#70 星野由香理 Yukari HOSHINO UTMF 2022 レース後インタビュー
ウルトラトレイル・マウントフジ Ultra-Trail Mt. Fuji には2013年から欠かさず参加して2015年に6位、2018年には4位、2019年には7位と表彰台に立ってきた星野由香理 Yukari HOSHINOさんは7回目となる今年のUTMF165kを女子3位でフィニッシュ。レースを終えた翌週の星野由香理さんに当サイトの岩佐がインタビューしました。 天子山地を迂回するコースに変更された今回のUTMF165kは林道を走るセクションが続いたせいか、最初からかなり汗をかいてしまって脱水症状が気になったほどだったといいます。夜のセクションではこれまでのUTMFでは経験しなかった眠気にも襲われます。 しかし、山中湖きららから石割山、二十曲峠、杓子山と続く山岳セクションに入ると順位を次第に上げていきます。山に入ると俄然元気が出てきたのか、最後の霜山の登りでその時3位の澤田由紀子選手を見つけると、ここまできたらトップ3にと思い切りプッシュしたとのこと。 UTMFでは2013年に初めて走った時から夫の晃弘さんがサポート。今回はいつもよりスムーズにサポートできて今までで一番楽だったとののことでした。 恒例の年に一度の100マイルを走った後は、9月のスカイランニング世界選手権(イタリア)に向けて、日光の山々でトレーニングに励むと、今年の予定について話してくれました。 (2022年4月27日収録)
#69 西村広和 Hirokazu NISHIMURA UTMF 2022 優勝インタビュー
先週末開催された2022年のウルトラトレイル・マウントフジ Ultra-Trail Mt. Fujiの100マイルのレース「UTMF165k」の男子優勝のタイトルを勝ち取ったのは、西村広和 Hirokazu NISHIMURAさんでした。自宅に戻って一息ついた西村さんに当サイトの岩佐がインタビューしました。 今回の西村さんはレース前半では先頭集団で走りながらも自分のペースを守りながら、レース中盤の鳴沢氷穴の手前で先頭に立ちます。以後は、確実に後ろに続く選手との差を広げて富士急ハイランドにフィニッシュ。2位の土井陵選手とは30分もの差をつけての堂々たる優勝でした。インタビューでは序盤の先頭集団ペース、霧の濃い夜のトレイルで万場大選手が一気にペースを上げた時のこと、といったエピソードを話していただきました。 2012年から14年にUTMFを3度にわたって完走している西村さんですが、その時はスタート直後の雰囲気に十分感動していたといいます。最後の感想から8年の時間を経て今回はトップでフィニッシュゲートをくぐって感じたことについても聞いています。 西村さんの今シーズンは5月に比叡山インターナショナルトレイルランの50マイル、8月にはUTMB®︎ Mont-Blanc、11月にはマウンテンランニング・トレイルランニング世界選手権(タイ・チェンマイ)と大きな挑戦が続きます。 (2022年4月27日収録)
【再】#68 ウルトラランナー・石川佳彦選手に聞くUTMF 2022、ウルトラマラソンとトレイルランニング
【先に公開したエピソードの音声ファイルのアップロードが完全でなかったため再度公開します。】2017年にはIAU 24時間走世界選手権(ベルファスト)で270.870kmで優勝。2018年にSpartathlonで優勝、2019年にはBadwater 135を大会新記録で優勝。石川佳彦 Yoshihiko ISHIKAWAさんはロードのウルトラマラソン、特に200kmを超える超長距離で世界の頂点に立つアスリートです。 その石川選手が2022年のウルトラトレイル・マウントフジの「UTMF165k」に出場しました。日本国内の100マイルのトレイルレースに初めて参戦、さらに天子山地や杓子山など本格的な山岳セクションを含むレースも初めて。石川さんは経験の薄い山を走る練習をするよりも、自らが強みとするウルトラランナーとしての走力でどんな結果が出せるかを試したかったといいます。 ウルトラマラソンランナーとしての矜持を持って、ウルトラトレイル・マウントフジに挑戦した石川佳彦さんに、今回のUTMF165kを振り返っていただくとともに、ウルトラマラソンのトップアスリートから見たUTMF、そしてトレイルランニングについてお話しを聞きます。 ゲスト:石川佳彦 Yoshihiko ISHIKAWA さん 聞き手:岩佐幸一(DogsorCaravan)、ナミネムさん、智也さん (2022年4月30日収録)
#68 ウルトラランナー・石川佳彦選手に聞くUTMF 2022、ウルトラマラソンとトレイルランニング
2017年にはIAU 24時間走世界選手権(ベルファスト)で270.870kmで優勝。2018年にSpartathlonで優勝、2019年にはBadwater 135を大会新記録で優勝。石川佳彦 Yoshihiko ISHIKAWAさんはロードのウルトラマラソン、特に200kmを超える超長距離で世界の頂点に立つアスリートです。 その石川選手が2022年のウルトラトレイル・マウントフジの「UTMF165k」に出場しました。日本国内の100マイルのトレイルレースに初めて参戦、さらに天子山地や杓子山など本格的な山岳セクションを含むレースも初めて。石川さんは経験の薄い山を走る練習をするよりも、自らが強みとするウルトラランナーとしての走力でどんな結果が出せるかを試したかったといいます。 ウルトラマラソンランナーとしての矜持を持って、ウルトラトレイル・マウントフジに挑戦した石川佳彦さんに、今回のUTMF165kを振り返っていただくとともに、ウルトラマラソンのトップアスリートから見たUTMF、そしてトレイルランニングについてお話しを聞きます。チャプターから今回の話題を追うことができますのでご利用ください。 ゲスト:石川佳彦 Yoshihiko ISHIKAWA さん 聞き手:岩佐幸一(DogsorCaravan)、ナミネムさん、智也さん (2022年4月30日収録)
#67 直前スペシャル・どうなるどうする、今年のUTMF
3年ぶりに開催されるウルトラトレイル・マウントフジを今週末に控え、緊急にClubhouse配信。智也さん、ナミネムさんがあれこれ話しています。DogsorCaravanの中の人、岩佐はこの番組の中で話題になっている「天子山地を迂回することからスタートを1時間後ろ倒し」のニュースを受けて、情報確認や記事作成をしていたため、この収録には参加できませんでした。残念。 (2022年4月20日収録)
#66 甲斐大貴 Hiroki KAI aka. くれいじーかろ UTMF 2022 直前インタビュー
3年ぶりの開催となる2022年のウルトラトレイル・マウントフジ Ultra-Trail Mt. Fuji。DogsorCaravanでは今年のUTMFに出場する有力選手の皆さんにご出演いただき「UTMF2022直前インタビューシリーズ」をお届けします。このインタビューシリーズはTHE NORTH FACEのご協力でお送りします。 昨年12月のITJ70kで中盤に失速しながらも、後半の見事な走りで上田瑠偉に続く2位でフィニッシュした甲斐大貴 Hiroki KAIさんは山を走るようになったのは昨年から、ということでも大いに注目されました。 学生時代に箱根駅伝を目指し、実業団アスリートを経てランニングコーチとして独立した甲斐さんは、自身のレースや練習、走ることを楽しむ様子をユニークに紹介するYouTuber「くれいじーかろ」としても支持を集めています。2月、3月に4つのフルマラソンを完走して自己ベストを更新しています。 その甲斐さんが今回のUTMFでは新しいレース「KAI69k」を走ります。「レースの名前と同じ名前の僕が初代チャンピオンになったら面白いかなと思って」というのが参加する理由。実は甲斐さんはこのインタビューの前日、KAI69kの前週となる4月17日にチャレンジ富士五湖100kmを走って優勝したばかり。初めての100kmを6時間55分という好タイムでした。「KAI69kは前半は抑えて、後半にビルドアップするつもりで優勝を狙いたい」といいます。 インタビューの最後では、昨年から、とりわけITJ70kに出てから、多くの人に評価してもらえて世界が広がったと最近の様子について話してくれました KAI69kは4月23日土曜日午前11時に富士急ハイランド・コニファーフォレストをスタートします。 YouTubeチャンネル「くれいじーかろ」 (2022年4月18日収録)
#65 吉住友里 Yuri YOSHIZUMI UTMF 2022 直前インタビュー
3年ぶりの開催となる2022年のウルトラトレイル・マウントフジ Ultra-Trail Mt. Fuji。DogsorCaravanでは今年のUTMFに出場する有力選手の皆さんにご出演いただき「UTMF2022直前インタビューシリーズ」をお届けします。このインタビューシリーズはTHE NORTH FACEのご協力でお送りします。 昨年のバーティカルキロメーターの世界シリーズ戦、VK Openのチャンピオンで、富士登山競走で三連覇の吉住友里 Yuri YOSHIZUMIさんは、今年のUTMFで新レースのKAI69kを走ります。 大阪に住んでいた吉住さんがトレーニングに適した環境を求めて富士吉田に移り住んでからはや3年。今回のKAI69kのコースも何度も走ったなじみ深い場所やトレイルを繋いでいます。地元で開催されるこのUTMFでお世話になっている人、応援してくれる人にいいレースを見せたいと話してくれました。 インタビューの後半では、UTMFの後の今年のレースの予定も聞きましたが、昨年以上に国内、世界各地で大きなタイトルを目指すレースが続きます。 2018年に最後の開催となったSTYでの優勝に続いて、KAI69kも制することができるか。吉住さんレースは4月23日土曜日午前11時に富士急ハイランド・コニファーフォレストをスタートします。 (2022年4月17日収録)
#64 星野由香理 Yukari HOSHINO UTMF 2022 直前インタビュー
3年ぶりの開催となる2022年のウルトラトレイル・マウントフジ Ultra-Trail Mt. Fuji。DogsorCaravanでは今年のUTMFに出場する有力選手の皆さんにご出演いただき「UTMF2022直前インタビューシリーズ」をお届けします。このインタビューシリーズはTHE NORTH FACEのご協力でお送りします。 初めての大会が開催された翌年、2013年からUTMFの100マイルを毎回走り続けてきた星野由香理 Yukari HOSHINOさん。2015年には6位、2018年には4位、2019年には7位とUTMFで表彰台に立ち続けています。 星野さんにとってUTMFは、一年に一度の100マイルを走るチャンスだといいます。コースは少しずつ変わっていますが、スタートからフィニッシュまで、どんなコースか自分の中で思い浮かべることができるほどです。UTMFを完走するための秘訣を聞いたところ「100マイルを走るうちに調子が沈むことがあっても、やがて必ず上がってくる」と話してくれました。 星野さんが2013年にUTMFを走り始めたころはまだ20代の女性は多くありませんでした。陸上競技の選手としてはもうベテランだと思っていたのに「トレイルではみんなに若手といわれるのが新鮮でした」と振り返ります。 インタビューでは日光にアウトドアのスペシャリティストア、ツアーガイドの「Ametsuchi」を営む星野さんに、トレイルランニングのフィールドとしての日光の魅力についても聞きました。 星野由香理さんの7回目のUTMFとなるUTMF165kは4月22日金曜日午後2時30分に富士山こどもの国をスタートします。 (2022年4月17日収録)
#63 森本幸司 Koji MORIMOTO UTMF 2022 直前インタビュー
3年ぶりの開催となる2022年のウルトラトレイル・マウントフジ Ultra-Trail Mt. Fuji。DogsorCaravanでは今年のUTMFに出場する有力選手の皆さんにご出演いただき「UTMF2022直前インタビューシリーズ」をお届けします。このインタビューシリーズはTHE NORTH FACEのご協力でお送りします。 学生時代に国体の山岳競技に出場したことがトレイルランニングとの出会いという森本幸司 Koji MORIMOTOさんは40kmから70kmくらいの距離を得意とします。2015年にはSTYでセバスチャン・シェニョー Sebastien Chaigneauに次ぐ準優勝、2019年にはトレイル世界選手権(ポルトガル)に日本代表選手として出場しています。 前回、2019年のUTMFでは胃腸の調子を崩してしまい、78km地点の精進湖でリタイア。この時は初めての100マイルに挑戦し、その難しさを実感することになりました。 UTMFでリタイア、阿蘇に戻って気づいたこと・森本幸司 Playback UTMF 2019 第三回(DogsorCaravan) 今年は3月に地元の熊本県で開催され、森本さん自身もコース設定などで協力した「球磨川リバイバルトレイル」を走り、100マイルを初めて完走。エイドで長い休みをとったりしながらも最後まで走り切ったことで、今回のUTMFに向けて自信がついたと話してくれました。 森本さんの3年越しの富士山の100マイルへの挑戦は、4月22日金曜日午後2時30分に富士山こどもの国でスタートします。 (2022年4月15日収録)
#62 土井陵 Takashi DOI UTMF 2022 直前インタビュー
3年ぶりの開催となる2022年のウルトラトレイル・マウントフジ Ultra-Trail Mt. Fuji。DogsorCaravanでは今年のUTMFに出場する有力選手の皆さんにご出演いただき「UTMF2022直前インタビューシリーズ」をお届けします。このインタビューシリーズはTHE NORTH FACEのご協力でお送りします。 土井陵 Takashi DOI さんについて当サイトの記憶に残るのは2015年のUTMBで11位となり、世界のトップ選手に並ぶ活躍をした時。以来、日本を代表するウルトラトレイルのアスリートとして注目され、UTMFでは2018年に6位(大瀬和文とタイ)、2019年は8位(伊藤健太とタイ)となって表彰台に立っています。 コロナ禍の中でも2020年にHong Kong Four Trails Ultra Challengeを完走したほか、昨年はトランスジャパン・アルプスレースに初挑戦(台風のためスタート後に中止)。100マイルのレースでは昨年、LAKE BIWA 100、Tamba 100と新しいレースでいずれも優勝しています。 優勝候補としての抱負を聞いてみましたが、土井さんは自分のペースを守って楽しく走るのみ、とのこと。 先日、THE NORTH FACEアスリートとして新しいシーズンを迎えることを発表したばかりの土井さんの今年のUTMFに注目です。 (2022年4月14日収録)