1. 高校国語について話すラジオ
  2. 14.夏期講習を終えて
2024-08-28 10:57

14.夏期講習を終えて

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先日行った夏期講習での気づきや見取りを話しています。

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第14回、高校国語について話すラジオの時間となりました。
この番組では、高校の国語科教員であるなんばが、
普段の授業の話や研究の話などをして、
国語科の先生なみならず、いろんな先生に
授業や教育について考えてもらうことを目的としたラジオです。
みなさん、こんにちは。パーソナリティを勧めます。
なんばむっとです。よろしくお願いします。
前回のところでは、第13回で、
自分がどういうことを求められているのか、
どういうことをしたいのか、というところを中心に
お話しさせていただきました。
倉瀬先生がXの方でも言及してくださってありがとうございます。
他の人に聞いていただけているということで、
すごく嬉しく思っています。
本日、第14回なんですけれども、
第14回は、僕が先日、古典の夏期講習をやりましたので、
そのことについて、みなさんにお話ししようかなと思います。
まず、僕の現在の勤務校なんですけれども、
高校から大学に行くときに、
大体多くの生徒が高校率の四年生大学を志望していて、
そこにチャレンジするような次第の方も、
いわゆる難関次第とかを中心に
挑戦していくような学校になります。
夏休みで、実際に節話の実験賞と実習物語で
入試に出た問題を実際に解いてみて、
というような夏期講習を行ったんですけれども、
予想外だったのは、やはりそういうようなレベル帯の生徒でも、
まだこの段階だと、やはりコンボを読むのに
宿泊しているというところが、一番の印象でした。
今回はあくまで、節話集というものは一緒のジャンルなんだけど、
その中でも問われ方とかが違うよというところで、
いわゆる実験賞をはじめとする仏教節話集のところは、
多くは教訓とかが、松氷語とかって研究用語だと言われますけれども、
教訓が後ろに振されていて、その教訓を、やっぱり主眼があるから、
その前のエピソードとかと、どういう整合性があるのかとか、
やっぱりその前のエピソードとかと、どういう整合性があるのかとか、
よくあるのは、後ろの教訓を言うために、
全く違うエピソードが2つポンポンって入ってくるようなパターンだとか、
というものがあるよねとか、あとは教訓のところも必ず、
ほとんどの場合は、やっぱり教訓内のところが問われていく、
防線引っ張られていたりとかで、問題として出題されている
という傾向があるよというのが実験賞。
逆に宇治市物語とかは、大学入試の中で出題数が一番多いんですけれども、
どちらかというと、後ろの表語とかはあまりなくて、
後実談とかになっていくんですけど、
普通に物語として読んでいくのがいいんじゃないか、
というような話をしていったわけです。
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実際に、説問を解かずに、まずは本文理解だねって言って、
一人で読んでもらった後に、周囲の人とペアで確認してもらって、
だいたいこういう意味かなって内容の対応を予測した後に、
ちょっと文法的な説明も含めて解説していくみたいな感じで
授業をしていったんですけれども、やっぱり難しそうだった。
難しそうだったというのは、もちろん彼らが勉強していて、
語句とかの定着とかもあるんですけど、
助動詞をしっかり識別しようって入試なのでしていく意識があるんですけど、
それに逆に時間が使われてしまったりとか、
スムーズに読んでいけないっていうところが、
今の彼らの一番というか、大きな課題かなと思います。
もちろん内容を理解する上で、識別とかも大事だし、
行っていっていただきたいなっていうところはあるんですが、
例えば問われてないようなところを入念にやっていく。
だから一文一文正確に読んでいくっていうところに比重がありすぎて、
時間とのバランスがうまく考えられていないので、
読んでいけないのかなっていうのが分かりました。
だからこれは普段コテも持っていないんですけれども、
同じ教科内で共有していこうかなと思います。
やっぱり古文だと、現代文は本当はそうなんですけど、
やっぱり本文を理解するっていうフェーズがあって、
その後に説問を解くっていうフェーズがあると思っているので、
その本文理解のところでやっぱりつまずいちゃうと、
説問もそれは解けないよねっていうところで、
入念の方とかはもう少し本文理解の時間を入念にとっていってもいいのかなって、
これは3年生だけではなくて、高校1、2年生の段階とかでも、
やっぱりそういうようなところは大切なのかなと思った次第です。
ただ、生徒たちには一応書き講習の目的は、
説話集っていう品質のジャンルなんだけど、
その中で問われ方が違うっていうことが今回分かればOKだよって、
というところで設定をしたので、
そのところではみんなも説問をあまり触れないで、
入試問題の本文を読んだんですけど、
そこら辺は参加してよかったっていうような感じで終わったのでよかったです。
実際にもう学校がスタートしていくわけなんですが、
やっぱり書き講習をやって3年生のこの段階で、
これぐらいの定着度なんだなっていうところが分かったのが一つの収穫でした。
やっぱり1年生の段階の指導のときに、どこまでどう見据えていくのか、
逆に3年生のときに、ここからどうやって大学入試のレベルまで上げていくのか、
特に大学入試で上げていくって本人たちの力量とか学習が大きな要因ですけれども、
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その前、普段の授業のところからどういう動機づけというか、
方向性を提示していくのかっていうことがやっぱり大事なんだなと思った次第です。
ただ、僕とかも今の勤務校来てまだ日は浅いんですが、
書き講習やるよって言ったときに結構な人数が集まってくれたので、
そういう意味では学習欲も高くていいな、頑張るしかないよねっていう感じで思ってます。
自分が今回、節話っていう自分の専門で、しかも入試問題っていうものを扱いながら、
専門的な知識も話しながら、もちろん入試に行けるような知識も生かしながら、
学習をしていったんですけど、やっぱり90分で書き講習やったんですが、時間があっという間でしたね。
本当に、普段現代文で90分とか授業をやるときもあるんですけど、
そのときはもうどうしようっていうか、ちゃんと準備をするんですけど、
解説、これでいいのかな、これでいいのかなっていうふうに思いながら結構やるんですけど、
混むんで、しかも自分の専門でってなると、時間がいくらあっても足りないなって。
あとは、例えば未講師が出てくると思うんですね、古典の世界に。
講師場の、なんていうんだっけ、聞き取りというんですか、があるんですけど、
講師も一枚講師と二枚講師っていう、一枚の講師と二枚に分かれている講師があって、
講師場の、今の現代でいうイメージしてくれてるかなと思うんですけど、
一枚講師だと手前に引いてあげるんですよね。
だから偉い人が身分が低いもので依頼をしなくてもできちゃうんですけど、
二枚講師っていう上と下が半分で分かれている講師場のものがあるんですけど、
それは上の講師は外側に出して、下の講師は取り外すっていうのが開け方なんですよ。
結構古典知ってる人は当たり前じゃんって思うかもしれないんですけど、
特に二枚講師の時は外に出すってことは姿見られちゃうので、
従者とかそういう身分が低いものにやらせるっていうのが通例なんですね。
今回入試問題も下講師を下ろすことを下講師って言うんですけど、
それが出てきた時に生徒たちは下講師って何だろうっていうのと、
従者が来たっていう、そうかっていうふうにスルーしちゃったんですけど、
実はね、この下講師っていうのも二種類あってさ、みたいな。
二枚講師の時は人が必要なんだよ、みたいな。
それがマクラマソウシのコウロホウの駅が出てくる商談のところとかでも、
あれじゃんって実際に見講師参るっていうので、他の人にやらせようとしてるじゃないって、
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あれも多分二枚講師でさ、みたいな話をして、そうなんだって話と、
実際に写真とかも見せながらやると、すごく講師っていうものが彼らを身近に感じられて、
イメージも湧いて、すごい良かったなっていうのが昨日の収穫でしたかね。
だから古典常識で、もちろんこれがちょうどだよとか、これが貴重だよっていうだけではなくて、
それが実際にどう使われていたよとか、開閉するとこんな感じだよみたいな感じの話が、
写真とかも含めながらできると、生徒たちはすごく理解がしやすいのかなと思いました。
僕はその資料として、新しい平安長貴族の教科書、ちょっとごめんなさい、書籍名忘れちゃったんですけれども、
大きめのものの書籍で一般に流通している、だいたい4000円くらいだったと思うんですが、
書籍で絵巻きのものを実際に再現するとしたらこんな感じっていうので、
いろんな、例えば孔子館を覗いているところとか、水の中と水の外から見つめ合っているような写真だとか、
実際にそれが外から見えないのか、中から見えるのかみたいな、
そういうような視点とかで再現しているものがあったので、取りやすかったんですけど、
ああいうものが少しあると生徒たちもすごくわかりやすいのかなと思っていました。
ということでごめんなさい、たらたらとまとまりもない話をしてしまいましたが、
以前というか先日行った書き講習でちょっと自分が感じたことと、
その中でこれは良さそうだぞって思ったことを少しお話しさせていただきました。
リスナーの皆様改め、生まれの皆様ありがとうございました。
また次回の放送をお楽しみにお願いします。
ではどうもお付き合いいただきましてありがとうございました。
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