騒音問題の発生
おはようございます。作曲家で大学教員の小松でございます。
今日はですね、ちょっと考えさせられるツイッターのですね、記事が来たので、ちょっと紹介したいと思います。
これね、ストリートピアノの演奏者の方へっていう話なんですけど、これがですね、騒音問題に繋がるので、ちょっとやめてほしいみたいなね、
そのあたりの線引きさてどうなのかっていうのをね、ちょっと考えてみたいなっていうふうに思います。
それでその問題のですね、場所は南港ですね。大阪南港のストリートピアノがある場所なんですけれども、そこでこんな掲示がですね、貼られていたんですね。
ちょっと読んでみましょうかね。ストリートピアノ演奏者の方へお願いです。練習は家でしてください。
この南港ストリートピアノはフードコートの中にあります。
突っかえてばかりの演奏に多くのクレームが入っており、このままだとこのピアノを撤収せざるを得ない状況です。
練習は家でしてください。練習を重ねて突っかえずに弾けるようになってから、ここで発表していただけたら幸いです。
誰かに届いてこそ音楽です。手前よがりな演奏は苦音。苦しい音、苦音です。ということで南港ストリートピアノ運営者よりというような、そういう掲示が貼られていたんですね。
これちょっと調べてみたところですね、南港のストリートピアノあるわけなんですけども、いろんな人が弾くわけですよね。
実は僕もこれ弾いたことがありまして、かなりこう、すごく現代っぽい空間の中でグランドピアノがポーンとあってですね、それで誰でも一応弾けるような場所っていうふうな、そんな感じで周りにですね、いろいろなフードコード、例えばカフェとかですね、あとなんかチェーン店もありましたね。
そういうところで割と天井が低いので音が回りやすいんですよね。すごく回りやすくて、人がたくさんいるっていうところなんですよね。それで僕の結論なんですけど、これは主催者というか管理者の倫理とかですね、その考え方、この空間をどうしたいのかっていうような、そこをね、まず明確にして、そこの考えをですね、しっかりと何らかの形で表明してですね、
それで運営していく必要があるんじゃないかなっていうふうな、そんな気持ちがしました。
おそらくね、これピアノで適当にね、子供さんがたどたどしく弾くこともありますよね。
で、さまざまな演奏者、大人であってもですね、家でピアノがないとかですね、グラウンドピアノなので、家で電子ピアノばっかり弾いてるとね、ちょっと不満だから、少しでも弾いてみたいなっていうような、ちょっと試しで弾きたい方っていうのも実はおられるわけで、その方がね、これ使ったりするわけなんですよね。
すると、人によってちょっといろいろな倫理はあるとは思うんですけど、ソーンで聞こえる場合もありますよね。同じフレーズで直したりとか、あと楽譜を持ってきて練習をするみたいなね、そういうところがあったりとかっていうね、これ僕本来、本心で言うとですね、そんな家でしたらいいんだろうって僕は思うんですよ。
僕はこのピアノを弾く時でも、ちょっと緊張感を持って、ライブじゃないんだけれども、不特定多数の方の前で弾くっていうのはすごく難易度が高いんですよね。なので、普段の僕の曲をね、好んで聴いてくださる方に向けた演奏とは違うシビアな状態、僕は逆に難易度高いと思うんですけど、そんな気持ちで弾いた記憶がね、去年の最初1月の7日ぐらいだったかな。
鉄道祭りっていうのがあってですね、その帰りとか途中でご飯食べた時に弾いてみたんですけれども、そんな気持ちで弾きました、ここで実はね。そういう緊張感があればいいんだけど、これね、両方の立場わかるんですよ。
弾いてみようかな、とりあえずっていうお客さんもいれば、中場プロみたいな形でね、弾いてみようっていう風な気合を持って弾く人もいれば、というね、めちゃくちゃ触れ幅がある。もう公共空間って不特定多数ですから、いろんな考えの方とかね、いろんな方針の方がいらっしゃるので、それこそが公共空間の現状だとは思うんですけれども、ここでね、一方的にこれ伝えてるってことが一つ問題ですよね。
これ、いろいろクレームあった時に、さてどうするのかと、このピアノがクレームあった時にどういう風にするかっていうことでね、考える必要がね、多分あるんじゃないかなっていう風に思うんですね。
それでね、ある公共空間、地方自治体だとですね、ストリートピアノのある空間を管理してる地方自治体があって、それはね、予約制みたいですよね。
ちょっとこの時間帯、例えば11時から11時30分、もうちょっと少ないかな、11時10分から10分ぐらいかもしれない。そこで事前に予約して、それなりの気持ちとかですね、予定のある人が弾くっていう風に決めちゃって、それでやれるっていう場合もありますし、そうじゃなくても、ほとんどのストリートピアノ、日本でどんどんどんどんね、増えたりとかして、
京都でもね、何箇所もあったり、京都駅のビルのね、あれは何階だったかな、2階というか、エスカレーターでわっと上がったところね、東側のところね、グランビアの、ホテルグランビアのすぐ横の方にありますけど、そこでたまに僕も、ゼミ生と京都駅の近くを見学した時に、弾いてみるっていうところがありますけど、そこで弾くとですね、並んでらっしゃるんですよ、弾きたい人が。
それで並んでらっしゃった後で、10分ぐらい弾いた前の人の後で、僕はちょっと1曲だけ弾くとか、なんかね、そこでは別にその管理者が、ちゃんと何かアドバイス指導するとかね、するわけじゃないんだけど、その空気がちゃんとあってですね、それでしっかりと弾くっていうような状態なわけなんですね。
で、そこのグランビアの隣の方の京都駅のストリートピアノはですね、周りが静かで、そんなに人がいない状態で、ある程度こう、演奏を聴くっていうような目的があるなという、その空気感があるから、演奏者も割に緊張して演奏することがあると思うんですけど、このナンコーノはね、ザワザワしててね、フードコートの一角な感じなんですよね。
長細い通路みたいな建物の一角にあるから、いろんな人が通ってるし、うるさいし、音のレベルでもどうだろう、60とか70dB前後してますよね。そんな中だから、適当に弾いてもいいんじゃないかっていう空気感が確かにあるんですよね。
これ不思議なことにね、その空間が持つ推進力っていうのがすごくあるので、なんかこの空間だと音を出してもいいんじゃないかとかね、そう誘発するわけですよ。周りがうるさいから適当に演奏してもいいんじゃないかとかね、そんなふうに思って演奏し始めたところですね、やっぱりピアノっていうのは人のざわめき、声とかそういう騒音と比べてちょっと高いレベルというか、高い音域にあるので、耳に届きやすいんですよね。
ストリートピアノの騒音問題
マスキングされづらいんですよね、ピアノの音っていうのは。なので、自分が適当に弾いていたとしても結構ね、聞こえるんですよ。その演奏者というか弾き手が思うよりも届いてるっていうような、そういう複雑なというか複合的な騒音になりやすい原理というかね、そういう文脈があるので、こういうことが起こっちゃうんじゃないかなっていうふうに思いました。
僕もね、弾いたときに確かにお子さんがですね、お正月休みだっていうこともあったところもあって弾いてたんですよね。なので、ああ、なんか弾いてるの楽しいなとは思ったんだけど、やっぱりそれでクレームが来たからっていう。これ後手なんですよね。何かクレームが来たから禁止する。何かクレームが来たからそのクレームをなるべくね、とりあえず短期のレベルでクレームなくすためにストリートピアノをとりあえずこういうふうに制限かけるっていう。
これも曖昧ですよね。またこれ、いつ何時クレーム起こってですね、さらに問題が起こるかわからないぐらい。こうしてくださいとか、こうじゃない、ここはやって、これはしないとかね。あと曲論で言うとピアノを撤去っていうこともありますよね。
そういうことをやっぱね、書いてないっていうのもなんとかこう、なんか日本人っぽいというか日本のね、なんか責任のがりをね、してしまうような公共団体の特性かなっていうかね。責任者はちゃんとしろみたいな感じで言われたくないから、なんとなくなし屈指的に中途半端な禁止をかける。
で、それがですね、すごいこれ、めちゃくちゃこれ炎上してますよ。この南高ストリートピアノのツイートをね、炎上しちゃってるわけなんで、さあどうするか。すごい書き込みですよ。いろいろとね、あのもうものすごく辛辣なこととかですね、いいんじゃないかっていう。ほとんどがでも反対の意見がある。やめろとかね、あのお金払って演奏家を雇って弾いてもらったらいいんじゃんとかね。
まあそういう感じの、あのまあ、意見が結構あったりしてしまいますね。これ日本でね、ストリートピアノがあるっていうこと自体が素晴らしいことだし、今から15年ぐらい前にね、始まったこの海外からまずそのストリートピアノのあの状況っていうのは日本にね、あの入ってきて、それで各地であまり使われなくなったピアノを公共空間に入れてみたいな感じでしてて、それはそれでいいんだけど、
僕は多分いつかこれ起こるんじゃないかなっていうふうに僕は思ってました。この状況がね。あの少なからずいろんな場所で起こってるんですけど、まあこんな炎上スターは多分僕が見る限りでは、まあなかなか珍しいというか、初めてに近い状態なんかなっていうふうに思うので、まあここからが勝負じゃないですか。ここでやるやめるとかね、それでもう反対の二項対立みたいなことしてても文化は発展しないわけで。
まずはね、やっぱ主催者というかこの管理者がどの方向性で持っていくかっていうような議論の情勢をする必要があるかなっていうふうに思いますね。
あの、静岡大学でもね、霊明館という食堂の2階にグランドピアノがあるんですよ。それもね、学生が弾いたりしてるけれども、ちょっと奥にね、奥にあるような感じのところですし、それほど学生も長いこと弾いてるわけではないので、クレームは一件もなかった感じが今までありましたけどね。
まあそこはここはもう難航のほんとにたくさんいろんな人が出入りしてるから、まあこんな問題が起こるのかなと思っております。まあ結論としてはですね、妙な禁止をしてもね、信頼関係が失せるだけですし、主催者はちゃんとね、管理者は方針決めてしっかりしていく。それも白黒と決めちゃうと文化がそこで閉じちゃうので、ずっと奥としたらどうなのかっていうね、ちょっとめんどくさいところをあえて深掘りするとですね、
ここの方針のね、配慮がしっかりしてるっていうことで格が上がるんじゃないでしょうかね。すごく素敵な場所なので、僕はまたね、難航でイベントとかがあったらちょっと休み時間とかで弾きに行きたいなっていう思うような、そんな感じの今日は難航ストリートピアノのね、炎上案件について自分なりに解説してみました。それでは失礼いたします。