#015 八木慶太・昨年の大ケガからのこの一年、外出自粛下のランニングライフ、オンラインで楽しむエクササイズ

May 10, 2020 Koichi Iwasa

八木慶太さんはトレイルランニングに2012年のシーズンから取り組んで頭角を現しました。ウルトラトレイルマウントフジ Ultra-Trail Mt. Fujiで2014年に8位、2015年に9位と2年連続で表彰台に立ち、新世代のトレイルランナーとして注目を集めます。一方、学生時代にITのベンチャー企業を立ち上げて今に至るという企業家、アントレプレナーという顔も持っています。ランニングそしてアウトドアスポーツとITテックの経験から、トレイルランニングを幅広い視点から見つめて実践しているアスリートです。 今回のエピソードではコロナ禍の近況を聞き手の当サイト・岩佐と語り合ったのに続いて、昨年1月に熊本県の阿蘇でのトレイルランニング中に負った大ケガの話しを伺いました。後半は最近、慶太さんが経験したオンラインでのランニングイベント、StravaやZwiftに加えてzoomを使ってリアルタイムのオンライントレーニングを楽しんでいる話、アメリカで注目を集めているサブスク型のオンラインフィットネス、Peloton(ペロトン)のことを聞きました。 UTMB®︎ Mont-Blancは5月20日ごろ今年の大会の開催について発表予定。 iRunFar: Operation Inspiration Virtual Race Strava、Zwift、Peloton チーム100マイル 踏み台昇降・ステップ台(Amazonへのリンク) ウルトラトレイル・マウントフジ:「公式DVD映像公開、コンテンツを入れ替えて延長します!」 Unbreakable(YouTubeで期間限定公開中)

#014 滝川次郎・ポストコロナのトレイルランニング大会のあり方、アスリートとしての自身との向き合い方

Apr 29, 2020 Koichi Iwasa

第14回目のエピソードのゲストにパワースポーツ代表取締役社長の滝川次郎 Jiro Takikawaさんを迎えました。外出自粛となった中で、OSJ湘南クラブハウスにオープン予定のジムでトレーニングに励む滝川さんとのインタビューでは、目下の新型コロナウィルスとパワースポーツについてまず伺いました。影響は甚大ですが、まずは自分たちにできることはないかと考えて、CompressportやPowerBarの製品を地元の鎌倉市の医療従事者の皆様に提供することを考えているとのこと。コロナウィルスの感染拡大が治まったとしても、トレイルランニングなどの大会を以前と同じように開催するのは難しいのではないか、という見通しも聞かせていただきました。ソーシャルディスタンシング、オンラインによるバーチャル的な要素を取り入れる可能性についても話題となりました。 インタビュー後半ではアスリートとしての滝川さんにインタビュー。大会が開催されなくてもトレーニングは「今までと同じように続けていく」といいます。56歳の滝川さんがハイレベルな実力をキープしているモチベーションについても話してくれました。 プライベートジム「鎌筋」 OSJトレイルランニングシリーズ TACX・スマートローラー、Zwift 宮古島トライアスロン Thailand by UTMB®︎ TRX

#013 雑談の回・コロナ禍とトレイルランナー、UTMFの思い出、最近聞いているポッドキャストなど<ナミネムさん、智也さん>

Apr 22, 2020 Koichi Iwasa

第13回はいつもと少し趣向を変えて、DogsorCaravanのライブ速報などで現地で取材をサポートしていただいているナミネムさん、智也さんと当サイトの岩佐の三人による雑談をお届けします。 話題は新型コロナウィルスの感染拡大を受けて外出自粛が求められる中での過ごし方から始まります。ナミネムさんのテンカラと毛鉤作り、智也さんのファットアダプテーションとパン作りのお話も。そして当サイトのポッドキャスト作りの話題から最近聞いているポッドキャストの話題も。後半では今週末に開催されるはずだったウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)と当サイトのライブ速報を最初に手伝ってくれた稲葉実さんの思い出について三人で語りました。 「グロウラー」をアマゾンで探す:https://amzn.to/2XZo23N 映画「フリーソロ」:https://amzn.to/2yDw8V1 「ファットアダプテーションを実践して、脂質をエネルギーとして使える身体に」(onyourmark) 「CHANGE 山岳ランニング世界王者 上田瑠偉」:https://amzn.to/2xROIsH 100miles100times トレイルランナーズ松永紘明のFreeTalk Peanuts Butter Noodles ひゃっほい太郎の〇〇(仮)

#012 福田六花・医師そしてランナーとして新型コロナと向き合う、2021年トレイル世界選手権に向けた日本の取り組み

Apr 17, 2020 Koichi Iwasa

第12回目のエピソードに福田六花 Ricka Fukudaさんをお迎えしました。富士河口湖町にお住まいでウルトラトレイル・マウントフジや富士山麓トレイルランなどのトレイルランニング大会のプロデュースをされているほか、各地の大会に選手やゲスト、スタッフとして参加する日本のトレイルランニング界のキーパーソンの一人です。それだけでなく、地元の地域医療を担う信頼の厚い医師、そして学生時代からのミュージシャンという顔も持っておられます。 
新型コロナウィルスによる感染症(COVID-19)の広がりから政府が7都府県に緊急事態宣言を行った翌週に六花さんにお話を伺いました。ウルトラトレイル・マウントフジをはじめ自身の関わる大会、走る予定だった大会が中止になる中、六花さんは「今こそ自分が何のために走るのか、考えるいい機会」とランナーの皆さんに呼びかけます。医師としての視点から、感染を封じ込めるためにランナーが気を付けるべきことについても聞いています。 もう一つの話題は先週7日に日本陸連とトレランJAPAN(日本トレイルランニング協会)から発表された2021年トレイルランニング・マウンテンランニング世界選手権への日本代表選手選考の要項について。初めてワールドアスレチックス(旧世界陸連)が世界選手権を開催するのにあわせて、日本陸連の選考により日本代表チームが世界選手権に参加する枠組みが作られました。トレイルランニングと陸連を結びつけるこの枠組みを実現したキーパーソンの一人が六花さんでした。その舞台裏についても、今回伺うことができました。

#011 内坂庸夫・厳しい状況下で励まし合うトレイルランナー、鎌倉や高尾で取り組んでいること、トレイルで心がけたいコミュニケーション

Apr 11, 2020 Koichi Iwasa

ゲストに内坂庸夫 Uchisaka Tsuneoさんをお迎えしました。マガジンハウスの雑誌『Tarzan(ターザン)』の編集者で、同誌でトレイルランニングのコラム ”Tarzan Trails”を2005年から連載。身近な里山から海外の壮大なトレイルまで様々なコースの紹介を続けておられます。2008年からは毎年UTMBを取材されるなど、海外のトレイルランニングの魅力についても早くから日本に伝えてこられました。加えて日本のトップアスリートの取材を通じてその人物像を掘り下げて紹介し、さらに「チームターザン」を立ち上げて有力選手を発掘してコーチしてこられました。 今回は、新型コロナウィルスの感染拡大という状況下の内坂さんの近況、トレイルランニングへの影響、さらにスポーツやフィットネスの今後についてもお話を聞きました(悲観的になりがちな当サイト岩佐に前向きな展望を話してくださいました)。 Tarzan TrailsのFacebookページ: https://www.facebook.com/TARZAN-TRAILS-1691504601102177/ 鎌倉トレイル協議会: https://www.facebook.com/kamakura.trail/ 高尾マナーズ(高尾トレイルマナー向上委員会)https://www.facebook.com/takaomanners/ 『山物語を紡ぐ人びと』 vol.22〜 内坂庸夫さん(雑誌編集者)<GRANNOTE>: http://grannote.jp/archives/1512986

#010 数川純子・ガンを克服して100マイルを完走、アメリカのウルトラランニング界に勇気を与えたレジェンドのこれまでと今

Apr 4, 2020 Koichi Iwasa

数川純子 Junko Kazukawaさんは札幌の出身で1988年に渡米。デンバーでスポーツトレーナー、ランニングコーチとして活躍しながら、自らもマラソンに取り組んでいました。転機となったのは42歳で乳がんを患ったこと。抗がん剤治療や手術を経てがんを克服した数川さんは闘病生活にピリオドを打つために再び走り始めます。2011年には地元コロラドの名レース、レッドビル100 Leadville Trail 100で100マイルのトレイルランニングレースを初完走。2014年にはレッドビル100に加えて、レッドビルで開催される6つのトレイルランニング、MTBのレースを同じ年に全て完走してレッドウーマン Leadwomanのタイトルを獲得。翌年には二度目のレッドウーマンに加えて、アメリカの4つの伝統ある100マイルレース(ウェスタンステイツ、レッドビル、ワサッチ、バーモント)を同じ年に完走するグランドスラム Grand Slam of Ultrarunningを達成。人生の危機に立ち向かい大きな目標に挑戦したことが多くの人にインスピレーションを与えた、として2016年に地元コロラド州のスポーツウーマン・アワードを受賞します。この間、数川さんは多くのアメリカのメディアで紹介されました。 今回のインタビューでは数川さんがアメリカ留学を志した理由、軽い気持ちではじめたランニングに熱中するようになった経緯、100マイルを走ることになったきっかけといった話題をじっくり伺うことができました。

#009 千葉達雄・バイクパッキングとランで伊豆の旅、COVID-19、タイのトレイルランニング 【ポッドキャスト・Run the World】

Mar 28, 2020 Koichi Iwasa

千葉達雄 Tatsuo Chibaさんが今回のポッドキャスト番組・"Run the World"のゲストです。ウルトラトレイル・マウントフジの事務局長やIZU Trail Journeyの総合プロデューサーとしてトレイルランニング大会の運営に携わっているほか、日本トレイルランニング協会と日本トレイルランナーズ協会の理事も務めている、日本のトレイルランニング界のキーパーソンの一人です。 今回のインタビューでは先週末に千葉さんが試みた伊豆のバイクパッキングとトレイルランニングの旅について聞きました。昨年第一回大会を開催するはずだったものの、台風の影響により中止となった「ITJ BIKE」についてもその思いを話していただきました。 そして、現在世界を大きく悩ませている新型コロナウィルス感染症(COVID-19)はトレイルランニングの世界にも大きな影響を与えています。最近ウルトラトレイル・マウントフジの中止を発表することになった千葉さんが、COVID-19をどのように受け止めているかについて聞きました。 COVID-19が世界に広がる直前の2月、千葉さんはタイを訪れて今年10月に開催予定のThailand by UTMB®︎のプレ大会に参加しました。初めて旅したタイとタイでのトレイルランニングの魅力についても語っていただきました。 ポッドキャスト番組・"Run the World"の今回のエピソードはこの記事の下の再生ボタンを押すとお聞きいただけます。このほか、AnchorやSpotify、Apple Podcastなどで配信しています。チャンネル登録しておけば、新しいエピソードも既に公開済みのエピソードも見逃すことがありません。ぜひチャンネル登録してみてください。

#008 フィエルドちあき、香港でトレイルを走った25年を振り返り、将来を思う【ポッドキャスト・Run the World】

Mar 20, 2020 Koichi Iwasa

ポッドキャスト番組・”Run the World”にフィエルドちあき Chiaki Fjelddahlさんをお迎えしました。大阪出身で1989年に就職して香港に住むようになってすでに30年になるというちあきさんがトレイルランニングを知ったのは、4人1組で100kmを走るOxfam Trailwalker Hong Kongに夫のクリスさんが出るというのでサポートを引き受けたのがきっかけでした。翌年には自分自身がランナーとしてこのイベントに参加したほか、ウルトラマラソンへ、アドベンチャーレースへと挑戦の舞台を広げていきます。2013年にはVibram Hong Kong 100で2位となったのち、ウルトラトレイル・マウントフジにも参戦して7位になっています。 インタビューでは黎明期の香港のトレイルランニングのこと、最近の新型コロナウィルスと香港での暮らしのこと、東日本大震災をきっかけにはじめたチャリティイベントのこと、などを聞きました。 00:40:00 イントロ・ご挨拶 03:50:00 トレイルランニングを始めたきっかけ 12:10:00 香港のランニングコミュニティの広がり 16:40:00 新型コロナウィルスと香港の人たち 25:26:00 東日本大震災をきっかけに始めたチャリティイベント 32:52:00 ちあきさんの今年の予定 37:08:00 レースは走らない?人生の出来事と走ること。 43:06:00 香港のトレイルランナーは粘り強い 45:44:00 香港のトレイルレースもがんばってます 47:26:00 まとめ ポッドキャスト番組・”Run the World”の今回のエピソードはこの記事の下の再生ボタンを押すとお聞きいただけます。このほか、iTunesやAndroidでチャンネル登録しておけば、新しいエピソードも既に公開済みのエピソードも見逃すことがありません。ぜひチャンネル登録してみてください。 * 表題写真・© Koichi Iwasa, DogsorCaravan * 音楽・未来向きトライアド / Audiostock、da ta 3 / Audiostock Tags: Izu, NES, Hong Kong, vibram, 奥宮俊祐, 土井陵, Hong Kong 100, ウルトラトレイル・マウントフジ

#007 長田豪史、262kmのTransgrancanaria 360° でみた夢と幻覚 【ポッドキャスト・Run the World】

Mar 8, 2020 Koichi Iwasa

ちょっと間が開いての新エピソードをお届けします。ポッドキャスト番組・”Run the World”のゲストに3月4日水曜日にスタートしたTransgrancanaria(トランスグランカナリア)の262kmのレース、360°に挑み、200km過ぎまでレースをリードしながらもDNFとなった長田豪史 Goshi Osadaさんをお迎えして話を聞きました。 現在25歳の長田さんがトレイルランニングやスカイランニングに魅せられるようになったのは2016年のこと。香港で開催されたスカイランニングアジア選手権(MSIG Lantau 50)の27kmのレースに参加した長田さんは、松本大選手が優勝してアジアの王者となったのをみて「世界に挑戦したい」と思うようになったといいます。昨年はOSJ新城64kで2位、比叡山インターナショナル50kで2位、信越五岳100マイルで6位に。昨年12月のFormosa Trails 100k(台湾)では優勝しています。スペイン・カナリア諸島で開催されるTransgrancanariaには2018年に42km(7位)、2019年に64km(15位)を走っています。 インタビューでは、レースとはいいながらも登山道として整備されていないセクションも含む262kmを自らナビゲーションをして突き進む360°の過酷さ、そのレースで2017年(タイ)と2019年に優勝しているルカ・パピ Luca Papi(イタリア)と今回一緒にコースを進んだことと彼へのリスペクト、そしてスタートから40時間以上不眠不休でコースを進んだ深夜の山の上で経験した出来事を話してくれました。 ポッドキャスト番組・”Run the World”の今回のエピソードはこの記事の下の再生ボタンを押すとお聞きいただけます。このほか、iTunesやAndroidでチャンネル登録しておけば、新しいエピソードも既に公開済みのエピソードも見逃すことがありません。ぜひチャンネル登録してみてください。 * 表題写真・© Ichiro Hashizume * 音楽・未来向きトライアド / Audiostock、da ta 3 / Audiostock Tags: Izu, OSJ, NES, Transgrancanaria, スカイランニング, 松本大, MSIG Lantau 50

#006 宮地藤雄、マウンテンランニング世界選手権を終えて 【ポッドキャスト・Run the World】

Nov 18, 2019 Koichi Iwasa

ポッドキャスト番組・”Run the World”の今回のエピソードは今年2019年のマウンテンランニング世界選手権に日本代表として出場した宮地藤雄 Fujio Miyachiさんがゲストです。今年は11月15ー17日の日程でアルゼンチンのビジャ・ラ・アンゴストゥーラで開催されました。 日本ではまだ競技としてのマウンテンランニングの存在を知る人も少ないと思うのですが、宮地さんは2013年から毎年このマウンテンランニング世界選手権に出場しています。今回はレースを終えてアルゼンチンにいらっしゃる宮地さんに、マウンテンランニングとはどんな競技なのか、どんな思いで取り組んでいるのか、お話を聞きました。12-15kmの距離を陸上競技と同じスタイルで走るというスタイルのマウンテンランニングの生々しいお話、腰近くまである川をわたるコースの様子などをお聞きいただけます。 トレイルランニングという言葉の方が知られている日本では、競技としてのマウンテンランニングは「距離の短いトレイルランニング」という説明がわかりやすいように思います。ただ、歴史を遡ればトレイルランニングという言葉が生まれる前からマウンテンランニングという競技は存在していて独自のカルチャーもある。一方で新しい挑戦も始まっている。宮地さんはそうしたマウンテンランニングの存在を日本に伝えていくためにも世界選手権への参加を続けているということでした。 今年の世界選手権にはトレイルランニングで活躍するトップ選手も上位に入って活躍していましたので、二つの競技はもっと近い存在になっていくのかもしれません。 インタビューの中でお話しいただいたジュニアトレイルランのシリーズや神奈川県逗子でのトレイル整備活動については宮地藤雄さんのFacebookページで最新の情報をご覧いただけます。 ポッドキャスト番組・”Run the World”の今回のエピソードはこの記事の下の再生ボタンを押すとお聞きいただけます。このほか、iTunesやAndroidでチャンネル登録しておけば、新しいエピソードも既に公開済みのエピソードも見逃すことがありません。ぜひチャンネル登録してみてください。 * 表題写真・© 宮地藤雄 * 音楽・未来向きトライアド / Audiostock、da ta 3 / Audiostock Tags: NES, book, Ruy Ueda, Skyrunner World Series, Skyrunner, 上田瑠偉, スカイランニング, マウンテンランニング, mountain running, 宮地藤雄, Fujio Miyachi