犬との向き合い方
今日も散歩の準備はいいですか?
アキレス腱を伸ばして、深呼吸をして、ワンちゃんとの絆を深めましょう。
それでは、ポッドキャスト番組犬からの伝言のスタートです。
この番組は、他の人よりも少しだけ犬と話すことが得意なドッグトレーナー
ひらたじゅんが犬との向き合い方、犬との接し方を犬目線で考えるポッドキャスト番組です。
ミニチュアダックスフンドのお散歩のお時間くらいお付き合いください。
今回は、安心できる場所というお話をしたいと思います。
どういうことかと言いますと、あなたの愛犬にとって
安心できる場所というのは、もちろん大好きな飼い主さんと一緒に過ごす家庭の中だと思うんですよ。
もちろんゆっくり、まったり日々を皆さん過ごしているとは思うんですけれども
ドッグトレーニングをこうしていると、実はワンちゃんにとっては
あまり安心しきれない場所になっていることも多々あるんですね。
例えば、よく聞く話としましては
24時間ケージフリーで過ごしているんだよとか
寝る時にはベッドで一緒に寝ているのとか
お留守番の時は扉とか全部閉めてリビングだけで過ごすようにしてもらっているのよとかね
かわいい愛犬のことなので、もちろん自由に過ごさせてあげたいですし
広い空間で遊ばせてあげたいですよね。
その方がおもちゃで遊んでいるあどけない姿とかも見せてくれたりするので
飼い主としても一石二鳥とも思えるんですよ。
ただ一方でこんな話も聞きます。
病院に行く時になかなかキャリーに入ってくれなくて
捕まえるのが大変で暴れちゃって暴れちゃってとか
あとは郵便配達の人が来たりピンポンが鳴るとすぐ吠えちゃうのよねとか
あとは家の中へ絶対トイレしてくれなくて
雨の日でも外に連れてかないと絶対トイレしてくれないのよねとか
今話したことっていうのは最初に話したことと全く関係ない話のように聞こえるかもしれないんですけど
実は今話したことっていうのはすべて表裏一体なんですね
今回はこんな話をしていこうと思いますのでお付き合いいただければと思います
まずは犬の生態から見ていこうと思うんですけれども
犬が野生で生活をしてた時ですね
横穴を掘って穴蔵で生活をしてました
これはもう皆さんご存知だと思います
愛眼化されて進化してきたのか変化してきたのか
今ではどの程度その習性っていうのが変化しているのかっていう研究結果は
おそらく国内外問わず出てないと思うんですよ
ただ変わったとも変わってないとも言い切れない部分ではあると思うんですけれども
僕が少ないながら今まで70頭80頭100頭いかないぐらいですね
関わってきた中ではこの習性っていうのは変わってないように思います
この習性っていうのが今でも残っているとするのであれば
家の中で24時間自由に過ごしているっていうのは
ちょっと空間が広すぎてしまうんじゃないかなというふうに思うんですね
これがなぜかというと穴蔵の中では狭くて屋根があって壁があって
ギリギリ自分がUターンできるぐらいのスペースで生活をしてた
これが一気にもう駆け回るぐらい広い空間を手にしてしまったということは
それだけ外敵から守らなければいけない場所が増えてしまったという話です
警戒しなければいけない空間が広すぎてしまうということが
郵便配達員とかピンポンとかのチャイムに対しての吠えっていうのにつながっていきます
常に警戒している状態どこから敵が攻めてくるかわからないって思っている状態の中で
ピンポンってなったり郵便配達の方が来られたりすると
敵かもしれないっていうのが吠えちゃってる子っていうのもすごいいっぱいいます
じゃあこの刑事フリーの生活をやめろって言ってるのかって
いつも言われるんですけど
刑事フリーの生活をやめろという話ではないんですよ
僕も大前提刑事フリー生活っていうのは悪いことではないと思ってます
ただ刑事フリーで生活して犬に安心感を与えたいのであれば
人が犬に対して安心できる場所ということを教える責任が生まれるんですよ
犬が勝手に群れの巣を守るという行動を諦めるということはほぼほぼないです
なので刑事フリーで生活をさせたいのであれば
家の中で警戒をする必要がないんだよっていうのを教えてあげるトレーニングっていうのが必要になってきます
なので刑事フリーで生活をさせるのであればトレーニングをする
郵便配達の人とかに吠えないようにするこれが表裏一体になってます
人間が自由だって思ってることを押し付けても
犬にとっては余計な警戒をしなければいけない場面が増えていることもあるということは
一つ頭の中に入れといていただけるといいかと思います
クレートトレーニングの重要性
安心できる場所を教えるっていうことに関してなんですけれども
僕個人としておすすめなのはキャリーなり刑事なり
犬が安心して何にも邪魔されないで一人で過ごせる場所っていうのを作ってあげるっていうことが大事だと思います
ちょっとね今から話すことはショックを受ける人も多いと思います
あなたの愛犬はあなたのことが大好きです
もちろん大好きで一緒にいる時間っていうのが何よりも幸せではあるんですけど
たまには一人になりたい時もあるんですよ
もちろんねうちの子はそんなことないよっておっしゃる方も多いとは思うんですけれども
自分の生まれ育った家庭でちょっと考えてみていただきたいんですけど
他の人とは違って特別な絆があると思うんですよ家族ってね
でいいことも悪いことも含めて特別な思い入れがあるじゃないですか
お父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃんお兄ちゃんお姉ちゃん妹弟とかね
こういう家族が大好きなんだっていう人も多いかと思うんですけど
じゃあその大好きな家族と24時間いつでもピッタリ同じ空間の中に一緒にいたかったですかっていうことなんですよ
たまにはさ自分の好きなことになんか趣味とかに没頭したりとかね
一人でゆっくりしたい時とかね部屋でyoutube見ながらポテトチップス食べたい時間とかありませんでしたかって
であの学校で嫌なことがあった時にねもうお母さんともお父さんともろくに話もせずに自分の部屋に逃げ込んで
もうとりあえず部屋の中でないしたこととかいろんな経験があると思うんですよ
こういうね一人の時間があるからこそ家族っていうのを大切にできる
なのでこれはワンちゃんも一緒でどのワンちゃんも飼い主さんのこと大好きだし一緒にいる時間は幸せなんだけれども
一人の時間っていうのは必要なんです
なので安心できる場所っていうのを教えてあげることは必要なんじゃないかなと思います
じゃあ今日からもうキャリーの中にあの無理やり入れてもう泣いても叫んでももう飼い主さん無視して
じゃあここに慣れてもらいましょうってねやる方はやめてください
えっと無理やり愛犬を狭い場所に押し込める必要はありません
ただ愛犬に狭い場所っていうのを提供することは大事です
ちょっと矛盾してるように聞こえるかもしれませんが
僕が言っているのはどちらも用意して愛犬に選択させることが大事です
愛情の上に絆を作っていかなきゃいけないんですよワンちゃんとの生活って
その上で愛犬に選択をさせるっていうことが必要になるんじゃないかなと思います
こちら最後ですねベッドで一緒に寝るのも飼い主が満たされて犬が依存していないのであればいいことだとは思います
ただしこれも大前提としてクレートトレーニングっていうのは必ずしておいてください
クレートトレーニングってよく聞くと思うんですけど
飼い主の指示でクレートハードキャリーケースっていうのに入ることができて
クレートの中で過ごすことができるなおかつ愛犬にとってもストレスではない状態を作る
これがクレートトレーニングです
災害時の犬のストレス
これに関してはもう今まで散々言われてると思うんですよ皆さん
ワンちゃん飼ってる方ってねクレートトレーニング必要ですよ
クレートトレーニングやってくださいねクレートトレーニングのやり方教えますよとか
ただ散々必要って言われても蓋を開けてみると
クレートなんてもう押し入れで埃をかぶってますっていう人も実際多いです
これはねもしかしたら以前も言ったかもしれないんですけど
災害時っていうのはこのクレートとかハードキャリーっていうのじゃないと
避難所で受け入れてくれないところっていうのがとても多いです
じゃあ急に大地震が起きましたで急いでクレートの中に愛犬を押し込んで避難所に行きました
それはいいんですよそこまではいいとしましょう
避難所によっては人間が住む居住エリアと犬猫っていうのが保管される場所っていうのが違うところっていうのが多々あります
犬猫は外でテントの中で保管をしてもちろん雨風とか防げるようになってるんだと思うんですけどね
飼い主はこの学校の教室を使ってとか体育館を使ってとかっていう風に避難をする場所が多いんですけど
この時に愛犬を急にクレートに押し込めました
数日間家族と今までのように生活ができない一緒に寝れないとかこういうストレスを受けると
愛犬は急に吠えだしたりとか
あとはもう自分の思う通りに行かないもう怖さとか恐怖とか不安とか自分の手を噛んじゃったりとか
あとはもう極度のストレスでご飯が食べられなくなっちゃって衰弱しちゃったりとか
ご飯を与えられていても餓死してしまったりとか
家族と離れたっていうことが強烈な心の傷になってトラウマになったりします
さらにね人間もこの災害時っていうのは極度のストレス状態になるんですよ
こういう吠えたりとか自分の手噛まなくてもいいのに自分の手噛んじゃって血まみれになってる愛犬の姿を見たりとか
ご飯あげても食べてくれなかったりとか
あとは他の人に唸るようになっちゃったとかっていう犬の行動を見てまたさらにストレスをためるんですよ
愛犬家の責任
これ飼い主でもそうなんで犬嫌いの人なんてもっとストレスを食べます
災害時動物に対する虐待が増えるっていうのはデータでこれはすでに出てます
これは海外だけじゃなくて日本もそうなんです
飼い主がこの愛犬のストレス行動を見てもう飼いきれないこんなのって言って放置してっちゃった
あとは被災の後で大変ですよねワンちゃんネコちゃんいっぱい販売しますよとかって
不当な繁殖悪い環境で繁殖をさせて
そういう被災地に行って無理やりワンちゃんネコちゃん売ったりとかっていう不当な繁殖だったりとか
保管所から窃盗して転売をしたりとか
あとは虐待もそうです
これ聞いてて本当に辛い話だと思うんですけど
皆さんも愛犬家だと思うんですよ
愛犬家であるならば愛犬家としてぜひ調べてください
実際に起きていることなので目をつぶるのじゃなくて
知ることっていうのも僕は大切な責任だと思います
なのでこういう悲しいことが起きないように
家にいる時にもマンガ1に対応できるようにトレーニングしておくということが大事になるのではないでしょうか
今回の話をまとめていきましょう
犬の目線で言うと
人間の自由を押し付けない
安心できる場所を教える
マンガ1にも対応できるようにトレーニングしておく
次回はですね
毎回毎回辛辣な回が続くので聞いてるのしんどいわって思う方もいらっしゃるかと思うんですけど
大事なことなんです
一応この犬からの伝言っていうポッドキャスト番組はシーズン制をとっていこうと思っておりまして
シーズン1に関しては12話で終わろうと思ってます
なのでちょっと12話まではねこういう話が続くかもしれないですけど
もうしばらくお付き合いいただければと思います
次回はですね指示出しというお話をしていこうと思います
それでは散歩お疲れ様でした
気をつけてお帰りください
少しだけ犬と話すことが得意なドックトレーナーひらたじゅんでした
ポッドキャスト番組犬からの伝言はリッスン、スポティファイ、ユーチューブなどで配信しています
Xでは犬に関することをポストしていますのでぜひフォローをよろしくお願いします
Xのアカウントは
アットマーク DOG アンダーバー MSG
アットマーク DOG アンダーバー MSG
または犬からの伝言で検索してください
皆さんからのコメントやリクエストもお待ちしております
皆さんの聞きやすい環境で登録をお願いします