高山未央さんの紹介
Kaori
自分でデザインする家事リスト、リセッターリストの山本香織です。あの人の毎日は、家事や暮らしをテーマにしたポッドキャスト番組です。さて、今回は、8月のゲスト会をお届けします。今回のお相手は、働くと暮らすの両立サポート、育休アドバイザーの高山未央さんです。未央さん、こんにちは。
今日はよろしくお願いします。
高山未央
よろしくお願いいたします。
Kaori
いやー、なんか、あの、未央さんとは普段から、あの、お仕事ですごく私はご一緒している、あの、お相手が、今日ね、ポッドキャストに、はい、来てくださったということで、とても楽しみにしておりました。
高山未央
ありがとうございます。
Kaori
はーい、じゃあね、ちょっともう早速なんですけど、えーと、未央さんから、はい、自己紹介の方をいただいてもいいでしょうか。
高山未央
ありがとうございます。えっと、改めてですね、あの、育休アドバイザーとして、働くと暮らすの両立支援に取り組んでいます。高山未央と言います。
えー、私はですね、あの、香織さんと同じ町ですね、松本市を中心に、あの、育休中や復帰後の方に向けたキャリアサポートプログラムですね。
晴れ晴れというのを運営しています。あとはですね、あの、地域企業と連携してですね、ライフキャリア支援であったりとか、子育て世代向けのイベント企画などをしています。
あの、前職はですね、あの、リクルートという、本当に長くサラリーマンをしていたんですけれども、あの、人材やブライダーの領域に携わっていまして、400社以上ですね、の企業と地域課題に取り組んできてました。
そういった経験を生かしてですね、今は365日、自分らしく輝ける社会を目指してということで、株式会社365の代表もしております。よろしくお願いします。
Kaori
はい、よろしくお願いします。そう、あの、未央さんとは本当長野県の松本市というところで、ご近所さんというか、はい、同じ町で過ごしているお友達でもあり、仕事仲間でもありという感じに最近はなってきたんですけれども、そもそもの未央さんとの私の出会いって、
今はお散歩フェスという名前で活動されてますが、その前ですよね。
高山未央
はい、ママフェスという名前で、この地域の中で子育てをする人たちがこの町が好きだって思ってもらえるようなきっかけを作りたいということで、町中で回遊型の子育てイベントを運営しているんですが、そのママフェスのイベントを通じた出会いだったかなと思います。
Kaori
そうですよね、最初、一番最初ってちょっと記憶があやふやになりつつあるんですけど、あのイベントで使うトートバッグのデザインを、そうですよね。
高山未央
そうなんですよ。子どもたちの愛用品になるようにっていうので、かわいらしいお着替えトートを作るという、そこのデザインをかおりさんにご依頼させていただいたのが、初めての接点だったと思います。
松本ですごい活躍されている方がいらっしゃるなんて、そんな話からですね、頼むのドキドキしたなと思いながらお仕事に来ていただきました。
Kaori
いやいや、ありがとうございます。それからだからもう結構ね、長いお付き合いにはなってきているんですけど、その後もそういうイベントのロゴを作るとか、そういうデザイン面でのお仕事も、
未央さんとはご一緒してたりっていうのもあれば、今まさに自己紹介でお話しにあがった育休コミュニティサロンの方も、私はリセッタリストの活動の一環でちょっとお手伝いしているんですが、そちらの方ももうちょっとだけ詳しく聞いてもいいですか。
高山未央
ありがとうございます。育休コミュニティサロンはれはれというので、これがまさに私のやりたいと思っている、働くこと、暮らすことの両立のサポートをするプログラムになっていまして、
全6回の講座に、育児休暇に入られているお父さんお母さんたちが集まって、ビジネス研修とはまたちょっと違って、本当に両立をしていくために必要な武器になるような知識、学びを得られるような、そういった学びの講座っていうのを運営しています。
なので、ちょっと暮らしによったこととか、少し未来の知っておいた方がいい知識的なものとかですね、そういったことをですね、学べる、そういった90分の講座っていうのを松本地域の中で展開しています。
Kaori
はい、そうそうそう、なんかあの、私ね、ポッドキャストの232回、ちょっとあのだいぶ、あの会で、配信会で、この晴れ晴れの取り組みについて話した会があって、はい、なので、ずっとね聞いてくださっている方の中には、もしかしたら、あの時のあの話だっていうふうにつながってくださっている方もいるかもしれないんですが、
そう、あの、それの代表というか、そのプログラムの元の立ち上げから運営を今されているのが、あの美穂さんということになります。
はい、で、あの、私何度も、あのリセッターリストのワンデイレッスンを、そこのプログラムの中で開催させていただいて、で、あの行くたんびにね、ほんと0歳とか1歳とか、もうちっちゃい赤ちゃんがね、いっぱいいて。
本当になんかあの、なかなかもう、うちは娘が高校生なので、そんなちっちゃいあの赤ちゃんとね、触れ合う機会ってないので、毎回なんかね、すごい気持ちが癒されるというか、行くたんびに。
高山未央
で、ありがとうございます。今日も午前中そうだったんですよ。
Kaori
あ、そうか、そっかそっか。
高山未央
そうなんです。やってきました。かわい赤ちゃんたちとお母さんと一緒に学びを深めてまいりました。
Kaori
で、なんかあの、こうもう過ぎちゃうと、もうかわいいかわいいだけで見ていられるけれど、自分がその当時どうだったかなって思うと、もう不安とやっぱりできないことばっかりにこう目が行ってしまって、何より初めての猫育てで、とにかく気が張っていて余裕がないみたいなところだったので、
今ね、未央さんが設定されている取り組みで、どれだけ気持ちが楽になるだろうかっていうのはすごくね、見てていつも感じるところです。
高山未央
そういう場だったらいいなと思いながらやってます。
リセッターリストの活用
Kaori
ね、本当にそういうねこともされているんですけれども、でもう1個だけ未央さんとの関わりでちょっと1個お話ししたいことがあって、それは今リセッタリストアドバイザーっていう60日かけてリセッタリストをそのご家庭にあった形で家事の仕組みを作っていくっていうプログラムを私はやってるんですけど、
今アドバイザーが元々9人いたところに、今度3期生さんで8人追加になって、今ね全部で17人っていうチームになったんですけど、その3期生の今まさにトレーニング中というか研修期間中なんですけども、先日といってもこれが配信される頃には先月になるのかな。
トレーニング講座っていうのを丸2日間やった中で、外部からゲスト講師をお招きして、ちょっとね特別講座をやってもらうっていうので、未央さんに来ていただいたっていうのもありました。
未央さんには地域とどういうふうに関わっていくかみたいなところをお話ししていただいたんですけど、なんかその時の感想とかちょっとだけ聞いてもいいですか。
高山未央
ありがとうございます。リセッターリストのアドバイザーの卵の皆さんと、そして今も活躍されている方たちとというのを目の前に、私はすごく緊張した講座は挑んだんですけれども、前提ですごくご自身の大事にされたい活動と活動を持っていらっしゃる皆さんたちで、結構インスタとかもすごく使いながらご集客日々頑張られている皆さんたちなのかなと思っているんですけれども、
その中でも今回私お話しさせていただいたのが、オフライン集客とリアル集客の大切さであったり、それがまた皆さんたちの活動のエネルギーになるって言ったところですね。私も本当に今もオンラインでやれてしまう内容かもしれないけど、あえてリアルにこだわりながら育休のお母さんたちとのコミュニティを運営しててという、そこの体験談とかも含めてですね、お話をさせていただいたっていうすごく貴重な場だったなと思うんですけれども、
すごいですよね、アドバイザーの皆さんたちの、私も質問が鋭すぎて、本当にその活動をしていないと出てこない質問だなっていう、その皆さんの熱意と日々すごく努力をされながら、この活動をされてるんだなっていうのを感じながらですね、一生懸命答えました。すごい汗かきました。
Kaori
ありがとうございます。でも本当今期の方も、もちろん今までの方もですけど、もうなんかこう、とりあえず来たみたいな方はもちろんいなくて、もう皆さんもすごい行動を起こすぞっていう気持ちで向き合ってる方ばっかりなので、私たちが知らなかったことたくさん、本当地域とつながることの意味とか、そこでネットワーク広げていくことの対策とか、
顔の見える距離の身近にいる人たちにつながっていくこととかっていうのは、なかなか、今実際にアドバイザーさんたち、本当日本全国にいらっしゃるので、住まわれてるエリアの中で本当に必要な方に届いていくっていうのも、一つのアプローチとしてすごく大切だなっていうのは思っていたので、本当にみよさんに絶対来てほしいって思ってたから、
とっても良かったです。ありがとうございました。
高山未央
ありがとうございます。
Kaori
でも、そんなみよさんなんですけど、実は、私さっき出会いはママフェスと言ったけど、それは、あれ?でもママフェスの前?いや、ママフェスの後か。リセッターリストの実は、みよさんは卒業生。
高山未央
卒業生です。愛用してます。
Kaori
そうそう。それを言うのを忘れちゃってた。
高山未央
そうなんで、でも本当にそこのデザインのお仕事をきっかけで、こういう考えメソッドがあるんだなっていうのを知って気になってたっていうところから。
そうなんで、結構勇気を出して、いや、でも満を持してたんだ。もう2人目の育休は絶対にお世話になるって決めて、リセッターリストを受講したんですよね。
Kaori
なるほど。あれってでももう、娘さん今何歳?
高山未央
今、小学校1年生になりました。
Kaori
もうそんな大きいんですね。そっか。
高山未央
そうなんですよ。
富士休暇中にやりたいことリストを私は作ってたんですけど、それの日にリセッターリストを体験会じゃなくて、受講するって決めてたんです。それが入ってたんです。
Kaori
すごい。
そうだった。
高山未央
そうだった。
Kaori
なんか当時私まだ一人で活動してたから、全然仲間もいなくて、私がやってる60日の講座に来ていただいて、
で、美穂さんはすごい覚えてますけど、最初からご夫婦で活用するんだっていう意思のもとにいらっしゃってたので、リストがすごいね、最初から家事シェア前提のリストにどんどん仕上がってったなっていう印象でしたね。
高山未央
そう、結局最終私のものから多分主人のものになっている気がします。
はい、渡しました。
Kaori
なんか夫さんは結構反応が良かったっていうか、結構楽しく取り組んでくださってたようなことをおっしゃってましたね。
高山未央
そうですね、なんかやっぱりチェックしていく、コンプリートしていくっていう、なんか見える達成じゃないですか。達成がすごく見える形が、私よりも多分主人に会っていて、やったよ、これもやったよ、これも付けといたよっていう、なんかその見える状態が良かったのかな、楽しんでやってたと思います。
育休中の経験
Kaori
うんうんうん、なんかそうですよね、それもなんかこうやっぱりやったことが残るので、達成感もなんかこうその瞬間で消えていかないというか、それが残っていくことの、なんかそれをまた報告できるっていうのもすごくいいなと思って。
高山未央
そうでしたね、なんかなんかそのやってないことを責めてた自分もいたり、やれなかったことを自分自身で責めちゃってたりっていうところから、結構なんか手放せるようにもなったし、私じゃなくてもいいよねっていうのが見える状態になったものだったなと思っていて、そうなんかそれをなんか私は育休中の準備期間に、職場復帰の準備期間に出会えたっていうのは本当にやってよかったって思ってます。
Kaori
うんうんうんうん、そうですよね、なんかやっぱりそこを整えずに職場に戻っちゃうと、もう本当にお休みする前に比べてね、育児タスクがどーんって増えた状態。
高山未央
それがね一人目だったんですよ、すごい苦しかった。
Kaori
そうか。
高山未央
もう出し方も時間の使い方も育児休暇中の時とやっぱり職場復帰してって大きく変わってるけど、なんか育休中ってそこまで見通せなくて、だから日々日々完璧にこう、自分なりにやれるところまでをこなせていた育休中から職場復帰してできないっていうことにすごい責めたなと思っていて。
Kaori
その時の経験とかも今の育休コミュニティサロンみたいなところの活動にはやっぱりつながったりするんですか?
高山未央
そうですね、本当にこの両立って言葉って、子供を抱えてお仕事をするまであんまり想像してなかったというか、両立っていうかやれてるしっていう、自分が仕事に行くだけだったんだけど、そう両立って意識をしたのはやっぱり家の中で子供と向き合うっていう時の自分と仕事に行って大人の人たちと話をするっていう、そこのバランスが崩れていくというか、うまくやれないなっていう。
感覚が1人目の出産後育休復帰の時はすごくあったなと思っていて。
でもね、暮らしていくってすごく大事じゃないですか。
Kaori
大事。
高山未央
家の中を整えるとか、すごくそれが自分の土台なんだっていうのも分かっているし、ちょっと前まではできてたのにっていう。
うんうん。
この間にギャップがちょっと苦しかったかなって思ってました。
Kaori
確かに。
なんかこうスイッチを切り替えるのもなんか私は難しかった記憶がありますね。
気持ちの上でも。
高山未央
確かに。
スイッチあったら分かる気がします。
Kaori
なんかやっぱ仕事もね楽しいから、仕事モードでガーッと行くけど、家でパチンと切り替え。
私の場合は家でも仕事を家でするのが家でやる仕事だからっていうのもあるかもしれないし、未央さんもね家でも多分できちゃうタイプの仕事もあったり多かったりするかもしれない。
そうですね。
そうするとなんかこう、左側で子供がいるけど右側にパソコンが開かれていてみたいなところで。
高山未央
分かります。
それにすごく焦ってた。
常に何かに追われてるし、焦ってるし、でもなんか達成って何もなかったから、もうできなかったで1日が終わるっていう。
Kaori
分かる。
それだったら、そう褒めれなかったかなって思います。
いやそうですね。
リセッターリストのね、ワンデイレッスンの時にも伝えますけど、家事、育児、仕事の両立みたいなことがある時にやっぱりなんかコントロールできるのって家事だけだなっていう思いが私はすごいあるので、
なんかその全部を並べて全部を同じようにコントロール下に置こうとするとやっぱ難しいから、
誰にも文句を言われない家事の領域だけでも自分の好きなように組み替えると結構全体がねうまく回っていったりするところがあるっていうのは自分の実体験としてあったので、
なんかその辺がね、育休のタイミングにそれが伝えられると本当にいいなって思ってるので。
そうそう、だからみなさんの活動にはめちゃくちゃ協力したいって思ってる。
高山未央
ありがとうございます。
リセッターリストとか私もあの講座に出会って、手を離していいものがちゃんと見える状態になったというか、
もうやりたいことの中には入ってるんだけれども、それって今じゃなくていいよねって言ってくれるツールだったかなと思っていて、
だからなんかやれなかったじゃなくて、やらなくていいんだよっていう。
そうそうそうそう。
それになんかちょっと救われたかもしれない。いつも常にお風呂のカビ取るやつやってない、
今日もやれなかった、明日もやれなかったじゃなくて、やらなくていいの今日はって言える?
自分の中で丸打ってできるのがあのリストのなんかチェックとかあのリストのなんか結構役割でそれに助けられたかなと思っていて。
でもなんか見える状態だから、私がやらなくても主人がやっといたよって言ってくれることがまたなんか自分の救いになったりとか、そういうものだった。
なので一人目の時はそれがなかったから、今日もできなかった、明日もできなかった、いつもできないっていう、なんかそれに自分を責めてたけど、
優先順位の重要性
高山未央
二人目はねまたちょっと違ったかもしれない。
Kaori
なるほど、確かに。なんかなんでこんなに私たちはできないところを見つけるのが得意なんでしょうね。
高山未央
そうですよね。すごい思って、なんかね今日ちょうどお母さんたちと、午前中がね育休のお母さんたちのお話で、
その育休中にできるようになったこと、それからやめたことって何っていう話をみんなでしていて、
私なんかあんまりやめたってちょっとネガティブな感情というか、諦めたとかとも取るからなんかちょっと嫌だなって思ってたんですけれども、
すごいなんかね、あの育休中のお母さんたちはポジティブに、私ね掃除やめたのっていう。
床掃除やめたの、ルンバがやるのっていう風に言ってくれたお母さんもいたり、洗濯物を畳むけどしまうことをやめたのと。
家族が持ってくっていう、そっちに変えたっていう、なんかねそんなことをすごくなんか明るく言っていて、
私、この人たちともっと自分が育休の時に出会いたかった。そうだよね、それでいいよねっていう話で、今日すごくひと盛り上がりをしたんですけど。
Kaori
いいですね。
高山未央
なんかね、全部をやらなきゃいけない。思い通りにね、家にいるからやれるでしょとか、あるでしょって思われがちだけど、全くそうじゃないっていう。
Kaori
確かに、いやそうですよ。なんかね、やることだって、赤ちゃんがいるということはもうすごいやることいっぱいあるから、それだけで。
そうなんですよね。
高山未央
いろいろ自分のペースで進まないって、進められないっていうのに、すごくぶち当たる瞬間だと思っていて。
Kaori
確かに。
高山未央
だからこそ、さっきの家事は唯一コントロールができるって、確かにって気づく。あんまり気づけないんですよね。やらればならぬって思っちゃう。
Kaori
当たり前すぎて、基本的にコントロールできるって言うと、あれもこれもやる方にコントロールじゃなくて、手放すのもコントロール。やらないと決めることもコントロールだと思ってて。
そう、だから、でもなんか美穂さんが、今ね、下のお子さんが小学校1年生っていうことでしたけど、もっともっと小さかった頃に、ちょっと思い返した時に、なんか家事とか育児が思い通りにいかないっていうのが、もっと大変だった時期ってね、お子さん小さい時ってもっとあると思うんですけど、
その中で美穂さん自身が、じゃあこう暮らしを整えていくっていう風にした時、考えた時に、なんか大事にしてたことっていうのは何かありますか?
高山未央
それこそ、なんかやれないことにやっぱり注目しちゃいがちで、1日振り返ると日々積み重ねてることはあって、でもなんか1日通りに今日何もできなかったなって、なんかこうネガティブな思いと、なんか自分を否定するみたいな感じで1日終えるのがなんか途中から嫌なくなってしまって、逆になんかできなくてもいいって思うことと、
あとはなんか、今日これやれたよねをちゃんと記すようになっていって、私スケジュールマンなんですよね。スケジュール結構ビチビチに埋めていったりとか、あとは名もなき家事にちゃんと名前をつけて、この時間にやったぞってスケジュールに、私結構その時育休中つけてたんですよ。
なんかそれがなんか自分の中で、なんか思い通りにいかないなりに積み重ねたこれやれたよっていう、なんか自分の中でこう丸を押した瞬間だったかもしれないと思っていて、そうなんかね記すことをしてたかもしれない。
Kaori
なるほど、なんかそうでもすごいそれいいなって思って、みんな1日経ったら今日何もしなかったのに1日終わったって言うけど、絶対そんなことないですよね。
高山未央
そうなんですよ。だから私思い出のように自分も振り返ることがあるんですけど、育児休暇中とかの手帳を見ると、そもそもサラリーマン自体はその手帳でスケジュールを管理するっていうのがもう習慣だったので、サラリーマン自体はそこにたくさんの自分の営業スケジュールとタスクとか書かれていて、育休に入った瞬間真っ白になったのにゾッとしたんですよ。
何者でもなくなった感をすごく私は自分が手帳にするのが大好きだった分ないってなって、なので今思い出すとすごいですよ、受入したとか、お外にお散歩に行ったから始まって、お風呂掃除したとか衣替えしたみたいなそういったことも全部スケジュールに私書いてたんです。
誰に見せるわけでもないんだけれども、なんか自分がちゃんと今日これやれたよね、進んだよねっていう、なんかそういう自分の中での丸をそこにすごい書いてた気がする。
Kaori
でもすごいそれ励みになりますよね。絶対なる。なんか何もやってないわけないし、そうやってね、お子さんのことすごいいっぱいやってるし、なんかそうそうなんか何もやれなかったってよくね、あの言葉は私も講座の中でも聞くんですけどそんなこと全然なくて、なんかそういうのをね自分でスケジュール上に記していくっていうのもすごくいいなって聞いてて、はい思いました。
確かに、なんかそう、じゃあ私の場合はどうだったかなって今思うと、あまりにもやっぱ何もかもがこう思うようにいかないけど、なんかその中でもなんとかあの立っていられるためには、なんかねもうその時は優先、とにかくやっぱり優先順位を明確にするっていうのが私にとってはなんか一番気持ちを保てたところというか暮らしを整えられたところだなと。
優先順位的にやっぱ子育てが私にとってはその頃は最優先課題だったから、仕事自体のボリュームはすごく抑えていたりだとか、家事ももう最低限、あれもこれもは本当リセッターリストを使うことでどんどん手放して、リセッターリストで1週間でね1枚の紙を使って、
一応1ヶ月分の、1ヶ月に1回までの家事が管理できるような感じなので、その日1日の忙しさに振り回されることなく、自由に今日はやらない、今日はやらないって、なんなら今週できなかったら来週に回すみたいなことも冷静に判断できる。
なんかその日1日の出来に振り回されずにいられたっていうのがあって、なのでなんか家事は本当にもう食べれて、お風呂に入れて寝れればいいかみたいな感じだったから、本当掃除とかもすごい手放した記憶があるし、
優先順位の変化
Kaori
ただ娘が全息になっちゃった時期があって、その時はなんかね、やっぱちょっと掃除はしなくても死なないとはなかなか言えないというか、それはぐっと優先順位が上がったので、そういうとこはね、その都度入れ替えっていう感じですけど、
でも、あれもこれも細かいとこまで気にするっていうことはしないぞっていうふうに思いながらやってたなっていうのを今思い返すとありますね。
高山未央
でも変わっていきますよね、その優先順位って。変わっていいものだしっていう。
Kaori
そうそう、なんか子どもの成長によってももちろん変わるし、あと自分の働き方だったり、あとご夫婦での関係性だったりとか、その辺も含めて変わっていっていいなって思ってます。
で、なんか美穂さん自身はそうやって育休サロンとか、いろんなこれからキャリアを考えていきたいっていうお母さんたちとお話しすることも多いと思うんですけど、
なんかその自分らしい暮らしみたいなところを、小さい赤ちゃん育ててる時期に、さっき美穂さんだったらスケジュール帳が真っ白になっちゃったみたいな、ガラリと暮らしが変わった後、
でも自分らしい暮らしっていうものが多分イメージとしてはあった、そこを何とか取り戻していくみたいな、そうしたいという気持ちがある方が多いんじゃないかなと思うんだけど、
その時になんか最初の一歩として始めるのにこういうことをするといいんじゃないかなっていうところって美穂さんだとどんなことが考えられますか?
高山未央
自分らしい暮らしとかですよね。本当に私も子どもを産んでとか、大事にすべきものがどんどん変わっていって、圧倒的に家族や子どもへのシェアが増えていく中で、逆に自分を大事にできなくなるというか、
何だろうな、譲ること。別にそれも嫌じゃないんですけど、気づくと自分のことよりも誰かのためになっている時間の方が増えていって、自分らしい暮らしとか心地良さってなんだっけな、気づくと忘れてるっていう。
なので、それが染まっていっちゃうから、もうこれでいいかこのままでいいかっていう、そういうふうになっちゃっていったなと思っていて、今も私晴れ晴れの中での講座の中でもやってるんですけども、自分の価値観、大事だなって思うものなんだっけなっていうのを結構思い出すとか、許しておくって大事だなと思っていて、
母でもなく妻でもなく、自分自身でいられる瞬間をちゃんと持っておく。時間を作ろうねとかじゃなくて、私これが好きだったなってちゃんと心のどっかに置いておく。コーヒーを飲む朝の時間が好きだったなとか、チョコレート好きだったなとか、映画見に行くの好きだったなでもいいんですけど、
Kaori
自分が自分でいられるものとか、好きな時間って何だったかなをちゃんと置いておくって意外と大事だなと思っていて、でないと取り戻すにも取り戻せないというか。
確かに、役割を背負う前の自分ですよね。
高山未央
そうですね。役割の中でいい形で自分の価値観って変わっていくし、変わってっていいものだと思っていて、それに気づくこともすごい大事だなと思っているので、結構晴れ晴れの講座の中では、今あなた何が好きとか、子供が寝ている間の今何してることが楽しいっていう、参加する女性たちのその瞬間の好きなもの、いいなって思うものっていうのは結構言葉で確認する時間をお互いに取ったりとか、
改めて何好きだったっけっていうのをお互いに確認し合ったりとかしながら、みんなで私そういえばこういうのが心地よかったなっていうのを気づければとかを作ったりしてるんですよね。
Kaori
確かに、なんかそういうのって自分でやるといいよって言われてもなかなか一人だとまた後回しになっちゃうから。
そうなんですよね。
高山未央
それがあるからこういう暮らしがしたいんだって目指せるとか、そうでないとどんどん目の前にあることで一生懸命で日々が終わっていくっていう、自分それが大事ってだからこういう暮らししたいって思ってたんだっていう、少し先の目標をつくって置いておけるって結構大事だなと思っていて。
未来日記の重要性
Kaori
うんうんうん、確かに確かに。
リセッターリストのワンデイレッスンだったり、あと60日プログラムの初日とかでも理想の暮らしっていうのを思い描くっていうワークがあって、そこでみんなにちょっと書き出しをやってもらう時間っていうのがあるんですけど、
なんかその時に書いてくださる内容って、自分一人の時にどうかっていうところももちろん自分一人の自分のための時間でこういうことがしたいみたいなことを書いてくださる方もいれば、なんか本当は毎晩お子さんと絵本読みたいけどそれができないからそれを叶えたいとか、
いろんな役割での理想が出てきて、なんかそれもそれでね、自分一人も大事だし、今は優先順位的に自分がこれができてることが自分の満足度に繋がるんだっていう役割のものも中にはその辺でミックスされてるところもあったりするから、
なんかそういうのって一気に一旦、一旦こう頭の中にあるものを書き出してみると、なんかそれでね、ほんと気づくことってあるから、なんかちょっとそういう場がないとなかなか一人でやろうと思ってもそれっきりになっちゃうけど、書いて発表して、でなんか仲間たちとそれ私も思ってましたとか、なんかいろいろ共通項があるねとか、
それでね、またこうそこで共感し合える体験があの実行につながるというか、なんかそこでまたちょっと定着するようなところないですか、なんか。
高山未央
すごい分かります。だからちょっとシェアして気づいて、自分ってこうだったんだって思うと行動がちょっと変わるというか、だから目標って結構大事じゃないですか。
ありたい姿を置いておくってそこに目指してじゃあ今日からこれやってみようってそこでやっと一歩ができるのかなと思ってて、そうじゃないと多分目の前にある大事なものたちとかやるべき優先順位にやっぱり手がをかけに行ってしまうっていう。
そう、なんかこうありたい姿を置いておくと自然とそっちに一歩が向いていくから、なんかその小さな積み重ねでなんかこう叶えていけるのかもしれないなと思ったりして。
Kaori
確かにです。そうそう、なんかやっぱ言うのって大事ですよね。心の中に秘めておかずに。
高山未央
そうなんですよね。なんかね、講座の中で最終の方だと私たち10年後の未来日記っていうのを書くんですよ。
もう10年って結構好き勝手書けるというか、来年とかって言われるとなんか目標みたいになっちゃうんですけども、10年後自分がどう暮らしていきたいのか、もう1日朝起きた瞬間から寝るまでをありありと日記に書くんですよ。
Kaori
1日を思い描いて書くってことですか?
高山未央
そうなんです。朝起きた瞬間、もうみんなで今日10年後の何月何日っていうのは決めるんですよね。朝起きた瞬間から。なので平日で始まれば人によっては子供を送り出して会社に行って、夕方戻ってきて習い事に子供を連れてってみたいな日になる人もいれば、火曜日なら私定休日だから自分の時間なのって言ってお休みの休日を描く人もいるしっていうんだけど、
変わらない24時間の中で朝起きた瞬間の気持ちとか子供にどんな言葉をかけてもらっているのか、逆にどんな言葉をかけて子供を学校に送り出しているのかとか、その中で自分の心地よいにやっぱり気づいたりするんですよね。
だから朝整った、リセットされた状態のキッチンから朝食作りが始まるお家もあれば、朝起きたら旦那さんが作ってくれるお家もあったりとか。
10年って結構みんなすごく自由に書いていて、だけどそこに多分ありたいという方がギュッと詰まってるんですよね。
それがすごくママたちが気づく瞬間で、今は目の前にいる0歳や1歳の子たちとの暮らしの中で日々全力を尽くしてるけど、自分の先の未来ってこれを求めてるんだなって気づくっていう。
だから改めてこういう暮らしできるように今これやってみようとか、手放してみようとかっていう、そういうね結構会話になっていたりっていう。
Kaori
なんかね知ることもだし、描いてみることもだし結構大事だなって思ってるんですよね。
確かに、なんか10年後を設定してガチガチに逆算していくとかじゃなくて、なんか10年後書いたら、やっぱりなんかどういう生き方をしたいかが見えるような気がしますね。
なんかそれを叶えるためには、じゃあ何かいつまでにこれを達成してとかってことじゃなくて、なんかこうそこにつながるものを選び取っていくみたいな、なんか伝わります?
高山未央
わかりますわかります。そうなんですよ。なんかね、タスクを書くわけではなくて、すごく自分の晴れ晴れで出会ったお母さん素敵だなと。だから逆に自分がこの活動をやっててよかったのかなって思えた瞬間があって。
最初その3ヶ月間のプログラムなので、出会った当初はもう3人目の育休を終える。3人目の育休でどちらかというとベテランなお母さん。
世間からすると3人育ててなんですけど、やっぱりその職場に関しては時短の復帰になるかなっていうこと。それから役職も持ってるお母さんだったんですけども、役職はちょっと無理。
多分そういう働き方できないと思うっていうのが最初の出会いの会話のスタートだったんですけど。
その3ヶ月一緒にいろんな学びを得て、最後改めて自分でどう生きていきたいんだっけっていう価値観のすり合わせをして10年後の未来日記を一緒に書いたんですけど。
最終その方が書いた日記の中は10年後に管理職をされている。
管理職をしながら後輩を指導している自分の姿が描かれていて、それだけじゃなくて今0歳で生きてる子が10歳になり、
夕方その子との心地の良い会話。いい親子関係でずっと積み重ねてきたんだなってわかるような会話をしていて、
少し自分の時間も大事にしてお花の教室に行ってるみたいなそういう日記だったんですよ。
Kaori
すごく素敵だなと思っていて、そしてかなってしまうような気もしていて。
高山未央
ダメダメって今はできないし無理だけどって思ったけどその方の中ではきちんと管理職になって後輩を育てながら社会の中で活躍している自分も実は描いていて、
Kaori
そこには家族とのいい距離感とか支え合いもあってっていうそこが描けてるってやっぱ素敵だなと思って。
高山未央
だからそういう暮らしをしたいから踏み出せる一歩ってあると思うんですよ。
Kaori
そういう瞬間にこの間出会って素敵だなときっとこのお母さんはそうやって叶えていくんだろうなっていうのでそうしてしまいました。
なんか今の話聞いてやっぱり1年後どうなりたいかじゃあちょっと近すぎてなんか出てこないことが10年後だと出てくるなってすごい思いました。
なんか特にあの育休中の方の1年後ってまだまだお子さん小さいし働き方も劇的な変化っていうよりは今のやっぱり延長線上を想像すると思うけど、
なんか10年経ってもうお子さんがね高学年に小学校高学年くらいになった時の自分の働き方どう働いていきたいかどう仕事と向き合っていきたいかってこととかを想像すると、
なんかこう今のこうね結構タスクに追われる毎日からちょっとこう俯瞰して眺める経験っていうのすごい大事だし、
なんか本当に自分がもともと持ってる価値観に近いようなものが引き出されるような気がしますね。いいですね10年後。
家事と育児の両立
高山未央
10年後ってね結構あの無責任に書けるっていう。
Kaori
確かに。
高山未央
無責任だけど結局書いてるのは自分なのでよっぽどのなんて言うんだろうな嫌なことは書かないですよ。
ちゃんと自分の価値観とか大事だなって思うものに沿って書けてるので意外となんか現実味があったりとか。
Kaori
そうですね。
高山未央
なんか居心地のいい目標設定になるなって感じるんですよね。
Kaori
そうですよね。なんかそのなんかどれぐらいそれがあのぴったり正解になるかとかっていうことじゃなくて、
そこの根底にある価値観とかそういうところのねなんか確認みたいなところが積み上がっていきそうで10年後いいなって今聞いててはい思いました。
ありがとうございます。そっかそっかなんかでもなんかあのその今ちょっと今の話ここまでは結構そのお母さんとかママっていうところにフォーカスしてきたんですけれど、
あのまあもちろん育休ってね今の男性の育休取得の話とかも結構あったりするし。
はいゲスト回の前編はここまでとなります。いかがでしたでしょうか。また後編は来週の配信となりますので楽しみにお待ちください。
今回のあの人の毎日はここまでとなります。リスナーの皆さんからのメッセージもお待ちしております。
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それではまた次回お会いしましょう。山本香織がお届けしました。