2025-12-02 09:41

372_NotebookLMで記述問題の採点をやってみた!

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NotebookLMで朝三暮四の猿回しの作戦を小学校三年生にもわかるように説明しようというタイトルの記述問題を採点してみた、という話です。

その場でデータを取り込んで生徒にフィードバックするというのは、ある程度NotebookLMの操作に慣れていないとできないかもしれません。

生徒はすぐにフィードバックがきてそれから実際にNotebookLMの使い方を見て非常に刺激的だった様子です。

 

#NotebookLM #朝三暮四 #AI活用 #すぐに採点 #記述問題

サマリー

このエピソードでは、NotebookLMを使って授業中に記述問題の採点を行う方法が詳しく説明されています。特に、AI技術を活用することで迅速なフィードバックが可能となり、生徒の反応や成長に大きな影響を与えることが示されています。

NotebookLMの概要と利用法
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は372回、NotebookLMで記述問題の採点をやってみたというタイトルでお届けしたいと思います。
NotebookLM、とっても便利になりましたし、多機能になりました。
インフォグラフィックも作れるようになりましたし、スライドも作れるようになりました。
今現在、あまりにもユーザーが使いすぎて、一時サービス停止になっているということで、ちょっと使えない機能もあるんですけれども、
私は今、NotebookLMを大変愛用しております。
今日はそのNotebookLMで、授業中に記述問題の採点をやってしまいましたというお話をしたいと思います。
今、NotebookLMを主に使っているんですけれども、何回も何回も使っているうちに操作も随分早くなってきたし、
私自身がどうやったら一番簡単に、シンプルに、そしてスピーディーに、そのデータを受け渡しできるかということに随分慣れてきたなという感覚があります。
なので、その授業中にフィードバックするということができるようになったかなと思います。
生徒の記述を授業中にフィードバックする方法についてはいろいろ試してきました。
具体的な採点手法
まずGEMを作って生徒に投げかけるとか、すぐにフィードバックできるという方法もあると思うんですけれども、まだ私はGEMを生徒に使わせていません。
それから、Kanameプロジェクトというプロジェクトで、APIキーを使ってスライドに、スライドじゃなかったすいません、
Googleスプレッドシートに記述させて、それをフィードバックするという方法もちょっと試していますけれど、まだ導入もしていません。
私が現実的に、やっぱり自分がきちっとAIを操作して、ちょっと自分で確かめて、これでいいかなと思ったものを生徒に受け渡す。
一度、指導者のフィルターを通して、それで生徒に受け渡すという方が、今のところ私自身が安心できるので、
AIにそのまま生徒が入力させて、そのままフィードバックするという、そういう方法について私自身が少し不安なところがあるのでやっていないんですね。
なので、ちょっとノートブックLMで今最大どういうことができるかというのを実験しています。
じゃあ、具体的にノートブックLMでどういう採点方法を取ったかということをお話ししたいと思います。
まず準備として、ノートブックLMに本文データ、それから採点基準を入れておきます。
それから生徒に調算帽子、今回は調算帽子を扱ったんですが、調算帽子の猿回しの作戦を小学校3,4年生にも分かるように説明しようという課題を投げかけて、
それで今回こういうことを考えてもらうけど、10点満点の採点をしますというふうにまず説明しました。
ポイントは5つ採点ポイントがあって、最後に1つは文章がちゃんと整っている。
誤字、脱字がなく、ちゃんと文章が美しく自然に整っているというので2点という採点をするよというお話をして、
あと4点については自分で考えて満点が取れるようにしっかり文章を考えましょうという課題を出し、
そしてそれをロイロノートのカードで提出して提出箱に提出しようということをさせました。
生徒の書いた記述を回収する方法についてはロイロノートではなくてGoogleフォームでも大丈夫だと思います。
ノートブックLMは今回Googleスプレッドシートも読み込むことができるようになったので、
Googleフォームで出してスプレッドシートに吐き出させて、そのスプレッドシートを直接ノートブックLMからリンクさせて読み込むことができますので、
生徒の反応と今後の展望
Googleワークスペースを使っていらっしゃる現場の先生はそちらの方がとても便利だと思うし、時間も短いと思います。
私はこの度はちょっとロイロノートの方がメインで使っているので、それで生徒も慣れているからロイロノートで記述をさせました。
ロイロノートの場合ですとPDFで書き出しをしてダウンロードします。
このあたり私本当に慣れちゃっているのでさっさとできるんですね。
そのデータのダウンロードが終わりましたらノートブックLMにそれを取り込みまして、
それでソースに採点基準とそれから本文データと、そして今回取り込んだ生徒の記述、これにチェックマークを入れて採点基準に従って採点してくださいと。
私は得点の高い人から順番に並べて、10点満点取れなかった人については簡単なコメントでフィードバックを返してくださいというふうにお願いしたところを順調に採点してくれまして、採点結果が反映されます。
そしたらそれをコピー&ペーストして、私はGoogleドキュメントにマークダウンから貼り付けというところを選んで貼り付けると、Googleドキュメントにはマークダウン記号がない状態で美しい形で貼り付けられるので、GoogleドキュメントでそれをPDFにダウンロードしてすぐにいろいろノートに取り込んで生徒のタイムラインに全部投げます。
そうすると生徒は瞬く間にそれを見て、自分の採点はどうなったのかというのをチェックしたり、それから友達の作品なんかを見ています。
生徒にいろいろどうだったって感想を聞いたら、すごい早いとか、とってもいいですとか、めちゃくちゃ驚いているわけですね。
すごいですというコメントが返ってきまして、特に教室をうろうろと歩き回りながら生徒の反応を見ていると、友達の作品をすごく見ている子が多くて、
なんで友達の作品を見ているのって聞いたら、やっぱり文章がうまくてすごいって言っていたので、自分の記述と比べてもっと言葉豊かに、それから理路整然と書いているっていう生徒がこの教室の中にいるんだっていうことがすごく刺激になっていたようで、
自分自身の足りなかったところっていうのを見返して、若干悔しい思いをしたり、友達の素晴らしい作品を読んで、やっぱりちょっと恨ましいなとか、そういうふうな思いをしたりということで、非常に刺激的な時間になりまして、歩き満々の様子が伺えました。
これまで記述っていうのを書かせると、一人一人コメントを返すのにとても時間がかかっていました。そのタイムラグによって生徒が何か意欲を少し欠いているというところもありましたので、何とかならないかなと思いながらいろいろ試した結果、ノートブックLMの機能が拡大したことでこういうことも簡単にできるようになりました。
特に今回はロイロノートで提出させましたけれども、手書きでも読み込めるようになりましたので、手書きで記述を提出させて、それで採点基準を作って、そしてすぐにフィードバックできると思います。
こうやって、採点がわりかし簡単にすぐにできるようになったので、これからちょっといろんなところで使いたいと思っているんですけど、先ほどもお話ししたように、1回ノートブックLMの採点をざっと私が見る時間がある。それがちょっと安心かなって思うところではありますね。
そしてこれを少しずつ進化させていって、ゆくゆくはGeminiのGemで自分の採点を壁打ちさせながら、だんだんその場その場でフィードバックをもらいながら自分のを改善していくというように、一人一人がフィードバックをもらって自分の文章をだんだんブラッシュアップしていく方向に流れていく、そういうのを理想としています。
ということで、今日はノートブックLMで記述問題の採点をやってみたという報告でした。
まだまだGemとかそういうのを使うのにためらいがある人、もうちょっと自分でAIの回答をコントロールして、塩梅しながら生徒に与えたいと思っている人には、このノートブックLMの採点はちょっとした安心感があるといいますか、そういったこともありますので、ぜひ試していただければと思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
09:41

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