売上総利益を大きく左右する積送在庫管理の重要性について解説します。店舗間や倉庫間の移動中に生じる積送在庫の概要や、発生する具体的なケースを紹介します。また、正確な利益把握においてなぜ管理が欠かせないのか、そしてオペレーションやシステム連携における管理の難しさとその解決策について語ります。
■MC紹介
樋口幸太郎 / 山梨県甲府市出身。ストアレコード株式会社代表取締役。新卒で伊藤忠商事入社→就職活動生向けWebメディアで起業→人材系ベンチャー企業にM&Aで売却→子供服D2Cブランド「pairmanon」運営会社の取締役就任→アダストリアグループにM&Aで売却。
小売企業向け経営データ一元管理SaaS「ストアレコード」提供中
https://service.storerecord.jp/
戸部祐理 / 株式会社HERP HR / アパレル企業で取締役 → アパレル×ITスタートアップ → デジタルマーケ支援企業HR・PR → 現職 / 11年在籍したアパレルでは店舗現場からバイイング、ブランド立ち上げ、バックオフィスにも広く携わり5年間取締役。
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サマリー
本エピソードでは、売上総利益に大きく影響する「積送在庫管理」の重要性について掘り下げます。積送在庫とは、倉庫間や店舗間で移動中の未着在庫を指し、その管理が不十分だと正確な利益把握が困難になることを解説。具体的な発生ケースとして、共通倉庫からの補充、店舗間移動、倉庫間移動、外部倉庫への移動などを挙げ、オペレーションやシステム連携の難しさと、ストアレコード社が目指す解決策について語られています。
近況報告と積送在庫管理のテーマ紹介
この番組は、中小小売企業の取締役経験のある2人が、 そのリアルについてゆるくお話しします。
人事に軸足を置いたジェネラリスト、私戸部有利が、 2度のM&A経験がある連続企業家、樋口幸太郎さんに話を聞いていきます。
既に小売企業を経営している方、これから小売ビジネスで企業を考えられている方に、 役立つ情報を楽しく語っていきます。
121回目です。よろしくお願いします。
お願いします。
今日は、売上創利益を大きく左右する積層在庫管理の重要性という話です。
樋口さん、夏ですが、最近周りの男性で、 化粧水だ、日焼け止めだ、みたいな話をしたんですけど、何かやってますか?
僕はですね、全くやってるように見えますかっていうぐらい。
確かに。
何もやってなくて、この時期外でランニングするんで、日焼け止めすら塗らなくて、 さすがにそれはどうなのって言われてしまうのと、
今黒くなっていってるんですよ、どんどん。
はい、なりますね、毎年。
なんでクライアントとミーティングするとき恥ずかしいです。
なんか黒くなりましたねって言われるんで。
うん。
っていうぐらい、目と音着で。
美容は、やっぱり年取ってくるといつかガタがくるんで、 皆さん30代ぐらいから気になりだす人が多いのかなと思ってました。
そうなんだ、でも経営者系でいらっしゃいますね、やっぱりなんていうか。
美容に目覚めて、それこそ化粧水でとどまらず、 なんなら整形、美容整形みたいなところに行ってみたいな。
そんな話聞いたり、あとクマ取りの手術やりましたみたいな方とか、 結構興味出てる方いらっしゃいますね、同年代ちょい下ぐらいで。
見え方結構変わりますもんね。
そうなんですね、そんな話されたんですね。
積送在庫の定義と発生ケース
そこに行くと、美容は全然やってないんですけど、 最近結構行き通っているというか、
世間の潮流に負けて自分のやり方を変えたことがあって、
何かっていうと、ラッシュガード。 屋外とかプール行くときに上に羽織るやつ。
あれを世間の圧力に負けてかわされました。
どういうことですか。
最近ニュースにもなってて、知らないですか、ゴールドウィンあるじゃないですか、ブランド扱ってる。
ゴールドウィンの調査で、男性の水辺での装いと意識に関する調査を実施して、
6月23日プレスリリース出してるんですけど、
海水浴場、川、湖、屋外プールなど訪れた10代から50代の男性501人を対象に、
水辺での装いと意識に関する調査を実施しましたと。
これによるとですね、男性の80.8%が上半身の露出に抵抗があると回答。
で、ラッシュガードやTシャツを着ると回答した人の割合は62.8%に上りましたと。
この圧力結構感じていて、屋外とか海とか、子供と結構旅行行ったりとか、
イス遊びとかやるんですよ、子供と混じって。
っていう時に周り見ると、確かにみんな着てるんですよね。
着てないのはどっちかっていうと、やんちゃ系のギャル男とは言えないかなみたいな、
ちょっとやんちゃ系の人ぐらいしか着てないみたいな感じで、
そんな中、僕も着てなかったんですけど。
徐々に気になり始めて、圧力肉してアマゾンで買いました。
ラッシュガード。
まさか、自分がマイノリティになってきて。
そう、なんか周りが文明に目覚めて服を着始めて、自分が裸なことを恥ずかしくなるみたいな、
そんなのをやらされて、行き通ってます。
えー、そうなんだ。
昭和平成で許されていたことが、どんどん許されなくなっているのを感じてますね。
そうなんですね。
私、あんまりそういうとこ、縁がないけど、全然上裸でいてくださっていいんですけどね。
気になるのは、紫外線?肌を露出することを気にする理由として、日焼けを防ぎたいから57.8%。
体型、体のラインを見せたくないから、53.1%。
あー、なるほど。
そんな僕も立派な体型をしているわけじゃないんで、
こう言われると、そういう風に見られているのかという風に思って、気になり、買ってしまいました。
1980円ぐらいのラッシュガード。
そうなんだ。まあでも、紫外線は確かに昔より気にした方が良くなったのはわかるけど、そうなんだ。
いやー、日焼け止めもやろうかなと思ってます。なんで。
日焼け止めは多分、後々効いてくるんだと思いますけどね。
はい、問題いきたいと思います。
売上総利益を大きく左右する積層在庫管理の重要性。
積層在庫、間で浮いちゃってる在庫のことかなと思うんですけど、積層在庫って言うんですね。
これ結構泥臭い部分ですよね。
これは結構相談されていて、スターレコード管理できないかって言われるんですけど、
現状やっぱりオペレーションもちゃんと整えないと管理できなくて、
結構相談して困っている会社さんが多いので、ちょっとその話をできればと思ってます。
積層在庫って聞き慣れない方もいらっしゃるのかなと思うんですけど、これは具体的には何指してみましたっけ。
まさにおっしゃっていた通り、間で浮いている在庫で、自社の倉庫や店舗間で商品を移動させている最中に、
まだ目的地に届いていない在庫を指します。
積層在庫、輸送中在庫みたいな形で呼ばれているかなと。
もう1個は別の概念として仕入れとして形状したけれども、まだ輸送中で届いていない在庫。
財務会計上は未着品っていうのかな。
こっちは養生在庫とか、海上在庫って呼ばれていて、海の上にありますよ、仕入れ中ですみたいな、そういう在庫なんですけど、
今回はこっちは扱わずに、既に仕入れが済んでます。
でも店舗間の移動、渋谷支店から新宿支店に送っている在庫であったり、
A倉庫からB倉庫みたいな形で拠点違うところで送っていたり、
A倉庫から渋谷支店に送っているみたいな、この仕入れが終わった在庫の移動の中で、
中に浮いている積層在庫に絞って話をできればと思っています。
はい、なるほど。何パターンか発生タイミングありそうですね。
そうですね。ちょっとどういうパターンで発生するかみたいなところをさっきも説明してたんですけれども、
もうちょっと具体的に言うと、例えば共通倉庫から各店舗に在庫を補充するみたいなケースがありますと。
複数のリアル店舗を持っている、結構大きめの会社であったり、
拠点をいくつも持っている会社だと、共通の倉庫っていうのを持っているケースがあります。
共通在庫に各店舗の在庫とECOの在庫が両方入っていて、
各店舗には最低限の在庫、例えば1ヶ月分の在庫をまず置いておいて、
売れ行きに応じてどんどん補充していくみたいな形で運営しているケースが多くて、
そういう会社だと各共通倉庫から店舗に送るときって、
どうしてもその期間在庫としての形状が倉庫からも落ちちゃうし、
店舗にもまだ入っていないので積層在庫として浮いちゃうっていうのが、
これが一番わかりやすいケースかなと思います。
もう一個のケースが転換移動で商品の補充をするケース。
前回のAIに任せたいと相談された業務で話をしたように、
店舗間で売れている商品の在庫にばらつきがある場合って、
転換移動で調整することがあります。
渋谷店では全然売れてないけれども、新宿店では結構売れてるみたいな商品があったときに、
渋谷店から新宿店に在庫を移動させるっていうときに、
渋谷店から発送して、新宿店に着くまでの間は積層在庫になっちゃうので、
こういったケースがあります。
最後が倉庫間で在庫を移動するケース。
これはかなり大規模な会社で、関東はA倉庫、千葉のどこかでやっています。
関西はB倉庫、兵庫のどこかでやってますみたいなケースのときに、
A倉庫とB倉庫間で在庫を移動させるみたいなケースのときに、積層在庫が浮いてしまいます。
弊社のクライアントさんだと、やっぱりZOZOとかAmazonに在庫を預け入れて運営している会社さんも多いので、
そういった場合も、自社の倉庫からZOZOの倉庫に商品を移動させるときに在庫が浮いてしまいます。
AmazonのFBAに送るときに在庫が移動してしまいますみたいな、そんな形で浮いてしまうというのが発生しています。
結構これは別件じゃないんですけれども、マザシークショップリストみたいな形で、
自社の在庫を連携して販売するようなモールも結構あります。
FBAもそうですかね。FBAも一部預けないで、ネクストエンジン、ロジレスみたいな形で、
自社の倉庫にあるものを連携してAmazon上で販売するということもできるので、
そういった場合ってお客様に発送したタイミングでモール側では売り上げが継承されますと。
一方で自社の倉庫から落ちてしまって、自社の倉庫からマザシークショップリスト、Amazonみたいな、そっちの倉庫に送ります。
でもまだお客様には届いてないってなると、売り上げには継承されないけれども、
在庫自体がなくなっちゃってるみたいな形で浮いちゃってる在庫になるので、
これを把握してないと売り上げも立たないし、在庫が落ちていて利益がマイナスになっちゃうっていう、そんな形があるので、
結構ここの把握を細かくやっている会社さんちゃんとやれていて、
僕自身も前職で何かおかしいなと思ったとき、この積層在庫が漏れているんだなっていうのが利益のマイナスの原因だったりしたので、
こういう感じで発生しているっていう、そんな風にお考えください。
積送在庫管理の重要性と難しさ
なるほど。売り上げはまだ立ってないけど、在庫がなくなっているみたいな空白ですよね。
これは私も経験としてあったんですけど、もともとはここが数日ずれるだけで何がそんな問題なんだと思ってたことがあって、
大事だという話は分かっていつつ、ちょっと何で大事なのか解説してほしいです。
積層在庫管理が重要な理由って、正確な利益を把握するのに必要っていうのが一番の理由かなと思います。
売上限化の計算式って、財務上奇種在庫足す仕入れから奇末在庫を引くっていう形で計算されますよと。
奇種在庫と奇末在庫が正しく計上されてないと、正しい利益が把握できませんと。
積層在庫っていうのはあくまで在庫なので、まだ自分たちが持っている在庫なので、在庫の金額に計上しないといけないですよっていうような性質のものです。
奇末在庫から積層在庫が漏れちゃうと、奇末在庫の金額が少なくなりますと。
そうすると利益が減っちゃいますと。減価が増えて利益が減っちゃいますと。
逆に奇末在庫で積層在庫を課題に計上、多めに計上しちゃうと、奇末在庫の金額が増えて減価が少なくなって、
企業の利益が増えちゃうと。在庫金額の代償で結構企業の利益って大きく変わってしまって、
操作したくなる項目であったりするんですよね。在庫本当はないけどあることにしちゃおうみたいな形で、
紛失の温床になりやすいので、JM調査なんかでも結構厳しく見られる項目で、
積層在庫がどこにあるのか、在庫の内訳とSKUで、何で利益率がちゃんと安定しているかどうかみたいなところも見られるので、
かなりちゃんと管理しないといけない項目だっていうのが大きい理由ですね。
確かに在庫金額が違うということは利益がガラッと変わるに直結しますもんね。確かにそう考えたらめちゃくちゃ大事。
これでもそもそもなんですけど、何とかすれば管理できるのちゃうか、みたいな気持ちでもあるんですけど、何で管理するの難しいんですかね。
そもそも前提として積層在庫を管理しようってなるまでに、タイムラフがありますと。
要は問題に気づいてから、在庫の金額がおかしいから利益率変じゃないって気づかないとやるようにならないので、それが1個大きいハードルかなと思います。
一方で気づいてやろうとしても結構大変で、1個目の理由が管理するためのオペレーションというのが必要ですと。
どういうことかというと、積層在庫を管理しようとすると、在庫をどこからどこへ、どの商品をいくつ移動させているかっていうのを記録する必要があるんですよね。
それを記録した上で、この移動はもうついたよっていうのをフラグ立てて積層在庫から落とす、みたいなそんな処理が必要なんですけれども、
スマレジ感みたいなところだったり、ロジレス感みたいな感じで、同じシステム内だと結構機能があったりするんですよ。
スマレジだと入庫出庫機能みたいな形で、店舗間移動のSKUを管理する機能みたいなのがあるんですけれども、
これを現場に導入するのも結構大変なんですよね。店間移動で出庫したらここに登録してもらわないといけない、それを現場にやってもらう。
入庫する側は届いた瞬間に段ボールを開けて、入庫だったらバーコードで検品してピッピして、入庫処理を完了させるっていうのを現場に落とし込むっていうオペレーションをやるのが結構難しいし、
さらに大変なのはスマレジとかロジレスをまたいじゃう。システムをまたいでしまうと、そこがもうシステムとしてないので大変ですよっていうのが2個目です。
スマレジ間だといい、ロジレス間も倉庫同士の連携みたいなのがして、A倉庫からB倉庫に行くときに出庫処理、届いたら入庫処理っていうのをすればシステム内で完結すればできるけれども、
スマレジロジレスみたいにまたいじゃうと全然できなくなってしまっていて、これが昔というかERPみたいな形で統一のシステムを使っていれば、
OSもWMSもOMSも同じシステムを使えるので、全然こういう問題が起きてこなかったのが、システムの歴史でもやった通り、この10年でだいぶクラウド系のSaaS系の業務システムが進化してきたので、
システムまたぐが当たり前になって、APIでつなげばいいじゃんっていうところが浮いちゃってるっていう感じなんですよね。
ここの現場のオペレーションの構築っていう部分とシステムがまたいじゃうっていう、この2つが大きい要因としてあるかなと思っています。
現場のオペレーションの壁もあるし、システム間のデータの壁もあるみたいな感じですけど、まあ確かに単純じゃなさそうですね。
ストアレコードによる解決策と将来展望
この領域やっぱ面白いなと思っていて、スターレコでやっているとこの相談も受けるので、ちょっとここの解決やっていこうかなと思っていて、
ポスアスマレジさんとやらせていただいていて、OMSに関してはロジレスさん、ネクスタエンジンさん、その他いろいろ連携させてもらっているので、
店舗から倉庫、倉庫から店舗みたいなところを管理するっていうのは読み込んだんですよ。ご要望があったんで。
そしたら結構できそうだったんで、ここはちょっと開発費用は個別のアプリとしていただく形になるかなとは思いながらも、実装していく方向で進めていって、
将来的には各小売企業が自社が採用したいシステムを、ERPっていう形じゃなくて、ポスだったらスマレジがいいね、OMSだったらネクスタエンジン、ロジレスがいいねみたいな形で、
自分たちが好きなシステムを選択しても、こういう積層在庫の管理であったり、システムが連携されてないことによるオペレーションの難しいところなんかを、
ストアレコードがハブになって、間を取り持つことでスムーズにしていくっていうような、そんな世界観の達成は徐々にやっていきたいなというふうに思っています。
すごい。ありがとうございます。
今日は売上創利益を大きく左右する積層在庫管理の重要性という話でした。ありがとうございます。
ありがとうございます。
ディテールトーク、ここまでお聞きいただきありがとうございます。
番組の詳細欄にGoogleフォームのURLがあるので、質問やメッセージはそちらからお送りいただけると嬉しいです。
番組内でご紹介させていただくかもしれません。
次回もぜひよろしくお願いします。
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