転機の始まり
こんにちは、さきです。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
私は今、午後4時半になろうとしているんですけれども、
今日、都内がとっても涼しいので、珍しくですね、午後、午後体なんですけれども、
カフェの外ベンチに座ってお話を始めてみようと思います。
はい、今日もですね、ちょっと周囲の環境音ですね、車の音とか入ってしまうかもしれないんですけれども、
今ですね、今撮りたいなと思ったので、ちょっと環境音はご容赦いただけると幸いです。
はい、初めましての方もこんにちは。さきと申します。
私は会社員として約10年ほど広告業界で働いた後、昨年の夏に独立をしました。
独立のきっかけはですね、勤務先企業の事業縮小、事実上の解散というところで、準備期間ほぼなしでフリーランスの道に行きました。
それがちょうど1年前の出来事ですね。
独立当初はコミュニケーションプランナーとして法人企業様をクライアントに、ブランディングやマーケティングの戦略設計を練る人、
そういう形でですね、業務委託案件を受けて整形を立てておりました。
幸いなことに、独立して間もなくですね、サラリーマン時代の給料を超える金額の月の契約というものをいただけまして、
しばらく半年間ほどそれで整形を立てていたんですけれども、
今年からですね、ライフコーチとして、ずっとですね、会社員時代からコーチングのお仕事をしたいなと思っていたんですけれども、
そちらの道に舵を切りました。
今日はですね、ちょっとそれについてお話をしたいなって思っています。
というのもですね、何かというと、私ライフコーチになるって決めてからずっと悩んでたんですよ。
恐れと悩み
何に悩んでいたかっていうと、コーチングをお仕事にしていくんだっていう話を周りにできなかったんですね。
何かというと、コーチングってまだそこまでの市民権を得ていないと言いますか、
コーチングって言って、隣だと知ってる人は多いんですけど、
占い的なものと一緒にされていたりとか、
ちょっと弱っている人が助けを求めるものだよね、くらいの解像度であったりとか、
何か相談業なんでしょうっていうふうに、少し解像度が荒めだったりとか、
怪しまれるんじゃないかっていうことをすごく恐れていたんですね。
コーチングを始めたんだっていうふうに言ったときに、これまで友人だった人とか、
これまで私に対してコミュニケーションプランナーの佐紀さんとしてお仕事を振ってくれていた人が離れていくんじゃないかとか、
警戒されてしまうんじゃないかっていうことがすごく怖かったんですよ。
例えばお茶に誘うとか、今度会社訪問していいですかって言ったときに、
コーチングを売り込まれるのかなとか、今までお友達だったけど、
コーチングの見込み顧客としてターゲティングされているのかなっていうふうに警戒されて、
関係が崩れちゃうんじゃないか、距離を置かれるんじゃないか、そういうふうな怖さがあって、
ずっと基本的には極一部の人を除いては隠してきました。
はい、ちょっと人の声や鳥の声がだいぶ入っているんですけど、このまま続けますね。
じゃあ、知り合いに会うときとか、これまでの既存のお仕事の関係者に会うときは、
基本的には言わずにずっと忍びの者として隠して過ごしていったほうがいいんじゃないか、みたいなですね。
そういうアドバイスもいただいたりしていて、ずっと隠してたんですね。
本当に何でしょうね、脱サラしてフリーランスになるんだっていう話をしてくれた人には話していたんですけど、
同じフリーランス仲間ということで、こちらの世界にようこそみたいな感じで、
でも本当にそういう人にだけ話していたので、ごくごく一部でした。
でも何かいつまでしのんでいればいいんだろうなっていう気持ちとか、
別段悪いことをしているわけではないじゃないですか。
悪いことをしているわけではないけど、何か黙っていなきゃいけない後ろめださみたいなものをずっと感じていたんですね。
怪しまれるかもとか、友達じゃなくなってしまうかもっていう恐れって、
私の中ではちょっと根深い部分があるかもしれなくて、
何かというとですね、私の母が、私が中学生になるかならないかの時に宗教にハマったんですね。
その時に、詳細は省くんですけど、やっぱりいろいろ辛いことがあって、
母は宗教にハマり、もう20年くらい経つ今でもずっとその宗教に入信をしているんですけれども、
その時にですね、すごく嫌な思いをしたんですよ。
何かっていうと、やっぱりこれを信じれば救われるからとか、私は救われたから、いいものだからっていう風に、
こちらの意見を無視して進められたっていう背景があって、
自分のやっていることも、プランナーとしての自分を売り込むことは何の抵抗もなくできたんですけど、
何かそういう、求めていないのになぁ、みたいな、何でしょうね、
怪しいとか、変なものにハマったって思われるんじゃないかとか、
そういう抵抗感が強かったのかもしれないって思いました。
自己表現の重要性
そんな背景もあったんですよね。
でも今日ですね、ある友人とのやりとりの中で、
それは自分の思い込みだったかもなっていう風に気づいたんですよ。
それが何かというと、数少ない私がコーチングをやっていくっていうことをですね、
初期の初期から知っている友人とのやりとりが今日ありまして、
その友人にですね、ちょっと口止めをしたんですよ。
そういえばと思って、私の知り合いと、共通の知り合いとですね、
その友人とが今日アホがあるっていう話を聞きまして、
私は今日はその場にはいかない、誘ってもらったんだけど、
ちょっと今日は都合が悪いですって言ってお断りしてた。
ちょっと分かりにくいですね。
その友人がいて、共通の知り合いがいて、
その共通の知り合いの方から、今度っていうのは今日ですね、
佐紀さんの友人の誰それさんと会うんだけど、一緒にご飯どうですかっていうお誘いが来て、
ごめんなさい、ちょっとその日は都合が悪くてって断った後に、
ふとあれって思ったんですよ。
まだその知り合いの方には話すフェーズじゃないかもみたいなことを思って、
自分の中ではその知り合いと仲を深めている状況だったんですよ。
別にその友人、知り合いか、その友人に、ちょっと待って、ややこしい。
その知り合いに自分のサービスを売り込みたいという気持ちはないんだけど、
怪しまれたらせっかく仲良くなってきた知り合いとの縁が疎遠になっちゃうんじゃないかな、
みたいなことを心配したんですね。
そうなんですよ。私はですね、そういうちっぽけな人間なんですよ。
で、はーっと思って、ずっと知ってくれている友人に、
今日ダレソレさんと会うんだよね。
で、ちょっと私は今日は行けないんだけど、
もし毎日私の仕事の話になったらちょっと内密にしてほしいんだっていうお願いをしたんですね。
そしたら、あ、そうだったんだって。
実は知らなくて、その内緒にしてほしい。
コーチングをしているっていうことを内緒にしてほしいとは知らなくて、
そうなんですよ。私も別に内緒にしてねってその友人に言ってなかったので、
知らなかったから、もうすでに何人かに喋っちゃったって言われたんですね。
で、もうサキさんの新しい看板はコーチなんだと、ライフコーチなんだと思って、
この前会ったダレソレさんとかダレソレさんにお話ししちゃったんですよ。
ダレソレさんにお話ししちゃったごめんねって言われて、
いい友人ですよね。そこで何かわかっただけじゃなくて、正直に言ってくれるすごくいい友人だから、
私も信頼してすごく初期から話してたんですけど、話しちゃった。
その話した相手は、実はいろいろ悩んでいる中で、
人自身もコーチングを勉強して資格を取ってものすごく楽になったみたいな話があって、
あ、そうなんだ。サキさんもコーチング頑張ってるよみたいな、そういう文脈で話をしていたから、
もしよければ連絡取ってみて、たぶんすごく喜んでくれると思うよみたいな感じで、
言ってみたら、すごく応援する気持ちがあってよかれと思って、
ハマりそうな人に話してくれてたんだっていうことが、今日初めて認識できたんですね。
だからすごく反省したし、すごく感謝したんですよ。
私はこれでご飯を食べていく、これは素晴らしいものだって思ったはずなのに、
疑いファーストになってしまっていたなと思ったし、その友人に対しても、
何でしょうね、そんな風に思って、本当によかれと思って広めてくれていて、
なんならその興味を持ってくれてた相手の連絡先も教えるよみたいなことを言ってくれて、
あ、なんだって思ったんですよ。ちゃんと聞いてくれる人もいるんだって思って。
だから、私はもっと自分の方向性がバチッと決まって、売り上げもガンって出して、
もう自分は絶対に何を言われても揺らがないんだっていう状態になるまで、
知り合いには言えないなっていうブロックを自分でかけていたんですけど、
でもまだ模索中なんだ。でもこういうことを私は取り組んでいるんだ。
こういう道に進もうと思っているんだっていう状態でも、今の自分を出していいんだ。
出しても受け取ってくれる人は受け取ってくれるし、不完全でも応援してくれる人っているんだっていうことをですね、
本当につい今知りました。この収録ボタンを押す本当に数分前に認知できたんですね。
なのでちょっとこの今の気持ちのままを残しておこうと思って、
すごいカーカーって言ってますけど、お話をさせていただきました。
今日ここまでお話ししていて思ったのは、これをやりたいって思ったとき、
自分はこの道で行くんだって思ったときは、もう出しちゃっていいんだなって思ったんですよ。
不完全でもいいし、自信なんかなくてもいいから、
理解されるかされないかは相手によるけど、完璧になってから出そうなんて無理なんだから、
自分を発信する勇気
私は今こういう気持ちでこういう活動をしているんだっていう、今の状態を出していけばいいんだなっていうことをすごく思いました。
応援してくれる人が現れるっていうのも、自分がじっと思っているだけだったら誰もそれを認識できないから、
応援してもらえるっていうことも起こり得ないけれども、
勇気を持って出してみる。もちろん言う相手は選んでいいんですけど、
私はこういうことを考えていますと、こういうことに価値を感じていて、
こういう価値を届けたいと思っているから、こういうお仕事に今興味がありますとか、
こういう活動を始めたんですとか、その段階からどんどん出していいし、
出したからこそ応援してくれる人が現れるっていうことを思いました。
なので、なんでしょうね、これはやっぱり住んでいる文化にもよってくるとは思うんですけど、
でも出してもいいなって思える相手には積極的に出す。
自分の状況が整うのを待たない。状況が整うなんてことはないので、
忍んでいたら見つけてもらえない、届かないっていう当たり前のことに、
今日は気づかせてもらいました。
名乗ることの重要性
ということで、これからは忍びの者を卒業して、
自分はライフコーチなんですっていうことを言っていこうと思いました。
でも、これってライフコーチじゃなくても何のお仕事でも多分そうなんですよね。
もう私は何々ですっていうふうに言っちゃう。
制限した後に現実が追いついてくるっていう、
そういう順番なんじゃないかなっていうことを思い出しました。
これですね、ちょっと私の昔話をさせていただくと、
私は3回転職して4社経験をして、そしてフリーランスになっているんですね。
それまでの間に未経験の業界に転職したこともあったし、
あるいは未経験の職種になったこともあった。
その時も、やっぱりまず名乗るっていうことから始まっていたなっていうことを思いました。
例えばなんですけれども、広告制作会社でプランナーをやりませんかって言われたとき、
プランナーっていう職業はその会社、創業から40年以上ずっとなかったんですよ。
ずっとなかった。
だけど、これからはこの会社にもプランナーっていう職業が必要だと思って設立することになったから、
やってみないかって言われて飛び込んだんですね。
その時に何をしていたかっていうと、もう会社からコミュニケーションプランナーっていう名刺を与えられたその瞬間から私はプランナーだったんですよ。
何のスキルもナレッジもない。
プランナーが何なのかっていうことすら正直今まで会社内にそんな職種の人がいなかったから、
誰も教えられない、自分で作っていかなきゃいけない。
だけどやるしかないってなった時に、もうあれですよね。
プランナーの先ですっていう形でクライアントさんにも名刺を渡しするし、
社内の人たちにもこれからはプランナーです。
私はプランナーとしてここにいますっていうふうに名乗っていくしかないわけです。
でもそうやって拙いながらもプランナーらしきことを一生懸命やって、
もうどうしようどうしようって思いながらも、
プランナーとしてとにかく現場に立つっていうことをやっていって、
そうした結果何が起きたかっていうと、
佐紀さんはプランナーだったんですねっていうふうに認めてもらえるようになったんですね。
プランナーとしてこの案件に入ってくださいっていうふうにアサインされるようになっていったし、
その会社を辞めて別の会社にプランナーとして転職ができたりとか、
さらに辞めた後、独立した後も、
その元いた会社からプランナーの佐紀さんという認知が取れていたので、
フリーランスになった後、お仕事をいただけたりっていうふうにですね、
本当にどうしていいかわからないところから、
でももうプランナーになるんだって決めたら、逃げない、名乗る、
未完成でもいいから、まず名乗るっていうことですね。
そしてそれにふさわしい実力っていうのは、
もうですね、後からついてくる、ついてくるっていうかもうつけるしかないっていうですね、
そういうことを経験してきたじゃんって思い出しました。
たぶんですね、今まで会社員をやったことある方は経験してると思うんですよ。
例えば学校の先生だって、これまでは大学生だったのに、
もうあれですよね、新入社員の時から先生って呼ばれて、
先生の振る舞いをして先生になっていくじゃないですか。
だから、今日言いたいことは、
自信なんて最初はないのが当たり前だから、
自分はこの道を行くんだって決めたら、もう堂々と名乗っちゃいましょうと。
未完成でもいいし、未完成どころか何にもなくてもいいから、
まず名乗る。
そしたら現実は後からついてくる。
そんなことを思いました。
今日ですね、このラジオを聞いてくださったあなたが、
もし、例えばですよ、これから起業しようとか、
何か新しい、今までやったことのない仕事をしようとか、
それがもし同じコーチングっていうお仕事だったとしたら、
もし、まだ名乗れていないんだとしたら、
今日からその肩書きですね、
それを自分の中で唱えてみて欲しいなって思います。
私は今日から何々になる。
私は今日からライフコーチとして生きる。
それを出していく。
そうするとそこから現実がついてくると思います。
最近思うのはですね、
やっぱり大事なのはビジョンを決めることですね。
これ誰の言葉だったか忘れたんですけれども、
未来を予測する一番の方法は、
描いた未来を実現してしまうことだっていう言葉があります。
でも多分ですね、私たちはそうやって
未来を切り開いていくんじゃないかなっていうふうに思います。
過去からの延長で過去現在未来というふうに
時が流れていくのではなく、今ここにいる。
そして私はここに行きたいって決める。
ここに行きたいと決めた場所に向かって動いていくから
そういうのが大事だと思います。
はい、それでは本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
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それではまた別の配信でお会いしましょう。