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2025-03-13 13:36

165 しなやかに美しく経験を重ねるシニアになるためには・・・

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えらそうなタイトルを付けていますが、全然答えは持っていません(汗

先日Faceebookでつぶやいておられた記事をもとに、つらつらと語ります。

 

#シニア #社会的弱者 #老化 #思考停止 #ロールモデル 

サマリー

このエピソードでは、シニアがしなやかで美しく自分の経験を重ねる方法について考察している。引退後も社会とのつながりを維持し、新しい生き方を探求することの重要性が強調されている。シニアがしなやかに美しく経験を重ねるためには、学び続けることやメンターとしての役割を意識することが欠かせない。また、自分の充実と謙虚さを保ちながら新たな挑戦を続けることで、若い世代への良い手本となる。

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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育について、ゆるっと配信しています。
シニアとしての挑戦
今日は、165回、しなやかに美しく経験を重ねるシニアになるためには・・・、と題してお届けしたいと思います。
偉そうなタイトルをつけているんですけど、自分がどうやって、しなやかで美しく経験を重ねてこられるシニアになれるのかという答えは全然持っていません。
先日、フェイスブックである方がつぶやいておられたんですね。
例えば、教育のイベントに申し込もうと思って、そのアンケートに答えるときに年齢に関する質問があって、50代までしかないとか、
公主を選択しようとしたら、自分が選択しようと思った公主がないとか、
だんだん自分がシニアになってきて、高齢者とか有識者として、中央の輪からやんわりと排除されているのかもしれないとか、
そういったようなお話が書いてあって、老害にならないように距離を保って、だんだんとフェイドアウトをしていくことがよくおいるということなのでしょうかね、というようなお話も書いてありまして、
私がいつも親しくさせていただいているある先生から、これ関連の配信をお願いしますということでリクエストがあったので、私なりの現在の考え方をつらつらと話していきたいと思います。
まずですね、この記事の問題点いろいろあると思うんだけれども、結局引退年齢が近づいてきたという、社会の中心から外されていく感覚、今まで社会で必要とされて中心的に活動していたんだけれども、
その中から引退する年齢が近づいてきて、その中心から外されていく寂しさというものがあると思います。
それと同時に、だんだんその中心から外された少数派になりつつあるという、そういう排除感というのが大きな問題点になってくると思います。
いわゆる社会的弱者になってきているわけです。
新しい生き方の模索
今までは働き盛りでバリバリで社会の中心で、自分のやりたいこと、考えていること、達成したいことっていうのが、その社会的中心の中にあってどんどん達成されて道も開けてきて、本当に充実した人生を送っているんだけれども、
だんだんその中から年老いてきて、排除されていく感じ、社会的弱者になっていく感じ、体力的にもそれから頭脳的にもどんどんピークを過ぎてしまって、どんどん弱体化していって必要とされなくなってくるという、
私たちはだんだんと弱者になっている、少数派になっている、マイノリティになっているという、そういうふうな図式が、だんだんひしひしと感じられるお年頃になってくるわけです。
そればかりか、最近は非常に差別的な言葉である老害という言葉が使われていて、年老いて社会の害になっちゃっているという、そういう通列な言葉も聞かれるようになりました。
例えば、非常に偉そうに持論を長々と言う人とかいますよね。
常に評論家的なポジションで、自分が上の立場で常に、常に批判していて、自分から行動を起こすんじゃなくて、常に批判して口だけ偉そうなことを言う人とかね。
それからまず否定から入る、建設的な意見を言わなくて否定から入っちゃう人とか、過去の成功体験に縛られている、過去の自分がやった成功したことばっかり話す人とかね。
それからちょっと立場が悪くなってきたら論理をすり替えて自分の有利な論に持っていこうとする人とか。
あとは新しいことを否定して自分からやろうとしないとか、いわゆる思考停止状態に陥っている人とか、結構いると思うんですよ。
それって生物学的にはしょうがないと言いますか。
やっぱり置いてくると、今まで自分が成功したこととか、自分がこれやってよかったことっていうのが頭に残って、それから外れてしまうと危機を覚えるので、どうしても成功体験にこだわるっていうように脳がシステムされてるわけですよね。
それはもう生物学的にしょうがないんですよ。だけどしょうがないんじゃ、やっぱりいろんな人のご迷惑になってしまいますので、私たちシニアはまだまだ若いし、まだまだ平均寿命がどんどん伸びてきて、まだまだ先があるわけで、新しい生き方を探さないといけないと思います。
本当に今までこんな平均寿命が伸びて、さらにどんどん引退しても働かないといけないっていう、そういう時代はなかったと思うんですよね。
ここ10年ぐらいで引退しても働かないといけないっていう風になってきて、一回定年退職を迎えたら、もう一回新しく自分の職業を探さないといけないぐらいの、そういう平均寿命の伸びがありますので、ここから私たちはしなやかに美しく経験を重ねて、もう一時代生きないといけないと思うんですよ。
成長と学び
だから私からしたら、引退して社会の中心から外されて寂しいとか、排除されてる感じがあるとか、そういう風なことを言ってる場合じゃなくて、新しい自分の生き方を探さなくちゃいけないっていう、そういう時代に来てるんじゃないかと思うんですよね。
まず、体を鍛えないといけません。私、筋トレしてるんですけどね。筋肉は何歳になっても成長するそうです。だから今、バリバリのギチギチにボンボンに鍛えて、どうせ80、90になったらものすごい筋肉が小さくなっちゃうんで、今から筋肉を溜めておかないといけません。筋肉の貯金、これをやっとかないといけない。
ということで、それから次に頭も鍛えておかないといけないらしいですね。私の友達のお医者さんが、脳の引き出しは年取っても増えるっていうことなんです。だから勉強して脳の要石っておっしゃってたかな。
とにかく脳の中の引き出しって年取ってもどんどんどんどん増えていくっていうことなんで、脳もずっと鍛え続ければ広がっていくというか、引き出しが多くなる。それから私が心がけてるのは若い人に学ぶということで、若い人がやってることは次世代の最先端なんですよ。
若い人は嗅覚で持って次の時代に必要なことをかぎ分けてそれに飛びついちゃってるわけで、例えばこのポッドキャストも今20代30代の人が盛んにやってるっていうふうに聞いたんで、私もすぐに飛びついて若い人の真似をしていますが、若い人に学ぶっていうこともとても大事なことなんじゃないか。それは次世代を生きるということにもつながると思うんですよ。
それからね、だんだん年取ってきたら、はっきり言って人の至らないところがよく分かったりしますよね。経験がだんだん積み重なっていくと、いろんなことを見通せるようになって、本当にいけないことがよく分かると思うんだけど、それはね、はっきり言って5割ぐらいは目をつぶる。6割でもいいかもしれない。
とにかく、至らないことには目をつぶってですね、その分時を置いてそれとなく感じさせる工夫をするとか、時にはどうしてもダメな時には憎まれ役をやる覚悟とか、そういうのも大事だなと思うんですけれど、もう人の至らないところはね、本当に6割ぐらい目をつぶって、4割で後でいい時に何か言おうかなとかね、あるいは憎まれ役を買おうかなという判断をすればいいと思うんだけど、
あと、勉強することをやめないことですね。常に自分を更新し続けるというか、これでいいやじゃなくて常に学び続ける姿勢を大事にしていきたいと思うんですよ。
若い人ってずっと勉強してるじゃないですか。特に生徒なんかずっと勉強してるじゃないですか。だからやっぱり学び続けるということは若さを保つという秘訣でもあるし、大事なことだと思います。
あとはメンターとしての役割を考えていかないといけない。メンターというロールモデルがなかなか身近にいないなとは思うんだけれども、やっぱりメンターというものがどういうものなのかというモデルを探し続けないといけないなと思っています。
あとは私の恩師がよく言ってることなんですけれど、なんか嫌なこととか不条理なこととか納得いかないこととか不公平なこととかが職場であるじゃないですか。
あの時に愚痴るわけですよ、私も。なかなか至らないところが多いので、愚痴るんだけどその恩師の先生は、いやいやそんなことは言うんじゃなくてね、何々させていただきますとかおかげさまでとか言うんだよそこでとかっておっしゃってて。
嘘でもいいからね、言ってるうちにだんだんそんな気分になるんですよ。本当におかげさまでとか、喜んでさせていただきますとかね、心の中でチッとか舌打ちするんだけども言葉でそんなことを言うと次第に周囲に対して感謝の気持ちが芽生えてきて、もうしんどい仕事を引き受けてもなんで私だけかって思うんだけれども、
ああもうそういうのは本当に私でお役に立てればさせていただきますと、口にするだけで自然となんか私ってみんなにいろいろ支えられてるんだなぁとかいう気になるわけなんですよね、不思議なことにね。もうこれは恩師の方のこの言葉がなかったらそういう境地にはなれなかったと思うんですけど。
あとはですね、よく言うじゃないですか、実るほど神戸を垂れる稲穂かな。やっぱり自分が充実して豊かになればなるほど、歳を取れば取るほど、だんだん頭を下げて何事も謙虚にしていくこと。これがまあいわゆる老害っていうものにならないコツなんじゃないかなと思います。
なのでそんなことに気をつけながら、まだまだ例えば引退して線が引かれたとしても、そこでもう一回何か自分らしい生き生きできる、そういうふうな仕事とかね、あるいは第二の人生とかね、自分のライフワークとかを続けていくっていうのがこれからの時代に求められていくことだと思うし、
それが若い人たちにとっても来るべきそういうシニアに向けてのお手本になると思うんですよね。ということで、まだ見たこともない、そういうふうな新しい世界に挑戦していくっていうふうに考えて、なかなかすぐには解決のいかない、そういうふうなシニアの生き方っていうものを開拓していくんだと思って。
これは探求ですよね。いわゆる探求。探求的な学びをこれからしていくっていうふうな、そういう心づもりを持ちつつ、まだまだ私は今の仕事をね、何年か残ってるので頑張って今の仕事を充実させたいと思っています。
謙虚さと新たな挑戦
それでは、つらつらと取り留めのないことを語ったんだけど、体を鍛える、頭を鍛える、若い人に学ぶ、人の至らないところには目をつぶる、学びをやめない、そしてメンターとしての役割を考えていく。
あとは、おかげさまでとか、何々させていただきますっていうような感謝を持つ。そして、実るほど神戸を垂れる稲穂かなという謙虚さを持つ。という8か条を、私としては何となくいつも心がけていることなので、これを続けつつ、まだまだ新しいことに挑戦していきたいと思います。
私のよく言う言葉、まだまだ若い人には負けられんで、とか言うので、いつも決め台詞で言うんですけれど、若い人に負けないようにやっていきたいと思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
13:36

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