1. 小松正史『耳の保養』
  2. 【仕事論】忙しさをもたらす根..
2025-03-26 09:56

【仕事論】忙しさをもたらす根源はどこにあるのか?

目の前の忙しさの原因はどこにあるのか?短期ではない長期にわたる背景・文脈・意識決定が大きく作用しています。多忙は怠惰の隠れ蓑という言葉で片付けられない本質を把握する癖を身につけていきたいものです。
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/627e0afcfd1be6fc466131c8

サマリー

大学における多忙さの根源は、仕事の量や質、運営の構造に起因しており、マネジメントやヒューマンリソースの重要性が強調されています。また、労働環境の改善や長期的な視点での人材配置が必要であることが指摘されています。

多忙さの原因
みなさん、おはようございます。作曲家で大学教員の小松でございます。
今日はですね、多忙さの根源はどこにあるのかみたいな、そんな感じでお話ししてみたいなと思います。
こんな話をしたのはですね、そもそも僕が多忙でしてしまってるというか、多忙の状態がなかなか抜け切れないっていうのがありまして、
これ、原因は何なのかということでですね、多忙の合間にいろいろ考えるんですけども、
これね、たぶん目の前の事象とか、人とか、物とか、出来事とかね、そういうことだけじゃないんだなっていうふうに思うんですね。
たぶん、絶対的な構造とか、今に至るまでのプロセスとか、文脈とかっていうような、ちょっとね、目の前というよりもずっと今までの前から前からね、
多忙にさせるような原因があったんじゃないか、その多忙っていうものの構造をそもそも作ってしまったんじゃないかなっていう、
そんなところをね、ちょっと考えてしまいました。めちゃくちゃ抽象度高いですけど、これ自分の今の仕事で考えていくとですね、
今の大学はね、最近、私立大学は特にですけれども、いろんな仕事が教員に降ってかかってくるわけですよね。
研究をしたらいい、ゼミして教育ね、大学生に教育をすればいいだけじゃなくて、大学が運営をしていくためには、教務っていうね、
授業の運営のやり方みたいな、そういうこともすごく大事ですし、あとマネージメントですよね、
学生のメンタルのサポートであるとか、現状を聞いて、それをですね、生活の中で、大学生活でどうしたらもっとね、その学生が学びが良くなるのかとか、
そういうこともね、考える必要があったりしますし、あとはね、大学は毎年毎年入試やってますよね。
入試の在り方とか、より良い、自分の大学に適正のある方に入っていただくための、あの、受験のやり方とかね、もういろんなものがね、やっぱりたくさんあるわけですね。
もうなかなか一言では言えない、10分とか15分では言えないことがね、それほどの量があるわけなんですけど。
で、そのね、一つ一つの仕事っていうのがですね、できる人に結構ね、のしかかってくるわけですよね。
あの人だったらできるから、どんどん仕事をね、振っちゃえとかってもあるし、あとはもう、なかなかね、あの、ちょっと高度すぎる仕事なわけなんですね。
例えば、教室配当とか、非常勤の先生の移植であるとか、移植っていうのはお願いするっていうことですね。
あとその非常勤の先生がこう、うまくクラスをね、持つっていうこともあるし、もちろん専任は持ってるわけですよ。
持ってるんだけど、それと同時にあの特殊なね、技法、技能っていうのを特に大学としてはですね、必要としているところもありますから、
まあそういう場合にはですね、やっぱりアウトソーシングというかね、お願いすることが必要になってきますからね。
まあその橋渡しをやるとかですね、あとあの実習が結構ね、多い大学ですと、まあ施設とか教室とかね、教員の数とか、
まあそういうところに限りがあるので、なるべくうまく回すようにね、少数精鋭、ニーズを限りがある限定にしておいて、
それを同じ内容でクラスを分割して運営していくとか、そんなもう諸々のこのかなりアクロバティックなあの授業のやり方、
そして運営っていうのをですね、まあ授業が始まるね、1年とか2年ぐらい前からね、やっぱ考えていったりする必要があるんですね。
で、例えばこういう仕事っていうのは、ベテランじゃないと難しいんですよ。
最初のね、入りたての2,3年の人にお願いしてもね、なんのこっちゃって感じですから、
まあできる人にどんどん仕事が来ることは当然ですし、まあそうしていかないと大学自体が成り立たない、もう止まっちゃうわけなんですね。
で、結果、まあ僕は数と言いますか、時間だけは長いね、経歴だけは長い、もう25年このね、聖火大学でいますからね。
まあそういう人にどんどんこう仕事が降ってくるわけなんですね。
で、まあ降ってくるのはいいんだけども、ここはすごく大事な話なんだけど、大学として、そのまあヒューマンリソースというか人間の労働ですよね。
労働でちゃんと賄える人をしっかり人数分ね、賄う必要があると思うんですね。
で、しかも人っていうのはどんどん変動します。新しく入って来られる方もいれば、退職して去っていくとかね、色々な理由で他の職種というかね、他の組織、仕事の職場に移動される方もいらっしゃるわけですから、
そういうふうなところで今動きがあるわけですね。動きがある中で割と職人的なね、大学のマネージメント、それができる人だけに留まるんじゃなくって、ちゃんと引き継ぎをさせるような、そういうシステムってとても大事なんだけども、それがなかなかできないっていうのがね現状で、
結果ですね、特定の人が去っていったり、あとは僕みたいにどんどん他の主任とかになってくると、今までやってた仕事が他の人にやっていただくしかないっていう状況にシフトしていくわけですよ。すると、ちゃんとした引き継ぎがないとですね、仕事回らないってことになりますよね。
そんなとこもあってですね、短期短期でこれがある、こんな対処をしなくちゃならないという、引き継がね、日々行われ、勃発するわけなんですけど、そこに対して、僕は結構、労力とか今割いてる状態で、
研究とか大学の教育、ゼミでの教育っていうこと以外のエフォート、率の方がですね、8割とか9割ぐらいやってる感じですね。マネジメントにほとんど時間が費やされてる状態なんですけど、
これってやっぱり、短期短期でやるっていうよりも、5年前とか10年前とか、そういうところからですね、ちゃんと人の配置をしっかりしておくとかですね、限られた人数の中で回すためには仕組みですよね。
長期的な視点の必要性
今だったらUXとかUIとか、そうしたプラットフォーム含めた道具がね、発達してるので、そちらと併用してやっていくっていう方法もやっぱあると思うんですよね。そういうのを、どうしてもせざるを得ない状態でやるっていうよりも、ちゃんと準備をしておく。
5年10年前から次の何かの変化に対して想定をしておくってことをしていかないと、現場の落ち着きっていうのがね、なかなか生まれてこないっていうのがね、あると思うんですね。
それはもう大学の見習ず、他の職種とかでもそういうことありますよね。人手不足だとかやり方がわからないから、目の前にね、すべき仕事が本当に山積みになってるっていうのは、他でもあると思うんですけど。
だから大学の見習ずではあるけれども、そういうのを長期的に捉えていくっていう、やっぱそういう経営者とかマネージメントできる人とか、そういう人がいないと、やっぱ上手く育っていかないんじゃないかなっていうのをね、日々のとても忙しい状態で、特に年度末っていうのはね、もうすごい状態ですね。
しかも花粉が最近飛んでますからね。ちょっと鼻声ですけど、今は鼻声でしょ。花粉飛んでるから、冒頭も花粉症なんですけど、薬を飲んでいてもですね、かなり高差もあるでしょ。PM2.5なんかも飛んでくるし、やっぱね、ぼーっとしちゃうのが年度末って感じですかね。
思わずね、もう過ごしてしまってるわけなんですけど、いや4月とか5月終わったらほーっとしますよね。そんな季節の多忙さも含めてですね、なんとか乗り越えなくちゃならないと思うんだけど、これでね、心の余裕っていうのがやっぱね、なくなると良くないんですよね。
やっぱ短期、短期でいろいろなところをね、短いスパンで、ただ仕事をね、もぐらたたきみたいにやるっていうのは、もう本末転倒というか、そうじゃなくって、そういうことが起こる手前の、やっぱりこの寒報みたいなもんですね。
体が病気になった、熱が出た、そして体に不調が出たから薬を投入するんじゃなくって、それまでの身体づくり、環境づくりっていうのがやっぱ寒報では大事で、僕もそれですごく快適に、ほぼほぼ健康で過ごしているわけなんですけど、
そういうね、中期、長期にわたる見通し、大学のマネジメント、仕事のマネジメントっていうのをやっていかなくちゃなかなかね、サステナブルにはならないんじゃないかなっていうのをね、別にここの今の所属の大学の話を言ってるわけじゃないですよ。
他のすべての大学ないしは職業でも言えることかなと思ってね、共通して長期でやればいいんじゃないかなという、そんなお話をしてみました。それでは今日もね、花粉症に気をつけて過ごしてまいりましょう。失礼いたします。
09:56

コメント

スクロール