00:01
今日の話題は、音の研究は難しくないよ、という話をしたいと思います。
これ音の研究のみならずなんですけれども、研究って意外とこう、自分でもできる、皆さんでもね、可能だったらできるんじゃないかというふうに、僕強く思ってまして、
これ研究者とかね、大学に入った人だけのための特権ではないっていうことをね、ちょっと今日お伝えしたいなと思うんですね。
例えば、好きな音楽や音を聞くと、で、そんな時に心を動かされたりして、すごくいいなと思う瞬間って結構あると思うんですよね。
それがスタートだと思うんですよね。これがあの全ての研究なり活動のスタートです。
で、スタートの時は感想から始めていいと思うんですよ。
あ、よかったなぁ、なんか心をね、わしづかみにされたなとかね、そういうあのまあ主観的な言葉を使っていって全然OKだと思うんですよね。
で、それがですね、研究にどういうふうに変わっていくか。
それはね、どんな時かというと、多分この曲、すごく心をわしづかみにされるっていう、そのわしづかみにされる瞬間っていうのが、
いつもね、こう聞いてて1分ぐらいのところにあるなっていうふうに感じられたとしたら、
まあそのあたりの音のね、現象をね、深掘るというか、細分化していくことっていうのがね、とても大事なんですね。
例えばなんですけども、そんな時に、そのグッとね、心をわしづかみにされた時に音のね、和音が変化したとか、音量が大きくなったとか、小さくなったとか、
あとはですね、音色が変わっていったとかね、何かその音に関する属性、
まあ今回1月からこのね、番組、音響心理学的な話を多々しているわけなんですけれども、
その中の属性ね、音の高さでもいいし、周波数でもいいしね、音名でもいいしね、
まあそのあたりの何が変わっていったのか、何がちょっと変化したのかっていうのをですね、
ただ聞くだけじゃなくて、例えば聞きながらメモをしていくとか、自分がはっと思ったところを何度も何度も聞き返すことによって、
そのあたりの状態っていうのが深掘りされていくんじゃないかなっていうふうに思うんですね。
そうすると、はじめはスタートの段階では感想良かったとかね、何か温かくなったとか、
そういうものが始まりでめっちゃいいと思うんですけど、その後で音の属性ですよね。
まあこのラジオ、どんどんとその音の属性とか項目について話していきますけど、
そのあたりを考えてみて、そうした音の特徴は何なんだろうっていうのをね、
感想の次に打ち立てていくと、次のステップになるかなっていうふうに思っております。
今日はですね、音の感想から研究が始まるみたいなそんな話をしましたけれども、
例えば僕の曲で、うずきっていう曲があるんですね。
03:00
うずきの曲って最初はメロディーがずっと繰り返されていくんですけれども、
最後の方にはですね、結構アドリブ的に、エンドの方ですね、終わりの方なんですけども、
どんどん躍動感があってね、終盤に向かっていくっていうのがあって、
高揚感がすごく出る曲なんですね。
その高揚感って一体何なんだろうっていうのを、ちょっと後半部聴いていただいてですね、
何なんだろうっていうのを言語化していかれると、結構良い経験になるのかなっていうふうに思います。
メロディーが繰り返されるところと、そうじゃないところ、その後の展開っていうのは、
テンポはどんなふうになったのか、和音がね、どんなふうに変化したかとかですね、
その辺りをですね、ちょっと冷静に感じながら言葉にしていく。
自分の主観的なものじゃなくって、もう一人の自分がいて、相対的に音を感じるっていうことをしていくと、
かなり研究に近い音の聞こえ方、音楽の感じ方っていうふうになると思うので、
こちらにSpotifyのURLを貼っておきますので、聴いていただいて、
今日の本題の演習としていただければと思います。
それでは、今日も音の良い一日をお過ごしください。