1. 小松正史『耳の保養』
  2. 音の落書き帳をつくろう!
2024-06-29 09:47

音の落書き帳をつくろう!

音を録音・編集する楽しさ、自由に音を扱う子ども心、そして音の制作がもたらすストレス軽減の効果について、具体例や体験談を交えて紹介しました。

https://amzn.to/3XNXm4O
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/627e0afcfd1be6fc466131c8

サマリー

音の落書き帳を作ろうという話で、録音して編集することが面白いと言われています。音の力は頭の中で雰囲気を再現し、新しい音世界を創り出すことができるそうです。

音の落書き帳をつくろう!
みなさん、おはようございます。作曲家で大学教員の小松正史です。今日は、音の落書き帳を作ろうというような話をしてみたいなと思います。
何か物語チックな話になってますけど、これ、音を録音して編集して人に聞かせるっていうことが、ものすごく面白いなっていう、そんな話になっていくと思います。
本当ね、録音って一回やるだけで、もう宝物を得たというか、空気を一つの缶詰に封じ込めたみたいな、そんな気持ちがしますね。ドラえもんで空気缶詰みたいな、知ってらっしゃる方いるかな。
空気缶詰みたいな、そんな感じですね。すごくそれがね、今だと録音してそれを聞くと、頭の中でその録音した音の雰囲気が回答されていくみたいな、そんな感じなんですけどね。
ところで皆さん、録音したことありますか?このスマホとかの機能で、ボイスメモとか、録音のPCM録音とか、そういうアプリがありますけど、簡単に録音できるんですよね。
で、録音したものもスピーカー用iPhoneとかね、スマホにはついてますから、それをもう一度再生していくと、あれなんとなくさっき録音したときの雰囲気が録音した音からちょっと思い出されるなとかね、旅行先でカバの音があったときに録音して、家に持ち帰ってですね、もう一回聞いてみると、
ああ、そうだった、そこに流れてる空気感があるし、なんかアイスクリームもそこで食べたなみたいな、そういう味覚まで想起されるかのようにですね、やっぱり音っていうのはすごいね、あの力があるんですね。まあ音は目に見えないけれども、まあ力もあるし、録音したりとかですね、まあ絵を描いたりすると形にできるんですよね。
これ不思議なことなんですけどね。録音も簡単に編集できますから、例えばガレージバンドっていうソフトが、特にiPhoneとかiOSのところにありましてですね、まるで手に触れられるかのように音を収録したり、編集したりすることができるんですね。まあそんな楽しみもあると思います。
それで次、音の編集ってめちゃくちゃおもろいって話したいんですけれども、例えばね、自然の音を録音して、まあそれを編集するっていうことをよく学生にさせるんですけど、するとですね、ものすごく目をキラキラさせるんですよね。
普通に存在している音なんだけど、マイクって人が聞く音の感覚じゃない音が収録できるんですね。これ良くも悪くも。まあそういう感じで、もうすごく目の前の音の世界が広がってくるんですよね。
例えばなんですけど、鳥のさえずりなんかを逆再生することも可能で、そうするとね、なんか鳥っぽいけど変だなとかね、ヒューイッヒューイッみたいな音になったりね。あとあの川の流れもですね、ちょっとエコーとかリバーブっていうあの空間的な広がりをかけてみるとですね、あれこれ別のタイガーみたいな大きな川っていうような、
そこら辺にあるね、もう本当に2、30センチの大川が100メートルぐらいにも聞こえてくるっていうようなこともできるので、魔法みたいなものがいろいろとこの編集によって作ることができるっていうのがね、めちゃくちゃ新しい発見かなっていうふうに思うんですね。
あとはですね、やっぱりあの音って全ての心の鎧をね、取っ払うっていうすごくそういう力があって、これ結果的に何になるかというとですね、子供ですよ。子供心でもう周りを見るは世の中の見えるものを初めて見たものあるいは聞いたものとして、はーって心が動くような感じになるじゃないですか。
それに近い効果っていうのが周りの音に注意して聞いてみると、発見が生まれてくるわけなんですね。やっぱりね、面白いです。それ、外に行かなくってもOKなんですよ。例えばなんですけど、家の中でいろんな音を集めることができるんですよね。それを一曲にしてみたりとかする可能性もありますね。
例えば、蛇口をひねる音とか、室内は歩く音とかね、椅子を引きずる音とか、あと新聞を破る音とか、ドアを開け閉めする音とか、あとは食器を洗う音とか、洗濯機を回す音とかね、そういうのをね、ちょっとずつサンプリングしていくと、たとえ家の中でもすごく良いサウンドスケープ音の風景を作ることができるんですよね。
そういう、なんか自分の気持ちを広げるっていう、拡大させるみたいな力がやっぱりサウンドスケープというか音にはあるので、これがね、魅力的なんですよ。
で、それが何の効果になるかって話をちょっとしたいんですけど、これね、ストレス軽減なんですよね。
ストレスってどういう状態で生まれるかというと、ある一定の圧がですね、これいろんな圧あると思うんだけど、体とか心にずっと入力され続けていることによって、ストレスっていうのが発生するっていう風にね、僕は考えてるんですけれども、そういう一定のなんか閉塞感があったり、ちょっと限界性のあるような状況っていうのがね、あったとしたらですね、
それをですね、覆すというか、これを解放させていけるような、そういう力がね、やっぱりあるんじゃないかなっていう風に思うんですよね。
音の編集と新しい発見
その力っていうのは、ただ録音するだけでもそういう状況になると思いますし、あとは編集ね、先ほど言ったような編集、いろんな音をね、新たに組み直すことによって、そういうストレスみたいなものがやっぱり低減されるんじゃないかなっていう。
これストレスって結局自分がアウトプット、自分の好きなように呼吸してアウトプットすることによってストレスが減るっていう風に思うんですけど、これ学生見てるとそうなんですよね。
これ1年生対象の基礎実習っていうのを今やってるんですけどね。200人対象で、だいたい50人ずつ2人の教員でやってるんですけどね。すると、やっぱり始め、その授業が始まった時よりも何か録音して編集して音源作ったと。
その後ってめちゃくちゃ晴れやかな顔してますからね。これやっぱり音の実習っていうのがストレス減ること間違いないなっていうのはものすごく感じることができますね。
これって僕自身もそうで忙しい日々でストレス大なり小なり感じてるわけなんですよ。そんな時も日頃ちょっとした録音機持ってるんですけどね。ソニーの録音機かな。
ちょっとめちゃくちゃちっちゃくてすぐに録音できていい音なので、その話をまた後日したいと思うんですけど。ちょっとその使ってるやつこちらにリンク貼っときますね。
小松はどんな録音機使ってるんだっていうね。ちょっと興味のある方ね。ソニーのPCM録音機なんですけどね。それを使っていることで、もう本当に数分、もう30秒ぐらい録音して聞くんですよ。
するとねものすごくストレス解消するんですよね。早いですよ。めちゃくちゃ早い。しかもその録音した音をね聞いて家に帰って聞き直してですね。聞き直すと新しい感覚になるんですよ。
あれさっき聞いたけど録音した音を一回聞いてみたら、あれさっきと違う新しい発見してるなっていうふうに思うので、その音をですねPCに吸い込ませて聞いたらあれいい響きやんみたいな。
で、その響きからあれちょっと曲作ってみようかなとか。まあそういうふうな感じで。水音を録音して作ったね。あの京都アンベンス2っていうアルバムあるんですけど、これ全部いろんな場所で水音を録音してそれを家に帰って聞いて、その音程とかねリズム感に合わせて曲作るってことをするんですけど。
まあそうするとね、もう何とも言えない自分だけがこしらえた新しい音世界みたいなそんな風になっちゃうんですよね。これ絶対お勧めです。あの高い機械とか買わなくていいですからね。あの皆さんが今聞いてるね、まあAndroidでもiPadでもねiPhoneでもいいと思うんですけど、できますよ。すっごくできるのでそこお勧めですね。
で、そういうことをねちょっとひっくるめて比喩的に言うと、冒頭で言った音の落書き調なんですよね。これもね学生にちょっと教えてる時に、これまるで音の落書き調みたいだよねって僕無意識で言ったんですよ。すると学生が、あ、それめちゃくちゃいい言葉ですねって言われて、あ、そうだっけ音の落書き調?
あ、これちょっとボイシーかね、スタンドFMで喋ってみようかなとか思ってね、それで今日はこんな話題にしたわけなんですけど、まあ本当音の吸引力をただね、あの聞くだけじゃなくて、自分で何かこしらえてみる。自分でこの目の前に今っていいソフトがあるので、ほとんどただ同然でありますから、それを使ってなんかやってみられるといいんじゃないかなっていうね。
そんな感じでまたそんな講座もね、ちょっとここでしてみたいなと思うんですけども、興味ある人いらっしゃいましたらまたコメントいただけましたらね、開催しようかなというふうに思っております。
今日ここまでお聞きいただきましてありがとうございました。それでは今日も良い音の一日をお過ごしください。
09:47

コメント

スクロール