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みなさん、こんにちは。作曲家で大学教員の小松正史です。
この放送では、音や聴覚の切り口から、より良い人生や生活を考えていく番組です。
今日はですね、原点に立ち返るというか、ボイシーをね、初めてここで喋っての一番の原点のところ、
そして僕が一番ずっと追い求めていきたいと言いますか、その話をしたいなと思います。
それはですね、音とは何かっていうことですね。
これ、一言で言うのは大変難しいですけど、自分にとって大きなポイントとしてはですね、
目に見えないことっていうのが、音の大きな特徴、本質かなって思うんですね。
これ、抽象的な話っていうよりも、物理学的にお伝えしますとですね、
音っていうのは、空気とか水などの倍質と呼ばれる波を伝える物質の中をね、伝わっていく素密波なんですね。
素密の素っていうのは、素塩の素、そして密っていうのは密度の密っていうことなので、
物質の密度の低いところと高いところっていうのが周期的に繰り返されるっていうのがあって、
一応、目に見えないけれど波なんですね。空気の素密波って言いますがね、
それが伝わって音源がね、音が発生したら、空気中に素密波で伝わって耳に届いていくっていうことがですね、
音の本質なんですね。
ただね、空気中だけじゃなくって、固体電動音、固体振動音っていうのがあって、
例えば水中でもね、音って聞こえますよね。そういうのがありますし、
あとはね、僕はよく使ってるんですけども、骨電動のヘッドホンっていうのがあるんですよ。
これはね、空気じゃなくって、自分の骨とかね、肉とかを使ってね、
耳のところに、耳というかこの下牛のところに音の、音のと言いますか、物理的な振動が届くわけなんですけれども、
これも含めて音なんですね。この目に見えないもの、しかしながらね、物理的には、
物理学的にはしっかりと波として伝わっているものっていうのが音っていうね、
これがもう本質ですね。目に見えないけど揺さぶるっていうのがね、
おそらく音とは何か、音の一番の魅力であり、魔力なのかなっていうふうに思います。
そしてもう一つ、ちょっと今日はね、特徴的なというか専門的な話をしていきますけど、
その音の波っていうのがですね、実はどんな音の性質があるかということで、
まずはですね、過聴域っていう言葉があるんですよね。
この過聴域っていうのは、人間が聞くことのできる音の高さ、周波数のことなんですね。
これちなみにですね、周波数っていうのは1秒間のですね、繰り返しする波の回数なんですね。
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例えば1秒間で20Hzっていうのがあると、音のね、音と言いますか、この波の数が20個っていうことになりますね。
そして1秒間に2万個音がね、音というか波があるっていうことをね、2万Hzって言いますけれども、
これ実は今伝えたのが過聴域なんですね。低いところはね、20回の波の音の、波の数があるところが一番もう低いところのね、
あの聞こえる場所、場所というかその音の高さ。そして高いところですと2万。
これあの仮例によってどんどんね、高いところからは聞こえなくなりますけれども、
その範囲の中で個人差とかね、年齢差はあるけれども、音の聞こえる範囲があるわけですね。
で、まあそれよりも高いところだと周波数がね、20kHz以上っていうのはもう高周波数域で聞くことができない。
でもね、これ一説によるとですけども、皮膚とかね、波動というか振動を皮膚で感じることができるのかもしれないっていうような、
そういうあの仮説があったり、まあ実際にその20kHz以上が聞こえているっていうような、
そういう論文をね、見たことがありますけれども、基本的にはね、20Hzから2万Hzまでという中で、
様々な音をね、聞いているっていうわけなんですね。で、最後なんですけども、
今日の音とは何かのところでもう一つお伝えするべき話は、音の属性というね、
物理的特徴っていうのがあるんですね。これ音の三属性と言いますけれども、
音楽をする人にとっては大きな基本の軸となると思います。これ3つありますね。
大きさと高さと音色っていうことですね。大きさは音の周波数があるとしたら、
その周波数の波の大きさですね。大きな音、小さな音っていうところがあると思います。
そして高さはね、今言った下潮域の話と近いですけれども、周波数のね、状態ですよね。
そして音色っていうね、これあの音色はまた別の、また改めてお伝えする話ですけれども、
この3つがですね、あるというようなところなので、音をね、パッと聞いた時に、
どんな音なのかな?同じね、車の音でも大きさはどうなんだろう?音の高さはどうなんだろう?
音色はどんな感じなのかっていうのを聞き比べていくというね、そうすることによって
音に対して少しはこう、能動的に分別ができるということになりますから、
そういう感じで音とは何か、目に見えないけれども、こうした物理特性を手繰っていくと
音を分類することができるし、次のステップに進むことができるのかなというふうに思いました。
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ということで今日はですね、原点に変えるということで、音とは何かについてお話をしてみました。