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2025-12-25 11:47

382_あなたの指導案をチェックします。~目標の二重構造化論チェッカーを作成~

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目標の二重構造化論チェッカー あなたの国語科指導案をチェックします。https://gemini.google.com/gem/1yraymK9WYdMHOI7CRmjoqbfWoA--EFi9?usp=sharing

世羅博昭先生の目標の二重構造化論をもとに指導案チェッカーを作成しました。是非読み込ませてやってみてください。

サマリー

このエピソードでは、目標の二重構造化論の重要性と、それに基づく指導案作成のプロセスが紹介されています。また、GEMを用いて目標の二重構造化論チェッカーを実際に作成する過程が述べられています。

目標の二重構造化論の紹介
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道ス黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は382回あなたの指導案をチェックします。目標の二重構造化論チェッカーを作成というタイトルでお届けしたいと思います。
私は12月20日、19時から広島美穂の会という国語教育を考えるオンライン研修会に参加してきました。参加というか提案をしてきました。
タイトルはですね、目標の二重構造化論を武器に学習指導要領で武装したAIと対決した話というタイトルです。
セラヒロアキ先生が大村浜先生の実践をヒントに提唱した目標の二重構造化論。これは私、セラ先生の教え子なので、これをいつも頑目に置きながら指導案を作っているわけですけれども、
ノートブックLMに高等学校国語科の学習指導案解説を読み込ませて、それをAIに、ノートブックLMに読み込ませたものですから、その応答ができるので、私とAIと対決したというのは、
さっきのポッドキャストでも配信したし、ノート記事にも書いておりますが、そのことについて広島美穂の会の特別企画として発表を行いました。
ここで目標の二重構造化論というのは何なのかについてお話ししておきたいと思います。目標というものは学習目標と指導目標というものがあると、こういうふうにセラヒロアキ先生はおっしゃっています。
児童や生徒は何かテーマがあって、そのテーマについて理解したいとか、謎を解決したいとか、そういった課題の解決に向かって自分自身を駆動させていって、主体的になって学んでいくものなんですよね。
例えば文学教材に出会ったら、なぜこのような結末になっているんだろう、なぜこの主人公は涙してしまうんだろう、こういったような疑問とか課題意識を持って文学を読んでいくわけなんですよ。
その主体的な目的的な課題に向かって一生懸命になる、この過程で読む聞く話す各のスキルが身につき、自分の見方や考え方が深まり、また勉強したいという意欲が湧くというのが目標の二重構造化論で、
生徒の生活や興味関心から立ち上がった生徒にとって解決したい目標に向かって、生徒はその学習目標に向かって主体的になって進んでいく。
この縦軸に先生自身の指導目標、例えば読む聞く話す各というスキルを上げるとか、自分自身の見方考え方を広めるとか、それから主体的に学ぶ態度とか生活に生かしていく態度を養うとか、そういった指導目標が横糸のように組まれているというのが、
セラヒロアキ先生の目標の二重構造化論なんですよね。で、私も自分の学びをずっと小中高と考えていくと、やっぱり謎とか解きたい課題とか、なぜこうなんだろうって思って一生懸命追求していくうちに知らず知らずの間に漢字が読めるようになったりとか、それからいろいろと構造的に解釈したりとか、
そしてその解釈の方法を違う小説や評論教材でも試みたりとか、そういったことだったと思います。
私自身の子供も小さい頃、小学校2、3年生の頃かな、難しいゲームの攻略本、例えば大人が読むような言葉が書いてあるようなゲームの攻略本を、ゲームを攻略したいばかりにビリビリになるまで、
2人兄弟だったんですけどね、読み合って難しい言葉を一生懸命に前後の文脈で想像しながら読み込んでゲームを攻略していたわけで、ゲームを攻略したいっていう主体的な意欲的な情熱でもって、それを一生懸命課題解決に向かう上で、読む聞く話す書くじゃないですけど、やっぱりリテラシーが上がっていく。
そしてそのリテラシーが上がっていくことが違った課題に直面した時も、こうやったらいいんじゃないかとか、ああやったらいいんじゃないかとか、そういった構造的なものの見方、考え方が深まっていて適応されるっていうのが、私自身が子育てを通じても自分の学びを通じても思うことで、
GEMの活用とチェッカーの作成
例えばですね、漢字が読めるようになるために学ぼうとか、例えばですね、比喩の効果を見抜けるようになるために読もうとか、そんなことを考えたことはないしワクワクもしなかったと思うんですよね。
だからやっぱり子供たちが夢中になって没頭するような課題を与えている時が一番能力がつく時っていうのも、これは不老状態っていう言葉で、チクセントミハイっていう心理学者が提唱している不老状態。
この没頭し熱中している時に最も能力が高まるっていうそういう風な理論にも裏打ちされているので、私はこの目標の二重構造過論というのをいつも念頭に置きながら指導案を組み立てています。
ところが最近いろいろなところで指導案を見るんですけれども、生徒の目標に資質能力を挙げているっていう指導案がかなり多いですよね。これは多分今に始まったことじゃないと思うんですけれども、どこを見ても半分以上は資質能力、そういったものを挙げている目標単元名があったりします。
例えば、夫婦別姓について考えるとか、ディベートをしますとかそういうのだったら、自分たちの問題意識とか課題意識に基づいて学習目標として取り組むんだっていうのはわかるんだけれども、
例えばですね、意見文を書こうという資質能力とかスキルを高める、そういう目標が設定されるっていうと、これ生徒が本当に主体的になるんだろうかと。もはやこの目標設定のところで主体的対話的な深い学びっていう現行の学習指導要領に向かうにしては、もうそこで頓挫してしまってるんじゃないかと思うわけですけれど、
巷にはスキルを掲げている目標、資質能力を掲げている目標がかなり多いわけですね。それはもしかしたらこの高等学校学習指導要領解説にあるんじゃないかと思って、ノートブックLMでそれを入れ込んで、私自身がチャット欄でいろんな疑問をぶつけながらノートブックLMと対決しまして、
最終的にノートブックLMは負けを認めませんでしたけど、私が論破したっていう形になりましたんで、そのことについてはノート記事やそれから以前のポッドキャストの配信でもしっかり配信いたしましたので、そちらにお任せするといたしまして、
こういう風な流れを広島みおの会で皆さんで話し合いをしまして、この状況についても皆さんの思いを語り合いまして、次回は中核的な概念というのがどうも入ってくると、ますますどっちかというとスキルとか資質能力よりもますます目標がなっていくんじゃないかというような、そういうお話をして終わったわけですね。
そして終わり際にですね、セラヒロアキ先生の目標の二重構造過論、これをもとに私、GEMを開発しまして、目標の二重構造過論チェッカーというGEMを開発したんですね。
これは私がどうやったら開発できるのって言って、GEMにと壁打ちをしながら、必要な資料は何かっていうのを詳しく聞いて、それをしっかり自分で揃えてGEMに仕込んで、セラヒロアキ先生の論文仕込んでいいかっていうふうに聞いたらいいですいいですということだったので、セラヒロアキ先生の論文も仕込んであります。
これで星5つ採点になっているわけですけど、試しに私がセラヒロアキ先生にご指導を受けて、全国国語教育学会で発表した論文のデータをしっかり読み込ませたところ、総合評価星4つをいただきました。
セラヒロアキ先生の二重構造化論をコンプリートするような、そういった指導案って多分ほぼ難しいんじゃないかと思うんだけども、星4つで最大かなと思いますね。
普通が星3つぐらいかな。だから目指せ星4つということで、チェッカーをこれから使っていこうと思うんだけれども、やっぱりこのチェッカーの優れたところは、どうやったら深まるかっていうところをしっかりサポートしてくれる、提案してくれるというところがすごいなと思っています。
その提案もちょっとこれ無理なんじゃないかっていうような高レベルな提案をしてきたりするんだけれども、チェッカーの目的は一応目安をいただくというわけで、実際は現実の生徒に沿わせてしっかりアレンジしていかなくてはならないので、チェッカーが万能というわけではないけども、やっぱりこのチェッカーで学習指導案というのを点検して一つの目安を得ることはできるんじゃないかと思います。
ということで、巷に落ちている学習指導案を片っ端からチェッカーにかけてみようと思っているんだけども、結構星4つっていうのもあります。だけども、え?って思うような指導案もありますので、これも星2つとか星3つとかになっちゃって、改善が必要だなっていうチェッカーもあります。
ということで、もうちょっとこれを優しめのイージーバージョンにしてチェッカー作ると、大学の先生とか教育実習生とかいいんじゃないかなと思うわけですけども、もうちょっと改良版にも挑戦してみたいなっていう思いがあります。
ということで、今日は目標の二重構造カロンチェッカーというのを作成した。私の初本格的ジェム作りは目標の二重構造カロンチェッカーでした。ということで皆さんもぜひお試しください。
今後の展望と改善点
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
11:47

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