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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
京都旅行の始まり
今日の配信は、3月9日日曜日、京都旅行の二日目をお届けしたいと思います。
二日目は、朝早く平等院法王堂に来ました。
あの十円玉の絵で有名な平等院法王堂。
藤原道長の息子寄り道が建てたというので有名なあの場所です。
中学旅行生が朝早くから詰めかけていまして、あの美しい姿形の平等院をみんなカメラに収めてましたね。
湖に映った平等院が本当に綺麗で、ちょうど綺麗に晴れてたんで、私も写真に収めて参りましたけれど、
あの時代にこんなに綺麗なお堂が建ててあるっていうのは、本当に日本の文化ってすごいなって思いました。
もっとゆっくり見たいんだけれども、一緒に行った先生方もたくさん回りたいっていうことだったんで、
来年の修学旅行の候補地選びっていうのもあったんで、そこそこに次は源氏物語ミュージアムに来ました。
源氏物語ミュージアムは大河ドラマで光る君へっていうのがあったんで、同校の先生方も興味津々でした。
私ももうここ3回か4回ぐらい行ったんで、だいたい雰囲気わかってたんですけれど、
新たにお香の展示物も充実してまして、もうちょっと私そこをゆっくりゆっくり楽しみたかったんですけど、
これまた同校の先生も次々に場所を移動したいということでそこそこに行きまして、
でも、宇治の名物の抹茶アイスだけはしっかり食して、そこで美味しそうな和菓子を買いまして、
車だったんで、車でさーっと伏見稲荷に行きました。
伏見稲荷はやっぱり観光名所なんで、外国人の方でごった返していましたね。
本当にもう多国籍都市って言わんばかりの状況で、この中に日本人って1割いるかいないかなんじゃないっていうぐらい異国の人たちだらけで、
フランス語、英語、それから中国語、ハングルもあったんじゃないかな。
ありとあらゆる言語が聞こえてきてですね、日本人が本当にこの中では少なかったというような実感を持ちながら回ってきました。
千本鳥きれいで、皆さんすごく写真撮ってましたね、外国の人なんか特に。
やっぱりインスタ映えしそうな、そういう取り所たくさんの観光名所、伏見稲荷さんでしたね。
それもそこそこに次は大移動して清水寺に行きまして、ここも外国人観光客の方でごった返しておりまして、
本当ここも1割ぐらいしか日本人いないんじゃないかっていうぐらい、特に中国の方が多かったかな。
本当に人、人、人、人だらけの清水寺でした。
そこは清水寺初めてという先生もいらっしゃって、やっぱりあの舞台のところはものすごく高くて感動してましたね。
でもそこも人ばっかりだから次行こう、次行こうということで三十三玄堂に次は行ってまいりました。
ここはそこそこ人が少なかったのでまだよかったんですけど、三十三玄堂本当に広いんですよね。
私は三十三玄堂4回目ぐらいですかね。いつ行ってもいいなと思うんですけれど、
あの仙台ぐらいの観音様を見ているだけで心がだんだんと落ち着いてきて、
自分自身が再び浄化されるような、そういう感覚の素朴堂です。
社会科の先生とそこで合流して、日本史の先生だもんだから色々教えてくれるんだけど、
ここは御白川天皇が平清盛に寄進させて造営したところだったんですけど、
私が三十三玄堂ってなんでこんなにでっかいんですかね。大きいですよねって言ったら、
その日本史の先生が、ここは御白川天皇が平清盛に命じて寄進させたところなんですよ。
力説して、どんだけすごいんかってことですよね。御白川天皇がとかってすごい言い出したんですね。
おまけにそれを寄進させたっていうことだけど、平清盛の財力ってどんだけすごいんかっていうことですよねってすごい力説して、
御白川天皇は三十三玄堂の土地だけじゃなくて、もっと広い土地、その周囲全体を所有していたっていうことで、
どんだけ御白川天皇が強いんかっていうことよねとかってすごい力説されてましたね。
実際に行ってみると、本当になんでこんなに広い土地この人持ってんだ。
他のお寺は本当にささやかなお寺なのに、なんでここだけ土地広いんだっていうような実感を持って感じることができて、
それで御白川天皇の権力っていうのを、土地の広さとともに体感することができて、やっぱり現地に来るっていうことは本当にいいなって思いました。
古典教育のアイデア
そんなこんなで、最後は養元院の地天城、関ヶ原の前哨戦不死身の戦いで敗れた鳥居本忠の自害の跡っていうものを見てきまして、
本当に実物を見るっていうのはね、感動が一際ですよね。
ということで京都旅行は木戸に着いたわけですけれど、そんなものをつらつらと見ていく中で、これは古典の授業に使えそうだなといろいろ思いました。
というのも、比叡山に行ったんで、比叡山、あそこ牛とらの方角にあったり、あれ鬼門っていうことで、鬼は虎のパンツ履いてますよね。で、角がありますよね。
あれは牛とらっていうことで、牛の角に虎のパンツを履いてるから、鬼門イコール鬼イコールあの紛争なんだそうです。
そんなことから鬼はあの格好してるっていうところからの、手天童子っていうね、そういう古典の話あるじゃないですか。
手天童子の話はどうも鬼滅の刃となんとなくモチーフが似通っているところが多いということなので、
私は鬼滅の刃にハンマった時にいろいろ本を読んだんだけれど、これもなんかちょっと古典の入門でお遊び企画として、なかなか手天童子を読みながら鬼滅の刃との共通点を探しましょうみたいな、そういう古典の授業も
中学校3年生の入門期としてあってもいいんじゃないかなと思いました。
それからの、もしかしたら桃太郎とか浦島太郎とか、そういった昔話の秘密を探るっていうのも結構古典の常識と結びつくところがたくさんあるんじゃないかと思って
こういうのをやったらいいんじゃないかなって、そこでちょっとヒントが、構想が、着想が得られて、ちょっと今ワクワクしてるんだけど、いかんせん私はそこまで古典に詳しいわけではないので
これからちょっとその昔話系のコンテンツをいろいろ集めて、神話とか神楽とかもいろいろヒントがあると思うんだけれど
日本が持っている伝統的な有名な昔話とか有名な古典エピソードを少しずつ謎解き方式でやっていくっていうような、そういう古典の入門期の授業を自主教材として開発していったらちょっと面白いことになるんじゃないかなと思いつつも
もうすでにやってらっしゃる人がいるんじゃないかと思うので、先行研究とかもちょっと探りながら、教科書に載ってない古典でも身近、でも古典の学びが深まるっていうような、そういうふうな教材を探していこうかなっていう気になりました
ということで、もしこれ関係でいろいろな情報を持っていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、ぜひ一言私に連絡してくだされば、いろんなことをヒントをお伺いできればと思っています
とりあえずまずはいろんな書籍を集めたりしてみようかなと思います
だけどちょっとね、はっきり言うと年度末でいろんなことが押し迫っているので、どうやって時間を取りながら書籍をつらつらと読んでいこうかなと悩んでいるところではあります
ということで、やっぱり久々に京都に行ってみましたけど、いろんなヒントが得られました
直接ダイレクトに教材化には結びつかないんだけど、ちょっとしたね、ささやかなこういう発見とか着想とかそういうのが目になって、だんだんそれを育てていくとだんだん大きくなって
目が出て、葉っぱが出て、そして花が開いて実を結ぶっていうことがよくあるので、ちょっとした着想を大事にしていきたいと思います
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう