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第576回 給料は先に払うか、後に払うか──インフレ時代の問題
2026-08-21 17:19

第576回 給料は先に払うか、後に払うか──インフレ時代の問題

▼今回の内容
・事前評価か、事後評価か──採用時の根本的な問い
・中国・欧米は"期待値込み"で払う。その代わりダメなら容赦ない
・日本は"一度雇ったら雇い続けなきゃいけない"暗黙のルールがある
・中国は資本主義、日本は社会主義──採用と給与の逆説
・インフレ時代に、勇気を持って"先に払える"会社になれるか
・ただし、期待値で払った後にダメだった時の逃げ道は?
・職務限定契約という"日本で唯一残された合法的な解"

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サマリー

今回のエピソードでは、給料を「先に払うか、後に払うか」という採用における根本的な問いについて掘り下げています。インフレが進行する現代において、企業は期待値込みで給料を支払う必要性に迫られています。中国や欧米では、期待値に基づいて高額な給料を提示する代わりに、結果が出なければ容赦なく給料を下げたり、解雇したりする文化があります。一方、日本では「一度雇ったら雇い続けなければならない」という暗黙のルールが存在するため、企業は結果が出る前に給料を上げることに慎重になりがちです。 この状況に対し、筆者は社会主義的な考え方が根付いている日本企業が、実は資本主義的な中国企業よりも給与支払いに保守的であると指摘します。インフレ時代に企業が勇気を持って「先に払える」ようになるためには、法的な側面からのアプローチも重要です。そこで、過去のエピソードでも触れられた「職務限定契約」が、期待値で採用した後に期待に応えられなかった場合の合法的な逃げ道として有効であると解説されています。この契約形態は、配置転換の義務がなく、給与の見直し交渉も比較的容易に進められるため、企業のリスクを軽減する手段となり得ます。

オープニングと日傘に関する雑談
こんにちは、遠藤克樹です。 向井蘭の『社長は労働法をこう使え』 向井先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということでね、今日も行きたいんですけれども──
本当に恐縮ながらですね、最近皆さんに聞いてまして──
ポッドキャスター界隈に──
あの──
日笠って今年指してますか?というご質問なんですけど。
はい。はい。
私ですね。
ええ。
指してます。
あ、指してる。
はい。
やばいな、全員だな、今のところ。
僕はコロナの時から指してて──
え?じゃあ6年、5年前とか?
6年前ぐらいに──
あの、在宅勤務になってから──
ええ。
なんか、やっぱりこう──
なんだろうな、気が変わったわけじゃないんですけど──
ちょうど6年前ぐらいの夏に──
うわ、これちょっともう男でも笠指していいんじゃないかなって、日笠。
で、日笠ないから──
普通の天笠指してましたよ。
すげえ、当時変なやつじゃないですか?
変なやつ、変なやつ。あの──
やばいやつ。
やばいやつだよね、それ。
ただ──
はいはいはい。
当時なんていうのかな──
世界がパニック状態で。
あー、そうか。ちょっとパニックっていうのかなって。
うん。あの、なんだろう──
外出てる人も少ないし──
はいはいはいはい。
興味ない感じなんですよ、もう周りの人。
例えば当時だったら──
ドトール行っても──
あの──
人がいないとか。
ありましたよね。そうだそうだ。
ありましたよね。
あの、ゼロですからね。
僕一回覚えてんの。ゼロ。
僕しか客いないっていう、ドトール。
都内でしょ?
え?都内、都内。
ありえないっすよ。
都内。
パンパンだもんね。
そう、都内の平日の昼間とか──
あ、じゃあちょっと食べたから──
行こうかなーと思ってドトール行くと──
僕しかいないみたいな。
シーンって。
その頃に常時点。
そう、何がさ──
日傘じゃなく──
まず雨傘をさしてみた。
そう。雨傘でもこれ──
誰も興味ないなこれと思って──
雨傘から始めて──
今は──
コンビニで売ってた──
セブンイレブンで売ってたのが──
すごくいいやつがあって──
あの、なんかこう──
大先生らしいですね。
雨傘兼日傘で──
あ、両方。
そう、で男──
男性用かな?
うーん、そんなのあるんだ。
そう。
これがすごくよくて──
日傘最前線じゃないですか。
去年、大久保さんとジョーさんが──
日傘さしたって話で──
言ってたんですけど──
今年聞いたら──
青木たけし、井上健一郎、白石ひろかず──
までか、まだ確認できてるのは──
は、刺してるって聞いて、今年から。
あららららと思ってたら──
やっぱり、むかりさんまさかの──
私、元祖です。
元祖だった。
実は。
なんでここで──
教えてくれればいいのに。
絶対大久保先生の番組聞いてましたよね。
聞いてました。
聞いてたけど、もうなんか──
僕にとって当たり前すぎて──
当たり前すぎて、遅いなぐらいの──
え?今頃そんなこと言ってんの?みたいな。
失礼なの。
そういうことですか。
いや、何かと早いですね。
そう。
あとね、僕、実は──
こう、紫外線アレルギーだったことが──
分かったんですよ。
どうでもいい話なんですけど──
まあまあ、あの──
ちょっと浴びるぐらいだったらいいんですけど──
海水浴行って、3日ぐらいこう、浴び──
紫外線浴びると──
こう、湿疹が出るみたいな感じですね。
いや、そうなんですか。
それもあって、日笠?
そうそう。
あの、万が一があるから──
はいはいはい。
まあ、なるべく──
当たらない方がいいよなあ、っていう感じです。
へえ。
ああ、そういうことだったんですね。
はい。
ということで、まずいまずい。
給料の支払いタイミング:事前評価か事後評価か
長くなっちゃった。やりますか。
そうですね。はい。
いきましょう。
今日はですね、ちょっと質問お休みしまして──
向井先生がね、ちょっとこの話をしたいという──
テーマがありますので、やっていきましょう。
はい。
あの──
給料は、先に払うか後に払うかっていう──
そういう問題があります。
はい。
これあの、安田さん──
安田芳生さんのポッドキャストでも──
コラムでもよく昔から話してるんですけど──
はいはい、そうなんですね。
安田さんがね。
はいはい。
あの、まあ要はですね、あの──
仕事で結果を出す前に給料をボーンと払うか──
仕事で結果を出したら給料を払うか──
あの、あげてあげるかですね。
ああ、そういうことですね。
給料を払うんですけど。はい。
あの──
事前に評価をするか、後に評価するかっていうことですね。
そうですね。はい。
事前に評価して給料をあげるか──
事後に評価して給料をあげるか──
特にあの、採用の時に問題になります。
なるほど。
これ労働法っていうか人事よりですね。
そうですね。
労働法が関係ないですね。
うんうんうん。
直接は。
インフレ時代の給与支払いと日米中の比較
これはですね、もう──
まあ正解はないんですけど──
ええ、そうなんですね。
あの──
まあ少なくとも日本はインフレじゃないですか、もう。
はいはい。
誰が見ても。
ええ。
おにぎりも今200円だしコンビニで。
ねえ、海苔も減っちゃって。
そう。
もう──
全てが値上がりで──
それこそですね──
僕この前びっくりした──
日本帰ってびっくりしたのは──
おトイレって昔ね、180円だったんですよ。
一番小さいブレンドコーヒー。
いや、覚えてないけど──
そうですね。100円台でしたよね。
あ、そうそうそうそう。
今いくらだか知って──
遠藤さん、いくらだか知ってます。
ええ、でもこの間ドトル飲んだばっかりだな。
ああ、そう──
でもあんまり意識ね、もうしなくなってるけど──
意識してないよね。でも250円くらい?
いや、280円。
あ、そんないってんの?
いってんの。
Sサイズのちっちゃいやつで?
Sサイズのちっちゃいやつ。
206──
いや、80だったと思いますね。
そんな上がってるんですか。
そう。
一番安いのが280になっちゃったみたいな。
しかもドトルのSって結構ちっちゃいですかね。
ああ、もうあの──
ホントコーヒー好きな人だと一瞬で飲んじゃう。
ねえ、キュッて飲んだら終わっちゃいますよね。
終わり。
どうでもいい話で言うと──
最近カマンベールの丸いやつあるじゃないですか。
切るやつ自分で。
はい、はい。
ちっちゃくなりすぎじゃないです?
どんどんちっちゃくなってくる。
知らないですか?噛まないから。
全然食べ…
飲まないですね。
開けたらさ、なんかキュッてなってて。
あれ?
あれ、目ちょっと悪くなったからみたいな思いがするね。
そうそうそうそう。
ああ、今日どうでもいい話がちょっと広がっていくのでね、戻しまして。
まあまあ、簡単に言うと──
今ってもうインフレ時代だから──
もう期待値込みで払わないと──
いい人来ないし、人も集められないねっていう話ですね。
事前にね。先に上げるっていうことですか。
そう。で、日本にいると分かんないんですけど──
中国企業とか欧米企業はやっぱり期待値込みで払うんですよ。
最初ね。
それであんなオファーが高いんですね。
なんだけど、期待値に行かないと容赦なく給料下げるか、解雇しちゃうんですよ。
まあ退職勧奨。
日本は一回雇ったら、もうずっと雇い続けないといけないっていうのを暗黙の了解であるから──
思い切って結果が出す前に出せないんですよ。
なるほど。こっち労働法の話ですね。
そう。でも、よくプロ野球のFA選手でもいるじゃないですか。
こんな大型契約なのになんかすぐ怪我して──
あともう3回連続ノックアウトで先発キッチャーから削されたみたいな。あるじゃないですか。
FAあるあるですね。
そう。なんだけど、なんで大リーグもメジャーリーグも日本のプロ野球もああやってお金払うかっていうと──
そこまでしないといい選手取れないっていうのと──
一部の選手はその何倍もお返しをしてくれるから割が合ってるわけですよね。
全体で慣らしてるってことですね。
だから日本の会社って全員雇った人プロ時にしないといけないっていう──
そういう固定概念みたいなのがあると思うんですけど──
実際も私も事務所運営してわかりますけど──
そういうわけにはいかないじゃないですか。全員が全員。フォームランバッター組織はないから。
だからやっぱり一部の人がすごく活躍して売り上げ利益上げてもらって──
必ずしもそうでもないなっていう人もいて成り立つみたいな。
でもそれで全体が成り立ってそういうもんですしね。
そうやって支えてバランスを作られていくわけでね。
なんだけど日本の会社ってなぜかわかんないけど──
絶対損したくないし最後もなぜかする気もないから──
安いお金しか特に外国では提示しなくて全く買ってないんですよ。
もう中国でも全然日劇はもう安くて有名で給料。
平等ちょっと共産的な考え方がベースにありそうなところがありますからね。
社会主義国家の中国の方が資本主義で日本の会社の方が社会主義なんですよ。
だから私も中途採用とかもやりますけど──
払うときはポンと払えるように準備はしてますね。
職務限定契約によるリスク軽減策
言える範囲であれですけど──
柿ツバタの採用とかも北市込みでみたいなところはあるんですか?
うちは新卒がメインだから北市ではないんですけど──
中途ではこの人はってなったら別に北市込みで払おうかなと思ってますね。
そっかそっか新卒やってるからね。
そうなんですよ。じゃあお前どうなんだって言われるとできてない。
そういうチャンスがなかなかないっていうのは残念。
でも逆に言うと新卒をとってしっかりと育てる方針なんで──
メジャーリーガー級の人を取るみたいなそういう戦略取ってないってことですよね。
そうですね。
まあなんだけどぜひちょっと皆さんには──
インフレ時代は特に北市込みで提示しないといい人がなかなか来ないと。
ちなみに労働法関連で最後にあるんですけど──
ドーンと先に北市込みで出して取りますけど──
先ほどおっしゃられた通り日本の観光だとやっぱり──
ダメだった場合に解雇とか言及っていうのは非常にしにくいじゃないですか。
ここはどういうような──
あとは気合で。
まさかの。
法律の専門家が気合で。
気合であとは。
まさかの。
ちょっと待ってください。
終わりですか?
これで苦しくなってきたんでこれで終わりに。
ダメダメ。
すごいですね。
これはちょっと冗談です。
冗談なんですけども──
ここからが労働法の話で──
やり方を申し上げると──
弁護士はもともとそういう雇い方なんだけど──
理屈を言うと給料を下げる仕組みを作っておくとか──
あるわけですよ。
でもまあそんな仕組みはうちないですみたいになるじゃないですか。
これまだ本にも書いてないし──
原稿にも書いてないんだけど──
職務限定契約ってあるんですよ。
一回番組でやりましたね。
やりましたね。
ポッドキャストでは言ってるんですけど──
すごい評判の回でしたよ。
原稿書いた方がいいかな。
523回。
526回で取り上げてます。
限定すればするほど──
うまくいかない時に弁問和解に行きやすいんですよ。
これもみんな言わないけど──
最古しやすくなっちゃったんですよ。
最高裁判例が出まして──
三菱UBJ事件のやつですか?
三菱もそうなんだけど──
千賀県の社会福祉協議会事件ってのがあって──
それは取り扱ってないですね。
最高裁判決があったんですけど──
障がい者の方のための──
器具を作る専門の方がいて──
それが外注が安くなっちゃって──
仕事がなくなっちゃったんですね。
器具を作ったり修理するとか──
特注にするとか。
事務方に移ってもらいますか?って言ったら拒否されて──
揉めたんですけど──
限定契約の場合は──
配置転換する義務はなくて──
例えば、機械修理の人が500万もらってて──
事務の人が300万だったら──
事務になるけど300万でどうですか?っていう提案さえすればいいんですよ。
語弊を恐れず言えば。
給料下げてもいいんですよ。
なぜかというと、その仕事で500万という契約してるから──
事務は300万だよっていうのはやりやすいんですよ。
なるほど。
これを使って──
例えば、うちの会社で破格の年収1000万だってなったら──
匿名事項○○の匿名部長とか──
職務限定契約。
部長でこういうことをやってもらいますと──
それ以外のことやる必要はないですみたいな。契約にすると──
これは最悪、もう全然結果が出ないで──
本人もやる気がなくて──
じゃあこのお金で営業やってくださいって──
500万ぐらいでやってくださいって言っても拒否されて──
話し合いも全然うまくいかない場合は解雇できちゃうんです。
なるほど。
っていうね、理屈ではそうなんだけど──
基本的には気合ですから。
基本はそっち?
基本はそっちなの?逆じゃない?
欧米企業も中国企業も──
気合でやってるから。うまくいかないと。
気合。気持ち。
わかりました。
終わりです。
終わりました。
冗談です。
エンディングと次回予告
次回その話出るかなと思うんですが──
質問もあるんですけれども──
向井先生、新しい書籍いろいろ裏で流れがありますので──
その辺の話も今後触れてくるだろうということで──
次回つながってきますのでぜひ楽しみにしていただけたらなと──
ということでそのとこは終わりたいと思いますが──
ちなみに職務限定契約のお話は523回と526回でお話ししますので──
ぜひ見てみていただけたらと思います。
終わりましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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