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  2. 秋深まりゆく京都瑠璃光院で音..
2024-12-12 09:45

秋深まりゆく京都瑠璃光院で音と景色の不思議を語ります。

音と景色が調和してはじめてその空間のクオリティが上がります。京都の観光地で起こる現象。それは、景色はキレイなのに音が最悪。その事例を垣間見て、理想の京都空間のあり方を存分に語ります。
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はい、皆様こんにちは。ちょっと小さな声でございますが、今日は京都の佐伯区の岩倉の近くの瑠璃光院というところに来ております。
実はここね、床もみじというか、机の上にもみじがね、写ってる姿をね、見て楽しむ観光客の方が今目の前にいらっしゃるんですけど、
今ね、その2階に実は今いてて、周りの音聞こえますでしょうかね。
観光客の声、そして履物をですね、持って動くんですけど、ナイロンの音が結構するんですけども、音だけでは全くこれどこにいるかわけわかんないですよね。
でも風景は、おそらく京都の随一つの、随一つか随一つかはちょっとわかんないけど、あのすごい場所なんですよね。
あの後でここ、あの写真貼っときますけど、とにかくすごくね、あのいい感じなんですよ。
紅葉がほぼ終わって、今12月の10日に収録してるんですけど、すごくね、あの落ち葉がね、
ちょっと残って7割ぐらい落ちたぐらいかな、それで木の枝が見えながらですね、紅葉を楽しみつつ、観光客の方は、この机の上、テカテカなんですけど、
あの紅葉がね、あの落ちて、その風景はね、本当にもう満員電車ぐらいですかね。そんな感じで撮っていらっしゃる。ほとんど7割から8割ぐらいが海外の方ですね。おそらく韓国とか中国とか台湾とかの雰囲気でございますね。
日本人はどうだろう、2割ぐらいかな。っていうところで皆さんね、インスタ映えの写真を撮っておられますけど、今日の話題何かというと、視覚と聴覚って離れてるよね、みたいな話なんですね。
今目の前めちゃくちゃ綺麗なんですよ。本当に引き込まれるぐらいの、万州の京都の紅葉。そして奥の方はまだ青い上緑樹があるので、そのコントラストがすごいんですよね。
そういう空間の中で、周りに観光客いるけど集中して切り取られた風景を見るとすごくいい感じなんですよね。
そのままも道を見るっていうよりも、一応戸は開いてるんですけど、窓際越しのこの窓の枠があるじゃないですか。そこを遠近の尺径にしながら遠くの風景を見ると、より枠取り効果っていうんですか、それがあるので
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すごくいい感じで
風景を眺められるわけなんですよね。 その一方で
今日注目したいのは、中耳したいのはですね、周りの音なんですね。今も聞こえてると思うんですけど、 観光客の方がちょっとね静かな声で話されているのは素晴らしい。素晴らしいなと思います。
何せ配管料2000円ですからね。そんなに安くないところではあるんですが、まあまあ静かに喋っておられるっていう。
そんで今日も僕ちょっと声はですね、ちょっと静か目で収録をしているので、お聞きづらいところだったら申し訳ないですね。
そんな中で、スマホのシャッターを開ける音のサインとか、あと先ほど伝えたナイロンの中に履物があるのでゴソッとしている音とか、
あと畳の上を歩いておられる音とか、物を触るような音とかっていう感じで、これボイシーだけ聞いてるとね、音声配信だけ聞いてると
結構ですね、あのどこにいるかわからないっていうところで、視覚と聴覚の整合性が分離されているような場所になっておりますよね。
音を録音している人はほぼいないと思います。僕は音中心なので、音から風景を見ていくっていうね。手と銃が逆になってますけども、やっぱりすごく断絶をしてるって感じしますよね。
で、さっきね、ちょっと耳に指を置いて蓋をして風景を見るとね、やっぱ風景がすごく引き立つんですよね。
で、その一方で目を瞑って音を聞くと、これどこにいるのかな。
なんか普通の道場のね、なんかそういう場所の和風の、そこで何か人があの、何か順番待ちをしているような感じの、そんな音にも聞こえるし、
まあ本当不思議なところがあるなっていう、音と風景のギャップ。おそらくここに本当僕、しきとりでね、居たいなあっていう感覚になるんですけどね。そういう場合はお客さんの声はしないし、ナイロンの音もしない。
そしてピチャピチャってなんか、あの、そういうあの、シャッター音も電子音もしないし、
それで人のね、あのね、独特な足音とか気配もしないですよね。自分と風景が一体になって、それで眺めていくっていうことがあると思いますね。
そしてちょっと近くにね、あの大原から流れている川があるんですよ。それもおそらく静かにしていると聞こえてくると思うんですよ。
もうちょろちょろしてほんの小さな全意識で聞こえるような音量で、川の音が遠くから聞こえてくるっていう感じが多分ここはふさわしいんじゃないかなあっていうふうに思いますね。
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とはいえですね、音に対してほとんどそうした意識もないですし、まあ気配の音なので皆さんそういうことは、
耳にもね止めずに、まあ写真撮ったり、風景綺麗なーって思って見られていると思うんですけど、
そうした中でね、あの京都の観光地って風景綺麗ところ多いんですけど、音で言うとどこも一緒というか、逆にやっぱりこう、音に対していい状態だと風景も綺麗に見えるしって感じだから、
なんかね僕常々思うんですよ、京都とかいろんな観光地って、なんか風景というか、なんか一緒やなって思うんですよね。
綺麗ですよ風景、あの木とかね山とか川とか京都らしいとかあるんだけど、どこ行っても同じっていうのはおそらく音の状態が近い、似てるからそういうふうに思うのかなって今ね、発見しました。
そんな感じでルリコイン、今日はあの、今目の前に風景あるんですけどね。
あのー、すごく不思議な感じですね。ちょっと外国人の方がすごくいいなと今回思うのは、ベラベラ喋ってる人って、僕今ベラベラ喋ってるから矛盾してるんだけど、
わりとひそひと静かに喋っておられるんですよ。これがすごいいいなと思いますね。あのー、だいたい中国人うるさいですからね。すいませんね、ちょっと悪口になるけど、ここ静かなんですよ。
やっぱ環境が静かにさせているっていう感じもするから、やっぱ音環境っていうのが大事なのかなっていうふうに思ったりしますね。
ちなみにこのところね、京都聖火大学から自転車で20分ぐらいで行けるという、本当に今日はちょっと午前中に会議があって、その一元からの会議などが終わって、ルリコインに行って帰ろうかなと思ってるんですけどね。
いやー、いい感じですね。ちなみに僕のゼミ生が4回目ここで受付のバイトしているので、そういう意味でちょっとね、やってきたっていうところもあるんですけどね。ありがとうございますという感じでございますがね。
そんな感じです。今日は視覚と聴覚が調和している、あるいは分断しているっていうところで、どんなその環境の雰囲気が変わるのか。
そしてよりクオリティの高い視聴覚の空間っていうのはどんなその関連があるのかっていうね、そういうところについてお話ししましたね。だからもっとね、ルリコインも含めて音環境を良くしたら変わるんじゃないかなと思うし、逆にノイキャンやって音楽聴かせるといいかなっていうところもあるし。
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すごくね、逆にまだまだ音の側面からのね、聴覚資源を大事にした観光っていうのはあるような気がして、美しいこのルリコインのね風景になるから今日は終わりたいと思います。
じゃあ今日ね、ここまで聞いていただきましてありがとうございました。 じゃあバイバーイ。
ちょっとあの、音だけ最後整えておきますね。失礼いたします。
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