2025-11-22 07:52

368_NotebookLMで生徒手書きの振り返りプリントを共有

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道徳の時間でジェンダーの問題を扱いました。

その振り返りプリントは手書きでしたが、見事読み込んでもらい、動画概要まで作ってもらって、しっかりアシスタントとして使いました。

#道徳 #NotebookLM #手書きでも読み込んでくれる #動画概要

サマリー

このエピソードでは、NotebookLMを使って生徒の手書きの振り返りプリントを共有する方法が説明されています。AIを活用したフィードバックにより、生徒の意見を新鮮に受け止める授業の効果が明らかにされています。

道徳教育の実践
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は368回、NotebookLMで生徒手書きの振り返りプリントを共有というタイトルでお届けしたいと思います。
私は中学校3年生の担任をしています。
中学校になると道徳というのがありまして、これはちゃんと教科書があって、その教科書でいろいろな領域を、いろいろと1年間計画を立ててやっていかなくちゃならないわけですけども、
道徳の授業を当初、私は生徒実態に合わせようと思って、かなり自分のオリジナルを入れたりなんかしていました。
でも、私の思っている生徒実態と、それから現実の生徒実態と、ちょっとずれてるんじゃないかなって思うことが結構ありました。
中学生の発達段階っていうのをあんまりよくわかっていないくせに、オリジナルをやろうとして、なんかちょっとうまくいかなかった、ギクシャクしていたという感じがありました。
多分思っていた以上に、私、生徒の心の成長っていうのを高く見積もりすぎていたように思います。
生徒、もうちょっと幼い部分があるんだなっていうことがわかるまでに、1年ぐらいかかっちゃいましたかね。
ということで、中学校3年生になってからは、道徳の教科書を中心に、そして付属のワークシートを使ってやることにしました。
いわゆる基礎基本、それを徹底させようと思ったわけですね。
そしたらね、案外うまくいくんですよ。
やっぱりよく考えて作られているんだろうなというふうに思いました。
生徒の実態に合わせた道徳の教材内容、それから生徒の実態に合わせた問い、そして生徒の実態に合わせた話し合い活動が設定されているなと思ったので、
これをやっぱり私自身が基本を1回やってみて、そこからのオリジナリティというところに行くのがいいだろうと思って、結構基本に忠実にやっています。
そんな中である日、ジェンダーの問題を扱うことになりまして、教科書にはちゃんとジェンダー、男らしさ、女らしさについて書かれてある教材がありまして、
それをみんなで一通り読んだ後に、いろいろと意見を書いてもらったんですね。
その書いてもらって、次にまた展開というところになりまして、生徒は手書きのワークシートを提出してもらって、手書きでこれをどうやって共有しようかなと思ったわけです。
ふと思いついたんだけど、この手書きのワークシートを全部PDFでスキャンして、これノートブックLMに読ませたらいいんじゃないかというふうに思いついたんですね。
手書きのワークシートをノートブックLM読んでくれるのかなと思ったんだけど、もう無茶振りでやってみたら、なんと読んでくれました。
これいつから手書きでもOKになったのかわかんないんだけれども、うちの生徒のちょっと乱雑な字でも読んでくれてました。
よっぽどぐちゃぐちゃの字じゃない限り、まあまあ読んでくれるし、前後の文脈を判断して、ちゃんと語句もきちっとはめてくれてました。
ということでノートブックLMは生徒の手書きでも読めるということはわかったので、その手書きをもとにして全部の振り返りをまとめてもらったんですね。
3項目ぐらいあったんですけど、典型的なコメントでまとめてくださいということで、できるだけその生徒のコメントを生かした形でお願いしますというふうにプロンプトをちゃんと作りまして、
投げかけましたら、それちゃんとまとめてくれたんで、これプリントにして配布するということにしようと思いました。
AIによるフィードバックの効果
プリントにして配布しようと思ったところで、そういえば動画概要っていうのを作れるようになったんだわと思って、早速動画概要っていうところをクリックして、
7、8分で作ってくれましたかね。
解説動画をすぐに作成してくれまして、7分ぐらい経ったと思います。
聞いてみたんですけど、これがすごく出来が良かったんですよ。
生徒の語り口を生かして、随所随所に生徒のコメントそのままを生かして、動画のまとめをちゃんと作ってくれてましたし、
やっぱりポイントポイントに分けて4つぐらいポイントを絞ってまとめていって、最後オープンエンドのような形で出来上がっておりまして、
そして男の人と女の人の掛け合いでまとめてあったので、大変聞きやすかったですね。
ということでこれ出来が良いというので、生徒に振り返りを次の時間に動画を見せてやることにしました。
これが集中してよく聞いていましたし、本当に熱心に見ていました。
今時の子はYouTubeなんかに慣れ親しんでるから、YouTube動画なんか流したらすぐ黙って見るわけですよね。
ある意味ちょっと怖いなって思ったんですけど、動画に対する集中力がすごいなと思いました。
ということでこの動画概要を見せるというのはとても効果的だなと思ったし、生徒もAIが自分の意見を採用してくれて、それを位置づけてくれているという新鮮な気持ちもあったんじゃないかと思います。
これね、いつも私がその仕事をするわけですね。私が選んでコメントをしてフィードバックしてっていう作業だったんですけど、
それを毎回のようにやってて生徒も若干飽きちゃったというかね、またかよ、どうせ先生のお気に入りのコメントはこれなんだよみたいな、
そういった穿った見方で私のコメント返しを見ているような感じもあるんですけれども、
今回のAIのフィードバック、これ生徒が新鮮に受け取ってくれたし、AIだからいわゆる感情的な偏見とか判断というのがないだろうというね、
そういう思い込みで持って見てくれたので、ある意味もう一人私のアシスタントができて授業に参加してくれたっていう、そういうふうな感じがしました。
ということで、ノートブックLMで生徒の手書きの振り返りのワークシートをちゃんとまとめてフィードバックできたというお話でした。
これはXで投稿したところ、笹先生とかね、新鮮だったっていうふうにおっしゃってくれてびっくりしたんですけども、
私にとっては振り返りをこうやってAIでまとめて返すっていうのは結構やってることだったんですけど、
それ新鮮だったっていうふうにおっしゃってくれて、まだまだ認知されてないんだなと思ったから、これをちょっと広めていきたいかなって思っています。
ただ私としては、私のお気に入りコメントをフィードバックしながら返すとともに、
AIにも参加してもらって生徒のフィードバックするっていうように、
多面的な方向でのフィードバックの方が効果的だったんじゃないかなってそういう反省点もありますので、
やっぱり次回はこういったことを試行錯誤の繰り返しで修正をしっかりしまして、
ノートブックLMを使った振り返りのフィードバック質的に高めていきたいなと思っています。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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