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2026-10-08 37:37 1 Comment

「好き」を見つけた子どもの力 -奄美大島のスナホリガニを研究している小学6年生・外山さんの話 @ 理科教育学会2026-【特別回】#193

今回は「特別回」です。
日本理科教育学会第76回全国大会(鹿児島大会)で、小学生から高校生までが発表する「児童生徒ポスター発表」のセッションが開催されてました。会場で特に興味を惹きつけた、奄美大島の小学6年生へのインタビュー音声をお届けします。好きなものに出会えたこと自体が素晴らしいと、大人がそろって感心しきり。子どもの情熱が詰まった「観察と調査」のあり方について、あれこれおしゃべりしました。
前回に引き続き、辻先生の同僚・筑波大学附属小学校の志田先生をゲストにお迎えしています。

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★目次
() 興味を惹いた奄美大島の小学校6年生へインタビューしてみた
() 声に「力」を感じる!研究者の話し方
() 「愛」があふれて調べているからもっと話を聞きたくなる
() 特別な子じゃなくて、好きなことを見つけられたら誰でも
() ほんとうの「個別最適化」になってるケース
() 一緒に喜ぶことができる、めざせ!保護者のサポート
() マインドを一緒に見つけてあげたい
() 芽を摘んでしまわないように見守りたい


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書籍紹介
『高校生科学オリンピックの青春 理系の子』
https://amzn.asia/d/0ep2EcKA


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★パーソナリティー
木月里美(武蔵野市立小学校 主任教諭)
辻  健 (筑波大学附属小学校 教諭)
森田雄介(東京書籍 理科編集部)


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★教科書『新編 新しい理科』のご案内
https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/shou/rika/


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★おたよりフォーム
・感想やお悩み相談、「理科川柳」はこちらから!
 https://forms.gle/EqdeyxDS9BLnyApm8


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企画協力/音響,SE製作:株式会社 雑談
制作:東京書籍 株式会社

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サマリー

日本理科教育学会の児童生徒ポスター発表で出会った、奄美大島の小学6年生・富山美奈木さんへのインタビューを紹介する。富山さんは、砂浜で偶然見つけたスナホリガニ類について、奄美大島の海岸を1年間調査し、分布や生態、砂の色との関係を調べている。通常約2センチの図鑑記載より大きい約4センチの個体や、冬でも見られることなどを報告し、現在は黒い個体を白い砂、白い個体を黒い砂で飼育して体色変化を観察している。出演者たちは、富山さんが分かっていることと分からないことを区別しながら、自分の研究を自分の言葉で語る姿に、研究者のような力を感じたと話す。

奄美大島の小学6年生によるスナホリガニ研究
おしゃべりな理科。
おしゃべりな理科。この番組は本来、理科の授業や教科書についておしゃべりしていくラジオなんですけれども、今回は特別回ということでですね、お送りしていきたいというふうに思います。
理科のことを話します。
森田です。
はい、筑波大学附属小学校で理科を教えている辻です。
東京都武蔵野市の小学校で教員をしている木月です。
はい、そしてゲストもう一方。
えー、筑波大学附属小学校で理科を教えています。
しだまさくにと申します。
はい、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
あの前回から引き続き、ちょっと志田先生にも参加していただいてということで。
よろしくお願いします。
ずーっといてもらってるからね。
1週間くらいいてもらって。
はい。
次4人になってるからね。
はい。
えーと、それで、今日何を特別回でやるかというとですね、
先日、志田先生も辻先生も参加されてたんですけれども、
鹿児島で日本理科教育学会という。
ありました。
理科教育の学会があって、そちらに私参加してきまして、東京書籍ブース出してたんですけれども、
事前にこの番組でお伝えしていたということもあって、リスナーさんたくさん来てくれて。
たくさん来てですね。
そこでリスナーインタビューみたいな話を取ったので、
それを後半ではちょっとそれを紹介していきたいなという。
楽しみですね。
あなたが出るかもしれないですね。
そうですね。
で、最初にですね、ただちょっと違うリスナーインタビューじゃない映像。
映像じゃない。
リスナーじゃない人。
リスナーじゃない人の話をちょっと聞いてみたいなというふうに思いまして、
で、こちらがですね、インタビューを取ったんですけれども、
理科教育学会必ず児童生徒によるポスター発表っていうのがあるんですね。
いいですよね。
で、日本全国あるいは地元の小学校、中学校、高校の児童生徒さんがポスター発表をしているという場面なんですけど、
偶然の出会いから始まった観察と調査
そこでなんか自分がすごい面白いなと思ったポスター発表があって、
それをですね、というかその記憶というか冊子をパラパラ眺めていたら、
普段あんまりポスター発表を見に行くことはないんですけど、
パラパラ見ていたらなんかこれすごい面白そうと思ったっていうのがあったんで、
ちょっと行ってきたんです。
じゃあちょっとそれを聞いていただきます。
何だろう、その発表の音声?
発表の音声じゃないです。発表は、
違うもんね。
だからその発表した人の。
理科教育学会2日目なんですけれども、
今日はですね、児童生徒によるポスター発表っていうのがですね、
コーナーみたいなのをですね、2日目は設定されてまして、
私いろいろちょっといろんなポスター発表を聞いてたんですけども、
その中ですごく面白い研究をされている方がいたので、
急遽ちょっとインタビューを取ってみたいと思います。
自己紹介してもらってもいいですか?
受験村立永田小学校6年の外山美奈木です。
受験村というのはどこにある村なんですか?
奄美大島です。
奄美大島の小学校の6年生での外山さんなんですけども、
今回発表した研究のタイトルを教えてもらえますか?
奄美大島における砂掘りガニ類の分布と生態、
2025年7月から2026年2月の調査に基づいてです。
ありがとうございます。
砂掘りガニ?
これは砂掘りガニっていうのはそもそも何なんですか?
科もスナホリガニ科になってるんですけど、
カニっていう名前なんですけど、どっちかっていうとヤドカリに近いです。
どこにいるんですか?砂掘りガニは。
海岸の波打ち際に住んでいて、砂の中に潜っています。
この砂掘りガニについてどういう調査を行ったんですか?
奄美大島のいろんな海岸を回って、1ヵ所30分で
甲状とかスイヤンとか種類とかを調べて記録していくっていうのを
大体1年間やりました。
1年間。これで分かったことっていうのは何かありましたか?
砂掘りガニの模様と住んでいる砂の色とかが関係していることや、
住みやすい砂の粒径とかがあることとか、
奄美大島には砂掘りガニとミナミスナホリガニがいるけど、
ハマスナホリガニは今採集できていないこと。
奄美大島は本土よりも水温が高いので、
奄美大島では冬も変わらず夏と同じように見ることができたとか、
図鑑に載っている平均的な大きさよりも大幅に大きい個体がいることなどが分かっています。
結構大きいですよね。
普通は2センチぐらいだけど、4センチぐらいのやつがいたってことですよね。
はい、そうです。
種類は図鑑に載っている砂掘りガニと同じ種類なのに、
大幅に2倍ぐらい大きいサイズが採れました。
今それでこの砂掘りガニを飼育したりしているということですか。
今私は飼育して、砂の色によって砂掘りガニ自体の色が変わるのかという研究をしています。
黒い砂掘りガニと白い砂掘りガニを飼っているという。
はい、黒い砂掘りガニを白い砂で飼育して、
白い砂掘りガニを黒い砂で飼育するというのもやっていて、
黒い砂掘りガニを白い砂で飼育すると今のところ色が薄くなってグレーになって、
白い個体はまだ目に見えると分かりやすいぐらいの違いは出ていないんですけど、
今も継続して飼育しています。
ありがとうございます。
もともとそもそも何で砂掘りガニに注目したんですか。
父と砂浜でカニとか出るかなみたいな感じでゆるく遊んでいたら、
たまたま砂掘りガニを見つけて、
結構調べてみると本土で調査した文献とかは結構いっぱいあるんですけど、
奄美大島とかでの調査はないので、
ちょっと調べてみようかなと思って調べています。
なるほど、ありがとうございます。
どうですか、実験は、研究は楽しいですか。
はい、すごく楽しいです。
面白いのが見つかったりとか、
その砂掘りガニ自体もすごい可愛くて興味深いので、大好きです。
ありがとうございます。
お母さんが今日ついてこられてて、どうですか、この研究に打ち込む姿は。
そうですね、たまたま砂浜で見つけたのが、
見たことがないような生物っていうのをきっかけで調べだしたんですけど、
結構調べれば面白そうで、
毎月のように砂浜に行って調べて、
毎日のように飼っている水槽に行って見たり餌あげたりとか、
楽しそうに打ち込んでます。
ありがとうございました。頑張ってください。
すごいね。面白い。
めちゃくちゃ面白くないですか。
すごい。
砂掘りガニという言葉が一気にね。
そうなんです。砂掘りガニって何?
そうって何?何ですよ。
近づいたね。
一目惚れだったんですね。
一目惚れでこういうふうに地図とかも、
分布をね。
分布をちゃんと調べて、
素晴らしいわ。
データ取ってっていうふうにやってて。
貴重な資料なんじゃない?
そうなんですよね。
ちゃんと本当に文献を調べて、
こっちでは調べられてないことを調べているっていう。
研究の大事なところですよね。
そうなんですよね。
研究を自分の言葉で語る力
声に力があるのよ。
分かります。
このまず。
そうね。
声が、6年生の声がとっても力があって、
何だろうな、
なんかこう普通に喋ってるんじゃなくて、
なんかそのものをしっかりと自分の中に持ってて。
分かります。
研究者の喋り方。
それがこうだっていうこととか、
あと分からないことと分かってることを、
きちんと分かった側に寄せるんじゃなくて、
フラットに話せるっていう、
何だろうね。
これがやっぱり理科の目指してるところなんじゃないですか。
だって楽しむのもそうでしょ。
自然にこう自然の中に入り込んで楽しむのもそうでしょ。
ちゃんとその手続きを取るところもそうでしょ。
そうなんですよ。
謙虚さもそうでしょ。
そして分かったことをきちんと分かったということを、
自信を持って伝えることもそうでしょ。
だからなんか、
究極のこう日本の理科が目指している、
子供の姿ってこういうことでしょっていう、
お手本のような話し方や、
話の持っていき方もそうなんだけど、
声質もそうなんだけど、
そういうところが、
こういう子たちがいいんだよっていうことを、
みんながフォーカスかからないと、
この子に悪いねっていう気がしましたね。
どうですか?
スナホリーガニへの愛が伝わる。
そうなんですよね。
本当に好きなんだなっていう。
ググって見てもらいたいんですけど、
一般的に言ったら全然可愛くはないじゃないですか。
しかも地味。
地味だし。
ちっちゃいし。
それは本当に愛情を持って、
愛ですよね。
愛を持って調べてるって本当に好きなんだなって。
そこに感動、私はまず感動したんですけど。
だから聞きたくなるっていう。
そうですね。
すごい、ポスター発表でもすごい質問しちゃって、
多分ちょっと戸惑ってたんじゃないかなと思うんだけど。
でも知ってもらえるのも嬉しいんじゃないかなって思いますけどね。
恥ずかしがる、このインタビューをした時も恥ずかしがる素振りを一切見せずに、
でも何でだか別にすごい主張が強いっていうよりは、
自信満々みたいな感じではなくて。
そうなんですよ。
だけど恥ずかしがる様子がなく、
私の調べたことを伝えたいっていう気持ちがすごくこっちに伝わってきましたね。
志田先生どうですか?
いやもう本当に、さっき辻先生は言葉の強さというか、
理科の目指すことっていう風に言ってましたけど、
僕ももう本当そうだなと思ったのと、
あとはね、自分のやったことをあれだけ言葉で振り返って表現して、
話せるっていう風なことがまずすごいなと思ったんですよ。
これあれですよね、事前にインタビューしますっていうものじゃなくて、
たまたま見つけてその場でインタビューされたっていう感じですよね。
本当にこの30秒前に、1分前ぐらいに出しにして、これですからね。
こんなにちゃんと答えてくれると思わなかったというか。
その答え、受け答えがすごいなっていう。
ようやくも含めて。
研究が自分のものになっているなっていう風な感じがしますね。
何でもできるよって思いました。
僕ね、だからこそね。
これは何さんでしたっけ?ごめんなさい。
外山さんですね。
外山さん。
好きなものを見つけた子どもを特別扱いしない
外山さんを特別な子じゃないと僕は思いたい。
特別な子という評価はやめてほしい。
だからそれは違う。
よくね、そういう風に捉えるような気風を感じるのよ。
いろんな大人たちに。
この子は特別だから、みたいな。
いや、特別じゃなくて、
そういう好きなものを子供って見つけると、こうなるんだよ。
もちろんこうなるんだよっていうのは、
外山さんをリスペクトしてないわけじゃなくて。
分かります。
本当に好きなものを見つけた子供や、
本当にもっと先を知りたいと思っていることを見つけたスポーツでも何でも。
子はこうやって雄弁に語ったり、
すごく知らないことに対してワクワクを見せたりっていう、
スポーツの世界ではそれが認められているのよ。
もう日が暮れるまでサッカーボール蹴ってね、
あの子は本当にサッカーの話になると止まらないでしょ、とか。
バスケとか野球とかね。
メジャースポーツの世界ではそれを異端児扱いしないんだけど、
勉強に関しては、これは理科だけに限らずだよ。
国語も社会も全部だよ。
そういうスペシャリティな感じに染め上げちゃうのは違うと思う。
だからむしろ好きなものを見つけた子たちはみんなこうなる。
それがたまたまスポーツか、たまたまマラソン、陸上系。
陸上もスポーツだけどさ。
なんかそういうものか、山登りか、なんかいろんなものに、
中にもちろん理科、国語、算数、社会、音楽、図工、全部があるわけで、
なんかね、これが一般的なんだっていうのの理科バージョンなんだっていう。
みんなそうやって大人たちを育ててみなきゃダメだ。
本当に本当に。
なんかそれなんだよ。
そこを例えば、ごめんなさい。
外山さんのこと、僕はそうやって思ってませんよ。
先にそれを言わなきゃいけないから。
でもその異端児とかスペシャリティで見てしまった場合、
なんかやっぱりね、それは違うものとして映っちゃうし評価されちゃう。
それは絶対違うと思う。
だからそういうちょっとこう、僕ら大人たちが、
なんかそういう場を作るの、本当だから保護者の方素晴らしいと思うし。
僕もそれはそう思いました。
周りの大人たちがそれをなんか奨励するっていうか、
一方で当たり前と思いながら、子供だから当たり前だっていうか、
夢を持つってこういうことだとかね、好きなことを持つってこういうことだと思いながら、
もうこれをね、肯定的にこう押し進めることが大事かなと思ってるんだよね。
なんかうまく言えないんだけど。
外山さんのすごいのは、やっぱり形にして伝えるところまで。
確かに。
そこがやっぱりハードルがあると思うんですよね。
好きでずっと観察してる子とかっていっぱいいると思うんだけど、
それをきちんと形にしてまとめて自分の言葉で伝える。
やっぱりそこがすごいなって。
なかなかそこが一つ大きなハードルがあるんじゃないかなって思うし、
だからこそそういうふうに見られちゃうとかっていうのがあるのかもしれないけど。
決して見られてるとは思ってないんだけど、
そういうふうにこれを聞いてそういうふうな気持ちになる人がいたらね、
もちろんそれは一方としてリスペクトの一つではあるけど、
違うリスペクトの仕方の引き出しもね、みんな持ちたいなと思っているんだよね。
でも増えてほしいなと思って。
今の外山さんみたいに、自分もそうやって自分がやってきたこととか自分の好きなことを
何かクラスの中でもいいし、社内でもいいしね。
外山さんも元々は夏休みの自由研究で、だから7月から始めてるんですよ。
7月20日くらいから始めてて、そしたらそれが2月くらいに始まって。
すごいすごい。
っていうそのまま、そういうことなんだなっていうか。
いやそうよ。大人たちの構えもそうだよね。
個別最適化と大人のサポート
僕なんかこれは誤解を恐れず言うと、
みんな個別最適化という画一化に向かっている気がする。教育全体が。
個別最適化、個別最適化とか、個別最適化じゃないね。
個別最適な、個別最適なっていろいろ言われるじゃない。
それで学校はいろんな意味でそうしなきゃいけないんだと思って個別最適な方に行くじゃない。
みんなそうしなきゃいけないからしてるっていう風になるけど、
外山さんはそんなことなくても個別最適になってるのよ。
なるほど。自分からね。
誰かが言ったわけじゃないのよ。あなた個別最適になりなさいなんて。
こういうのには本当にエネルギーを感じる。
だからむしろそのタイミングとかチャンスみたいなものっていつ来るかわからないけど、
子どもたちにはそのエネルギーはきっとあって、
その時に発せる、いつでも飛び立てるチャンスを僕ら大人が用意してあげるけど、
みんな背中押されて、ほら個別最適だからやれやれって背中押したところで、
全員が外山さんになれないわ。そういうやられ方は。
だからそこも含めて、自分たちがやってることってなんだろうなとかっていう、
本当に外山さんの話を聞きながら身につまされるというか、
自分たち本当に子どもたちのためにやってる事業とか、
個別最適最適とかいろいろ大人が出したキャッチコピーに騙されて、
個別最適という画一化をしているだけであって、
子どもは今は飛ばないって思ってる子に飛ばさせたり、
もう精神って思ってる子に飛ばさせたり、
その準備はしてもいいけど、この外山さんみたいになっていくチャンスを探す方が大事なんじゃないかなという、
もう本当にね、外山先生ですよこれは。
そうですね。
この研究見つけた時に、自分は実は下心みたいなものがあって、
どうやったらこんな子に育つんだろうみたいな、結構親としての下心みたいな、
僕の子供まだ小さいんで、それちょっと見てみたいなという気持ちもあったんですよ。
こんな明らかに面白そうなことをやってる、きっとお母さんかお父さんがいらっしゃるだろうなという風に近くにいるだろうなと思ったし、
それで話を聞いてみたいみたいなことは思ったんですけど、
好きなものとか見つけたものを大事にするっていうのもすごい大切なことだなというふうにも思ったし、
あとやっぱり周りのサポートですよね、お父さんお母さんのサポート。
あと多分この理科教育学会で発表できるよっていうことは先生がしたんじゃないかなというふうに思うんですよね。
こういう機会を提供して、それを目標に作り上げたわけですよね。
それこそ伝わる形で作り上げてきて、それがやっぱりすごいことだなというふうに思いました。
サポートはやっぱり絶対必要だなと思っていて、子供一人の力だけ、
外山さん一人ではおそらくここまでは難しかったんじゃないかなっていうのは思うんですよね。
外山さんがすごいのは好きなものに出会えたっていうことと、
あとはそれを本当に好きで、それを研究するっていうエネルギーにし続けたことっていうのは本当にこれはすごいなと思うんですけど、
一方でお家の方だと思うんですけど、サポートっていうのがすごくフィールドワークのやり方であったり、
そういうところできっといろいろされてたんじゃないかなっていうのは思いますね。
もっと言うとね、これ予想ですけど、お家の方はそういう外山さんが見つけたり何したりするっていうのを一緒に喜んだり、
一緒に感情のところでは本当に共感的に接してたんじゃないかなっていうのはなんか思いますね。
そうですね。
目指せ、外山さんの保護者だよ。理科の先生たちを。
理科の先生はそうだなと思います。
そこよ。欲しいときのサポートであり、一緒に共感をするとかさ、一緒に悲しんだり喜んだりさ、
あなた素晴らしいよねって言って自分が一番嬉しい、自分もその子を追い越して嬉しがるとかね、
なんかそういう、そこじゃないかな、なんか僕らがやるべきことだからそっかもしんないね。
好きを見つけるとか、好きを見つけた子にどういう声かけをするかとかっていうことが小学校時期は特に。
だからなんかその、本当外山さんの声に、本当に声の、なんかね、押し出してくるのよ。
分かりますね。
そのエネルギー感じました。
そうですね。なんかね、褒める褒めるって結構大事にっていう風に今言われてますけど、
褒めるっていうのは勝ちづけるっていうことで、どこかこう上から下みたいな感じの方向性が生まれてるように感じますけど、
それはもちろん必要だと思うんですよ。
でも一方でそれだけじゃなくて、褒めるだけじゃなくて、一緒に喜ぶっていう、
同じ目線で立っての感情表現っていうのも大事じゃないかなっていうのは、
なんかどっちもいるんだろうなって、外山さんのお話聞いてて思いますね。
あと、まあでも、とはいえ絶対スナホリガニに関して間違いなく一番詳しいですもんね。
その周りの人たちに。
奄美のスナホリガニに関しては世界一。
そうですよね。
この世で一番詳しい。
この世で一番詳しいっていう可能性も高くて、それもすごいことですよね。
子どもの中にある探究のマインド
すごいことだし、この先、なんかさっきチラッと言ったけど、
なんか、もちろんずっとスナホリガニのことをずっと研究していってもいいと思うし、
この先もまた新しいことに興味が移ったときに、きっとそれは追求できる人なんだろうなっていうふうにも思ったし、
だからすごく楽しみだなっていうふうに思うし、ずっとね、そうやって楽しんで探究していってもらいたいなっていうふうに思ってます。
楽しめてほしいですね。
先週かこの間の回にさ、NOSのマインドの方があるって言ったけどさ、
なんかそこの分野はあるかないか知らないけど、そのマインドの部分が、
そのスキル的なマインドじゃなくて、僕らほら、牧野富太郎さんとかさ、
ガリレオさんはちょっとあんまりよくわかんないけど、ごめんなさい。
牧野富太郎さんのドラマとかさ、いろんな伝記が残ってるじゃない。
あそこにさ、何かさ、僕らはさ、偉業を成し遂げたっていうのが素晴らしいんじゃなくてさ、
そのものに対するマインド、好きっていうことを超えた何かこう使命のような感じで、
入り込むっていうのかな。
なんかそこに素晴らしさを感じるというか、すごさを感じるじゃない。
持ってるもん、もう。そのマインド。
だからマインドって教えにくいんだけど、なんかもうそれを体得してるっていうか、
なんかその部分って教えられないけど、全員の子は卵みたいなものを持ってるような気がして。
なんかそこなんじゃないかな、僕ら。
主体的な学びっていう時に、本当に主体的以外の何者でもないじゃないですか。
学びでもないよね。だからもう主体的とかいう、その言葉さえも超越して。
そうなんですよ。そうなんですよ。
これって、だからこのエネルギーがあれば何でもできるっていう。
そういうこと、そういうこと、そういうこと。
上下も左右もないんだよね。だから。
それもないし。
やらされてることじゃないからね。苦でもないしね。
そうですね。
これを見つけてあげるのがね、僕ら大人の宿命なんじゃないかと思うんだよね。
なんかすごく豊かな、小学校6年生という今を生きてるなというふうに、私はすごく感じたんですよね。
そうか。でもだから小学校時代に見つけなきゃいけないってわけじゃないけど、
でも見つけられるような、いつでもシフトを入れるような、ガチャガチャって入れるような状況を作るっていうのは僕らの役割かもしれないね。
そうですね。
見つけなきゃいけないと強迫観念になっちゃうから、そうじゃなくてもいいんだけど、見つけたときに入り込める状況ね。いつでもね。
そのあたりなんかすごく面白いなと僕思ったことがあって、何かっていうと、
ジャクサーの早草の計画に携わった的川先生といらっしゃいますよね。
あの人広島の呉の方なんですね。
そうなんですね。
以前にちょっと違う雑誌でコラムを書いてもらったことがあったんですけど、
その時に的川先生が書かれてたのが、僕は10歳ぐらいまではとにかく野山を駆け巡り、星空を見ていた子供だったと。
そんな研究とかそういうふうなもんじゃなくて、とにかくそういうふうな自然にも触れまくってた、自然と共に生きてたという感じだった。
そういうふうなこと書かれてて。
プラス、そういう自然へのセンスっていうふうな言葉を使ってたんですけど、
自然へのセンスっていうのは、大体その10歳ぐらいまでで決まってくるんじゃないかっていうこともおっしゃってましたね。
ちっちゃい頃にそういう、今辻先生が言われたような、シフトをガッと入るように。
入りやすい子もいれば、入りにくい子もいると思うんですけど、
そういうのは経験、体験っていうのが当たり前のようにあることを特別に準備しないといけないことでは、
そういうところで差が出てくるのかなっていうのは、そういう文章を見ながら思いましたね。
身近な場所で見つかる『スナホリガニ』
チャンスに恵まれる子もいれば、そうじゃない子もいるし、何にでもそうへ入り込める子もいれば、
逆に言うと、何か一つじゃなきゃ無理っていうか、限られた状況の子もいるからさ。
でも、どの子に対しても、そういうことがあるよ、いつか起きるかもって、
親がワクワクしながら待ってあげられるかどうか、教師も含めてが大事かなと思うけどね。
もう一個は、それで言うと体験ということで言うと、
外山さんはすごく恵まれた環境にある意味いるじゃないですか。
自然という意味では奄美大島というところにいて、
だけど、これ別にスナホリガニじゃなくたって言い訳ですよね。
絶対そうなってるよ、彼女なら。
外山さんもそうだし、
どこにでもスナホリガニがいるというか、
都市の中にだってスナホリガニ的なものはきっとあるし、
学術的な価値とかそういうことを超えて見つけて、それの対象にグッと行くっていうことは、
理科の文脈だってどこにいたってもしかしたらできるんじゃないかなっていうふうに、
それは思いましたね。
僕面白かったのが、その話で、
理科の先生たちの会議があったときに、
帰りに東京の文部科学省の方から新橋の方に歩いてたんですよね。
そのときに、とある先生が、「あっ!」って言って、
地面で見つけたのが女王アリだったんですよ。
新橋のコンクリートの真ん中で女王アリ見つけたの。
多分その人ありがたいですけどね。
やっぱりその人にとってのスナホリガニなんだろうなって思ってる。
そうなんですよ。
なんでもいい。親たちだけじゃないね。大人たちが。
子供が何かじっと何かを見てるときに、
もう早くこっちおいでとか、そんなことしてないでなんとかとかじゃなくて、
後ろから、え、もしかして見つけちゃった?と思って、
何見てんの?って言って子供に、なんでもないけどって言われて、
まあハズレかみたいな。
こういう当たりくじみたいなやつを、
ずっと子供の背中側からずっと見つめてあげられるような大人でありたいなっていうか。
素敵素敵。
段ボールのところの断面をずっと見て、この数とか数えててさ、
この厚さでこの硬さだとこの強度かとかってつぶやいてる子いてさ、
つまんないこと言ってんじゃないよじゃなくて、まさかこの子は?みたいな。
構造学の大会になる?とかね。隈研吾二世?とかね。
そういうさ、分かんないよ。
だけどほとんどの大人が早くしてよとか。
つまんないことやってんじゃないよとか。
何やってんだよとかさ。
なんかそういう風にして、もしかしたら全部きれいに目をつんでるかもしれない。
あるね、あるかも。
だからもしかしたら、子供、忖度しちゃダメだよって気持ちで言っても、大人が忖度させてる。
もちろんそうなんだけどね、ほとんどの場合はね。
外山さんに学びましたね。
高校生のオオヒメグモ研究と探究の場
それで言うと題材の面白さみたいなものを、もう一個あったポスター発表があって、
こちらは高校生の発表だったんですけど、
鹿児島県立錦江湾高等学校という、こちらも地元の、
サイエンス部、クモ班っていう。
クモ班。
なんかね、いくつかありましたよね。
何班があったっけな、他に。ちょっと忘れたんですけど、
こういう子たちがやってたのが、建物に生息するオオヒメグモの飼育戦略。
飼育というのは、餌を取るというものを。
それで、これはですね、近郊湾高校の研究背景。
近郊湾高校では、毎年10月になるとオオヒメグモの巣に、
ギンボシザトウムシが転落して捕捉されている様子を見ることができる。
2021年には、校内23箇所で合計111個が捕捉されていた。
また、オオヒメグモの巣の場所によって、ギンボシザトウムシの捕捉数は、
1から15体とばらつきがあったということで、
このオオヒメグモと、ギンボシザトウムシの発生の、
どんだけ捕られているかということで、
その個体数とか、あと産卵数とかに、
繁殖のアレが関係あるんじゃないかということで、
これを調べたっていう研究で。
これも面白いですね。目の付け所が面白いなっていうふうに思って。
ワールドがすごい。
そうなんですよ。
すごい気になったんでしょうね。
オオヒメグモ、ザトウムシもやっぱり面白いじゃないですか。
でも気持ち悪いもの、両方とも気持ち悪いものだと思うんだけど、
そこに着目して、めちゃくちゃ研究するっていう。
それはだから、後ろに山があって、
山で10月ぐらいにザトウムシが増えるから入ってくるんじゃないかとか。
仮説が立ってるんですよ。
そこの高校のサイエンス部があるところの、
独特の環境に影響されている部分っていうのは多いと思うんですけど、
それもしっかり分析して、こういう環境だからこうなんじゃないか、
みたいなことを研究されていて。
これもちょっと外山さんの研究に似てるというか、
どこにでもスナホリガニは。
つまんないことやってんじゃないわよって言われがちだよね。
そうですよね。
そっちの方が。
確かに。
砂掘りがにはもう分かんないけど。
だからそれをやれる環境。
子どもの気づきを摘まないために
高校の部活はチャンスではあるよね。
しかも仲間がいるわけで。
大人もいないし。
そうなんですよ。
だからこれもすごい面白い研究だなというふうに思ったんですけど、
学術的な価値とかそういうことじゃなくて、
それを超えて何かあるなって迫力があるなって思ったんですよ。
そうなのよ。
結局さ、学術的はちょっと僕うまく説明できないけど、
結局たまたま取り組んだ研究がお金を生むか生まないかだって、
それはお金は関係ないよね。
実際に子どもたちにとって。
もちろんお金に関係する研究、
例えば農業に関わるような昆虫などの研究が進んでいるのはそういうこともあると思うんだけど、
それとまた違う世界で楽しめる時期ってあるんだっていうね。
そうなんですよね。
このみずみずしい時期にそれを思いっきりやれる。
そんな日本の作れてるのかどうか心配だね。
そうですね。
そういうことを狭い料金でつまんないことやってんじゃないわよとか、
僕らもそうだよ先生たちも、
なんかそんなんどうでもいいんじゃねえとかって言ってパッと一周したりとかね、
そういうことをやってしまってもしかしたらっていうことをなくしてる。
当然効率も大事だから、
学校の効率じゃないよ。
スピードとかそういうのも大事だから、
それは言っちゃいけないわけじゃないんだけど、
言いながらもあの子なんか気になってたなっていうところは脳みそに残しておいて、
僕らがあれ何が気になってたのとかって言ってあげるチャンスがあればね、
一周してもいいんだけど、
当然その全体性を考えた時は、
だけどなんか僕らがチャンスを待つことも大事かなっていう。
両方大事だなって。
そうですね。
学術的な価値っていう意味で言うと、
外山さんの研究にはそういう側面もありそうな可能性があって、
それも一つモチベーションになってて、
そこもだから科学者っぽいですよね。
そうですね、科学してますね。
科学の子っていう本があってすごく面白いんですけど、
科学の子、理系の子がどっちだったかな。
それにその本にはいろんな世界で、
自由研究の最先端みたいなことをやられてる子どもたちが出てきて、
その様子が生き生きと描写されてるんですけど、
その本なんかもちょっと思い出したりしましたね。
ということで、
他のインタビュー全く紹介できないものが40分経っちゃったんで。
いやでもすごく、
今日4人で話せてよかったなという。
これは深い内容でしたね。
思ってます。
未来の科学について。
これからですね。
これからだし、子どもとの関わり方についてやっぱり、
反省する規定があるなと。
そうですね。
自分もね。
自分自身保護者として、
あるいは身近には別に自分の子ども以外の子どももたくさんいるので、
そういう子どもと関わるときに、
どういう態度で、
どういう姿勢で接すればいいのかみたいなことについて、
改めてちょっと考えることができたような、
そういう内容でした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
他のインタビューはですね、
またちょっと改めて。
改めてね。
それがいいよ。
紹介したいというふうに思います。
細かいということですね。
素敵な出会いです。
まさか一回全部になるとは思ってないんですけど。
砂掘りが2回。
砂掘りが2回ですね。
本日は特別回をお届けしました。
この番組では皆さんからのお便りを募集しています。
番組を聞いての感想や質問、授業の悩み、
職員室のこぼれ話など何でもOKです。
SpotifyやApple Podcast、Voicy、Amazon Musicのフォローやレビューも、
ぜひよろしくお願いします。
ちょっと言い忘れちゃったんですけど、
ビデオポッドキャストの方では、
私が撮影したものになるんですけど、
外山さんのポスターを表示しておこうかなと思いますので、
そちらちょっと内容も見ていただければというふうに思います。
お便りの送り先などすべてのリンクは、
番組の概要欄をご確認ください。
この番組は東京書籍の提供でお送りしました。
それでは皆さんまた次回。
さようなら。
37:37

コメント

人間年齢にかかわらず「あの人は特別だから」と思うものだなあと思ってます。90歳のプログラマの話を聞いた70代の方もそうでした。 だからこそできる人の事例が増えることで「あの人は特別…」という言葉に誰もがNoと答えられるような世の中にしないといけないなあと思ってます。

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