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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育について、ゆるっと配信しています。
今日は、NotebookLMというAIを使って、生徒のレポートを評価してみたという話題についてお届けしたいと思います。
先日配信したと思うんですけれど、やっと本校でもGoogleワークスペースが導入されまして、私はいそいそとクラスルームを作成して、生徒にクラスルームでレポートを配信して、課題をそこで取り組ませて、ルーブリックを付けて返すということをやりました。
これは、高校2年生の論理国語、メディアの編用のパフォーマンス課題としてやったんですね。
これを評価、普通にルーブリック付けて出したわけですけれど、ルーブリックを自分で付けて返そうと思っていた時に、ふと、NotebookLMとGoogleクラスルームが連動するという噂を耳にしまして、
それで早速、結び付けようとしましたところ、ダメって言われたので、すぐにICT担当の先生にこれを許可してくださいってお願いしたら、どうも年齢制限を先生にかけちゃってたようで、私をOKにしてもらいました。
ところ、NotebookLMを学校のアカウントで入って、NotebookLMを立ち上げれば、なんとソースを追加っていうところにGoogleドライブっていう項目が出てきました。
拍手ということで、今までは自分自身でNotebookLMを使っていた時は、データPDFとか一般的なデータを上げていたわけですけれど、なんとGoogleドライブと連動するということで、Googleドキュメント、Googleスライド、ウェブサイト、YouTube、コピーしたテキストっていうものがソースとしてアップロードできると。
他にもPDFテキスト、音声、MP3とかいうのもOKなんですよね。素晴らしいなと思って、早速いろんなこと試しまして、結局Googleドキュメントを生徒に配信して書かせたんで、それ全部取り込みまして、それから自分のルーブリックをPDFにしたのも全部ソースとして取り込みまして、
それで評価してもらおうと思ったんですね。一応ソースの上限が50個までってことなんで、一クラスカツカツいきますよね。
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生徒のレポートをルーブリック評価をもとに評価してくださいというふうにお願いしました。
それも一応お願いの仕方が、あなたは国語の教師です。添付してあるルーブリック評価に基づいて、生徒のレポートを評価してくださいっていうふうにお願いしたら、たーっと全員何点何点何点とかっていうのをルーブリックのポイントごとに点数と合計点と、それからコメントがついて帰ってきました。
ただね、読んだら辛い辛い。ちゃんとルーブリックがガチで作ってしまったんで、ルーブリックに厳密に照らし合わせたらやっぱり評価辛いんですよね。
なので、私はそのルーブリックの評価、AIが出してくれた評価をもとに、自分だったらもうちょっとこの点数より1個上げるなとかいう感じで、全くのゼロベースから点をつけるんじゃなくて、一応客観的、客観的かどうかわかんないけど、AIが作ってくれたものをベースにして上下を考えながら生徒の作品を一つ一つ読んで、
それで点数をつけることができたので、かなりスムーズに点数をつけることができました。それからコメントについては、限定コメントっていうClassroomの機能でコメントをつけて返却したわけですね。
生徒にはそのAIのコメントも全部印刷して個別に渡しました。ただ、ちょっと空口すぎるよっていうことで渡したんですけれど、後で、渡辺浩樹先生っていうお茶の水女子大学附属中学校のAIの先駆的にいろいろと取り組みをされている先生にお伺いしたところ、
もうちょっとメンター的にとか、肯定的な評価でとか、コーチ的な生徒にやる気を起こさせるようなコメントをお願いしますっていうようなプロンプト、命令文だったらもっと柔らかい表現で返ってくるよっていうふうな助言をいただいたので、
次回やるときは、ちゃんとね、生徒にもやる気を起こさせるような肯定的な評価のコメントもお願いしますっていうことで書くとかなり有効に使えるんじゃないかなと思います。
大学の先生も生徒に評価するのは、最近はAIでやっていて、ものすごく時短になっているっていうことをおっしゃってましたから、本当にこのあたりは使えるんじゃないかなと思うし、これからAIはどんどん進化していくので、かなりお助けマンになってくれるんじゃないかと思います。
ということで、ノートブックLMで生徒のレポートを評価してみたということなんですけど、これでは終わらないんですよね。
実際に生徒に返却して、それで読んでもらったんです、全員のね。
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ちょっとうまくいかなかったので、レポートをパドレットに全部あげて、生徒にレポートを読み合う時間というのを保証したわけですけれど、そこでね、みんなで読んでいるときに、はっと思いついて、ノートブックLMに順位を出してもらったらどうかと思いまして、出してもらいました。
ルーブリックに基づいて、あなたが上位5つだと思われるレポートを選定して、コメントをつけてくださいとか言ったら、たーっとやってくれて、5名の生徒について、AIはこういうふうに進退しているよということで、生徒にも提示しました。
それだけじゃちょっと面白くないっていうので、上位5人とかっていうのをちょっと変えまして、多様な視点から考察しているものベスト5を選んでくれとかね、そういうふうにしたらまた違った視点で選んでくれたりしました。
あとは、とてもユニークな視点、ちょっと変わった視点というところでベスト3を選んでくれということで選んでもらったら、これもまた本当にその通りにね、ちょっとこうタイトルに工夫したりとか、結論が少し変わってたり、めちゃくちゃ批判的な意見っていうね、とんがったタイプのレポートを選んでくれたりしまして、
素晴らしく活用できました。そういうふうに発表するたびに生徒から拍手が湧いたりとか、「おー!」とかっていう声が上がったりとかして、結構生徒のフィードバックに有効活用できましたね。
ということで、このAIの診断というのは結構ネタとしては最高ですね。こうやって生徒にフィードバックするときに視点を変えながらAIに提示してもらうと、生徒はそれに着目してなんとかくんの作品を読んでみようということにもなりますし、生徒にとっても評価されるというのは励みにもなると思うんですね。
ということで、かなりなAIの有効活用をその時に思いつきました。GoogleとそれからノートブックLMの連携っていうのはかなり可能性を秘めてるなと思ってて、私はこの後YouTubeも使えるっていうのでソースとして。
YouTube使えるっていうことはよ、私のこのリスンの配信はSpotifyとYouTube流してるんで、自分の配信をこのノートブックLMに食べさせて、分析させるっていうこともすごく有効活用できそうですね。
ただ50個までが制限なんで、今私も100回狙いで言ってるわけですけど、前半50、後半50に分けながらAIに分析してもらうっていうこともとってもとってもできるんじゃないかなと思っています。
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ということで、今日はノートブックLMで生徒のレポートを評価してみて、その時の様子と、それからもっともっとこういう改善点がある、そしてこれからもっとこういう可能性も生まれるんじゃないかということをお話ししました。
この活用については本当にこれから様々なものが見えてきそうで、私はこれから一生懸命またこれに取り組んでね、新しい国語の教育の可能性を切り開いていきたいなというふうに思っております。
それでは聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。