1. 小松正史『耳の保養』
  2. 京を街歩きしながら、実践耳ト..
2025-09-30 27:00

京を街歩きしながら、実践耳トレ!で耳を鍛えてみた

実際に京の街を歩きながら、聴こえてきた音のポイントから、音の捉え方や感じ方のコツを、実践的に語ってみました。音のリアリティがスゴイ!
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サマリー

京での街歩きを通じて聴覚メディアの魅力を探求し、音の録音に関する意義や面白さについて話しています。このエピソードでは、フィールドレコーディングや音感の磨き方がテーマです。京を歩きながら実践耳トレに挑戦し、聴覚メディアの重要性について考察しています。特に、フィールドレコーディングを通じて音のテクスチャーや空間感を捉える魅力が語られています。

京での街歩き
小松でございます。
今、20秒くらい、何も説明せずに、
録音を始めたんですけど、分かりますかね?
今、二条駅で特急降りて、
改札口に向かう階段を降りてるんですけど、
あまり説明もしなくてもね、聴覚メディアだから、
どこに何をしてて、どんな場所で録音されているのか、
ある程度お分かりになるかなと思うんですけどね。
今、改札口通りました。
ということで、改めまして小松でございます。
こういう公共空間は、音サインが多いから、
どんな場所でどんな空気感かっていうのも、
意味としてよく分かることもあると思うし、
この聴覚メディアのすごい面白いのは、
空間を記録することができるっていうことですよね。
最初、停車する直前にボタンを押して、
それでドアが開いて、ホームに降り立って、
そこから階段降りて、そして改札口に来て、
今は駅の建物、施設を越えて、
音の聴き方
一般道路に向かうところなんですけど、
こういう音の広がりですよね。
そういうのがより分かるというか、
今日は自宅に戻るまでの15分くらいかな、
今回してみたいなと思うんですけど、
こういう聴覚メディアって、
普段は音声配信、音声収録してますけど、
例えばスタンドFMとかスポティファイとか、
ボイシーで後で聞かれる方というか、
そのメディアで聞かれると思うんだけど、
大体目立つ音とか音楽とかですね、
前傾音じゃなくて、中心的に意識が向けられる音を聞くために、
たぶん間違いなくですよ、
音声メディアとか音楽のプラットフォームというのは、
たぶんあるんだろうなと思うんですけどね。
でもやっぱりそういうものではあるんだけど、
僕がすごく思うのは、
それだけのために聴覚メディアを使うのってもったいないんじゃないかっていう問題提起なんですよ。
今大通りから細い道に入ったんだけど、
すごいわかるでしょ、シューって変化していく。
そういう聴覚が持ってる空間的な記録と再生と認識ですよね。
それが実は大事なんだし、
面白い、それが吸引力を醸し出すものなのかなと思いますね。
すごい静かなりますね、スーっていう、
本当に歩くだけで音のレッスンをしているかのような。
これ音量差ですよね、さっきの大通りから比べると、
たぶん40dB、30dBぐらいの違いはあると思うんですけど。
普段僕は音に興味を持ったり、音の聴き方を自分なりに開発したり、
時によってはこういうメディアを通じて伝えているんだけど、
もちろん面白いし、それがBの在り方としては自分がすごく望んでいるところなんだけど、
こういう感覚っていうのは、
研ぎ澄ませば研ぎ澄ますほど、
世の中のいろんなことがすごく表も裏も分かるというか、
真実に近いものが把握できるっていう面白さがありますよね。
あとはね、やっぱり生きている実感じゃないでしょうかね。
ちょっと生きている限られた時間っていうのがあると思うんですけど、
そのあたりの感覚っていうのがやっぱり研ぎ澄まされていくということなんでしょうかね。
だから僕はよく歩き配信がすごく好きなんですけどね。
その雰囲気というか、一期一会の限られたものっていうのを感じていく。
別にいつも僕音声配信しながら生活もしてないし、歩いてもいないんですけど、
こういう機会、たまにちょっと今音声を収録したいなとか思ったら、
それで歩きながら撮ってるわけなんですけど、
そういう時間帯においてもですね、やっぱり生きている実感っていうのはやっぱりありますよね。
皆さんの中でもそれはもちろんあると思うんですけど、
音っていう媒体を活用して、その深みというか面白みというのをですね、
より実感していくっていうことが、でもそれを進めるわけでもないんですよ。
別に啓蒙活動をしているわけでもないですし、
音遊びってやりたい人がやればいいんじゃんっていう、そういう類のものでね。
別に何も価値観を押し付けるつもりは全くないですよ。
ただ身体の拡張というか、感覚の拡張をしていくことによって、
生きている時間の限りのある中で面白いところがどんどんつかめてくるっていうのがあると思いますね。
さらに音メディアの面白いところは、今僕録音しながら歩いているわけなんですけど、
やっぱり機械があることによって、機械って道具なんですけど、
普段機械を持っていない時よりかは、より音を探したりとか、感覚を使おうという気になるんですよね。
もちろんぼーっと歩く時もいいんですよ。そういう歩き方もあるし、
今日ちょっと感覚を研ぎ澄ませて、自分の魂の方向性を見つけていくみたいな、
そんな風にしていくと、機械とか、今iPad使ってますけど、それを持つことによって、
普段の意識よりもより注意深く感覚を使ったり探し当てたりとか、
これは言語化して今は録音してますけど、そういう論理能というのかな、感覚能と論理能というのを
同時にすごく活性化させることができるっていう機械というのが、録音中にすごく感じるわけなんですよね。
だから、わけもなく録音したりとか喋ってる中で録音して配信したりしてるっていうところがあるんですよね。
これはまず一つ目だと思うんですよね。機械というものを持つことによって、より洗練されていくというか、
意識が研ぎ澄まされていくという。
これってカメラ持ってて、例えばインスタで投稿をすごくしてる趣味の人がいて、
そういう場合、スマホが今は主流でしょうけど、スマホのカメラを使って何か撮ろうっていう気持ちで、
いろんなところを歩いていくとですね。
今、笛の声が聞こえてきました。いい感じだね。練習してる。
うわ、なんかめちゃくちゃいいよね。っていう状況も、今僕は録音してるけれども、
カメラだったらそういうものをパッと撮っていくとかっていう意識で、
つまり視覚的な感覚というのが、道具を持つことによって割と活性化するっていう良さが一つあると思うんですよね。
道具による感性の磨き方がかかるっていうのが一つ目だと思うんですよね。
二つ目はやっぱりこれを再生するんですよね。
僕も恥ずかしいとは思うんだけど、自分で収録した時に全部を聞き直すことはさすがにちょっとできないんですけど、
聞き直しますよ。自分の撮った今の音声のデータをね。
聞くとその時の感覚がもちろん蘇るし、面白いなと思うんですけど、
一番自分の撮った録音物を聞き直す時に面白いなと思うのは、
自分が録音してる時には感じなかったような捉えることができないというか、
これ機械の耳という話になるんだけど、そういう音が入ってきたりとか、
そういう音の状態、音色みたいなものになるというか、そういうことがあるんですよね。
これ典型的な例で言うと、自分の録音した自分の声って聞くことってあるでしょ?
するとめちゃくちゃ違和感があるわけですよね。
あれこれ自分の声じゃない、ちょっと高い声だし恥ずかしいなとかって、
多分もう100%思うと思うよ、そういう風にほぼ。100%の近いぐらいにね。
そういう風に自分がその場所で感じた音の印象とは違うものが再生されてて、
その違和感というか、その差分というものがちょっと不思議な感じになるっていうね。
ここが録音をした後の面白さだと思うんですよね。
つまりメタ認知できる、音からメタ認知できるっていうのが録音した後の凄まじさだと思うんですよ。
この2つがね、やっぱり大きな感覚の刺激になるので、録音する、そして聞き直すっていう行為は、
別にそれをやってくださいっていう話じゃない、全くそうじゃないんだけど、
とにかく面白い新しい発見になるというか、そこに興味を持ったり関心を持ったりするっていう人が、
録音したりフィールドレコーディングをね、野外録音をしたりする性質のある人なんじゃないでしょうかね。
録音の魅力
ただ録音していろんなね、データを集める、鳥の音をたくさん録って集めるとか、
好きな電車の音を集めるっていうのもあるんだけど、実はそういう収集というかね、
アーカイブみたいなものだけじゃなくて、自分と対象、音を返した対象との関係性を見ていったりとかね、
自分の感覚をより深めていくとか、そういう割とね、環境認識論みたいな、
そういうところ、感性の磨く部分とかね、そういうところにね、やっぱり録音することの本質っていうのがあると思うんですよね。
そのあたりをね、ちょっと今、実は次の本を今書いてましてですね、
野外録音の楽しみ方っていう本、今ちょっと書いてるんですけど、そこをね、ちょっと入れてみたいなというか、
実はそこにもそういう部分の項目を書いてるんですけどね、
そういう面白さっていうのを、ちょっと言語化していくっていうことが大事だと思うしね。
今、録音簡単にできるじゃないですか、みんなが、ボイスレコーダーとか録音する機械、ポータブルの録音機って今ね、
1万円台で結構ね、いいものがあるんで、そういうものをね、ちょっと使って録音したりとか、
試しにやってみるっていう人はちょっとずつ増えてるんですよね。
そういう人たちにもね、すごく刺激があることになると思うし、
あとね、やっぱりちょっと録音する意義って何だろうとか、興味があるけど何が面白いのかなっていう風に思う方やっぱりいるわけですよ。
多くの方がそうだと思うんですよね。
そういう人たちに、録音の魅力っていうのはね、僕は3歳の時から録音してますからね、
家にテープレコーダーがたまたまあって、自分の声を録音して、
それでちょっと記憶はあるんだけど、何か変っていうのをね、自分の聞いてる、喋ってる時の声と実際の録音された客観的な声って差分があるから、
その辺りをすごく意識してというか、違和感があって、
その違和感をね、親戚の人にね、お盆とか夏休みとかね、3歳の時に夏休みはないと思うんだけど、
夏にね、ちょっと伝えていったりとかね、面白いなっていうのを伝えていったそうなんですよね、おじさんに。
おじさんにすると、何面白いなとか、この子なんか変だなとかね、よく言われたそうなんですけど、やってることは本当に変わんないよね、50年過ぎてもね、
50年以上前の話なんだけど、やっぱ一緒だよねっていう、やっぱ機械がこうしてあるからこそ、今はより使いやすくね、
今だからこそね、なんかね、そういうの伝えていきたいというか、本にして一般の書籍としてリリースするんで、すごくそういうのがね、
スマホがあれば、もう1台あればね、半径1メートルの圏内で、いろんな音の冒険ができるみたいな、
そんな感じのね、出だしをしようかなというふうに今書いてるんですけど、やっぱすごく面白いですよね。
機械があるだけで目の前が冒険の空間になるっていうか、そういうところの本って意外とまだまだ少なかったりなかったりするので、
フィールドレコーディングの本ってね、ちょっとずつ出てきてるんですよ。面白いね、知見というか、フィールドレコーディングってすごくやっぱりいろんな方がね、
試されてるので、いろんなノウハウがあるんですけど、それをね、入門的な観点からまとめていく本ってね、
フィールドレコーディングの導入
やっぱり意外と少ない、まだまだ自分の仕事なのかなって思うので、今回ね、ちょっと制作をね、始めたわけなんですよね。
問いのもね、僕は大学で教えてる中で、実習が多い学部なんですよね。
だからね、1年生が入学してきて、メディア系で入ってきて、それで聴覚の興味がある人がたくさんいますよね。
メディアの表現なので。そういう時に、まず最初にフィールドレコーディングしてもらう場合ね、僕は何を使うかというと、
スマホを使ってるんですよね。そういうスマホを使って、手軽なもので、ほぼほぼ100%に近い人がスマホを使っていますよね、現代社会では。
僕は使わないけど。それを使ってね、ボイスレコーダーとか、アプリにiPhone、iOSで入ってますよね。
それで聞くんですよね。するとね、1回は使ったことある、試したことのあるっていう学生がほとんどなんですよね。
アプリを試しますよね。1回ぐらいは使うと。でもね、そこから先は使わないんですよ。
写真は使いますよね。写真のカメラアプリはね、結構使うと思うんですけど、
習慣的に使うと思う、カメラは。インスタも使うし、記録もするしね。でもね、やっぱ聴覚というかね、ボイスメモは使わないみたいですよ。
自分の声を撮っても、さっきみたいにキモい、ウザいみたいな感じになるし、聴覚だけ撮るっていうよりも、動画で撮る人がほとんどだし、
聴覚ね、使う場合、特殊な目的がある時に使う学生が多いよね。
例えばインタビューするときにちょっと保守的にボイスメモを使うとか、どうしても何か記録をしておかなくちゃならないときにボイスメモ。
今はね、ボイスメモというよりも文字起こしというかね、音声入力してるから、もうすぐに音声の自分の声が言葉になるというかテキスト化になるので、
そもそもボイスメモをする、あんまり意味がなくなってくるっていうような、そういう事態に陥ってるわけですよね。
そんな感じでね、使う人本当にいない状態がボイスメモなんですよね。
ただ、最初の話に戻りますけど、音声、聴覚メディアというのは空間を切り取ることができるんですよね。
今はね、三条通り歩いてるんですけど、割と人の行き来はあって、車もたくさん通ったりしてるんだけど、
さっきの二条駅からすぐに静かな状況になったと思いますけど、そこよりかは、耳の鋭い方は、あれちょっと広いなと。
広くって、建物も少し商業的な空気感があるんじゃないかなとか、割と人の行き来も結構あって、何かこう賑やかだなとか活気があるなとかね。
ただ、とはいえちょっと下町っぽいというかね、そんなに高い建物ではないなっていうところが、今こうして録音、聴いていただいている方にはお分かりになるところがあるんじゃないかなと思うんですよね。
そういうふうにね、やっぱり文字起こしして、テキスト的に記号的な情報、それを切り取るだけのメディアじゃなくて、響きとか空間的なものとか、そういうものをね、缶詰めにするというか、記録するっていうのが聴覚メディアなんじゃないかなと思うんですよね。
それがないとね、面白くないんですよね。記録として使うのもいいんだけど、そこから先の使い方に気づける人は、あ、聴覚メディア面白いなって、自分もちょっとやってみようかなみたいなね。
ただ、よくわかりやすい鳥とかね、川とかっていうのを録音されてもいいと思うんですけど、もうちょっと空間的な広がりを試してみるというね。ただね、残念なことにiPhoneとかiPadのマイクっていうのは、モノラルマイクなんですよね。
しかも人の声がよく録れるようにできている、低音域から中音域についてはすごく感度があるマイクなんですよ。だからね、ちょっとあまり性能は良くないんですよね。
ただ、その中でもね、もう少し広がって撮ってみたい、もうちょっといい音で撮ってみたい、ステレオで撮ってみたいっていう方は外付けマイクをね、買われるといいと思いますよ。外付けマイクでいろいろ試していくというか。
録音機をね、あんまり僕はスマホで終わらすというか、それをつけるのはあんまり推奨しなくて、録音機をね、使っていただけたら専用のそういうのを思うんですけど、そうしていくとやっぱりすごくね、録音した状況もモニターしながらね、自分でヘッドホンを使ってそういうのをやっていって。
あと、記録したものを実際聞くっていう時間もすごく大事ですよね。そうするとね、その時にしか感じられないような音のテクスチャーというかね、肌触りみたいなものがわかってきて、そこがやっぱり次ちょっと聴覚メディアにのめり込んでみようかなと思うきっかけになるんじゃないかなと思いますね。
それがあればもう本当に定期的に録音したいとかね、そういう気持ちになってくるんじゃないでしょうかね。
僕はいつも歩いてる時にね、ちっちゃなポータブルレコーダーをね、持ってるんですよね、ソニーの。今はちょっと販売してないんですけどね、すごく小さいやつを使っているので、この音いいな、ここ瞬間録りたいなっていう場合はすぐにね、やっていくっていうような、そういうことをしたりしてますね。
ただね、録音、フィールドレコーディングって奥がめちゃくちゃ深いんで、マイクにこだまったりとかね、準備するのに10分とか15分とかかかってする場合もあるので、そういう録り方もすごく魅力的だと思うし、僕もそういうことたまにあるんですけど、僕はどういうのかな、すごく瞬間瞬間に音ってね、出会いなので、そういう場面が訪れるわけですよ。
するとね、その時の瞬間を逃さない方がいいんじゃないかなって僕は思うので、ぱぱっとね、録るというか、だからすぐにね、忍ばせて録るっていうことをしてるんですけど、そんな風にしてね、後で録ったものを聞いてみると、なんか人生の大事なものをね、ちょっとこう、違う角度から見つめ直すことができる瞬間になるなっていうので、
いや人生生きてて二度おいしい、いや三度おいしいですよね。録音すると単なる普通の状態っていうのがこう、鮮明に注意力が増すし、それでそれは後でまた聞き直すこともできるっていう、人生三度楽しめるってこれすごいよね。
京の音風景を録音する
まあこれちょっと急に出てきた言葉なので、またこれもね、ちょっと言語化して本に載せようかなというふうに思ったりしてますね。はい、ということで三条通りを歩いて、今カラスマ通り、三条カラスマのスタバの前になりましたということで、良きね、整理ができたので感謝いたします。それでは失礼します。
27:00

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