#025 Runnin' in the Rain: Koumi 100 <ナミネムさん、智也さん>

Oct 19, 2020 Koichi Iwasa

10月10日土曜日、11日日曜日に八ヶ岳の麓、松原湖高原スケートセンターを会場にしてOSJ KOUMI 100が開催されました。今シーズンは新型コロナウィルスが多くの大会の中止につながる中で、数少ない100マイルのトレイルランニングレースとなりました。32kmの周回コースを5周する100マイルですが、新型コロナの感染防止策に加え、台風が近づいて大雨となる中でレースが行われました。 当サイトの取材活動でいつも協力していただいている、ナミネムさんと智也さんはそれぞれペーサーとしてOSJ KOUMI 100に参加されました。大会から1週間がすぎた週末に今回のKOUMI 100で感じたことを話していただきました。厳しいコンディションが予想される中で重苦しい雰囲気だったスタート、雨の中で選手を待つ周囲の様子を振り返ります。そしてすでに何度もペーサーを経験しているナミネムさんがペーサーを務めることの魅力、ペーサーはどのように選手を助けるべきかを話します。 このほか、前週にDogsorCaravanで紹介した来年2021年のUTMFのこと、UTMB®︎のレースディレクターであるカトリーヌ・ポレッティさんのインタビューについても話しています。 今回のエピソードはリカバリーサンダル「rig」の提供でお送りします。 来年のウルトラトレイル・マウントフジは4月23-25日開催。例年と異なる点は? #UTMF(DogsorCaravan) 「2021年は代替プランを示したうえでUTMB®︎を開催」カトリーヌ・ポレッティ Catherine Polettiさんインタビュー(DogsorCaravan) OSJ KOUMI 100 ウルトラトレイル・マウントフジ Izu Trail Journey Golden Trail World Championship 今回のエピソードには次のようにチャプターをつけています。 01:30 オープニング 02:46 UTMF2021の概要が発表に 09:46 表彰数が男女で違う問題 15:30 UTMBのカトリーヌさんのインタビュー 21:14 2021年のUTMB®︎はどうなる? 27:56 今週のテーマはKOUMI 100 28:32 前進となる「八ヶ岳スーパートレイル」の記憶 32:44 雨の中、テントを張って準備する厳しさ 34:36 スタートは前途の厳しさと久々のレースでちょっと異様な雰囲気に 36:24 台風が迫る中、前日午後6時に開催決行の発表 38:52 ペーサーの役割 40:12 スタート翌日の午後にようやく雨が上がった 41:00 今回はランナーをサポートする場所の確保も大事だった 42:46 レースが進むにつれて満杯だった駐車場がスカスカに 43:28 完走率24%! 44:50 優勝は白川裕登さん、24時間47分はすごいタイム 45:08 雨でぬかるみ、林道は走りづらい状態に 45:42 膝まで埋まる泥の中を走ることに 46:58 2位になった牧野公則さんが休憩を取る間に白川さんがトップに 47:30 牧野さんのガッツ、最後までハイレベルな走りも素晴らしかった 48:30 HURT 100に周回5周と一周のタイムは似ている 49:20 KOUMI100のコースは走りやすいと思っていたが 52:02 ペーサーをする楽しさとは 53:06 自分のこれまでの経験や学びを目の前で共有できる喜びがある 55:10 よいペーサーとなるにはどうしたらいい? 57:46 海外のレースではペーサーは選手を引っ張るよりも寄り添う感じかも 59:50 岩佐のペーサーされた経験 01:04:56 今回のKOUMI100で役立ったペーサーの知恵は? 01:05:44 夜が明ければどんなトラブルも解決する! 01:06:48 走るべきセクションの前にはジェルで補給、最後はコーラでつなぐ 01:07:30 コーラだけで最後の40kmは走りきれる 01:07:52 ペーサーをしてもらった経験が生きる 01:09:42 周回コースでは1周ごとに補給のタイマーをリセット 01:11:30 ペーサーをやってKOUMIには絶対出たくないと思った 01:12:06 コース上にゴミが多かったのが残念 01:14:58 ゴミ入れのポーチを選手の必携品にした方がいいかも 01:18:06 久しぶりにレースに参加して、レースで走ることの魅力を改めて感じた 01:18:26 100マイルレースの後半は誰もが優しく 01:19:04 ゴールした瞬間の感激が自分のことのように思える 01:20:28 激走モンブラン世代はレースから消えたのか? 01:21:50 滋賀の大レジェンド、谷北勇二さんは今回も完走 01:24:08 女子優勝、黒田清美さんは表彰式でカッコよかった 01:25:50 やっぱりチーム100マイルのメンバーは強い 01:27:38 岩垂さんの奥様の献身的なサポートに心打たれた 01:28:34 パートナーに過度に期待しすぎないのが吉 01:31:00 12月にはIzu Trail Journey 01:32:38 11月29日からGolden Trail World Championship 01:34:06 ポッドキャスト「Off Trail Talk」に出演させていただきました (2020年10月17日収録)

#024 中尾益巳・来年開催を目指す「ステージレース三陸311」とは

Sep 3, 2020 Koichi Iwasa

宮古市浄土ヶ浜(岩手県)から三陸海岸に沿って南三陸町(宮城県)まで311kmを6日間で踏破するステージレース。今年夏にプレ大会開催を発表した「ステージレース三陸311」はCOVID-19によりスケジュールを見直すこととなりました。大会を主催する「特定非営利活動法人ディスカバー・リアス」の代表理事、中尾益巳 Nakao Masumiさんは東京から三陸に住まいを移し、東日本大震災から10年となる来年2021年の第一回大会の開催に向けて準備を加速するといいます。 NHKのプロデューサーとして制作した2009年の番組『激走モンブラン!』は多くの人をトレイルランニングの世界に引き込んだ、伝説的なドキュメンタリーです。さらに中尾さんはウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)の実行委員として大会を実現にこぎつけたほか、様々な大会や競技団体などの立ち上げに関わってきた日本のトレイルランニング界のレジェンドの一人です。 「ディスカバー・リアス」のウェブサイトを立ち上げ、賛助会員「三陸でぃすかば部」の募集も始まった先月末、中尾さんにお話をうかがいました。ステージレースのコースや宿泊などについて現時点のイメージをお話しいただいたほか、中尾さんが三陸に関わりを持つようになったきっかけ、とりわけそこでステージレースを開催しようと考えたきっかけについて詳しく伺いました。東京からきた自分がここで6日間のステージレースをやりたいというのを地元の人たちがどう受け止めているか、と不安だったときに背中を押してくれたというエピソードも話してくださいました。 大会を主催するNPO法人は昨年秋に設立されたばかり。一方、今年に入ってからのコロナ禍は大規模なスポーツイベントを開催するには強い逆風、という状況です。大会を通じて、三陸の風景や人々にふれることでより多くの人たちにその魅力を伝えていくという「ディスカバー・リアス」の使命を果たすため、寄付金や賛助会員「三陸でぃすかば部」の受付も始まっています。選手としてステージレースに参加しようとしう選手の皆さんはもちろん、「これからいろいろ苦労して大会を開催するまでの過程を一緒に楽しんでいただける方がいらっしゃったら」、と中尾さんは話してくれました。 インタビューの最後では自ら動画を制作して人気を集めるYouTuberの人たちがますます話題になる今、中尾さんが考える今どきの映像作りについて思うことを岩佐が質問しています。 今回のエピソードはリカバリーサンダル「rig」の提供でお送りします。 ステージレース三陸311 (STAGE RACE SANRIKU 311) NPO法人ディスカバーリアス 寄付金の受付(随時の寄付による支援) 賛助会員三陸でぃすかば部(年払いの賛助会員費による継続支援) (2020年8月31日収録)

#023 高木智史・九州に新しいスポーツ文化を、トレイルランニングに魅せられてきた10年を振り返る

Jul 11, 2020 Koichi Iwasa

今回お話をうかがうのはユニバーサルフィールドの代表の高木智史 Takaki Satoshiさん。インタビューしたのは熊本県の球磨川流域をはじめ九州各地に甚大な被害をもたらした豪雨災害の直後。共同代表を務めるTRAQ(九州トレイルランニング協会)では早くも被災者支援への協力を呼びかけていることを最初に伺いました。そして、スポーツイベントの主催者として目下のコロナ禍にどう立ち向かうか。そして、今月発売された写真集「Joy」は2011年に高木さんがユニバーサルフィールドを創業して以来、九州各地で開催してきた大会のシーンをまとめた写真集。トレイルランニングの写真家として活躍する藤巻翔、小関信平のお二人がとらえてきた写真とともに、高木さんがトレイルランニングと出会ってからの歩みを振り返っていただきました。 今回のエピソードはリカバリーサンダル「rig」の提供でお送りします。 九州豪雨被災者支援について(TRAQ)、TRAQのFacebookページ 宮崎鏡洲の森トレイル(8月16日開催予定) 霧島・えびの高原エクストリームトレイル(8月22-23日開催予定) 多良の森トレイルランニング(10月18日開催予定) 写真集「Joy」 Aso Round Trail(今年5月9-10日開催予定の大会は中止に) 野菜宅配の「みやざきエクスプレス-hina+a-」・hinata (2020年7月7日収録)

#022 丹羽薫・「SHIGA1」FKTを振り返る(後編)一度は周囲が目標達成をあきらめる、そしてわずか二分差で新記録達成へ

Jun 25, 2020 Koichi Iwasa

前回に引き続き、丹羽薫 Niwa Kaori選手が420kmのロングトレイル、「Shiga1(シガイチ)」でFKT(最速走破記録)を更新するまでを、一つ一つ振り返るインタビューの後編をお送りします。 今回は4日目、6月4日木曜日に奥伊吹から余呉トレイルへと向かうところからお話を聞いています。気温が上がり、これまであまり経験のない胃腸のトラブルで思うように補給食を取れない中で、サポートの皆さんに支えられて挑戦を続けますが、7日目の日中に大津港でフィニッシュするという目標を次第にプレッシャーと感じ始めます。とりわけ、最終日となった7日目、7日日曜日の午前はあまりの眠さに立ったまま眠るかと思えば、急に目覚めて走り始めて、ペーサーを驚かせます。しかし予定より遅れてたどり着いた還来(もどろぎ)神社で仲間に迎えられると、「必ず今日日曜日のうちにゴールする」という決意をしたといいます。その後、それまでの苦しさを忘れたかのようにレースペースで走り続けた丹羽さんが何を考えていたのか。 インタビューの最後では、新型コロナウィルスがトレイルランニングというスポーツにも大きな影響をもたらしていく中、この新しい状況を選手として、あるいは愛好家としてどう受け入れればいいのか、丹羽さんの考えを聞いています。 (2020年6月21日収録) IBUKI LIVE(GPS端末によるShiga1 FKT挑戦中の丹羽薫さんの行動記録を見ることができるウェブサイト) #021 丹羽薫・「SHIGA1」FKTを振り返る(前編)トレイルを切り拓いて一周をつなぐロマン、順調なスタートから深夜のピンチへ FastestKnownTime.com

#021 丹羽薫・「SHIGA1」FKTを振り返る(前編)トレイルを切り拓いて一周をつなぐロマン、順調なスタートから深夜のピンチへ

Jun 25, 2020 Koichi Iwasa

丹羽薫 Niwa Kaori選手が琵琶湖をぐるりと一周する420kmのトレイル、「Shiga1(シガイチ)」を156時間10分(6日と12時間10分)でフィニッシュしFKTを記録されてから、収録当日で2週間が経ちました。長い挑戦による疲労からようやく立ち直ってきた丹羽さんに、Shiga1 FKTについて振り返っていただきました。 お話は滋賀県の県境に沿ってぐるりと一周する420kmのロングトレイル「Shiga1」に引きつけられた理由から始まり、7日間にわたるFKTへの挑戦をスタートから順に思い出しながら振り返っていただきました。 後半となる四日目からの振り返りは次回のエピソードでお聞きいただけます。 (2020年6月21日収録) IBUKI LIVE(GPS端末によるShiga1 FKT挑戦中の丹羽薫さんの行動記録を見ることができるウェブサイト) #018 丹羽薫・420kmの「SHIGA1」FKTを前に・新型コロナの今、挑戦する理由は?【ポッドキャスト・Run the World】 #019 特別編・前半ペーサーのいいのわたる、大瀬和文の両選手に聞く・丹羽薫「SHIGA1」FKT完走まであと少し! DC Vlog: 丹羽薫 Niwa Kaoriの「シガイチ」420km FKT・最後の二日を追う Oman by UTMB®︎ Salomon Cross Pro(ウィメンズ・メンズ)

#020 雑談の回・バーチャル100マイル、リアルなレース再開へ、シガイチ取材、STRAVAとTraining Peaks、アイスコーヒーは邪道?<ナミネムさん、智也さん>

Jun 16, 2020 Koichi Iwasa

今回はDogsorCaravanの取材活動をいつもサポートしていただいているナミネムさん、智也さんと当サイトの岩佐の雑談回。 話題は最近盛んなバーチャルレースからスタート。ナミネムさんはバーチャル100マイルレースで、ウェスタンステイルへのオマージュから鶴見川を走って渡ります。一方、5月末からは次第にトレイルランニングの大会の再開に向けた話題も聞かれるようになりました。新機能「Local Legends」を発表したSTRAVA。同じくランニングなどのアクティビティをアップロードするウェブサービスであるTraining Peaksとの使い分けについて話しました。最後は最近、ランニング関係のポッドキャストで話題になっているアイスコーヒーについて。コーヒーのプロである智也さんがおすすめのアイスコーヒーのいれ方を紹介します。 (2020年6月13日収録) 100 Miles to AUBURN:ナミネムさんが参加したオンライン100マイルレース OSJトレイルランニングシリーズ(9月以降にOSJ安達太良山、OSJ ONTAKE 100、OSJ KOUMI 100が開催される見込み) 何度もがんばったあなたをたたえたい・「Local Legends」はSTRAVAのセグメントの新機能 Training Peaks ヴェリタスブロイ(ノンアルコールビール)

#019 特別編・前半ペーサーのいいのわたる、大瀬和文の両選手に聞く・丹羽薫「SHIGA1」FKT完走まであと少し!【ポッドキャスト・Run the World】

Jun 7, 2020 Koichi Iwasa

6月1日月曜日午前9時に丹羽薫 Niwa Kaori選手が滋賀県を囲む県境の山々に沿う形でぐるりと一周する420kmのトレイル、「Shiga1(シガイチ)」を大津港から走り始めて6日目。当サイトの岩佐は351 km地点の朽木小川でこの挑戦を取材しました。今回のエピソードは、取材中にオンラインでいいのわたる、大瀬和文の両選手にインタビュー。前半のペーサーを務めて帰宅したお二人と、この日初めて目の前で丹羽薫さんの今回の様子を目にした岩佐が語り合います。話題はペーサーの両選手がシガイチのトレイルを走った印象、コース上での丹羽選手の様子、これまでの丹羽さんとのレースの経験から感じる丹羽薫さんの強み、といったテーマについて話しています。今回は野外でややインターネット回線が不安定な中での収録となったため、音声がやや聴きづらくなっております。ご了承ください。(2020年6月6日収録)

#018 丹羽薫・420kmの「SHIGA1」FKTを前に・新型コロナの今、挑戦する理由は?

May 31, 2020 Koichi Iwasa

丹羽薫 Niwa Kaori選手は5月28日に滋賀県を囲む県境の山々に沿う形でぐるりと一周する420kmのトレイル、「Shiga1(シガイチ)」のFKTに挑戦することを発表しました。6月1日月曜日の午前9時に挑戦のスタートを控えた丹羽さんに、インタビューする機会をいただきました。新型コロナの感染防止対策や通過する地元住民の皆さんへの説明といった、今回のFKT挑戦に向けて準備してきたことを聞いています。解除の直後に今回のFKT挑戦を決めた理由について丹羽さんは、批判の声を恐れて何もしないでいることは簡単だけどそれでいいのか、といいます。(2020年5月30日収録) 「Shiga1 FKT 420kmを6月1日9時大津港スタートで1週間の予定で決行することにしました。」(丹羽薫選手Facebookページ) 滋賀一周ラウンドトレイル(Shiga1) トレイルフェストランニングカンパニー Run the World #003 丹羽薫・いいのわたる、Andorra Ultra Trailの233km 20,000mD+・Eufòriaを終えて スポーツイベントの再開に向けた感染拡大予防ガイドライン(PDF)<日本スポーツ協会、2020年5月14日発表、5月25日改訂> IBUKI LIVE(GPS端末を使って、Shiga1 FKT挑戦中の丹羽薫さん、田口稔さんの現在地をリアルタイムで確認できるウェブサイト) IBUKI(FKT挑戦中の丹羽薫さんのGPSログや写真が投稿される予定) jetfon Pirin Ultra(9月11-13日開催予定) Ultra Trail Atlas Toubkal 2020(10月1-5日開催予定) Oman by UTMB®︎(12月3-5日開催予定)

#017 三島英里(STRAVAジャパンカントリーマネージャー)アスリートが作るアスリートのためのSNS、サブスクのアップデートが示す今後の方向とは

May 25, 2020 Koichi Iwasa

STRAVAが先週、有料のサブスクリプション・プランについてのアップデートを発表しました。その内容は当サイトの記事で紹介しています(『STRAVAがサブスクをアップデート・有料で価値ある機能を充実させる道へ、60日間のフリートライアルも』)。 17回目のポッドキャスト "Run the World"のゲストにはSTRAVAのジャパンカントリーマネージャー、三島英里 Mishima Eriさんをゲストにお迎えしました。インタビューはサンフランシスコでスタートしたSTRAVAが世界のアスリートに広がる中で、日本でのサービス展開の現状から始まります。 そして話題はもちろん先週発表されたサブスクのアップデートへ。新機能についてのアナウンスもありましたが、やはりユーザーにとってはセグメントのリーダーボード全体が見られなくなる(トップ10の閲覧は可能)など、無料で使える機能が少なくなったのが目につきます。基本的な機能は無料で提供するフリーミアム・モデルから、課金を基本とするサブスクリプション・モデルへという大きな転換が今回のアップデートの本質。創業者はもちろん社員の多くがアスリートというSTRAVAでは、会員が求めているのは広告などによる収益化よりも使いやすい機能を追求すること、という結論は自然なことだったといいます。三島さんには今回のアップデートの目的や今後の方向性に加えて、STRAVAというサービスの出発点、会社のカルチャーについてもお話を聞いています。 (2020年5月22日収録) STRAVA STRAVAのサブスクプランアップデート、60日間のフリートライアル

#016 橋爪一郎・フランスで経験したロックダウン、IT業界から海外レースに挑むアスリートのサポートへのキャリアチェンジ

May 17, 2020 Koichi Iwasa

今回の"Run the World"のゲストはフランス在住で、トレイルランニングをはじめとする海外レースに挑む選手の現地滞在から大会当日のサポートまでカバーするビジネスを手がける橋爪一郎 Hashizume Ichiroさんです。 新型コロナウィルスの感染拡大により、フランスでは3月17日に外出禁止令が発令され、5月11日から外出についての制約が大幅に緩和されました。違反した場合には罰金などの処罰が伴う厳しい制約が続いた55日間、生活必需品の買い物以外には全く外出せずに過ごしたという橋爪さん。フランスで経験したロックダウンと、日本の外出自粛、コロナ禍の中でのトレイルランニングについて、意見を交わしました。 インタビュー後半では日本でフランス人女性と結婚したのをきっかけにフランスに移り住んでから25年、IT業界からトレイルランニングに関わる現在の仕事に転じることになった経緯について伺いました。自らがトレイルやトライアスロンを走る楽しさから、次第にレースを通じて人生をかけた挑戦に向かう人たちをサポートすることに引き付けられていったという橋爪さんからは、今年2月のTransgrancanaria 360°に参加した長田豪史さんをサポートしたこと、その過程でスーパー・ロングディスタンスのトレイルランニングで活躍しているルカ・パピ Luca Papiと知り合うことになった話を聞いています。 橋爪さんのビジネスもコロナ禍のために現在は大きな打撃を受けています。そうした中ですが、今一番気になるトレイルのフィールドがあるというコルシカ島についても教えていただきました。状況が落ち着いたら日本のランナーの皆さんに魅力的なトレイルやレースを紹介していきたいと話してくださいました。 橋爪さんが営む「Mov'n Eat」(ウェブサイト、Facebookページ) 橋爪一郎さんのFacebookアカウント