新刊の紹介と実践
お疲れ様です、小松でございます。
今もね、外で歩きながら収録してるんですけれども、
今日お伝えしたいのはですね、新刊がね、出ましたけどね、
【耳をすませば世界が変わる】ね。
これで早速読んでいただいた方はですね、もう実践されてるんじゃないですか、6つのレッスン。
刊末の方にね、一気に6つのレッスン入れてるんですけども、
これがね、京都を中心の本ではあるので、京都を中心の内容のね、その場所ですね。
それを伝えてはいるんですけど、これね、他の場所でも全然できるんですよね。
そんな感じで、どんな風にね、その本の内容を実際に音聞きに役立てているのかっていうのをね、
ちょっと実践をしながら歩いてみたいなっていう風に思います。
今いるのはね、京都の中の辻通りですね。
すごくね、細い道。一方通行なんですね、京都っていうのは。
辻通りが狭かったりするので、ほぼほぼ田野寺地区っていうところは一方通行なので、
すごくね、ドライバーにとっては大変なんですよね。
例えば三条通りだったら西行きとかね、そういうのがあって竹山地通りだったら、
あそこはどうなんだろう、あそこは東行きだったかな。
そういう風にね、5番の目で東西、東西っていう風に分かれてるんですよね。
そんな風な感じで道路の統制というかね、そういうことをしてるんですね。
それによってですね、音が、車が今通ってますけども、一方通行ばっかりなんで、
今ね、西の方に行ってるんですけど、東行きの車ばっかり通るんですよ。
なので割と対向車があって、途中で離合するとかね、そういうところがないので、
交通量はとても多いんですよ。京都はめちゃくちゃ多いんだけど、
整然としてるというか、そんなに過剰にですね、混雑したりすることがあんまないという感じなんですね。
すごく中行区とね、ど真ん中なんかはそういうところがありますね。
そういうのがですね、辻通り通ると静寂もあるし、車がね、どんな風に通ってるか。
今午後の6時ぐらいなので、割と混雑というかね、帰りの帰宅の車が結構あったりはするけど、
意外と多くないんですよね。日中の方が多かったりするし、そんな風な感じの音環境かなという風に思います。
音のレッスンということで、一部ネタバレになっちゃうんだけど、
足音をじっくり感じてみようという、そういうレッスンの項目もあるんですね。
足音って普段意識しないじゃないですか。しかも最近はね、靴がね、スニーカーとか歩きやすい靴ということで、
あんまり靴音がしないんですよね。革靴とかハイヒールの方ですと音がね、コツコツとか、
割と強く出る高音の音が出ると思うんですけど、僕はほぼほぼスニーカーですね。
スケッチャーズっていうのかな、それを履いてるという感じで、とにかく動きやすい、歩きやすい、フィットしやすい、
長持ちするっていうような、そういう靴を履いてるので、それほど音はしないんですよね。
それでもね、やっぱり辻通りの静かな場所に行くと、自分の足音、やっぱりしますね。
今、配信してると自分が喋ってばっかりだから、あんまりね、自分の音を聞こうということがあんまりないんですけど、
ただね、静かに聞いてる場合はね、アスファルトの形状とか、あとその周りの建物とかですね、それによって大きく変わるし、
あとね、雨の時なんかすごく変わりますよね、足音が。雨の音によって音がね、マスキングされて聞き取りづらくなるし、
商店街と音の変化
それで雨というか水分があるので、ちょっと音がこもる感じの雰囲気になるかなというふうに思いました。
今ね、ちょっと音が変わったでしょ、これ。これ何かというとね、辻通りから大通りに出たんですよ。
で、大通りのね、これ堀川通りっていう通り、南北の通りがありますね。
で、堀川通りがね、片道がね、1、2、3、4車線かな、右折車も合わせると5車線ちょっとレーンがあるんですけどね、すごいでしょね。
で、片道が5車線、4車線なので、両方ね、上り下りと考えると8車線なんですね。
で、結構広いんですよ、この堀川通りね。で、この堀川通りに出るとね、さっきの辻通りと全然音違いますよね。
もう、持続的に車の音があるし、それも2車線ぐらいの車じゃなくて、本当に大量の同時にね、4列があるようなね、片道4列ですよ。
その音があるので、なんか音が太い感じ、車の音がね、めちゃくちゃ太い感じの状態になりますよね。
それによってね、ちょっと歩くだけで音の変化を味わう。
もうこれイヤホンをつけてるとさっぱりするかわからないけどね。
今ちょっと人の声というかアナウンスが聞こえますよね。
これあのシバスですね。シバスがありまして、これ堀川三条のね、交差点になっております。
そして今僕は止まってですね、横断をするんですけども、もうじき横断します、青になるので。
するとちょっと車の音が変化しますよ。今まだ青なんだけど、今黄色になって、はいこの静寂ですね。
車が一気にね、四車線の車が一気に止まって、そして自転車ばっかり。
自転車がね、20台ぐらい通るんですよね。すごいですよね、その変化ね。
パターン、時間パターンによって音の変化があるっていうのがやっぱり、こういう大きな通りの特徴かなというふうに思いますね。
ただあんまりざまざましないしね、空気感としては邪気が少ないなと思いますね。
はい、という感じで今堀川通りを通りましたね、横断歩道で歩いて。
すると今度はね、商店街があるんですよ。このテーマ曲、20年ぐらい前から作られてますけど。
三条街の商店街の、このベタな昭和感があるね。
20年前に作られたテーマ曲だと思うんですけど、2045年ぐらいかな。
結構地元の感じっていう雰囲気しますよね。
あとの響きにしても、通りで感じる響きと、やっぱりこの商店街の中に入った響きって変わること分かりますよね。
閉じられた空間、しかも上のアーケードがですね、雨防止で屋根が空いてるので、音がこもってる感じのね。
そういう状態だと思うんですけれども、すごく音がこもったりして、周りの音が一つ循環してる感じですよね。
スピーカーはね、先ほどの三条街商店街のスピーカーから流れる音っていうのは上からね。
上というか、どれぐらいかな。3メートルぐらいのところにスピーカーがあって、ずっと聞こえてるという感じですよね。
自転車も通るし、人も結構ね、外国人の方もいらっしゃったりとか。
スイーツ美味しそう。スイーツもあるし雑貨もあるしね。神社もあるんですよね。
これ今目の前神社なんですけどね。八坂恩御供え社。どう読む?お供え社っていうのかな。
ここはあのあれですよね、あの、祇園祭りの行事の一環で使われますね。
山穂は通らないんですけど。
本当すごい、帽子屋さんがあったりとかね。
えっと、うなぎ屋さんがあったりとか。
これは薬局ですね。薬局さんがあったり。三髪屋さんもありますね。
仕出し屋さんがあったりとか。
定食屋さんがあったりとか。生骨院があったりとかね。
こういうのも特にお店の状態が音からわかるっていうのは意外と少ないかもしれないけれども。
すごく特徴がありますよね、商店街の雰囲気。
人がとにかく行き来してるし、空気感としてはちょっと穏やかな感じ。
安心感があったり。今ね、子供の声聞こえたのはね、公園があるんですよ、三条館商店街。
子供さんの遊んでる声とか。
子供さんの声っていうのはなかなか和みますよね。
というのがね、歩くだけで結構レッスンになるんですよ、音のレッスン。
移り変わりのポイント。あれ、この場所ちょっとさっきと違う空気があるなとかっていうのが感じられるんですね。
それがね、歩いてて面白いところだし。
僕はゼミで、大学の小松ゼミで色々なところにフィールドワークに行くんですけど、音が変わる瞬間のエリアってあるんですよね。
さっき見たね、堀川通りから三条会商店街に行く瞬間音が変わったエリアとかね。
またこれもうちょっとしたら専門通りに行くんですけど、その変化みたいなものがあって、
そのあたりで立ち止まって、どのあたりで違いがあるのかなっていうのを学生に歩いてもらってですね、
ここら辺が変化ポイントだみたいな感じで音聴きをやっていただくみたいな、そういうワークショップ結構やってるんですけど。
何度かするとね、やっぱり学生自体が音を探すんですよね。
ここ変化してるよって。小松さんここ変化してるけど、なんかあるかもねみたいな。
分析したらここはやっぱり川があったり、緑があったりするねみたいな。
音の響きと街の様子
そういうのを視覚で認識しているっていうか、そういうのを伝えてくれたりするんですよね。
そうすると、やっぱり脳の中で共感覚なんですよね。互感が多感覚的に結びついているので、
そのあたりを活性化させるんですね。だからね、耳トレとかレッスンとかいう立て付けはあるけれども、
やっぱり新しいものを探すような感じで街を歩いたりとか、レッスンしていく。歩くだけでね。
ほんと多くですよね。夜は車というか自転車がすごいここ多くって。
特にね、雨が降っているときなんかね、上に屋根があるのでめちゃくちゃ重宝しますよね。
千本通りと堀川通りの間を通ってるんですけど、三条街商店街。
多分ね、800メートルぐらいかな。早く歩いたら6、7分ぐらいで移動するなっていう感じですよね。
今3分の2ぐらいまで来ましたね。ここちょっと広く感じません?音。
なんかJ-POPを流れたりとか。これね、どういう形状か頭の中で感じることできますかね。
さっきのところの道路の広さと比べてここはどうでしょうか。やっぱ広いんですよ。3倍ぐらい広くって。
アーケードの高さもそんなに変わらないんですけど、幅が広くなったから響き方もより響きやすい空間。
広い場所に移動したなっていうことが多分鋭いリスナーさんはわかるんじゃないでしょうかね。
なので音というのは意味を伝えるだけじゃなくて、音の響きから身体的な情報を得ていく。
ここは広いのか狭いのか、高いのか低いのか、どんな形状でできているのかっていうのを感じる感性を高めていくっていうことなんですよ。
なんでそんな感性を高めて、別に高めなくてもいいんじゃないとか言われそうですけど。
僕は生きている感覚、遅かり早かり人は死んでいくし、しかも毎日が一瞬で過ぎるじゃないですか、24時間。
仕事をたくさんやってたら一瞬で終わるんだけど、すると時間に区切りというか、くさびを打てない感じするんですよ。
なんとなく流れ去ってしまった、溶けてしまった一日って、僕は切ないとか嫌ですね。生きている感覚なくなるよね。
なので5分でも10分でも外に行って歩くことなんですよね。
今日も朝から夕方まで僕は教務の仕事をしてましたけど、一瞬で時間が溶けるんですよね。
ただちょっと外に行って、今ご用事があって外に歩いてるんですけどね。
やっぱりなんかね、生きている感覚、今ここにいるっていうね、マインドフルネスとかっていうことはあんまり言いたくないけどね。
そこがやっぱり、今日もこの10月、11月の、今日撮ってるのが14日ですけど、今日も終わるんだな、今日もいろいろあったけど、
最後こうして外に行って、うなぎの焼いてる匂いを嗅いで、もうちょっとしたらそこにヒロっていう焼肉売ってるお肉売ってるところがあるんですけど、
ここのコロッケうまいんだよなとかね、そういう五感をくすぐるような、そういう時間を少し持っていくのもいいんじゃないでしょうかね。
そのために耳のレッスン、音のレッスンっていうのをね、この耳を澄ませば世界が変わるにかなり入れてるので、京都以外でもできます。
京都以外のユニバーサルな普遍的な場所でできるよっていうのも書かせてもらったんで、おそらく今お住まいの場所でそういうことができるんじゃないかなっていうふうに思いますね。
そしてこちら終わりました。これで商店街終わったよ。どうでしょうか、この変わり方。そしてここは堀川通りと違って千本通りは二車線なんですよ。
やっぱり二車線って違いますよね、音がね。さっきの商店街の道の幅と同じようにですね。やっぱり幅によって変わりますよね、車の音もね。
なんか乾いた感じの音?乾いた感じの音であまり広がりがないというか。二車線だからね、上下1本ずつの線しかないんですよね。堀川通りと比べたら3分の1から4分の1の大きさですね。
やっぱりなんか違いますよね。しかもね、かなり混むんですよね千本通り。だからずっと混んでるというか渋滞してますよね。渋滞してるから対向車線の音しか出ないっていうね。
そういうのもあって、こんなに車がたくさんあるけど意外と車の音がないなという感覚も不思議ですしね。車があるんだけれども音がしないなっていう感じだよね。やっぱりラッシュの夕方の時間帯だからそうなんでしょうかね。さあ動き出しましたよ、車が。どうでしょう。
まあそんな感じで結構ね、音も本当にその都度変化していくというね、面白さがあるので。これずっと配信やってられるよね。ということでいつもね、こういう当たり前の、ただ生きてるみたいな配信が僕は大好きなので、そういう感じで今日もしてみました。ということでね、今日も聞いていただきありがとうございました。