長寿と意識の影響
10年単位で長生きする
アメリカのある大学の心理学研究チームが、
私はまだ40歳と考える1000人のグループと、
私はもう40歳と考える1000人のグループを追跡調査したことがあります。
2つのグループの平均寿命を調べたんです。
どちらが長かったかは想像がつきます。
何ヶ月という単位ではなく、10年という単位で、
まだ40歳と考えたグループの方が平均寿命が長かったそうです。
もう40歳と考えた人は、ほとんどの人がその先も
もう50歳、もう60歳と考えたはずです。
どんどん自分は老け込んでいくと自分の体に言い聞かせ、
その通りに体が反応したのかもしれません。
一方でまだ40歳と考えている人は、
まだまだあれもできる、これもできる、
まだ若いと前向きに考えることができるので、
体にもプラスに作用したんでしょう。
嘘でもいいから鏡に向かって20歳にしか見えないと言ってみてください。
すると体が反応してくれます。
もしかして私は若いのではないかと細胞が思い始めます。
人間の想念はとんでもなく強力に自分の体をコントロールしており、
私たちが何気なく言った一言によって体は理智に素直に反応する。
不平不満、愚痴、泣き言、悪口文句ばかり言っていると体を壊しやすくなります。
私の講演会にはよく医師の方がお見えになります。
臨床的な医療の現場において、
たくさんの患者さんを見てきた結果、
生患さんの言う通り口から出てくる言葉によって病気がちか健康であるかわかるかもしれない
という結論になった医師が何人もいました。
もしかしたらその人の人生観が体を壊しているのかもしれない
と考えたある女医は、
投薬よりも患者さんと十分に話をするという方法に切り替えました。
薬代では稼げないことになりましたが、
患者さんのためには収入が見込めなくてもいいと思い切ったんです。
その方はご夫婦で働いていたので収入面は主人に任せて
自分は患者さんの治療に専念しようと思ったそうです。
しかし面白いことに収入が見込めなくてもいいと考えたにもかかわらず収入が増えました。
あの先生はいい先生だという口コミが広まって
意識の密度
たくさんの患者さんが来院するようになったため
所信料収入が入るようになったからです。
これは神様が応援しているということかもしれません。
意識の密度
30代から40代の独身OLで海外旅行に行こうと思って
お金を貯めている人がいました。
ところが次にお会いした時に彼女はこう言いました。
60歳か70歳くらいになって病気になった時のことを考えて
老後のためにお金を貯めておくことにしました。
私は笑ってこう言いました。
病気のために貯めているお金は病気のために使うことになりますよ。
壮年のエネルギーが蓄積されて減少化するんです。
未来のことを心配するのはその現象を招き寄せることになります。
楽しいことだけを期待して待っていればいいんです。
この女性の場合は老後の心配などをしないで
海外旅行に行きリフレッシュをするという生き方をしていれば
年をとってからも病気とは縁がないかもしれません。
宇宙を味方につけるとは
宇宙現象が自分の都合のいい形で起こるということです。
私のところへ宇宙から来るメッセージのうちの一つに
意識の密度が現象の密度であるというのがありました。
私の周りには感じのいい人ばかりが集まっていると思ったとします。
そういう人の見方をしていれば
今後も実際にその人の周りには感じのいい人が多く集まってくる。
反対に目の前の人に対してこの人は感じが悪いと
あら探しをしながら人を見ている人というのは
意識がそっちの方に行ってしまっているので
自分の周りに集まってくる人がそういう方向に偏ることになるらしい。
鏡を見るときに自分の顔を見ながら
ここもシワが寄っている、ここも老化していると
老化しているところを見出していると
老化しているところに意識が集まるので
老化という意識の密度イコール現象の密度となる。
つまりその結果として老化の進行度合いが早まるということです。
ここも若々しい、あそこも若々しいと言っていくと
若々しいところに意識が偏ったので
現象として体全体が若々しくなるということです。
このようにこの事実はあらゆることに応用できることがわかります。
自分にとって楽しい方のことについて喜びを感じ、それを表現すると
どうも宇宙はそれを感じ取るみたいで
あなたがそういうことが好きで喜ぶんだったら
もっとやってあげようということになるみたいです。
そしてあれが気に入らない、これが嫌だということばかりに
関心を持って注目をしていると
今後もそのような現象しか起きてこないようですよ
ということがわかってきたんです。
お釈迦様の教え
悟った死体
お釈迦様が悟った道のりはいくつもありますが
その中の一つに死体という考えがあります。
四つの諦め、四つの悟りのことです。
体という文字はある種の心の落ち着きや悟りを示しています。
第一の悟り、苦体、人生は苦悩に満ちているという悟りです。
第二の悟り、実体、執着が悩み苦しみのもとであるという悟りです。
第三の悟り、滅体、執着によって悩み苦しみが存在しているのだから
執着をなくせば悩み苦しみはなくなるという悟りです。
第四の悟り、動体、悩みや苦しみはこうでなければならない
ああでなければならない、こうすべきだという囚われやこだわりが
自分自身を縛り付けている状態である。
したがって滅する、執着を捨てるということを
日常生活のあらゆる場面で実践していけばよいという悟りです。
この四つの悟りを実践することで
お釈迦様は悩みや苦しみから離れ、下脱、悩みや迷いから解き放たれて
自由の境地に到達することができたそうです。
いろいろなことにこだわらなくてよい、執着しなくてもよい
そうすれば悩みや苦しみがなくなるのではないか
という考え方は悩みや苦しみの根源を立つという意味で
とても重要なことだと思います。
こだわりやとらわれがなくなったら
人間は本当に楽になることができるでしょう。
さて今回は小林誠観さんの教えの中から
21の興味深いお話をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
誠観さんの教えは難しい理論ではなく
日々の生活の中で実践できることばかりです。
悩みを解消するヒント、お金とのいい付き合い方、
そして何より人生を楽しく生きるための考え方、
私たち一人一人が輝く存在になること、
そして周りの人の幸せを願うことの大切さを改めて感じました。
すぐに全てを実践するのは難しくても、
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