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『舞い降りた天使』#3➖③朗読版
2026-10-12 08:18

『舞い降りた天使』#3➖③朗読版

家事、子育て、仕事に追われ、自分を見失いかけた主婦・徳永真穂。

夫との関係、娘の不登校、そして職場の年下の同僚・栗原との出会い。

恋と家族の絆を通して、一人の女性が少しずつ自分自身を取り戻していく、大人の女性のための恋愛ヒューマンドラマです。

人生に疲れた一人の女性が、もう一度、自分の人生を生きようとする物語。

彼女を救ってくれた『天使』は、思いもよらない人物だった……


『舞い降りた天使』は、「官能小説コンテスト」ノミネート作品。
(大人のケータイ官能小説運営事務局主催)


本番組では、作品をより多くの方に楽しんでいただけるよう、一部の表現を調整した朗読版をお届けします。

朗読版ではお届けしていないシーンを含む完全版は、携帯官能小説サイトにてお楽しみいただけます。


『無料で読める大人のケータイ携帯官能小説』

https://kanno-novel.jp/viewstory/index/16146/?guid=ON


noteでは、朗読版と同じ一部の表現を調整したものをお読みいただけます。

https://note.com/kurausa/m/m35c235159478


どうぞ最後までお楽しみください。

ぜひ、朗読版と完全版、それぞれの形で『舞い降りた天使』の世界をお楽しみください。


noteでは、朗読版と同じ一部の表現を調整したものをお読みいただけます。

な

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朗読……もりもり

    比田井彩歌

    鍋田匠

イメージング……もりもり

録音・編集……たりお

演出……有馬 優美子

音響制作……Moon Magic


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著作権について

本作品および朗読音源は、著作権法によって保護されています。

作品本文、朗読音源、文章、設定等の無断転載・無断複製・無断配布・無断公開・無断利用はご遠慮ください。

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サマリー

栗原は、苦しみを抱える徳永真穂に、自分を頼って何でも話してほしいと伝える。徳永が「信じていいのかな」と尋ねると、栗原は心が壊れないように抱きしめ、姉が苦しんでいた時にも同じようにしていたと説明する。徳永はその行為に癒やされたと話し、二人は友達として遠慮なく愚痴を話すことを約束する。一方で栗原は、「そばにいてほしい」「話さなくても電話でつながっていたい」という願いが、自分自身の期待でもあるのではないかと気づく。

徳永を抱きしめる栗原の思い
第3章 第3話 朗読 森森
ひだいあやか なべたたくみ
辛いことがあるのは間違いないはず でも
俺を頼って話してくれるかどうかは別だ あんな状
徳永さんは迷っているのか 言葉を選んでいるのか
それとも俺の姉ちゃんのことをまだ心配しているのか 黙り込んだままうつむいていた
友達に ぐちる感じでいいからさ
そう言ってうつむく顔を覗くと 徳永さんの囁くような声が聞こえた
信じていいのかな
その声は少し震えていて 徳永さんは今にも泣き出してしまいそうだった
その姿は 姉ちゃんとまるで同じ
俺に苦しいとやっと言ってくれた あの時の姉ちゃんと同じだった
だから俺は 徳永さんをまだ抱きしめてしまったんだ
バラバラになりそうな 徳永さんの心が砕け散らないように
それを 全部受け止めるように
信じてほしい 全部
本当のことだから
わかってる こんなことしちゃいけないんだ
徳永さんには旦那さんがいて 桜ちゃんもいて
けどさ じゃあどうするんだよ
徳永さんが壊れてもいいのかよ 言い訳なんかじゃない
俺は本当にそうするしかないと思ったんだ 徳永さんは俺の腕の中で泣き出してしまったけど
しばらくすると徳永さんの涙は少し収まり 俺に謝りながらバックに手を伸ばした
多分 ハンカチを取ろうとしたんだと思う
それをきっかけに 俺は抱きしめていた腕をゆっくりとほどき
今度は俺が徳永さんに謝っていた 俺こそ
ごめん 何回も
そう テンプラ屋でも俺は勝手に徳永さんを抱きしめて
謝ったばかりだった それなのに
そんな俺を徳永さんは責めたりせず 首を横に振って許してくれた
そして徳永さんは うつむいたままバックから取り出したハンカチで涙を拭った
姉との経験と癒やしの意味
どうして抱きしめるのかって そうだよな
俺は友達になりたいって言ったのに 治療
かな 治療
最近 俺は姉ちゃんを抱きしめたりはしない
えっ 俺の言葉に動揺したのか
徳永さんは顔を上げて俺を見つめた 今そんなことしたら気持ち悪いって怒られるけど
姉ちゃんが苦しんでいた頃は時々 抱きしめたりしてたんだ
姉ちゃんを抱きしめる大人が誰もいなかったから おかしな関係じゃないよ
苦しい時とか悲しい時 抱きしめられると癒されるじゃん
姉ちゃんよく言ってた 子供が不安な時
私に抱きつくのは癒されるからなんだねって 俺
癒されてほしかったんだ 徳永さんに
癒されたかどうかはわからないけど
ちゃんと癒されたよ 優しくしてもらったから泣いちゃったけど
でも 勝手にやっちゃダメだよな
そうね そう言って
少し微笑みながらはにかむ徳永さんを見ると また
抱きしめたくなる どうしてそう思うのか
どうして 抱きしめた時俺が癒されているのかは
わからないけど 徳永さん
俺の話 信じてくれた
信じる それがもし嘘でも
えっ 嘘でもって
どういうことだろう 嘘じゃないと思ってるよ
でももし嘘なら このまま嘘をついていてほしい
そして私の愚痴を聞いてほしい 私ね
苦しいの? 徳永さんはそう言い終わると同時に
友達としての約束と栗原の願望
またハンカチで目を覆った 何でも聞く
でもさ 一つ約束してほしいんだ
遠慮はなし 友達なんだから
遠慮せずに何でも話すこと 気を使って結局何も話せないとかなし
けど ただ
そばにいてほしいとか 話さなくても電話で繋がっていたいだけとか
それはあり そういう時って
あるもんな 約束してくれる?
徳永さんは 目を抑えたままで
ポクポクとうなずいた じゃあ
俺お茶でも入れるよ 徳永さんはちょっと落ち着いて
そんな泣いてたら 桜ちゃんに何か言われるよ
玄関入ってすぐ右のドア 洗面所だから
ただそばにいてほしい 話さなくても電話で繋がっていたい
それは 俺の願望だったのかもしれない
俺は友達だと言葉にしながらも 徳永さんにそんなことを提案し
本当は自分自身がそれを期待しているんじゃないかと
洗面所に向かう徳永さんの 小さな背中を
見つめながら思った
08:18

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