在庫連携で売上+10%アップ、データ連携は経営課題
2026-05-16 15:37

在庫連携で売上+10%アップ、データ連携は経営課題

C事業における在庫連携の重要性と、それが経営に与えるインパクトについて解説します。ZOZOTOWNの「客注連携」を例に、自社倉庫の在庫を外部モールとリアルタイムで共有することで、売り逃しを防ぎ売上を約10%向上させた実例を紹介します。手作業による連携の限界や、OMSとWMSの相性問題など、実務上の壁を乗り越えて「共通在庫」を実現することが、利益率向上に直結する重要な経営課題であることを説きます。


■【note版】Claude Codeを使って339ファイル・16GBの巨大Excelを商品マスタに転換した話

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■MC紹介

樋口幸太郎 / 山梨県甲府市出身。ストアレコード株式会社代表取締役。新卒で伊藤忠商事入社→就職活動生向けWebメディアで起業→人材系ベンチャー企業にM&Aで売却→子供服D2Cブランド「pairmanon」運営会社の取締役就任→アダストリアグループにM&Aで売却。


小売企業向け経営データ一元管理SaaS「ストアレコード」提供中


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部祐理 / 株式会社HERP HR / アパレル企業で取締役 → アパレル×ITスタートアップ → デジタルマーケ支援企業HR・PR → 現職 / 11年在籍したアパレルでは店舗現場からバイイング、ブランド立ち上げ、バックオフィスにも広く携わり5年間取締役


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サマリー

本エピソードでは、在庫連携が小売業の売上向上と経営課題解決に不可欠であることを、具体的な事例を交えて解説しています。ZOZOTOWNの「客注連携」を例に、自社倉庫の在庫をリアルタイムで外部モールと共有することで、売り逃しを防ぎ、売上を約10%向上させたMEFIR社の事例を紹介。手作業による連携の限界や、OMS(受注管理システム)とWMS(倉庫管理システム)の相性問題といった実務上の課題を乗り越え、「共通在庫」を実現することの重要性を強調しています。 樋口氏は自身の経験から、在庫連携の自動化がもたらす効率化と売上増加の効果を語り、アダストリア時代の経験から、複数チャネル間での在庫配分の難しさと、共通在庫管理の必要性を改めて認識したと述べました。部氏は、在庫配分業務のAIによる自動化の可能性にも触れ、システム連携の選択肢が倉庫側のWMSに大きく左右される現状と、データ連携による売上向上の可能性について議論しました。最終的に、在庫連携は単なる業務改善ではなく、利益率向上に直結する重要な経営課題であると結論づけています。

オープニングと競馬の話題
この番組は、中小小売企業の取り締まり役経験のある2人が、 そのリアルについて緩くお話しします。
人事に軸足を置いたジェネラリスト、私戸部有利が、 インドのM&A経験がある連続企業家、樋口幸太郎さんに話を聞いていきます。
既に小売企業を経営している方、これから小売ビジネスで 企業を考えられている方に役立つ情報を楽しく語っていきます。
リテールトーク112回目です。よろしくお願いします。
お願いします。
在庫連携で売上が10%アップ、データ連携は経営課題、です。
ゴールデンウィークは何をしていましたか?
ゴールデンウィークは妻の母方の実家に泊めてもらって、 毎年福岡に行ってきました。
僕は人口話をやっていて、競馬の出走をしているんですよね。
言ってましたね。
そのうちの一頭が、京王杯スプリングカップという 東京競馬場であるG2に出走するっていうので、
応援馬券を買おうと思ったんですけど、福岡にいたんで、
抜け出して場外馬券場とか行けないなっていう感じだったんで、 インターネットで馬券買えるんですよね。
それ銀行口座と連携してインターネットで馬券買ったんですけど、 結論10万円かけて全部吸ったんですよ。
やば。
めちゃくちゃショックで。
競馬って一瞬ですよね。
競馬一瞬ですね。東京競馬場、芝1400メートルなんで、 1分20秒かかんないぐらいで結果が出るんですけど、
僕応援してた出資してる馬が、出遅れ癖がある馬なんで、 スタートで出遅れちゃって、
1400メートルって短距離なんで、これも絶対取り戻せないなぐらい出遅れてたんで、
一瞬で終わって、もう終わったってずっと子供の横でつぶやいてました。
やば。10万もかけるんだ。
いや、ちょっとヒリヒリする金額をかけてみようかなと思ってかけたんですけど、
ショックの方が大きかったですね。
当たったら100万ぐらいだったんで、これは楽しめるかなと思って、
税金の計算とかもしてました。
これ破綻になるから、いちいち確定申告で、 税理士さんに出していかなきゃいけないな、
めんどくさいな、みたいなところまで考えたんですけど、急に終わりました。
ギャンブラーやんないですよね、東部さんは。
やんないけど、この間初めてスクラッチやったんですよ。
分かります?
分かりますよ。宝くじ売り場で売ってるやつ。
宝くじ売り場で買って、その場で削るんですけど、
1個100円で10枚で1000円買ったんですよね。
そしたら5枚当たって500円当たったんです。
すごいのか。負けてますけどね。
すごい嬉しかったんですけど、
結果500円でそういう遊びをしたっていう感じでしたね。
その500円でまたスクラッチ買いに行かなかったんですか?
僕絶対やっちゃいますよ、それ。
そういうのがあるのか。
ゼロになるまで買ってた時は。
スクラッチもいくつかあって、一番ちっちゃいやつにしたんですけど、
たぶん当たると3万とかなのかな。
3万を軽く夢見て削るの楽しかったですね。
いいですね。宝くじ僕毎回買ってますからね。
ジャンボみたいなやつ?
ジャンボです、ジャンボ。
だいたい外れるんで。
競馬も25%税金というか、農林水産省に入るし、
あれですよね、宝くじも半分、還元率半分なんで、
半分は多分税金になって、国のためになってると思って。
農税?
農税してます。
偉いかもしれないですね、そしたら。
本題行きたいと思います。
ZOZOTOWN客注連携による売上向上事例
今日は在庫連携で売上が10%アップしたデータ連携って経営課題ですよね、という話です。
どうぞ客中連携バイストアレコードっていうNextEngineさんのアプリをリリースしていって、
問い合わせもあって、今回下着ブランドのMEFIRさんに導入してもらって、
プレスリリースと導入事例を公開したんですけど、結構喜んでいただきましたと。
客中連携自体の売上がもう3倍に増えて、
もともと手動で連携していたんですけど、その作業もなくなってっていう形で、
お礼の言葉もいただいたり、大変良かったので、すごいありがたかったです。
MEFIRさんあれですよね、下着ブランドだからサイズ展開が多いから連携できるの大きいですよね。
客中売上3倍ってすごいですね、インパクト大きいですね。
そうなんですよね、在庫共通化することで売上、荒利率、消化率アップの効果改めて大きいなと思って、
結構この在庫共通化できるできないみたいなのは後で話そうと思うんですけど、
大きい小売の経営課題だなと思ったんで、ちょっとそこを改めて話せればなと思ってます。
ZOZOの客中連携って、ZOZOに連携しなくてもいけるみたいなことです?
そうですね、ZOZO客中連携って、本来ZOZOTOWNで販売するには委託在庫っていうような形で、
ZOZOベースっていうZOZOの大きい倉庫に自社の商品を預けないと売れないっていうシステムですと。
多くの企業にとってZOZOって、ZOZOだけで販売して売上げの100%やってる会社さんも実はあったりしますけれども、
大体の会社さんにとっては自社の倉庫があって、自社ECで販売してリアルテンポで販売していて、
ZOZOは一つのチャンネルですっていう構成の会社さんが多いですと。
なのでそういう時にZOZOベースに在庫がなかったとしても、自社の倉庫に在庫があれば、
それを連携してZOZOで販売できるっていうような、そういうシステムになってますと。
お客さんからするとちょっと到着が遅れるんですよね。
普通にZOZOベースにある場合だと2日か3日で発送されるのかな。
3日以内には絶対発送されるっていうものが、
1回ブランド側の自社倉庫からZOZOベースに送ってお客さんに送るんで、
到着が1週間以内みたいな形になってしまって、遅くなっちゃうんですけれども、
欲しい商品がZOZOTOWNで購入できるっていうのがメリットとしてありますと。
ブランド側からするとやっぱりZOZOに在庫が入るまで、
欠品状態になってしまって売れていないのが、
自社の倉庫にさえあれば自動で連携させておいて、
自社の倉庫の在庫を連携させて販売できて、機械損失ゼロにしながら、
売上がり、消化率のアップに効くっていうような、そんな仕組みです。
消化率上がるから値引き減らせるみたいな効果もありそうですね。
私めっちゃZOZOユーザーですけど、取り寄せ商品って書いてあって、
いつからいつ発送みたいな書いてあるあれですよね?
多分前からだと思いますけど、
あの運用が自動でできるようになるみたいなことなんです?
そうですね。
NextEngine使っている事業者さん向けのアプリで、
NextEngineにある在庫を自動でZOZOに連携するっていう、
そういうアプリになってます。
もともとMFLさんは、
実はそのZOZOの客中連携って手動でも連携できるようになっていて、
ZOZOの管理画面から自社の倉庫の在庫をダウンロードして、
アップロードする画面があるんで、そこに上げると連携できますと。
ただ手動対応する問題点としては、
1個目が自社倉庫の在庫を手動で連携してるって感じなので、
他のチャンネルで予想よりも多く売れちゃったら、
ZOZO側の在庫が欠品しちゃうっていう、
そういう状況になりますと。
在庫連携するのも、
今システムでやると1時間に1回とか自動で連携されるんですけど、
手動でやるんでそんな頻繁にやってるわけにはいかないので、
MFLさんとかの運用でいくと、
一定以上の在庫数じゃないと、
ZOZOの客中連携の対象にしないっていうような形で、
いわゆる売り越しというか、
在庫ないのに売っちゃうみたいなところを予防するっていうことをやってましたと。
この運用やってると、2割ほどの商品は連携できない。
数点しかないので対象外にしているみたいな形で、
全部の商品が連携されないっていうのが1個目の問題でしたと。
2つ目は受注があった時に、
ZOZO側で客中の受注がありましたよっていうデータをダウンロードできるんですけれども、
これをいちいちダウンロードしてきて、
NEXTエンジンに取り込んで、
受注伝票を起票して、
出荷指示を出さないといけないっていうような形で、
この作業が全部で1時間ぐらいかかっていたみたいな形で、
事務作業と全部の商品連携できないっていう2個の問題が大きかったっていうような感じですね。
特に手作業めちゃくちゃめんどくさそうですね。
作業多分めんどくさいでしょうね。
アプリで自動連携されるんで、
毎日の手作業の時間もほぼゼロというか全くなくなりましたと。
自社倉庫に在庫があって、
ZOZOに在庫がないすべての商品を連携するっていうような形になっているので、
客中経由の売上が3倍になって、
客中売上の比率も枚数ベースかな、
3%から11%と大幅に向上しましたと。
特に大きかったのが、
やっぱり連携されてなかった2割の商品って、
在庫数が少ないイコール、
サイズ掛けとかカラー掛けをものすごい起こしている商品なので、
本来は一番連携して売り切っちゃいたい商品だったんだけれども、
それが連携されてその商品が売れていくっていうところが、
結構価値を感じていただいたという形ですね。
すごいですね。
その作業時間がなくなったのがすごいですね。
大きいですね。
僕自身、ペアマノン時代にこの客中連携の独自にアプリを開発しようと思って、
アプリ開発会社とかに見積もりをお願いして、
実際に商談したんですよね。
でもしたんだけど、やっぱ初期費用が結構数百万体でかかるっていうところと、
ランニングコストも結構高かったので、
さらに運用フローも結構変更しなきゃいけないっていうところで断念したんですけれども、
今回のアプリはまさにこの当時の僕自身が感じていた悩みを解決するもので、
結構問い合わせいただいて、
かなりの事業者さんに導入していただいてるんで嬉しく思ってますね。
すごい。めちゃくちゃ課題解決してますね。
客中って事業者さんにもよるんだろうけど、
どのくらい発生するものなんですか?
これはやっぱ在庫の持ち方とも連携するんですけれども、
大体入れていただいた事業者さんだと10%前後、
客中経由の売り上げになっているので、
シンプルに考えると客中連携全くやらないと、
売り上げの10%が落ちちゃうっていう感じなので、
結構インパクトはやっぱ大きいなと思いますね。
すごい。10%でかいですね。
広告とか改善するよりインパクト大きそうだし、
在庫効率上がるし、いいことしかないですね。
基本いいことしかないんですけども、
もちろんお題というか費用はいただいているので、
そこが回収できるかどうかっていうのが
一つ目安かなとは思ってます。
在庫連携の課題とアダストリア時代の経験
どうしてもスターレコードのアプリ導入していただくために
ある程度の費用がかかるんで、
10%売り上げが上がることによって
その投資が回収できるかみたいなところは
結構商談時にアピールしたりしてますね。
お伝えしたりしてますと。
ペアマノ時代もね、エクステンジ使っていて、
この在庫効率って結構経営課題として
大きいなって感じたことがあって、
ペアマノ時代ネクストエンジン使ってたんですけど、
アダストリアが買収されてから
機関システムに統合していきましょうっていう風になりましたと。
その時にネクストエンジンやめて
アダストリアの機関システムに寄せていったんで、
今はどうかわかんないんですけれども、
当時のアダストリアの機関システムだと
共通在庫っていう概念はなくて、
各店舗ごとに在庫を毎日かな1時間に1回かな
まあ気軽にスイッチングはできるんですけれども、
1回設定すると、
楽天一番の在庫はこれだけ、
楽天ファッションの在庫はこれだけ、
自社意思はこれだけ、
マガシックはこれだけみたいな形で
各サイトに配分するっていう運用しなければいけませんでした。
なんで楽天市場とかのお買い物マラソンとか
スーパーセールかかって受注が集中するので、
そこで予測を見誤ると
欠品がかなり発生してしまって、
楽天市場の在庫が枯渇してしまって、
自社意思には結構在庫があるのに、
楽天市場でなくなっちゃってるんで、
売り逃し、機械損失が結構あったっていうのを
当時のメンバーから聞いていて、
それは結構大きい問題だなと思いました。
今回のZOZO客中連携の実績と
アダストリア時代の経験から考えても、
複数チャンネルにおける共通在庫の売上アップの効果って
かなり大きいなと思っていて、
システム構築の最優先の事項にも
挙げてもいいんじゃないかというよりは、
本当に経営上の課題として
どうしていくかを考えなきゃいけないな
っていうのを改めて思いました。
在庫管理システムの選定とデータ連携の可能性
在庫配分大事ですよね。
私はアダストリアじゃないですけど、
結構大手のアパレル企業のディストリビューター
っていうポジションを受けたことがあって、
在庫を完成したりとか、
入荷する商品の配分を考える
みたいな仕事なんですけど、
そのポジションの需要がなくなりそうだな
というのを感じました。
家ってね、リアル店舗はどうしても配分しなきゃいけない
っていうところがあるんで、
なかなかゼロにはならないものの、
このポジションに関しては結構
AIとの相性もいいんじゃないかと思っていて、
今クライアントさんの
ディストリビューション業務の自動化
みたいなところをAI使って取り組みましょう
っていうのをやったりしてるんで、
まさに需要自体は
需要のものなんてなくならないものの、
結構作業ベースの部分は
かなり効率化できそうかなっていうのを感じてます。
これは
NextEngineのアプリなんでしたっけ?
他のOMSだとどうなんですかね?
実はロジレスさんとクロスモールさん、
森本さん働かれてるロジレスさん
なんかだと標準装備で
ZOZOの客注連携ってあるんですよね。
なのでボタンをオフにして
ZOZOのご担当者さんにやりたいんですけど
って言えば開発もなくできる
というような形です。
一方でNextEngineや
他のOMSさんだとない
会社さんが多分多いかなと思っていて、
そのため
外部アプリとして弊社が実装して
NextEngineさんのアプリマーケットに
掲載させてもらって
提供してるっていう形になりますと。
このOMSの選定って
また面白い話というか
難しい話だなと思っていて
店舗側がこのOMSが
いいからっていうふうに
気軽に選べるかというとそういうわけでもなくて
実は倉庫側が
どのWMS使ってるか
みたいなところに影響を
かなり受けますと。
例えばなんですけど、僕ら前職の
ペアマンをやってた時だと、倉庫側を
お願いしていた会社さんはロジザードを
使っていたんで、たまたま
NextEngineと連携できるので
僕らOMS変える必要なかったんですけれども
クライアントさんとかだと
OMSどこがいいですかって聞かれて
NextEngine、ロジレス、クロスモールが多分
産協で、どっかから選ぶ会社さんが
多いですという話をしたら
お願いしようとしていた倉庫会社が
WMSはスマレジEC
との連携しかできない
WMSですって
指定されてしまったというようなことが
あるんで、倉庫側の
WMSが何を使っていて
連携できるOMSが何か
みたいなところで選ばざるを得ないっていうのは
結構あるかなと思っています
やっぱり倉庫の
出荷の対応っていうのと
あとは倉庫が持っている配送会社の
タリフが
かなり重要だったりするので
そういった意味で倉庫会社はここ
ここが使っているWMSはこれ
連携できるOMSはこう
みたいな、そういう意思決定になって
いっちゃうのかなと思っています
一方で今回このアプリを
開発して思ったのはOMSと
連携してデータを
やり取りして在庫の連携をする
であったり受注の連携をするっていうので
こんだけ売り上げが上がるのであれば
どうぞ客中連携なんかを
やりたいけど、自分たちが使っている
OMSであったり独自のシステムだと
ちょっと連携ができないっていう場合には
お気軽にお問い合わせいただければ
結構リーズナブルな感じで
連携の実装は提案できるようになったかな
というふうに思います
エンディング
ありがとうございます。今日は在庫連携で
売り上げ10%アップ、データ連携は経営課題
というお話でした。ありがとうございます
ありがとうございます
ディテールトークここまで
お聞きいただきありがとうございます
番組の詳細欄にGoogleフォームのURLがあるので
質問やメッセージはそちらから
お送りいただけると嬉しいです
番組内でご紹介させていただくかもしれません
次回もぜひよろしくお願いします
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