カスハラ対策チェックシートをウェブ化した理由
人と組織の問題を、仕組みと教育コンテンツで解決する、コンテンツ設計アドバイザーの山田まきこです。
このチャンネルでは、私がこれまで開発してきたコンテンツのこと、コンテンツ設計のヒントや、現在開発中のコンテンツ、お知らせなどを配信します。
コンテンツ設計とは、思いとか考えとか手順などを、見える状態、使える状態にして、人の役に立つようにすること、と定義しています。
さて、10月も終わりに近づいてきましたね。
私は今月、下書からずっといろいろなところで、研修やセミナーをさせていただいています。
9月までに開発してきた研修コンテンツを、実際に受講者の皆さんにお届けする、そんな仕事が今月続いているところです。
これが来月の中旬ぐらいまで続きます。
そして、今日は朝日川でセミナーを終えた後、移動しまして、現在は北見のホテルにいます。
明日はこの北見でセミナーを行う予定です。
今日は、明日の朝に配信するポッドキャストの収録をし忘れていたということに、先ほど気づきまして、慌てて収録をしております。
マイクを忘れてきちゃったので、イヤホンマイクで収録しているので、もしかしたら音声が乱れることもあるかもしれませんが、ご容赦ください。
さて、今日は最近の仕事で、新しく開発してきたものについてお話ししたいと思います。
AIを使って研修で使う診断ツールを作ってみたというお話です。
記号研修されている講師の方とか、これから研修講師をやってみたいなと思っている方に、ぜひ武器になるようなお話かなと思うので、聞いていただければと思います。
まず、今回開発したのは、カスタムハラスメント対策チェックというウェブ上の診断ツールです。
現在私はカスタムハラスメント対策に関するセミナーを担当していまして、これが北海道内6カ所で実施するセミナーなんですけれど、
そのセミナーの中で使うツールです。
企業が自社のカスタムハラスメント対策の現在地を確認するためのチェックシートなんですけれども、
このチェックシート自体は厚生労働省が公開しているカスタムハラスメント対策企業マニュアルに掲載されているものです。
今回使ったのは、この厚生労働省のチェック項目をそのままウェブツールにしたものです。
チェックシート自体は全部で5つのカテゴリーに分かれていて、全部で21項目あります。
これが10月1日からカスハラ対策が全事業者に義務付けられましたので、
その義務付けられている内容がこの5つのカテゴリーで全部で21項目になっているので、
それを1つずつできているかできていないかをチェックしていただくことで、
現在自分の会社でどれくらい対策が進んでいるのかを可視化できるものなんですけれども、
紙のシートであれば、厚生労働省のマニュアル自体はPDFで配布されているんですよね。
それを印刷するということで紙でチェックすることもできるんですけれども、
今回自分でウェブツールを作ってみようと思ったのは理由がありまして、
実際に作ったものはウェブ上でアプリを入れなくてもできますし、
会員登録みたいなこともしなくてもいい。
ただその場でポチポチと押していただくと診断結果が出てくるというようなもので、
パソコンでもタブレットでもスマートフォンでも利用できるように作りました。
その診断結果としては全部で21項目あるので、
21項目を全部見ていってチェックを入れます。
もし8項目しかチェックが入らなかった場合には、
診断結果を見るボタンを押すと総合スコアとして、
21項目中8項目ですという結果が表示されたりとか、
どの項目がいくつできていますみたいなのが可視化されるようなものです。
あとこの診断ツールは結果をExcel形式でダウンロードできるという機能も付けました。
ウェブでチェックしてその結果はどこかに送信したりとか、
記録されたりとかはしないんですよね。
それを記録を残しておきたいという場合には、
Excel形式でダウンロードできるようにしました。
もともとあったチェックシートを使う人にとって扱いやすい形に変えてみたということです。
なぜウェブ上のツールを紙でやればできることなんですけど、
ツールを作ろうと思ったのかということをお話ししていきますね。
今回のセミナーというのは、オンライン形式で実施するという基礎編と、
対面形式とオンラインの両方で実施する実践編に分かれていました。
このチェックシートは基礎編でも実践編でもどちらでも扱うようになっているんですけれども、
主に基礎編で扱うものなんですね。
その基礎編というのがオンラインのみの開催だったんです。
オンライン研修では受講者の皆さんの資料の使い方もそれぞれ違っていて、
もちろん事前にPDFの資料はお送りしているんですけど、
それを印刷して手元にお持ちの状態で受講される方もいれば、
データで見ていらっしゃる方もいれば、いろいろなんですよね。
印刷されていればチェックシートにペンでチェックを入れていくというアナログのやり方ができると思うんですけど、
PDFをポソコンでご覧になっている方とか、
スマホでしか参加できないとかそういう方もいらっしゃったりするので、
その場合はチェックできないですよね。見るだけになっちゃいますよね。
現在地を知っていただくということをその場でやっていただきたかったので、
ウェブ上でチェックできるものの方が皆さんオンラインで受講されているので、
ウェブ上でチェックできるのかなと思って作りました。
それもパソコンでしかできないとかというものではなくて、
パソコンでもタブレットでもスマートフォンでもどのツール、端末でもできるようにしたいなと思いました。
これが今回ツールを作ろうと思ったきっかけですね。
目的は新しい診断項目を開発するということではなくて、
様々な受講スタイルの方がいらっしゃったとしても、
その研修でやると言っていることができる状態にするために、
手段を考えたということです。
そういうところがいろんな形式で受講されるパターンがあったときに、
誰もお腹を置いていかないようにする、置いてけぼりにしないというか、
そういうふうに考えたときに、講師側でできる工夫の一つかなと思ったのと、
ウェブでチェックできるようなものは他にもいろいろ応用できそうだなと思ったので、
今回チャレンジしてみました。
実際にそのツールをどういうふうに作ったのかということなんですけど、
そのツールはこのポッドキャストの概要欄に貼っておきますので、
その概要欄に貼ったものを実際にやってみながら音声を聞いていただければと思うんですけど、
Manusで診断ツールを作る手順
どうやって作ったのかというところが一番お伝えしたいところで、
AIを使って作ったんですけど、使用したツールというのはManasです。
ManasというAIサービスです。
Manasは指示を与えることで、ウェブサイトやウェブアプリなどの成果物を作ることができるAIエージェントです。
公式サイトにも書いてあるんですけど、自然言語で作りたいものをテキストで説明して、
ウェブアプリを構築する機能というのが紹介されています。
今回私がやったことをお話しすると、
まず最初にManasにカスタマーハラスメント対策チェックというタイトルを指定して、
このウェブアプリケーションを作りたいんですということを宣言しました。
その上でどんな機能が必要なのかというのをプロンプトとして書いていきました。
例えばトップページにはツールのタイトルと説明文を入れてほしいですとか、
診断開始ボタンを入れてほしいですといった指示です。
それをテキストで書いていくということです。
コードとかは一切書かなくても大丈夫です。
自然な言語でそのまま指示すれば作ってくれます。
あとは診断フォームのページもありますよね。
今回はもう5つのカテゴリで全21項目というのが決まっていましたので、
それをもうコピーしてAIに渡しました。
そしてチェックの方法、例えばイエス・ノーで答えるとか、
3段階とか5段階とかそういうところも指示すればそのようにできるかと思うんですけど、
今回はやっているかやっていないかのチェックだけだったので、
チェックリストの形式にしてくださいと。
回答する場合にはチェックを入れて回答するというフォームを作ってほしいと指示しました。
最後に診断結果を表示する画面ですよね。
これも必要な機能を指定しました。
例えばカテゴリごとのスコアを合計したものを表示してくださいとか、
スコアに基づいて進捗状況が視覚的に分かるプログレスバーを表示する。
全部できているだったら青色に、バーが全部青色になっていて、
できている項目が少なかったら赤色のバーになるみたいな、そういうのですね。
あとは総合スコア、21項目中いくつチェックが入ったのかを表示してほしいですということとか、
あとは回答を見直すボタンとかトップページに戻るボタンとか入れてくださいって言ったのと、
今回実装したのが追加要件として診断結果をExcel形式で保存できるようにしてくださいと指示しました。
これはさっきも言った通り、診断のツール自体は個人情報一切入れないですし、
メールアドレスとかも入れないので診断結果を受け取るとか記録するっていう機能がないですよね。
それを記録しておきたいという場合にはExcelでダウンロードできるようにしたらいいかなと思ってそういう機能を実装しました。
Excelじゃなくても別にJPEG形式でとか、指示すればそういう画像にもしてくれると思います。
私はExcel形式にしたのは、その項目を後でまた自社に戻って加工したいかなって思ったので、
加工するんだったらExcel形式でテキストで出てきた方がやりやすいかなと思ってそういう風にしました。
Excelで出力すると、そこまで私指示してなかったんですけど、達成率何%みたいなことも書かれて出てくるような仕様になってましたね。
これは以前別のセミナーで現在地を確認する診断ツールを作っていたことがあって、
私がプロンプトを作ったんじゃないんですけどね。在宅のお仕事の方でメンバーが作ってくれたんですけど、
そのプロンプトが使えるかなと思って、今回それをベースに作らせていただきました。
なので、今回ゼロから私が全て考え直すということは必要なくて、
そのベースのプロンプトをコピーして必要な部分だけ修正するというやり方で作りましたね。
AIは間違えることもあるので、1回で作れるかどうかっていうのもやってみないとわからないところでもあるんですけど、
パナスは作ったものに対して、ここはもうちょっと修正してくださいっていうと、
そのように修正してくれますので、割と2,3回ぐらいのやり取りで完成したかなと思いますね。
診断ツールの応用と研修コンテンツ設計
これが私、今後自分がオリジナルのセミナーをする時にもすごい役に立つんじゃないかなと思っていて、
今まで診断ツールを作ったことっていうのは何回もありますけど、
何かしらの診断ツールを作るサービスに登録をして、
その登録したサービスの機能の範囲内で作るっていう感じの作り方だったんですよね。
なんですけど、今回はマダスっていうAIエージェントを使ったことで、
自分が表現したいように作ることができたんですよね。
診断ツールのサービスとかを使うと、もうちょっとこのデザインこういう風にしたいのになーでもできない。
だったりとか、エクセルで出力してくださいみたいなことができなかったりとかしますよね。
でもAIを使えばそれができるようになるんだなーって思って、
自在に自分のイメージしたものが作れるようになって、すごいいいなと思ったんですよね。
これってやっぱり研修講師が自分の研修とかサービスに必要なツールを自分で作れる可能性がどんどん広がっているっていうことだと思うので、
それがやっぱりオリジナリティを出すことや付加価値を高めていくっていうことにつながるんじゃないかなと思いました。
今後そういうものを作って開発してどんどん売っていってもいいんじゃないかなって思いました。
ツールを売るというよりはツールの作り方をお伝えしたりとかそういうものもやってもいいのかなと思いました。
例えば、受講者が自分の現在地を確認するための診断ツールを作ってみるとか、
リーダーシップ研修とかであれば、自分が普段どのような行動をとっているのかを振り返るチェックツールにしてみたりとか、
コミュニケーションの研修とかであれば日頃のコミュニケーションの傾向を判断するようなチェックツールとか、
タイムマネジメントのセミナーとかであれば、時間の使い方や仕事の進め方を振り返るためのツールを開発してみたりとか、
そういうふうにその研修の内容、セミナーの内容に合わせて簡単にウェブでチェックできるようなもの、
それをA4一枚くらいのレポートで出してくれるようなものとか、そういうものも作れるかなと思いました。
あとは、他には受講者の方のアウトプットを支援するためのツールですかね。
学んだことを振り返ったりとか、自分の課題を整理したりとか、
明日から実践することを決めたりする場面というのが、研修の終盤には必ずあると思うんですけど、
そういう時に自分で一から言葉を紡いでいくというよりは、質問に答えていくと自分の考えとかが整理されたシートが出来上がってくるとか、
そうするとそれを会社に書いて受講報告書を書く時に添付すれば、それで学びが可視化されるとかね、そういうのもいいですよね。
あとは何でしょうね、他には、例えば自分のサービスにつながる診断ツールとか、
自分が提供している研修とかコンサルサービスに関連するテーマで簡単なチェックツールを作って、
それを利用した方が自分の課題とか改善したい点に行き着いて、それをもっともっと詳しく学びたいと思った人に、
自分のセミナーとかサービスを紹介して、バックエンドにつなげていくとか、そういう動線を作ることもできるかなと思いました。
もちろん診断結果だけで相手の課題を全て把握できるわけではないので、
診断結果から特定のサービスが必ず必要だって判断できるわけではないんですけど、
でも自分の現在地を知るとか、自分が何が分かっていないのかを知るきっかけを作るという意味では、
診断ツールみたいなのはいいですよね。
そういう風に活用していけたらいいなという風に思いました。
私、今現在は登壇のお仕事がバタバタしているんですけど、12月以降は少し時間ができるので、
自分のサービスを考えてみて、ずっと公式LINEとかも動かしていないので、
そういうところで配信してみるとかも面白いかなと思いました。
既存コンテンツを使える形に変える設計
さて、コンテンツ設計の視点からもう少し考えてみたいと思うんですけど、
今回私が作ったものは、もともと存在していたチェックシートをウェブ上で使えるようにしたもの。
チェック項目そのものを新しく開発したわけではありません。
既存のコンテンツを利用する人や、利用する場面に合わせて別の形に作り直したということです。
私はこういうものもコンテンツ設計の一つだと思っているんですよね。
使える状態にすることをコンテンツ設計、コンテンツと呼んでいるので、
テキストを作るとかスライドを作るとか、そういうものをコンテンツで作るというふうに思いがちですけど、
こういう副教材みたいなものを作るというのも、やりたいと思っているセミナーを支える大事なツールなので、
こういうものを作っていくというのは、やっぱりコンテンツ設計なのかなと思っています。
今回の診断ツールで言えば、紙のチェックシートを渡すだけでもよかったんですけど、
オンラインで回答できて、結果を画面上で確認できて、必要に応じてエクセルでも保存できる。
そうすることで、受講者の方がチェックシートを使う時の手間を減らしたりとか、
結果を確認しやすくすることができたわけですよね。
オンライン研修で様々な環境で受講する方がいるってあらかじめ分かっていたら、
印刷できる人はできるけど、印刷できない人は画面上で見てくださいねっていうやり方もなくはないんですけど、
それだとやっぱり自社の現状を確認するっていうことが、セミナーの時間の中で行うことができないので、
行うためにどうしたらいいのかという視点、受講者の学びにつながる、
自分がやる仕事の価値がしっかり生まれるっていうところまでを想像するっていうのを、私は大事にしています。
Manusの利用感と今後の展開
はい、ということで、今日はマナスというAIエージェントを使って診断ツールを作ってみましたというお話をしてきました。
いかがだったでしょうか。
マナス、すごい使いやすいツールなので、使ったことがないという方がいらっしゃったら、ぜひ使ってみていただきたいと思います。
私もそんなに何回も使ったことがあるわけではないんですけど、まずはね、わからないものも使ってみるっていうのが大事かなと思います。
そしてマナスはですね、誰でも使うことができるんですけど、
お友達を招待すると、自分とその招待されたお友達に、両方とも500クレジット、
お友達が初めて登録すると、さらに2000クレジットを獲得することができるっていうサービスがあります。
このクレジットっていうのは、そのAIマナスを使うことができるポイントみたいなものです。
それを消費しながらツールを作っていくっていうものなんですよね。
全然私は無料で使って、無料版を使って十分にこの今回のツールも作れました。
作るのにちょっと時間がかかったかな。
5分ぐらいはマナスが自動で動いている時間っていうのがありましたけど、
でも一つ診断ツールを作るのに、それぐらいでしたのでね。
なので、もしマナス使ってみたいです、そのご招待のクレジットも使いたいですっていう方がいらっしゃいましたら、
何でもいいんで連絡ください。
このポッドキャストの配信は、スタンドFM、それからスポティファイ、
Amazon Music、Apple Podcast、YouTubeで配信されているんですけど、
いろんなところからメッセージが来ても見落としてしまう可能性があるので、
もしご希望であれば、私のホームページにお問い合わせフォームがありますので、
そこからお連絡いただくか、もしくはInstagramとかはよく見てますので、
DMいただければ回答できるかと思います。
では今日はこの辺で締めてみたいと思います。
皆さんももし研修とかセミナーでこんなツールがあったら便利だなと思うことがあれば、
ぜひ作ってみていただきたいですし、こんなのあったよっていう情報があれば教えていただけたら嬉しいです。
私もこれからいろんなツールを作ってみたいと思います。
今回の診断ツールのプロンプと、もし聞きたいという方がいらっしゃったら、
何かしらの形で必要な方にお届けできる方法で考えていきたいと思っていますので、
ご興味のある方は今後のお知らせもチェックしていただければと思います。
それでは最後までお聞きいただきありがとうございました。
いいねとかコメントとかいただけるとはみげみになりますので、ぜひお願いします。
考えを形に、仕組みに、そして力に。
今日も聞いてくださってありがとうございました。
コンテンツ設計アドバイザーの山田真希子でした。