思いますので、
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また聞きたいなと思っていただいた方は、フォローをしていただけるととても嬉しく思います。
それでは本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
また次の配信でお会いしましょう。
サキでした。