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2025-12-23 08:29

381_オンライン研修会でAI活用ステップガイドを提案!

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12月20日土曜日、第41回「今日も明日も授業道オンライン交流会」でAI活用ステップガイドを提案しました。今回はそのいきさつとステップガイドの内容についてお話したいとおもいます。

#AI活用 #ステップガイド #国語教育 

 

サマリー

オンライン研修会では、国語教育における生成AIの活用方法がステップガイドとして提案されています。参加者はAI活用の具体例や段階的なアプローチを共有し、教育現場でのAI導入に関する見通しを得ています。

オンライン研修会の概要
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は381回、オンライン研修会でAI活用ステップガイドを提案、といったタイトルでお届けしたいと思います。
私は、12月20日の土曜日、第41回今日も明日も授業道オンライン交流会を開催しました。
第41回のタイトルは、国語教育における焦らない生成AI活用ステップガイド、というタイトルです。
副題として、新聞活用実践、NIE報告から考えるAIとの賢い付き合い方、という副題を付けました。
そもそもこれをやろうと思ったきっかけは、AIを活用していて、いつもなんだかモヤモヤした気持ちがつきまとっていて、すっきりとした感じじゃなかったということがきっかけです。
アップデートがやつぎ早にやってきまして、変化が激しすぎて、もはや普通の生活をしていたらついていけないという状態になっている。
にもかかわらず、教育の現場では活用に舵を切っていかなくてはならないのではないか、といったような非常に難しい混沌とした状況で、私の中でいつも微笑かな、なんだか逃げ切らない、すっきりしない気持ちがずっとつきまとっていました。
そしてAIのこともよくわからないうちに、ブラックボックス化しているようなものを使っているという不安感とか疑問感というのがつきまとっていました。
このまま投入に舵を切っていいものか、しかしAI活用はもう時代の流れによって必然のものになってしまっているということで考えてはいたんだけども、その背後に経済発展とか資本主義の宿命とかそんなものも見え隠れして、いつも悩んでいました。
特にまだ言語運用能力が未完成な子どもたちに、効果もよくわかっていない生成AIの言葉を大量に浴びせることは良くないんじゃないか。
よっぽど文豪が書いた作品を読み浸らせる方が効果的なんじゃないかという思いもあって、しかもAI活用の実践例というのも先進的な人がされるものだから、ものすごい質の高い実践例がボーンと出てきて、この背後にどれだけの積み上げがあるんだろうかと思うと、
雲の上の実践例すぎて、もう本当に尻込みしてしまってやる気が起きないわけですね。結局私はいろんなモヤモヤした気持ちを抱えながら、実際には自分自身が公務や教材研究に使うという範囲に留めておいて、実際に生徒に使わせるということについてはずっと二の足を踏み続けていたというのが実際の状況です。
しかし後で振り返ってみると、こうやって自分自身が公務や教材研究で徹底的に使うということを積み上げていったということは、確かな土台作りのためには大変良かったかなと思っています。
そしてあまりにも迷った私は、少し遠回りなんですけれども、グロービス経営大学院のクリティカルシンキングという講座を単化生で受講することにしました。
本当に脳みそを働かせるとはどういうことかということをこの受講で学びました。
AIは効率的で、ものすごく処理速度が速い。
これには負けるんだけれども、このクリティカルシンキングという受講をしたおかげで、心地よい疲れが私の脳の中に入ってきて、脳の容積自体が広がっていって、思考力が深まったかなというようなそういう感覚がしたんですね。
そして世界の物の見方も変わったりして、何となく自分の中で脳の筋力トレーニングをしたなという感じがしました。
ここで得た考えが元になっていたのかどうかは分かりませんが、やっぱり物事を切り取るという切り取り方が少し今までとは変わって、ステップガイドというのを作成したらいいんじゃないかというイメージが途中から湧き上がってきたわけです。
そしてAIとの壁打ちを3週間ぐらい前から始めました。
これまでで溜めてきた情報はObsidianというアプリに折りに触れずっとずっと入れ込んできましたので、そこから吸い出して情報をいろいろと組み合わせて、AIと壁打ちをしながらステップガイドを完成させていきました。
このステップガイドについては概要欄にリンクを貼っておきますので、というか概要欄にインフォグラフィックを貼っておきますのでそちらの方を見ていただいたら分かると思うんですが、
ステップアップガイドの提案
まずレベル1は入国審査で、まずは私自身先生自身がAIになれる教材研究アイディアだし公務に使う。
そしてレベル2は観光ガイド、生徒に見せる、そしてリテラシーを教える。
そしてレベル3が短期滞在ということでガイド付きで使わせる。
そしてレベル4が永住研ということで生徒が自由に使う。
そういった段階を踏んで少しずつレベルアップステップアップしていこうという提案を行いました。
具体的に実践例のイメージもお見せすることができましたが、それはあくまでも実践のフォーマットということでまだ実際には私自身はその実践をしていません。
ということである程度具体的なステップアップガイドをこの交流会で皆さんに見せることができました。
実はこのステップガイド、事前にいつも私が配信でお世話になっている笠原先生にチェックしていただいたんですね。
そうしたらちょっと微妙な矛盾点は指摘していただいたんですが、笠原先生もご自身のステップガイドをお持ちだったようで私にそれを見せてくださいましたけど、笠原先生も4つのモデルを作っておられたし、
それからセーマーモデルによるこの生成AI活用の進化というのを実際に図式化していらっしゃるのを見せてもらいました。
やっぱり検索代わりにAIを使うということからアイディアの壁打ちとか文章の遂行とか少しレベルアップするっていうその1段階目が非常に負荷が高くて壁が高いということを私も本当に思うんですよね。
検索代わりに使うことから有効価値をするまでのものすごい落差があるということを感じていたので、笠原先生もそういったところをセーマーモデルで指摘していただきまして、これを会の人にも引用として見せたら非常に皆さん納得しておられました。
つまり最初の導入から一歩上がるのにすごく負荷が高いということなんですよね。
そういったことを知った皆さんは私のステップガイドと最初の一歩からポンと上がるまでの時間が長い、負荷が高いということをしっかり理解して見通しを持ってこれから進めることができそうだというようなコメントをいただきました。
そして私がいつも仲良くさせていただいている国語科の先生も即座に次の日からもAI活用にこれから舵を切るぞというような報告もいただきまして、やってよかったなというふうに思いました。
ということで、AI活用についての見通しを何とか2、3ヶ月悩んで私自身が道筋をつけられたということで、これから徐々に徐々に見通しを持ちながらステップアップしていきたいと思っています。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
08:29

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