美術館はどうあるべき?
2026-10-02 13:17

美術館はどうあるべき?

元サンデー毎日編集長・潟永秀一郎と毎日新聞出版代表取締役社長・山本修司、2人のジャーナリストによるラジオコラム。毎月第四金曜日には、元作詞家志望だったという経歴も生かして、潟永秀一郎がヒット曲の歌詞を読み解く「この歌詞がすごい」をお送りします。

※RKBラジオで毎週金曜日に放送している『立川生志金サイト』内のコーナーです。

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サマリー

美術館では静かに一人で鑑賞したい人がいる一方、会話や写真撮影を認める取り組みも広がっています。山本修司は、横浜美術館で視覚障害者と晴眼者が対話しながらルネ・マグリットの《王様の美術館》を見る企画を紹介し、質問に答える側も絵を深く鑑賞できたと語ります。三菱一号館美術館のフリートークデーや、大原美術館の撮影・会話に関する方針から、作品保護と他の来館者への配慮を守れば多様な楽しみ方ができると説明します。最後に、最低限のマナーを守り、緊張しすぎず芸術に触れてほしいと呼びかけます。

美術館の会話と写真撮影をめぐる違い
さてもうねあの秋めいてきましたねって話もオープニングでしましたけどもやっぱりあの芸術の秋でもあるということで美術館なんかにもでお出かけになる方もまあ普段から行ってらっしゃる方もあるだろうけどちょっと秋になってねいろんな企画もあるから行ってみようかっていう方もいると思うんですけどもだからやっぱ美術館って静かにこう無言でねこう鑑賞するっていうイメージがありますがえっと最近ではね会話を楽しんだり
写真撮影も ok だったりという取り組みも広がっているそうなんですよでその一方でやっぱり美術館では静かに鑑賞したいという向きも根強いということでこのあたり人によって様々だと思うんですけれども美術家はどうあるべきなのでしょうかということで
新聞社の営業事業担当役員時代に展覧会を主催したこともある毎日新聞出版社長の山本修司さんにちょっとお話を聞いてみたいと思います山本さんおはようございますおはようございますまさに芸術の秋ですがはい私は個人的にはですね
まあ美術館あの一人で行って静かにゆっくり見たいというタイプなんですけども まあまあさあいかがですか僕もそうですね人と行くと鑑賞するそのペースが違うから気にした後やっぱり人気店だと行列になっちゃうから
なんかあのその人のこと気にしなきゃいけないのは嫌なんで一人でやっぱりゆっくり見たいそうですねどっちかというと写真撮影 ok っていうのもそのねえの前でずっと写真撮られたりすると迷惑かなもうだったら合集を買ってくださいって
そうねもう何学芸みたいなこと言ってますよねまあね主催者としてはやっぱりああいう図録買ってもらいたいと思うわけなんですけどやはりあの人それぞれ様々だと思うんですけども
対話で深まる《王様の美術館》鑑賞
私あの最近は会話楽しめるようなところ増えてきてますけどまだそういう試みがほとんどなかった頃ですねあの横浜市局長やってる15年ほど前なんですけど大変大きな感銘を受けた絵の鑑賞会があったんですね
それはの横浜の港未来地区にある横浜美術館が行われていたあの視覚障害者とあの目の見える人がペアになって絵を鑑賞するという企画だったんですね
でその時対象になった絵の一つはルネマグリットというシルレアリスムですねあの超現実主義なんと言われますけどもこの画家による王様の美術館という作品が中心だったんですね
絵を言葉でこう説明するの難しいんですよこれ黒っぽい背景でですね下の5分の1ほどが石積みの壁になってて
でこうシルクハットをかぶった人の形で画面全体がくり抜かれててですね
男の人がベランダに立っているように見えるんですが顔を無表情でくり抜かれた人の中は白帽のような暗いトーンでですね
胸のあたりから5層の山並みが描かれていて真ん中に小さな洋館があるとこんなことを口で言うわけですね
これは目の見える視覚障害者の質問に答える形で説明していくんですけども
この質問もその背景は黒と言いますけどどんな黒ですかとかですね
目とか鼻口はあるんですかとかその洋館はどんな色ですかとかですね
また窓はいくつあってどんな色でどんな配置ですかとか
この山があると言いますか何層にわたってどんな風にあるんですかといった調子で非常に細かいんですね
ですからその質問された目の見える方っていうのは必死に絵に向き合ってですね
ここに答えていくんですね真っ黒と言っても
真っ黒というよりはちょっとカラスの羽のようなとかですねいろいろ言うんですね
そうやっていくとですね1枚の絵を40分ぐらい皆さん見ていると
なかなかの絵をじっくり見るといってもですね
なかなか40分見るといけない
40分で全部見るのもあるぐらいのことだと思うんですが
これは実はその目の見える人がその絵の内容を教えていたという風に見るのは一面的でですね
実際はこの質問に答えることによってですねその目の見える人がより一層絵を深く鑑賞していたと
お互いになんですけどねこういうなかなか画期的な取り組みで
これまたその会話することが前提になっているので他の人にも迷惑という感じではなってなかったということなんですね
三菱一号館美術館のフリートークデー
こういった目光美術館の企画とは別に単純におしゃべりしたいなというようなことも一つの試みなんですけども
東京の丸の内にある三菱一号館美術館というレンガ作りの大変立派な美術館なんですが
ここは毎月最終月曜日にフリートークデーというのを設けているんですね
ホームページを見ますと東館では展示室内のお客様同士の会話は制限しておりませんが
館内規則に従って他のお客様のご迷惑またご迷惑となる可能性があると判断した場合には
お声掛けさせていただいておりますと書かれていてですね
その作品の感想を自由に話しながら鑑賞したいなとかですね
そうするともっと楽しくなりますねとか
小さな子供を連れて気軽なく鑑賞する時間が欲しいなという
そういう要望に応えてですねこのフリートークデーを設けたんですが
館の関係者と話してみると会話しなければ鑑賞できない視覚障害者のためにも
フリートークデーは必要だったと言うことを言っておりまして
やはりただおしゃべりというだけでもなくですね
先ほどの横浜美術館と同じように
多様な鑑賞方法の一つとしてその会話を位置づけているということがよくわかるんですね
ただ一方でやっぱり静寂を求めるというケースも館によってありますので
その場にやはり黙ってみるというのが前提となると思いますので
規則に従って静かに鑑賞することが必要だと思うんですね
大原美術館が示す撮影とマナー
次に先ほど水木さんも触れた写真ですね
かつて著作権の問題があってやっぱり禁止になっている館って多かったんですが
最近はストロボ焚いたりとかことさらばしゃばしゃ音を立てない限り
できるだけ許可をしたいなという美術館は増えているんですね
もちろん写真については後で楽しみたいということもあるんですけど
できればズロック買ってほしいと思うんですけどね
最近はSNSで発信したいという人もいて
そうすると美術館外にとっては宣伝になるという
しかもただでですねというメリットもあるので
歓迎されている面があるということなんですね
この写真撮影については倉敷にある岡山で
大原美術館という有名な美術館に
ここのホームページがとても丁寧に説明しているので
ちょっと紹介したいと思うんですね
これ引用しますと美術館には理由のない規制はありません
全ての理由が作品を守る他のお客様の迷惑にならないという
2つに要約されますと
ですからこの2点を守っていただければ
例えばお客様同士でゆっくりおしゃべりをしながら
展示場を巡っていただいても良いわけですと
書いてある大変わかりやすいんですね
ところがその次が重要で
かつては館内での撮影を認めていたことがあったんですね
館内での撮影を認めていた
認めていたんですね館内で撮影を
ところがエルグレコとかモネの作品に
受胎告知とかスイレンとか
有名な作品の前で団体客の記念撮影会が始まっちゃった
みんなそこに有名な絵を背景にバシャバシャ写真撮り始めて
見たい人が見られなくなっちゃったと
これでさすがに困って取りやめてしまったというんですね
これはちょっとあまりにもひどいなと思うんですけども
マナーがちょっと問題ですね
いくら何でもという形なんですね
それでこのオッパホームページには
美術館を訪れていただく皆様全員が
より良い環境づくりにご協力をくだされば
私ども美術館はもっともっとたくさんのサービスを提供したいと考えております
施設動作に守ってくればいろいろ何でもお許しするんだけど
やっぱりこういうひどいことをされると
やっぱり規制さざるを得ませんよねということなんですね
ですから今日のテーマで言えばこれが全てを
言い表しているのではないのかなと思うわけですね
リラックスして芸術に触れるために
芸術で言えばクラシックのコンサートなんかも
私もよく行きますけども
これは音を聞くものですので
当然会話っていうのはもうダメですし
時々演奏中にプログラムパラパラやってる人もいますけど
ああいう音も絶対ダメだということですし
咳が出たりいろいろ出るのも仕方がないとはいえ
私なんかやっぱりのど飴持って行ったり
突然くしゃみとか咳出そうになったら困るんで
ハンカチを握りしめてですね
口を思いっきり塞いで
音出ないようにするってことをやってるんですけど
それだってせいぜいその程度のことで
そのぐらいのことを気を使えばですね
ゆっくりリラックスして楽しめると
そんなに堅苦しく考えることはないよ
ということだと私は思うんですね
ですからやっぱり美術館でも
先ほどの大原美術館の記述ではないですが
やっぱり結局は最低限のマナーさえしっかり守ればですね
節度のある会話も含めて
リラックスして楽しく鑑賞できると
いうことだと思うんですね
こういうことさえ踏まえていただけばいいと思いますので
もうこの芸術の秋ですね
東京はようやく晴れ上がって
今日晴れてるんですけど
芸術の秋ですね
満喫してもらえばいいなと思いまして
今日はこういうテーマを挙げさせていただきました
やっぱり美術館行くと落ち着くし
クラシックのコンサートも楽譜もそうなんですけど
芸術の秋だから行こうっていう
そのきっかけはそんなんでもいいんですよ
でも行ったことない人がやっぱり来てくれるっていうね
そのきっかけになればいいのかなと
そうですね
またやっぱり緊張しすぎずにリラックスして
そうなのよね
行ったほうがいいと思いますのでね
やっぱりそうですよね
少子さんなんかやっぱりリラックスしてもらうために
多分相当最初ね枕なんか気をつけられる
そうなんですよ
リラックスしてもらうために
いっぱい人の悪口言うんですよ
でも本当に何でもそうですけど
生のものに触れるっていうのは
とても大事なことだと思いますので
本物に触れるっていうね
ということでマナーを守りながらということで
今日は美術館でのお話を聞かせていただきました
毎日新聞出版社長山本修司さんでした
どうもありがとうございました
ありがとうございました
どうもありがとうございました
13:17

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