1. 小松正史『耳の保養』
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2024-08-23 07:38

【音楽心理学②A】感情を揺さぶる音楽の力:映画とクラシックの名曲に学ぶ

音楽が感情をどのように高揚させるかを、クラシック音楽を例に解説。日常生活での音楽の活用法も紹介します。
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みなさん、こんにちは。作曲家で大学教員の小松正史です。
今日はですね、音楽心理学の2回目ということで、音楽が人に与える感情の変化、音楽と感情についての話をね、今日は専門的にしていきたいと思います。
結論なんですけども、音楽のテンポとかメロディとかリズムがありますけれども、それがですね、各々感情に強く揺さぶりをかけているっていう、
その辺りをですね、意識した選曲なんかがいいかなっていうような、そういうところが結論でね、言えると思います。
そもそもなんですけども、感情、これよくね、普段聞きますよね。あなたは感情が豊かだとか、感情が見られないとかね、その感情って心理学的にどんな定義があるかと言うとですね、
感情とは特定の刺激や状況に対して人が示す心理的な反応なんですね。特定の刺激が外から与えられた時に人はどのように反射というかですね、パッと示すものがありますが、
どんなふうな反応がするかっていうのを指しているということで、感情の種類があるんですね。喜びと悲しみと怒りと驚きと恐れ、あと嫌悪とかね、好き嫌いっていうのがありますけども、
頭で理論的に考える前に、まず体が思わず反応しちゃう、思わず涙が出ちゃうっていうところ結構あると思うんですけども、これがですね、感情の正体なんですね。
外からの刺激に対して、何か自分が意図せぬままにですね、自律的というか自動的に何か体の変化が起こるというか、心理的な反応が起こっちゃうっていう、そういう現象なんですね。
これらはですね、文化とか個人の経験とか、それぞれの体の特質があるんですけれども、それによって異なる表情を持つことがあるんですね。感情というのはですね、身体的な変化、これ心拍数が上がったり下がったりとか、汗が出るとかね、あると思うんですか。
呼吸が早くなったり、ゆったりするとかね、そういうことが起こることとかですね。あと、行動的な反応っていう、先ほど涙が出るとかっていうのがありますけど、それ以外にも泣くとか、笑うとか、急に暴れ出すとかね、そういうことが伴うことが多いんですね。
感情はただ発生するだけじゃなくって、そこから身体的な変化とか、何かの行動に伴う、この行動が発生することがあるっていうような、そういうかなり人の行為に深く影響を与えるっていうような、そういう現象なんですね。
それをですね、音楽的な要素で考えていくとですね、音楽って、音楽の3要素っていうのがあるのはお分かりですかね。リズムとメロディーとハーモニーっていうのがあるんですけど、それに合わせてちょっと音色っていうのも実はあるんで、そこからちょっと説明していきますね。
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テンポですね。テンポというのは、ある特定の時間の中で、そこで存在している、白数と言いますかですね、数のことなんですけども、早いテンポの音楽というのは、まあこれ当たり前でしょうけど興奮とか高揚感を引き出すっていうね、アップテンポのダンスミュージック聞いてですね、シーンとする場合ってほぼ少ないと思うんですけど、
音楽聞いたら、体がそれとなく合わさっちゃうとかね、そういう状態あると思うんですけど、これテンポに応じた感情ね、感情に伴う体の反応っていうことになりますよね。
あと、ゆっくりした場合だとリラックスとか落ち着きみたいなのがありますけど、クラシック音楽だと、ショパンのノクターンって結構ね、すごく抑揚のあると言いますか、穏やかな感情を引き起こすような状態にあると思うんですけど、そんな感じで結構ね、ゆったりしたものっていうのは穏やかにさせるっていうのがあると思います。
そして、このメロディーなんですけど、これメロディーってね、言葉に近いものだと思うんですね。音階が上がったり下がったりするっていうような、上がると気分も上がるし、下がるとね、すごく沈み込むっていうのがありますけど、希望とか悲しみといった感情をね、歓喜させるんですよね。
例えば、ベートーヴェンの高級曲の第9番というあの曲ね、ジャジャジャジャンってありますけど、力強いメロディーが希望と喜びを表現しているっていうのがあると思います。
そして、あと和音ですね。ハーモニーです。これメジャーコードとかマイナーコードっていうのを聞いたことあると思うんですけど、これ音楽の感情的なトーンを決定するということですね。これ簡単に言うとメジャーコードって明るい、そしてマイナーコードって暗いっていうところがあるんですけども、そういうふうにパキッと分かれた場合なんかは感情に明るい、暗いっていうことを想起させるのかなと思いますね。
あとまぁ音色もありますよね。同じフレーズでもバイオリンで弾いた時とピアノで弾いた時とね、フルートで弾いた時と変わると思うんですけど、本当最近の曲だと音色によって大きく変化があるというのはね、すごく意識して作られていることが結構多いんですよね。
そんなふうにして、これ意図してるかしてないかっていうのはそれぞれのパターンがあるとは思うんですけど、音楽の3要素プラス1ね、音色も含めてその4要素の部分に感情がすごく影響を与えているっていうのがもうね間違いなく、音楽って全体的に捉えるよりも一つ一つ要素に分けていくとですね、結構こう見えてくるものもあるんじゃないかなっていうね。
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分割していく一つ一つの要素を見るっていうようなところ。これ耳トレに近いところですけどね。そんなふうなアプローチで感情のあたりを分析していくといいのかなっていうふうに思ってます。
こういうことでね、音楽というのは実社会でもね、実生活でも結構いろんな場面で皆さん使ってると思うんですよね。朝にいい曲、アゲアゲになる曲、そして集中力を保つお昼のお仕事の曲、そして夜のリラックスに繋がるような曲、いろいろあると思うんですけども、その日の気分によっていろんな音楽の使われ方があるなっていうふうに思いますね。
そうしたことをですね、ちょっと後半のプレミアム放送では音楽がね、感情だけじゃなくって脳にもめちゃくちゃ強い影響を与えてるんですよ。この脳に与えるところってね、果たして何なのか、音楽はどのようにして脳の活動を活性化しているのかをちょっと深掘りして探してみたいなと、探ってみたいなと思いますので、ご興味ございましたらですね、プレミアムにお入りいただけますとね、こちらにリンク貼っておきますのでね。
よろしかったら毎月初月から一応500円かかりますけど、よかったら聞いてみてください。それではここまでお聞きいただきましてありがとうございました。良い音の一日をお過ごしください。
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