公開セミナーの概要
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日のタイトルは、ロイロノートのイベント、公開セミナーに登壇、国語✕AIで授業作りをアップデートというタイトルでお届けしたいと思います。
私は、6月13日の金曜日、大手前高松中学高等学校のロイロノートのイベント、公開セミナーに登壇しました。
この話が来たのは、たしか4月の中旬ぐらいだったと思うんですけれども、
突然メッセンジャーで、田中先生っておっしゃる大手前高松の先生からメッセージが入ってきて、登壇していただきたいのですがという打診がありました。
どうも、田中先生は同じ学校の大手前高松の郷田先生から紹介していただいたということで、
郷田先生は、昨年私が四国でロイロノートのイベントの時にご一緒して、帰り、車で送っていただいた時に非常に話が面白くて、息統合して刺激を受けた先生です。
郷田先生からご推薦があったということで、ああ、そうかということで納得がいきました。
私はテーマがAIということで受けて、私AIってそんなに熟達してなくて、初心者なんですけどっていうふうにちょっと疑問を投げかけたところ、田中先生が
私のノート記事とかを拝見したけれども、とても初心者ではありませんと、田中先生ご自身もAIを結構使うんだけれども、とても初心者ではないのでぜひお願いしますということでしたので、
ああ、それならということで安心してお受けしました。どうもやっぱり私自身の中では、国語とAIっていうのはまだまだ現場では浸透していなくて、同意書を取って導入している学校さんって少ないですし、
AI活用の実践
ましてや現場にAIを使って活用して授業をしている先生自身も少ないっていう、そういう印象が多くて、ガツガツ使っている人はもうどんどんどんどんね、先々行っちゃってると思うんだけれど、まだまだAIを使うということ自体が一般的ではないと思っているので、
AIをちょっと簡単に活用して、ちょっと授業がアップデートできて、自分自身もなんだかAIって少し導入できるかもしれないっていう面白さを感じてもらうような、そういったセミナー内容にしようと思いました。
そしてそれはもうより実践的で実例を出した方が早いと思って、もう自分がやっていることでちょっと簡単に取り入れられるTipsを紹介するということでコンセプトは決まりました。
で、私フライヤーを作ったんだけど、その歌い文句にも、いつもの授業作りを生成AI活用で軽快に、ちょっとした導入で意外な面白さが加わる。
午後の授業だけでなく多教科にも応用できる。明日の授業でも使えるTipsを紹介。さらなる可能性も紹介。ということで、これを歌い文句にセミナー内容を考えました。
といったことで、最初はね、自分自身の宣伝したり高松の印象を語ったりしまして、今適当に触っているSAIについて紹介し、私結構触っているんですね。
ChatGPTは課金していますし、Gemini、NotebookLM、Canva、BriskTeaching、Snow、Gamma、Napkinっていったあたりを適当に触っています。
そこで参加者の皆さんに、実際学校現場で生成AIに触れていますか、ご自身も触れていますか、授業で取り入れていますかっていうアイスブレイクしてもらったんですね。
結構皆さん情報交換を盛んにしていらっしゃって、1分半ぐらいかかったかな。
で、ちょっとアンケートに答えてもらったら、ほとんどの人が生成AIを授業で活用しているっていう学校さんがもうほんといなかった。
8割方活用しなかったですね。
ということで、私が考えてきた初心者マークの公開セミナーの内容はまさにぴったりだったということで、本日のゴールはAI活用に向けて、
まずご自身が日常的にAIを活用していくイメージを持つことと、その中で授業でどう活用していくかのヒントを得ると、この2つをゴールにしました。
初心者バージョンで全然ハードルを上げてない。だからまずは自分自身が活用して授業で取り入れるっていうスタンスをメインにやりました。
ということでやったのは、まず最初に対話型要約穴埋め問題をやりました。
これはノートブックLMに教材の本文データをアップして、太郎さんと花子さんで対話しながら要約する文章を作成してください。
っていうふうにお願いして、作成した文章の空欄は授業者が作って、それで生徒に穴埋め問題をさせるというものです。
これは後で参加者の皆さんの振り返りを読んだら、これは簡単で自分自身が今やっている活用にも、今やっている授業にもすぐに取り入れることができそうだということで、これはやりますっていう人結構多かったですね。
ほんと簡単なんで、例えば助手を抜いていらさせるっていうことでも、今やっている授業で簡単に取り入れることができるって書いてらっしゃる方がいたので、ぜひお勧めしたいと思います。
授業の工夫とゲーム
ノートブックLMの作業画面を皆さんに見せて、スクリーンに映しながらこうやってこうやってこうやってやるんだということを、初心者にもわかるように丁寧に説明しました。
これは好評でした。やっぱりね、よく使う人はこういう画面を飛ばしちゃうんですよ。私はもう本当に初心者マークの人がわかりやすくするっていうこと、自分自身が初心者に毛が生えた立場なんで、もう本当に痒いところに手が届くような図を用意して説明しました。
次にあったのがストーリー並べ替え問題です。ノートブックLMに文章データをアップしてあらすじを15文字から20字で10個用意してっていう命令を出します。これをコピペしていろいろノートのカードにして並べ替え問題ができますよっていうことで提示しました。
ストーリーの確認や小説の構造分析、評論文の構造分析に使えるということで提示しました。その際にCanvaにアプリを使ってアプリを作ってもらいましたよっていうこともお話ししました。
Canvaで長い文章を入力してそれでそれを箇条書きにしてっていう命令するとCanvaでもアプリが作れるよっていうことでそれをカードにして吐き出すっていうそういうアプリもできるよっていう紹介して皆さんこれにはびっくりされてましたね。
その次に3番目に紹介したのは辞書引きビンゴゲームというものです。これ私の配信でも紹介したんですけど。
新生徒に辞書引き指導させるときに25個の単語をビンゴの形に並べておいて辞書引き競争しようということで辞書25個7分間ぐらいで意味調べさせたんですね。
ページ数だけ書かせておいてで7分が来たらこれからビンゴゲームしますっていうことで25個の単語をランダムで吐き出すっていうねこのランダムで吐き出すっていうのは私自身がやったんじゃ面白くないからCanvaのアプリで25個の単語をランダムで出現させるアプリを作ってくれってお願いしたらまあこれは5分ぐらいで簡単に作れるんですよってお願いしたらみんながおーって声が上がりましたね。
その次にビンゴゲームの盛り上がりの様子を紹介したけどその次の4番目に紹介したのがさっきの配信でも紹介したゲームモードで単語テストをしようっていうそういうティップスを紹介しました。
単語テストのシートのデータをチャットGPTに投げかけて選択し問題を作成してもらいそれをロイロのゲームモード仕様にエクセルシートで吐き出してくださいっていう命令をするんですね。
これも皆さんびっくりされてましてチャットGPTにロイロノートのエクセルシートを命令したらすぐにきれいに成形してくれるということでこの画面を提示したらおーという声が上がりそれからゲームモードっていうのを皆さん知らないと思ってゲームモードも詳しくテストカードを出してから編集画面も微に丁寧に説明しました。
ファイルのインポートそれからテストカードのゲームモード画面までいちいち指導者とそれから生徒の画面も比べながら説明して盛り上がり状況も私の実践例をもとにお話ししました。
皆さんこれ見をキラキラさせてやってみたいなっていうようなそういうふうな反応だったんでこれもね皆さんに刺さったんじゃないかなと思います。
次に説明したのが寸劇シナリオですね。道徳の授業でジェンダーをやったときに導入部分で寸劇のシナリオを作ったと途中、途中で選択肢問題を作れっていうそれを2カ所作ってくれっていう命令もしたところ立ちどころに作ってもらいました。
ということでこれもね皆さんは簡単だなというような顔をしておられました。
次に紹介したのがデジタルスチューンシップ教育やったときに中学校2年生対象にテーマを選ばせるということで30個吐き出させたっていう様子を紹介しました。
で本当にチャットGPTは生徒の発達段階を考えてくれて生徒が取り組みやすいテーマをさっさと出してくれるということでこれを投げかけたら生徒はすぐに選んで取り組んだんだよということを紹介したらこれもね生徒と皆さん生徒じゃないですね。参加者の皆さん目をキラキラさせてました。
やっぱりあの授業してても分かるんだけど刺さった時って人間って目がキラキラするんですね。本当に面白いなと思います。
それから最後に皆さんに紹介したのはこれかなりじっくり時間をかけて8分ぐらいで紹介したんだけど生徒の作文の分析やフィードバックそれについて説明しました。
生徒の作文分析とフィードバック
生徒の記述したコメントデータをまずろいろで取って無記名にしてPDFでダウンロードします。
それをノートブックLMのソースに読み込ませてチャット欄にこのコメントを5種類の傾向に分けてマークダウン方式で分析してください。
ただしそれぞれ典型的なコメントを3つ選びさらにその解説をつけてくださいっていう命令をして所読の感想すぐにフィードバックできる形式になりますよってことを紹介したんですね。
これもっていうような関心する声も聞かれましてフィードバックが簡単にできますよっていう紹介をしました。
これも当然初心者がやりやすいように根節丁寧なチュートリアルもつけて紹介しました。
その後に紹介したのはGoogleワークスペースで作成させた生徒のレポートをルーブリックをもとに採点してコメントをつけてもらったっていう紹介です。
ノートブックLMはGoogleドキュメントとの相性も大変に良くてすぐに取り込むことができます。
そのプロンプトもチャットGPTに考えてもらったしノートブックLMにも考えてもらったしルーブリックもAIに考えてもらったよっていうことで
それを後で自分がやりやすいようにちょっと改変してそれから生徒の作文を取り込んでルーブリックをもとに採点してもらいましたよっていう取り組みを紹介しました。
ここの段階にはいろんな改善点があったのでその改善点も紹介しました。
ということで自分のやってきたTips7つを紹介したわけなんですけれどもやっぱり良かったなって思うのはこの配信で取り組み状況をすぐにアウトプットして
それからノート記事にもまとめてそれを蓄積してそれを元に無駄を省きながらコンパクトにまとめられたかなって思います。
日常からインプットとアウトプットを繰り返してきたことがここでうまーく結びついたなっていうふうに思います。
これらのAIを活用した取り組みを積み上げて積み上げてどう主体的で対話的な深い学び、探究的な学びに生かしていくかっていうのをこれからも追求し続けたいなと思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。