まず1つ目です。
留守番中、愛犬が本当はどんな気持ちでいるのか知りたいです。というお便りいただきました。
これは気になる方もかなり多いんじゃないかなと思います。
よく心配されることとして聞く声で多いのは、
一人の時間は暇でかわいそうなんだよねとか、
お留守番させられて寂しくて苦しいんじゃないかというような声もよく聞きます。
また部屋の中の者にいたずらしていて、これはお留守番させたことに怒って私に向けてやっているんじゃないかっていうのもよく聞きます。
これに関してはよく分離不安症と合わせて説明されることが多いんですね。
この分離不安症という言葉に関して私は結構丁寧に扱うべきだなと思っています。
丁寧にというか慎重に扱うべきだなと思っています。
皆さんもこの分離不安症という言葉は聞いたことがあると思いますが、
簡単に説明をします。
飼い主と離れることで過度の不安やストレスを感じて望んでいない行動、
いわゆる問題行動を引き起こすというものが簡単な説明になります。
もう今の時代ですからネットの記事とか動画なんかでもこの分離不安症という言葉よく聞くと思うんですね。
ただそんなに気軽に使う言葉では実はないです。
実は分離不安症の犬というのは割合的に言うと海外では14%程度、
日本では29.8%程度、約30%程度しかいないと言われているんです。
飼い主のそばでお座りとかのコマンドトレーニングは皆さんした経験があると思うんですけれども、
犬から離れるという練習はあんまりしたことがないという方がほとんどなんじゃないかなと思います。
まあこれは当たり前でしょうって思うかもしれませんがほとんどの場合は分離不安症なのではなくて、
離れた場合に何をするのが正解なのかというのが犬に伝わっていない。犬が理解していない。
トレーニングをしていないから犬が何をしたらいいのかわからなくて望まない行動をしていることがほとんどなんですね。
この分離不安症っていうのは保険会社によっては保障の対象になる精神疾患です。
動物病院で診察を受ける医療行為の範囲内になりますので正直分離不安という言葉はあまり気軽に扱うべきではないと私は考えています。
なので一人でいる時に吠えたり物を壊したり便が緩くなったりパニックを起こしているような素振りがあるのであればまずは切り分けをすることが必要です。
飼い主が家を出る時に吠える場合は一人になることの対処法を知らないだけなのかもしれないです。
物を壊したり走り回る場合は退屈をしているだけなのかもしれないです。
ここまではトレーニングとか飼い主の努力次第でカバーできる範囲です。
ただし玄関に向かう扉付近に集中して噛み跡だったりとかよだれの跡がある場合もしくは飼い主がお留守番をさせると便が緩くなったり帰ると震えていたりその日はご飯を食べない食欲減衰が見られる場合
これは分離不安の可能性が出てきますのですぐにかかりつけの重意に相談すべきです。
分離不安症という言葉は愛犬の精神疾患を疑って医療行為を検討するときに使う言葉ですので気軽に使うべき言葉ではありません。
できることがあるのに愛犬に分離不安症のレッテルを貼るのも私は推奨しませんし
ネットの記事とか動画にあふれている文字に慣れてしまって他の家にもこういう子がいるんだじゃあうちも大丈夫かなとことの緊急さを見逃してしまうことも非常に危惧しています。
なので分離不安症の症状と重なる項目があったらまずは慎重に愛犬の行動を観察してください。
そしてできればネット記事や動画などと照らし合わせるのではなくて専門知識を持った方やかかりつけの10位さんなんかに相談してみてください。
とはいえまあここではまだ深刻にならずにこんなことがあるんですけどこれって分離不安症の可能性ありますかねくらいのフランクな相談でいいと思います。
もちろんこの番組のXやK9ハーモニーのインスタのDMとかにも気軽にご相談していただければと思います。
分離不安症の説明が長くなってしまいましたが本題に戻りたいと思います。
じゃああなたの愛犬は留守番中何をしているかです。
実は多くの犬は割と寝て過ごしてます。
なんだか表紙抜けですよね。
ただこれも統計があって0歳から1歳までの子犬時期と呼ばれる時期中型犬大型犬になってくると1歳半ぐらいまでの子犬時期は18時間から19時間程度の睡眠時間が必要です。
1歳を超えて成犬時期になってくると10時間から15時間。
8歳を超える死に飽きと呼ばれる時期では18時間から19時間と言われています。
もちろんこれは統計ですので絶対的な数字ではありません。
犬によってそれぞれ違いますしあなたの愛犬がこれに当てはまるとも限りませんが
ほとんどの犬は我々人間よりも多くの時間、場合によっては倍以上の睡眠時間が必要なんです。
なのでお留守番中も飼い主のいないテレビのついてない部屋でポツンと空を見てるみたいな状態というよりはほとんどの犬が寝て過ごしていることがわかっています。
ただし1人の時間がすごく長くなるとしんどくなる子っていうのももちろんいます。
これは生活環境だったりとか飼い主さんとの接し方生まれ持った性質によっても個体差があります。
だからこそ犬のお留守番を大きなイベントにしないということがとても大切なポイントになってきます。
コートを着てパパお仕事行ってくるねー寂しいけどお留守番頑張ってねー帰ってきたらいっぱい遊ぼうねーって言って鼻にキスをしてから玄関の扉を出る。
この飼い主さんとても愛にあふれている方で愛犬にも気を使っていますよね。
ただ愛犬の目線だとあこの儀式が始まったっていうことはまたパパがそばからいなくなっちゃうどうしよう
で次に起こることを予測するんですね。
なのでこの行ってきますの儀式は逆効果なんですよ。
コートを着てダイニングテーブルでコーヒーを一杯飲んでから何も言わずに家を出る。
この方が犬にとっては飼い主さんがいなくなるという予測ができない分ストレスが少ないんですね。
シーズン5のエピソード1を聞いていただけた方ならご存知かとは思いますが
逆に帰ってきたら儀式を行って愛犬のお留守番のご褒美を目一杯あげてください。
犬の世界では一緒に群れで暮らすメンバーが群れから離れて単独行動するということは異常事態です。
それでも我々人間と共存していくためには離れることがあるけど心配しなくてもいいんだよという
共生ルールを共有してあげることが大事なんですね。
共有する方法はたった一つでできないことを叱るのではなくてできたことを心から褒めてあげることです。
ということで改めてお答えすると愛犬はお留守番中寝ていることがほとんどだと思われます。
万が一体調不良とかいつもと違う様子が見られるようであれば
慎重に観察して必要であればかかりつけ注意だったりとかドックトレーナーに相談してください。
そして行ってきますの儀式は行わずにただいまの儀式は念入りにやってあげましょう。
愛犬との絆を深めるコツは一緒にいる時間の長さよりも関わり合いの質が大事になります。
それでは2通目いきたいと思います。
最近犬を飼い始めました。保護犬出身だからか新しいものをすごく怖がります。
ならし方のコツはありますかというお手紙をいただきました。
これもトレーニングをしてても質問としてよくいただきます。
まず知っておいてほしいのが新しいお家や環境に慣れるのには時間がかかるということです。
よく333なんていう言い方をするんですけれども
最初の3日間は新しい環境に来たことによる緊張を解きほぐす時間です。
3週間くらいで新しい環境の匂いや音、人の動きなど家のリズムを覚えてきます。
3ヶ月くらいでやっと安心してその犬の個性が出てくる。
まあこれはあくまで目安です。
これに関しては生まれ持った性質や保護犬となると
その子が前住んでいた時の環境だったりとか捕獲のされ方収容のされ方など様々なドラマを持っています。
かなり個体差は多いのでもっとゆっくりな子っていうのももちろんたくさんいます。
なので1週間経っても家に来た緊張がまだほぐれないとしても焦らないでください。
怖がるものへの慣らし方なんですけれどもコツは3つです。
少しずつ平気な距離からいいこととセットで、少しずつ平気な距離からいいこととセットで、この3つがコツになります。
例えば掃除機が怖いとしますよね。
掃除機が怖いならいきなり近くで掃除機をかけないでください。
まずは電源を切ったまま視界に入る場所に置いておきましょう。
それで平気だったらおやつをあげてください。
今度はもう少し近くに置いて平気だったらおやつをあげてください。
今度は掃除機をかけている時のように掃除機をゆっくり動かしてみてください。
電源はつけずいいですよ。
これでも大丈夫だったらおやつをあげるという感じで慣らしていきます。
専門的に言うと脱感査というものと気候条件付けというものなんですけれども
要は怖いものをいいことが起きる合図に変えていく。
ないしは怖いものを怖いものとしてみなさなくていいように変えていくというのが
この徐々に近づいていっておやつをあげるというものです。
逆に絶対やってほしくないのは
慣れさせようとして怖いものにいきなりぐっと近づけること。
例えば他の犬と仲良くできないからいきなりドックラに連れて行ってコミュニケーションを図るとか
お散歩中にすれ違ったワンちゃんに無理やり挨拶をさせるとか
これをするとフラッティングといって逆後悔になります。
慣れるどころかもっと怖くなっちゃうんですね。
下手したらトラウマを抱えるかもしれません。
我々人間では習うより慣れろという言葉がありますが
こと犬の恐怖に関してはこれは通用しません。
お手紙に戻ると
愛犬が何かを怖がったら無理に近づけないであげてください。
まずは何がきっかけで怖がったり警戒するスイッチが入るのか
それを観察してみましょう。
そしてこのスイッチがわかったら平気でいられる距離まで離れて
そこでおやつ。距離はゆっくり縮めていく。
これだけでも全然違います。
そして一番大事なのは
習うより慣れろは愛犬の心を傷つける可能性があります。
決して無理はさせないようにしてください。
さあ最後で3つ目いきましょう。