生成AIの授業への活用
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道ス黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は239回、生成AIをむちゃくちゃに使って遊んでみた、というタイトルでお届けしたいと思います。
先日、私は3年生の論理国語のまとめとして、今のところ、成果主義の時代をどう生きるかというふうなところが起着点で、生成AIにこの問いを尋ねてみよう。
どういうプロンプトを書きますか、ということで尋ねて、ロイドノートの提出箱にプロンプトを書いてもらいました。
生徒にはこれを取り込んで、ノートブックLMというAIにプロンプトとして優秀なものを選んで、それで生成AIに尋ねてみるからね、ということで授業が終えまして、その準備をしていた時のことです。
生徒のプロンプトをロイドノートの提出箱に出させて、無記名にして、それを全部PDFにして、データとしてダウンロードしました。
そしてノートブックLMを立ち上げて、そのPDFを読み込ませます。
もう本当にこのあたりは、別にGoogleフォームを使ってそのままやってもいいと思うんですね。
Googleフォームだとコピペできますけれども、ロイドノートだとロイドノートからPDFでスッと吐き出すことができるので、このあたりは何の回収するアプリでも大丈夫だと思います。
その次にやったのは、それをノートブックLMに読み込ませた後に、この中でプロンプトとして非常に適正なものを選んでください。
こういう命令をしたんですけど、その適正なものっていうのがあまりにもふにゃっとした不確かな命令だったので、今一つ私にとっていいプロンプト選びになってなかったから質問をさらに変えて、
この中のプロンプトで適切に成果主義に対する答えをちゃんと出してくれているものを5つ選んでくださいと。
答えが出そうなものを5つ選んでくださいと。
こういうふうにお願いしたところ、ちゃんとそういうのを5つ選んでくれたので、それをチャットGPTに聞いてみました。
そしたら解決策がずらーっと出てくるわけです。
それだけだったら表面的かなと思って、同じ問いをGeminiのディープリサーチで深掘りして、随分時間がかかりましたけど解決策っていうものがディープリサーチからも出てきました。
それを使って、これはもうチャットGPTの方がコンパクトにまとまっていたから、ナプキンっていうAIで図式化しました。
本当にキーワードを図式化して丸にして円に囲んだり、それからマトリックスにしたり、ナプキンの図式化っていうのはこういう過剰書き傾向とかマークダウン方式傾向とかぴったりでしたね。
だけど、例えば評論文の複雑な論詞を図式化してくださいっていうお願いはナプキンには無理でした。
だからやっぱりAIで吐き出させたものをナプキンで図式化するっていうと本当にぴったりとした図を出してくれるので、使い方っていうのにもコツがあるんだなっていうふうに思いました。
なので、これらを使って生徒にわかりやすくというか、最短距離でAIが出してくれた解決策を提示して、あとディプリサーチの深掘りした文章についてはそれぞれ印刷して読ませようと思います。
ここまでやったんだけど、これだけだったらなんとなく真面目くさって面白くないなと思った私は、チャットGPTに解決策を200字要約させて、それをそのままSNOWっていう作曲ソフト、作曲生成AIか、これにピタッと貼り付けて作曲までしてもらいました、歌詞付きで。
そしたら、いわゆるどこかで聞いたようなJ-POPの本当にこれどこにでもあるなっていうのがありきたりな曲ができまして、それをCanvaにぶち込んで、動画を適当にCanvaの既成の動画をバンバン入れまして、動画付きの作曲が流れるムービーにして、
それをダウンロードして、ロイロノートにまた読み込ませてということで、生成AI遊び倒し祭りみたいな、そういうふうなものを用意しまして、次の授業に生徒に見せびらかそうと思っています。
LINEスタンプのリメイクプロジェクト
後半は全く私の遊びで、生成AIを使うためにいろんなことをしてみたっていうような、そういうふうな完全にバカげたお遊び企画だったんですけど、こういうのを見せることによって生成AIの可能性を私自身も勉強することができたと思っているので、こういった無駄なチャレンジっていうのも次の扉を開くためには大変いいんじゃないかと思っています。
ということで、生成AIを使い倒して興奮も冷めやらぬ頃、ふっと思いついたのは、私は実はLINEスタンプを持っておりまして、なぜか知らないけど生徒はそれを発見して、裏で使っているようなんですね。
そのLINEスタンプも、なんとかAIの画像生成で綺麗なLINEスタンプにしてリニューアルしてやりたいなっていうのを前々から思っているわけなんだけど、これがふっと頭を持たれてきて、ちょっとこれ私のLINEスタンプを綺麗に画像生成、綺麗にリメイクしてもらって、それをちょっと動かす、そういうアニメにならないかなと思ってやりました。
ところ、簡単にアニメになったんですよ。使ったソフトは先日大学の先生と夜中にズームしたときに教えてもらったイメージFXだったかな。
たぶんこれGoogleが展開しているものだと思うんですけど、イメージFXっていう画像生成アプリ、これに私のLINEスタンプの画像を読み込ませて、ちょっと命令していい感じに直してもらって、さらにこれを動かしてアニメにしてもらいました。
で、にこやかに何か女性が華やかに喋っている画像ができて、後ろ桜の花散らして、これなんか声つけたらいいんじゃないとか思い出して、私の声だったらちょっとこの図と大ベテランの声と全然ミスマッチなんで、そういえばなんか喋る音声アプリあったなと思って落としたのが、
ボイスボックスっていうアプリ。これだとずんだもんとかっていう、YouTubeでよく聞くそういった音声生成アプリがあるんで、これはいいわと思って早速このボイスボックスっていうのをダウンロードしてつついてみて、そしてつぶやかせることにしました。
私が選んだ声は、たしか、かすがべつむぎさんっていう人の声かな。それで、皆さんこんにちは、今日も明日も授業堂黒瀬直美です。っていうのを音声を作って、これもダウンロードして、そしてこれまたキャンバーにぶち込んで、アニメとそれから音声を合体させて動画を作りました。
本当に簡単にできちゃったんですね。
多少、かすがべつむぎさんの声のアクセントがおかしかったんで、それを調整するのに時間がかかりましたけれども、簡単に私のLINEアイコンから美しくリメイクした女性の動画ができて、それに音声をつけることができました。
というふうなところで、ふと思ったんですけど、もしかしたら、こんなことなんか生徒実際やってるんじゃないかと。
TikTokとか、それからインスタのショート動画とかで、かなり動画作りについてはやってるだろうと思うし、自分たちの声っていうのを出したくないだろうから、どっかから借りてきた音声をくっつけて動画で流してるんじゃないかと思って。
私は改めて、生徒がやってることを追いかけていただけに過ぎないのではないかと思い、その次に思ったことは、生徒はすでにワクワクするような、そういう新しいデジタルの表現のスキルを身につけているのに。
いつまで経ってもここからは、新しい表現スキルっていうものを使わずに、従来型のいわゆるガチな本番本の学びの表現、これをずっとし続けていて、なかなかここまで遊び心を持った取り組みを思い切ってすることはないなって思い始めて、もうちょっと遊びや冒険にチャレンジしてもいいのではないかと思いました。
ということで、生徒がワクワクするような、それから次世代につながるような表現っていうのは一体何なのか。この調子で遊び心を持って、私自身がいろいろとトライド&エラーを繰り返していきたいと思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
