まさかのね、ブルーイと出会ってしまった。
まさかブルーイとこんな形で出会うとは。
そう、っていうのもかやこさんに言いたかったんですよね、この話は。
そうね、ブルーイだ!って伝わる人あんまりいないからね。
私のノート見てほしいんですけど、これ。
ノート?これね。
下ずっと行ってもらって。
あ、見つけた!ブルーイ&ビッグボーイ。
そう、左の子がブルーイ。
え?ちょっと思ってたのと違う。
そうでしょ。
なんか、ちょっと、なんていうんだろう、馬みたいだし。
そう、この題材でアニメなんですよ。
あ、そうなんだ。棒綺麗に糸をぐるぐる巻きにしてる。
ししゅ糸をぐるぐる巻きにしてある。肉感のあんまない感じね。
そうそうそう、これ自体はもしかしたらアボリジニーの工芸品の一種なのかもしれないんですけど、ちょっとちゃんと読んでないんですけど。
この感じで、最初ちょっと微妙って思ったんですけど、だんだんじわじわとすごく可愛くなってくる、この絵が。
そうなんだ、このブルーイが。
そう。
これやっぱちょっと静止画では伝わらないですね、きっとそれは。
これ動かしてるのすごいなと思って。
確かにコマ撮りでしょうね、やば。
このノート一応概要欄につけておくんで、アボリジニーのこの展示でのブルーイもちょっと見てもらったらと思います。
これはかなさんの美術展レポートなんですね、彼女たちのアボリジナルアートの。
めっちゃいいじゃん。これ見たら結構概要わかるじゃん。
もうね、とにかく描き残したくて、あまりにも良かったから。
すごい描いてあるじゃん。長っ。
写真も記録したかったから、ひたすら写真ベースで整理した後に、これだと私が本当に感じたことがまとまっていないみたいな気持ちになって、
もう一回最初から振り返ってどうだったかっていうのを書いておいたっていう。
だからこれを読むのはちょっと大変だと思うんですけど、このブルーイの話がしたかったのと、
あともう一個すごい良かったこととしては、アーティストの中のうちの2人か3人かちょっとちゃんと覚えてないんですけど、
プロフィールが出てて、彼女は70歳から始めたとか。
かなさんが前、何か悩まりで言ってた書道家の方にも繋がるような。
そうそう、それよりも始めた時期遅いですよね。
70歳か。
70歳?え?みたいな。
80歳ってだってもうなんか、人によってはもう幕を閉じようとしているみたいな。
そう、えっと、あともう一人、マーディリン・キンガーティ・ジュアンダ・サリー・ガボリさんっていう人がいるんだけど。
よーいいきった。
そこのプロフィールに、80歳を超えた2005年から絵画制作を開始し、約2000点に及ぶ作品を制作したそうだって書いてある。
え?80歳を超えてから2000点?
そう。
ちょっと待って、1年って365日で合ってますっけ?
合ってます。
私の認識によると。え?1日1個描いても2000点したかったら、6年強。80歳ですよ。
そうですよ。
1日1個無理じゃない?どういうこと?
すごいですよね。
すごい。エネルギーがすごい。
それがまたすごいエネルギーにあふれてる絵なんですよ。
いや、そうでしょ。80歳から初めて2000点描く人の絵なんてエネルギーないとちょっと。
だから、私も創作したりしたいなっていう気持ちを持ちつつも、日々の日常のいろんなしんどいことに押しつぶされて、なかなか動き出せずにいたりすることに対して焦りとかも感じたりしてるわけですよ。
80歳過ぎてそれができる保証はないけど、ただ人生に遅すぎることってないなっていうのをすごい勇気づけられた。
本当にそうだわ。今できないなら無理にしなくたって、80からだってやれるんだと。
そう。
すごいな。
そういう意味でも感動した展示だったんですよね。
いろんなこと考えさせられる展示で、まさか彼女たちのアボリジナルアートっていう名前の展示で、最初アボリジニについても全然知らない状態で、なんか写真がいい感じと思って行ってきただけだったのに、
こんなに感動すると思わなくて、すごい良かったっていう。
いろんなエンパワーメント詰まってましたね。
そう。
それはいいな。
これを書きながら、私はなんてうまく伝えられないんだろうって思って、美術展の良さを説明するための語彙力とか構成力っていうのは、最近ハマったが故に全然まだ持ち合わせてないなって思ったんですよね。
確かにその筋肉、私も鍛わってないですね。
そう。かやこさんは、あれなのかな、エピソードから入っていく。
例えばイタリアに行った時に、一枚の絵と出会うまでの童貞みたいなことをすごい丁寧に説明してから、感動した話とかしてて、それも一つのアプローチだなって思った。
基本エピソードトークが得意ですから。
そうなんですよ。私も美術展で、1個だけの絵に絞って感動するというよりは、その全体感みたいなのが好きになるタイプなんですよね。
その場合、語るべきことが多すぎてしまって、初見の人にその魅力を端的に伝えるのがすごく難しいなと思って。
確かに。簡潔にはなかなか言い難いものがありますもんね。
今、かやこさんを目の前にしているから、かやこさんの反応を見ながら喋れる。
チューニングできるからね。
だけど、不特定多数の人に対して話すポッドキャストとか、あるいはノートとかで話すとなると、すごく難しくて、しかもそんなに参考になるテキストがないっていう。
かやこさんが美術展レポートになるものを自分らしく描こうとした時の、理想の選択がいない。
そう。今、理想の選択を探してますね。
かやこさん、やっぱりなるしかないのでは?自ら切り開いていく。
いやいやいや。全員に誘うとは思わないけど、初めての人に届けたい気持ちはありますよね。
なるほど。全然興味ないというか、知らないというか、いう人に対してちょっと行ってみようかなみたいな風にさせたいと。
そうですね。
そうなると、結構情報の量としてもいるし、わかりやすさもいるし、でも読み切れる量みたいな。
そうなんですよ。
わかりやすさもいるっていう。それむずいな。
その美術展にいくつも行くようになったからこそ、私コンテンツジャンキー始めたみたいなところもあって。
そうなの?
美術展の話を上手にする訓練っていうか。
やっぱ数こなさないとね。
そうそうそうそう。ノートは全てを書き残しておきたいみたいな気持ちもあるから、そうしないと結局出展というか、私の気持ちの出展のメモがないじゃないですか。忘れちゃって。
気持ちの出展のメモが必要というのがちょっとおもろいけど、私それはそう思う。
誰にも見せないノートに書き留められるほど、記録まではないけど。
すごい記録がいる作業だからね。
そうそうそうそう。だからノートぐらいがちょうどいいなと思って、一旦全部書き出して、そっから取り出して、もう一本ノートを書くくらいだったら、喋ってみようかなっていう感じ。
それはいいきっかけ。すごいですね、美術展から広がる。
そう。
最終的にポッドキャスト番組始まる。
結局言語化したいんだな、私はっていうね。
言語によって理解するタイプの人間だから、私たち。
言語を変えさずに、またジュナイトさんの話しますけど、絵と絵で、というかインパクトでというか、それで会話できたらいいんですけど、できないから、残念ながら。
受信したものを噛み砕いて言語化して、初めて自分の中でもそうだったのか、みたいな気持ちになるから。
感覚的にすごいうわーって毛が逆立つ感じというか、絵から風が出るみたいな感じ。
終わってもいいんだけど、それが何だったのかを言わないことで、もどかしいというか気持ちが悪いというか、ってなっちゃうんですよね。
それは単純そういうタイプの人間なんだと思うんだけど。
そうなんですよ。少ない言葉でズバリとか言いたいんですけど。
それはちょっとね、プロの仕事だからね。
風をね、吹かせるみたいなね、言葉遣いをしたいけど、なかなかそれができないっていう。
それもやっぱコンテンツジャンキーが、謝りぐらい繰り返されていけば、なんなくできるじゃないですか。今回は吹きましたね、みたいな。
いやどうなんだろう。感想をもらいたいですよね。それこそだから、今回は吹いてました、みたいな。
自分でも聞き直すけど、やっぱ反省点はいっぱい浮かぶけど、ここの表現上手かったなとかさ、自分では自分に思えないから。
なるほど。確かに。
でもね、感想をくれた人が何人かいって、すでに。
コンテンツジャンキーに対して?
早いね。
すごいですよね。
すごい。やっぱかなさんのね、ファンはすごいから。
そんなことないんですけど。
かなさんにはね、ファンがいるんですよ。
そういう視点みたいなことを言ってくれたりすると、自分も深まるし、それは私はでも喋るときに言えなかったわ、みたいなこともちょっと思うしね。
なるほど。なんかこうポッドキャストとリスナーの感想を通して、美術展に関する対話みたいなものをしたいというね。
そう。だから今日、かやこさんの話ももっと聞きたかったんですよ。
そうか。
かやこさん的な語り口もちょっとインプットしたいな、みたいな。
美術展に対して?
そう。
いや、全くもってこの極められていない筋肉を今晒さなければいけないみたいな。
でも、昔から言ってたわけじゃないですか。
そうですね。
だから友達によかったよみたいな話をする機会も私より多いんじゃないかなと思って。
それはそうかもしれないですね。美術展のオススメみたいなのをする機会がそんなに多いかって言われると、そんなに多くはないけれど、
どっちかというと、美術館のオススメとか結構言ってきたかもしれないですね。
私の推し美術館は、ところで手島美術館なんで。
へー。
豊かな島と書いて。
豊かな島?
そうなんですよ。利島じゃないんですよ。
へー。
直島はご存知です。
そういうこと?
直島は有名だと思うんですけど。直島系列。
直島にあるわけじゃないの?
違います。手島っていう島なんです。
そうなんだ。
そうです。手島っていう島にある美術館。
へー。出てきた。はいはいはい。
直島美術館は行かれたことありますか?
ある。
そうそう。直島美術館だけ行ったことあります。
あれは戸田堂ですよね?違いましたっけ?
そうだったと思います。
ですよね。まず直島美術館は、直島美術館じゃないわ。地中美術館だね。
美術館の名前まで覚えてない。
美術館の名前が地中美術館なんですけど。
そうなんですね。
そうそう。美術館自体が美術品ではみたいな凄さがあるんですよね。
それが私的に極まったなと思うのが手島美術館。
へー。
手島美術館はアート作品が並んでいるわけではなくて、一つのドームなんですよ。
アート作品が並んでいるところもあるのか?
一つのドーム?
そう。美術館の建物が一つのドームなの。
え?それが美術館なんですか?
そう。
でも確かに写真を見ると何かのドームの写真なんですけど。
そうでしょ?
これは美術館には見えないんですけどね。
普通美術館といったら、中に入ったら色んな美術品とかが展示されていると思うんですけど、一つのドームなんですよ。
何を言ってるんだろう。
何言ってるかわかんないと思いますけど、最後まで聞いてもらっていいですか?
はい。
入場制限かかってて、中に入れる人数というか、組数が決まっているんです。
ちょっと待って、誰かが出てきたら入れる。
そのドームは外から見てもわかるんですけれども、穴が開いてるんです。天井にぽっかり。一部分だけ。
要は、そこから切り取った景色を眺める。
何それ。
それだけなんですけど。
行きたこと言うじゃないですか。
そう。でも、ドームの中に広いです。めちゃめちゃ広い。
入場制限してるから、ほんとにまばらに人がいるんですよ。全然ギチギチとかじゃなくて。
で、すっごい静かだな、まず。
叫んだら、ああ、ああって反響しそうな感じのドームの前方の方に大きい穴が開いてて。
これ雨降ったらどうなるんですか?
雨入ってきますよ。
そうなんだ。
入ってきます、多分。
それで言うと、イタリアにパンテオン神殿ってあるじゃないですか。
はい。
ローマに。パンテオン神殿も中にですね、天井に穴が開いてる。
これ雨入ってくるじゃんって思うんですけど、これはローマの建築技術によって、なんとですね、上昇気流が発生していて、上の方では。
難しいこと説明できないんで、全く根拠とか言えないんですけど、雨が降っても入ってこないんです。穴が開いてるのに。
そんなことある?
そんなこと。ローマだよ。2000年とか前なんだよ。
天才じゃん。
天才なんですよ。そういうことがない限りは。
手島美術館がどうか知らんけど。
そう、どうか知らんけど、手島がパンテオンみたいになってない限りは入ってくると思うんですけど、絶対それもまた域だと思うの。
全然穴が9割閉めるとかじゃないから。そこから差し込む日の光ももちろん時間帯によって変わってくるじゃないですか。
日の光がどこに当たってくるかとか、鳥のさえずりとか、風の音とか、雲の形とか、そういうのがずっと移り変わっていくのをただすごい静かなドームの中から見ていくの。
絵はないってこと?中に何かが展示されてるとかではないってことなんですか?
ない。
そうなんだ。
もう、それが作品。
それはだからもう、推し美術館なのか、推しアートなのか。
確かに。推しアートかもしれない。
すごい日本的でもありますね、考え方が。尺形みたいな話ですもんね。
確かにね。そうかもしれない。切り取ったものの美しさもあるし。
でも、その空間で切り取られた空、景色をどうしても眺めちゃいますよね。そこでいうと。
なんだけど、あとは額縁みたいなもんだから。でもその空間がすごい。
そこに目を向けなくても、まばらに人がいて、歩く足音とかが響いて、さーっと風が吹き抜けて、何この空間。なんか禅みたいな感じ?非日常すぎるの?
美術館行くたびに思うんですけど、推し美術館とそうじゃない美術館の違いについて考えたときに、結構空気な感じするんですよね。
その美術館が持つ?
そうそう。もちろん、キュレーターの方とかの美術展の携わり方とか、コーディネートこういう風にしたとか、そういうこともあると思うんですけど、
それこそ、引き合いに出したら申し訳ないけど、上野とかの人がいっぱい入ることを前提にした、広いんだけど閉鎖的みたいな展示と比べたときに、
私が最近好きなのは、国立近代美術館と現代美術館なんですけど、国立近代美術館はもうね、間違いがないんですよ。行ったら特別展はだいたいいい。
やっぱね、空間の使い方とかが良くて、すごい癒される。現代美術館も一緒で、現代美術館に至っては、
今はリニューアルしちゃったんですけど、リニューアルする前、人をダメにするソファーみたいなのが置いてあって、ロビーみたいなところに。
で、私美術館に入らずに、そこの美術館の椅子に座って、コーヒーとか飲んでたの。
でかね、わかる。美術館のカフェがいいのよ、また。そういう空気がいいから、そこをかなさんが言ったのはカフェじゃないと思うけど、空間としていいよね。
そうなんですよね。だからね、その手島美術館の話も、それに近しい空間としての心地よさ、みたいなものも大事って言ってたじゃないですか。
いい空気をアートに取り込むみたいなことが、美術館においてはすごい大事なんじゃないかなって、最近思ってて。
いや、ある。なんなら、空気どんよりしてるの嫌だもんね。息苦しいみたいな美術館は嫌だ。
そう、結構地方の大きい美術館とかは、なんかわかんないけど、すごいいい建築家さんが作ってる美術館が多いから、気合い入ってんじゃないですか。
うん。だってほら、さっきの手島美術館とかだとね、ベネッセが完全にアートの島としてやってるとか、それぞれの地方の富豪たちが。
そう、富豪たちが空気を取り込んだ最高の空間をね、財を尽くして作ってるんですよね。
今調べたら手島美術館は、ドームがさることながら、地面に穴がいっぱい空いてて、無数の穴が。そこから水が湧き出てるらしい。ちょっとずつ水滴が。
そうだった系でなってる、今。推しですとか言っときながら。大事な部分全く覚えてなかった。
何回か行ってるんですか。
いや、1回しか行ってないんですよ。それ、簡単に行けないというか、やっぱり離島だから。
広島からは、でもそこまで遠くはないのかな。
手島美術館はね、どちらかというと香川です。岡山と香川の間にあるんで、広島から車で2時間でフェリーになるんで、結構大仕事ですね。行こうと思ったら。
岡山か。
岡山です。なので、ちょっと大変。行こうと思ったら。
広島で大好きだった美術館とかはないんですか?幼少期から。
いやでもね、本当に旅行してたんですよ。
あー、そういうことか。
各地を。
いろんなところの各地の美術館に行って、そこがなんか衝撃だったっていうことですか?
そうですね、でも本当にいっぱい行ってるんですけど、あんまり覚えてなくて興味もないから。
市って言えば有名どころですけど、大塚美術館が。
それはどこにあるんですか。
大塚美術館は正式名称大塚国際美術館ですね。
はい。
徳島県鳴門市にある当番名が美術館。
なんかやばこれ。
大塚美術館はですね、一つも本物がないんですよ。
全部再現なんです。
ただその再現が、まじでデコポコ具合とかまで再現したらしいんですよ。本物の。
行ってみたい。
どうやってやってるのみたいな。多分これも難しいあれがあると思うんですけど。
だから、私がイタリアでね、行った。
うん、そうですよね。
バチカンのシスティナ礼拝堂。コンクラベが実際に行われている。
システィナ礼拝堂が、まじで礼拝堂から作ってんの。
もう礼拝堂がそこにあるんですよ。そこの絵がとかじゃなくて、もう礼拝堂があんの。
ミニチュアみたいな感じなの?ちょっとちっちゃかったりするんですか?
そんなことはないの。1分の1なの。
そうなの?え?バカじゃないの?
バカじゃない?バカじゃなきゃいけないのに決まってるでしょ。何言ってるんですか。
すごいんだから。ゲルニカだってあるんだから。全部見れるんだから。
東武ワールドスクエアの美術版。
ちっちゃい東京タワーとか、ちっちゃいエッフェル塔とか、そういうことじゃないのよ。一緒にしないでください。申し訳ないんですけど。
本当に申し訳なくて一緒にしないでください。そんなんじゃないんで。
そんなんじゃないか。
そんなんじゃない。でも私がいたの、本当に幼少期なんで、まだシスティナ礼拝堂が出来上がってなかったの。
え?
天井の絵とかが出来上がってなくて、これからどんどん完成していくんだね、みたいなところを見たんですけど。
幼な心に、え?何これ?って思ったんですよ。美術館に来たはずなのに、礼拝堂に入ってて、どでかいし、そこで見る最後の審判ね。
え?みたいな感じ。
確かに。
インパクトすごいし、そこで覚えてるのはシスティナ礼拝堂の最後の審判とゲルニカなんですよ。
へー。
インパクトがすごい。もちろんね、詳しい方に言わせれば、本物との違いなんてそういう顕著だと思うし、実際に自分もイタリア旅行して大塚美術館の再現したものとの違いってやっぱり現地の空気っていうものはもうかなりあるなっていうのは思ったんですけど、
サリトって1分の1でてこぼこまで再現してるから、うわーってなるんですよ。まずでけー!みたいな。
え、頭おかしいでしょ。これやろうと思ったの。
すごいし、やっぱ大塚グループだ。腕に余裕をかけてというか、金に金をかけてというか。
美術品を買い集めるという方向ではなく、美術品のレプリカを作るという方向に材を使ったんですね。
しかもだってね、そんな生ハンクのレプリカじゃないですよ、まじで。再現の仕方みたいなの展示してあった気がするんだけど、もうこれ本物って言っていいじゃんって思いましたもん。
何なの?って。
へー、行ってみたい。へー、知らなかった。
まじで、本当にオススメで面白くて、ほんとそこにあるのって名画ばっかりなんですよね。もう展示で本物がくれば人々が行列のやつのものばっかりがギュって集まってるから、一個一個に語るべき歴史があるわけじゃないですか。
そこでうちの父とか詳しいので、いろいろ話とか聞いていくうちになんか面白いんだなーみたいな。
いう風になってきたっていうのはあるから、幼少期のお気に入り美術館だったらやっぱインパクト残ってるのは大塚美術館ですね。
そういえば私この美術展の誤りをやろうとした経緯の一つが、この夏休みに金沢に行ったことなんですよね。
21世紀美術館?
そう、てかみんな知ってますね、21世紀美術館。私全然知らなかったんですよ。
え、マジ?もうだってすっごい有名でしょ、あのプールとか。
全然本当に何も知らなかったの。
マジ?金沢さんが全然美術館に触れてこなかったっていうのをそうなのかなってずっと首ちょっとかしげながら聞いてたけど、触れてこなかったんだこの人って今すごい思った。
そう、私この金沢で美術館に行ったんですよって言ったら、もう今すでに3人ぐらいに、え、21世紀美術館って言われたんで、あ、すごく有名なんだなって思いました。
ものすごく有名です、金沢さん。正直金沢で美術館に行ったんですよの入りから、なんていうの素人感がすごいです。知らないんだなこの人みたいな。
まずだって、そう、私地方に行って美術館に行くっていう感覚がなかったから。
これは21世紀美術館に行きたくて金沢に行きますからね、人々。
そのようでした。
金沢で美術館に行ったって言ったってないんですよ。21世紀美術館に行ったんですよ。
そうみたい。実際私も21世紀美術館に行きたくて金沢にまず行ったんですよ。
おー、その美術展から派生してね。
そう、日帰りで行ってきたんですね。
観光しましたね。東京からどれくらい?金沢って。
新幹線で2時間半くらいですね。そっからバスで10分くらい。
日帰りできるっちゃできるか。
全然行けます。私が普段してる日帰り出張と比べたらもう、全然楽勝。
それでね、疲れ果ててるわけだから、今日とか。
なるほど。
行きたいと思った理由が、私はもともと絵原さんっていうサウンドアーティストの人が好きで、サウンドインスタレーションが好きなんですね。
サウンドインスタレーションっていうのは?
音を効果的に空間に合わせて展示してるっていうもの。
音を体験するみたいなね。
好きにはそこに映像がついてたり、絵がついてたりすることもあるんですけど、
どっちかっていうと、音にフォーカスしたインスタレーションが好きで、絵原さんと出会ってしまってから。
そんなことを私が周りの友達にやたら話していたら、そのうちの一人から、
ここのサウンドインスタレーションめっちゃ良かったよみたいなので、写真付きで私にDMが届いたんですよ。
それが、ジャネットカーティフ40世のモテット、40の声のモテットみたいに書くんですけど、
っていうやつで、これなんと金沢21世紀美術館の無料のスペースにあるんですよ。
すごいじゃん。展示でもないというか展示なんだろうけど。
一応私もそこでやってる有料の特別展も見たんですけど、
だけどこの、私が本当に見たかった方は無料だったんですよ。
まさかの無料の展示を見るために、片道2時間半かけて東京から。
そう。1万5千円くらい払ってね。
もはや無料ではない。
私はだから、あ、へーこれがプールねみたいな感じで横を通り過ぎ。
みんなあそこでどんだけ人がいない感じで写真撮れるかもうね、死ぬ気でやってるなよ。
そう。一応撮っておこうかなみたいな感じで。
そもそもね、もうプールは下からのやつは閉め切られてたんで。
入れなかったんですか。
入れなかった。だから上からは写真撮れるけど、下からは覗くみたいなことはもうできない状態だったんで。
あ、オッケーみたいな感じで通り過ぎて。
特にそこが残念とかでもなく。
無料だからそんなに押してもなくて、結構入り組んだ場所にあって、
会議室じゃないけど、ずんずん進んでいくと奥の方に突然入り口が現れるみたいな。
これ何かっていうと、40人の声が40台のスピーカーからそれぞれ出るっていう、
それが楕円形にそのスピーカーが並んでて、その出た音っていうのが聖火隊の合唱なんですよ。
その楕円形に並べられた40個のスピーカーの真ん中にベンチが2つあって、その真ん中に座ってると、
その合唱全体が合唱団の真ん中にいるみたいな感じで。
要は40人に囲まれて歌われてるのを真ん中で聴くってことでしょ。
そういう感じになるんですよ。
だからステージで聴くのとはまた違った感じの。
確かに確かに。同じ方角に走られる声じゃなくて、囲まれてるんだもんね。
圧倒される感じがあって、さらに面白いのが、一個一個のスピーカーの近くに寄ると、一個一個違う声が出てて、
テノールとかバスとかサプラノとかの。
もちろん歌ってる時と歌ってない時があって、
こっち始まったみたいな感じで、ずっと私はスピーカーの周りを、一個一個のスピーカーの周りをうろうろして。
あの人何やってんだろうな。
最初のうちみんな大人しく真ん中の方に座ってたんだけど、私があまりにスピーカーの横をぐるぐるしたから、みんながそういうもんなのかと思って。
これが正しい鑑賞の仕方?
私に習ってみんなぐるぐるしてたんですけど。
ちょっと作り出してるじゃないですか、流行りを。
1曲14分とかだったかな。私は4週して。
すごい。楽しみ尽くしてるな。
3週はスピーカーの、私この人の声いいな、でもこの人もいいなとか言いながら、スピーカーの近くで声聞いて、最後に中央のベンチに座って合唱を味わうみたいな。
堪能しましたね。
すごい良かったですね。わざわざ金沢行って本当に良かった。
知らんかった21世紀美術館、かなり前に行ったっきりで、次行くことあったら聞いてみますわ、それ。
いや、これ特別展です。
特別展なのか。
そう、これ終わったら次長崎に行くそうです。
なんかさ、全然関係ないですけど、私が他にもチェックしてる美術展ではないんですけれども、ポケモン天文台っていうやつを、今横浜?相模原?ってやってまして、
それもね、次どこ行くかって言ったら、東北行って、名古屋ら辺行って、関西中国城をストップして長崎に行くんですよ。長崎には何があるの?と思って。
それで言ったら、絵原さんのプロデュースしたアトラクションみたいなのが、長崎のハウステンボスにあって。
ハウステンボスはね、やりよるんですよ、そういうの。
長崎、なんなん?ってなってるんですけど、最近。
ハウステンボスが絵原さんがあるのはすごいわかる。
ハウステンボスってちょっとね、今割と廃れてきてまた頑張ってるみたいな。
一回ね、たぶん倒産だっけ、して。それより前の元前世紀の頃から、結構アートの館みたいなのが、そもそも施設として、アトラクションとしてあって。
そうなんだ。
あれ、エッシャーかな?騙し屋みたいなのあるじゃないですか。エッシャーの建物とかがあって。
それも作品飾ってるだけじゃなくて、体験できる感じ。なんか迫ってくる感じが見えたりとか。
ほんとアトラクションっぽくなってて。
没入型のみたいなのが、当時からやってたんだ。
そう。私エッシャー結構好きなんで、すごい楽しくて、子供ながらに。
はいはいはい。
一末模様みたいな、黒と白の。一末模様みたいな四角じゃなくて、それぞれがイラストになってて。
白のイラストの連続かと思いきや、その余白の黒もイラストになってるってよくあるじゃないですか。伝わってます?
うんうんうん。なんとなく。
それはパッと見、白の天使が、同じ天使のパターンがバーっと上下左右に大量に並んでる絵なんですよ。
だからたくさんの天使の描かれてる一枚の絵みたいなんですね。
だけど天使と天使の繋がっている間の余白の黒が、よく見たら悪魔の形なんです。
それが最後に悪魔がグワーッて浮かび上がってくるみたいな演出があって、コワーッみたいなのが結構覚えてて。
なんだろう、ハイセンスなアトラクションですね。
そう、今思い出した。私あれすごい好きだったわ、ちっちゃい頃。それで言ったら、エッシャーすごい好きで。
だからハウステンボスがエバラさんをやってんだとしたら、わかる。私の知ってるハウステンボスのチョイスみたいな。
そうなんだ、だから私ハウステンボスも行きたくて、ただハウステンボスは早々日帰りとかできないんで。
絶対無理でしょ。飛行機の距離じゃまずね。
そう、だからちゃんと旅行で行かなきゃいけないから、早々行けないんですけど。
その40世のモテッドも長崎に行くって聞いたし、今言ってたらポケモンのやつも長崎行くんですね。
長崎なんなんだろう。
長崎って結構アート強化してるんですかね。
そうかもしれない。いい場所があったり、力入れて呼ぼうとする人たちがいるのかもしれない。
へー、面白い。
そうか、特別展なんだ。で、特別展なのに無料なんですね。
そう、だからもうこれを逃したらいけないだろうと思って、行こうと思って。
特別展は期間が決まってるのもまたかなさんにいいですね。いつでも行けるみたいなのがないから。
そうなんですよ。期間は長めなんだけど、一応期限があるみたいな、これも大事ですね。
それがあるがゆえにある種数こなせてるんじゃないですか。
そうだと思う。なんかフィットしてたんですよ、私に。
すごいな。ようやく出会ったってな感ありますね。
そう、それこそこのポッドキャスト始めた頃に美術館ショーの話とかした時期は、まだ全然、そういう意味ではまってなかったから、
自分にとってはそんなにいいなんですよね、みたいな。で、かやこさんが、あれダラス。
ダラス、ダラス、よく覚えてますね。
ダラスの美術館に行った話とか聞いて、そんな大変な状況下でも頑張ってアート見に行ってて、
でもちゃんと感動して帰ってきてて、素晴らしいことであるなと思ってたんですよ。
今となっては気持ち分かりますか。
分かります。
そうでしょ。それでしか得られない栄養があるんですよ。
そう、分かりましたよ。
その時になんか、もうちょっと背景知識を持って見るのがいいのか、感覚的に見るのがいいのかみたいな話をしてた気がするんですけど。
しましたしました。それが関与の部分だったんで。
でも今となってはもう美術展にハマってからは、どっちでもいいなってなってます、今。
どっちでもいいの?むしろ二度おいしいのがいいと思ってる、私は。
最初に読んじゃわないこと?横の説明を。まず最初感じるってフェーズは知らないときにしかできないから、まず最初に味わって、はぁと思って見る。
でも事前勉強していくとそれできないけど、事前勉強することによってしかまだ得られない感想もあるから難しい。
あれつけます?音声ガイドとか。
音声ガイドはイタリアとかではつけました。
英語?
イタリアは日本語あった。
さすが。
ありました。ありましたけど、ほんと小連れだと満足に聞けないんで。
それはそう、ほんとにそれどころじゃない。
ほんとにそれどころじゃないんで、びっくりするけど。ちょっとまたそれますけど、ガイドをつけないことの方がいいですよ、でもどっちかっていうと。
私結構フィーリング大事にしてたりとかもするから、後から調べてそれでもいいかなって思うから。
でもこの夏かなに、倉敷行ってきたんですよ。美観地区っていう美しい景観の地区があるんですけど。
岡山なんで、広島が近いんで、美観地区って結構何回も行ってるんですよ、私。
行き慣れてるっていうか、割と知ってて。
岡山までは割とよく行くんですね、じゃあ。
そうですね、旅行でも結構行ってたし。大阪に出てからも行ってたし、割と。
買って知ってる美観地区ぐらいの感じで行ってて、おしゃれなストリートでね、ここにカフェがあってね、みたいな。
そしたら娘が人力車乗りたいって言い出して。
人力車ね、みたいな。乗ろうとまずは思わないから。
乗ったことありました?
乗ったことね、京都で乗ったことあります。
それはね、前に勤めてた会社の社員旅行じゃないけど、社員還元デーみたいなやつで会社の方に乗りました。
乗ったことあるんですけど、娘が乗りたいって言うから、じゃあ乗ろうかって言って乗ったら、お兄さんが美観地区の建物説明をしてくれるわけですよ。
今まで何回も来てて、散々なんか綺麗だね、ははははみたいな感じだったけど、実は江戸時代から建物が残ってます。
話をしてくれて、ここの通りは結構雑だったんだけど、こっちの一本入ったここはもう全部完全に江戸時代の建物のまんまですと。
建物の高さの制限が、実は京都は13メートルなんだけど、倉敷が11メートルなんです。
え、低いんだ、より。
低い、そうそう。え、なんでなんですかって言ったら、実はその人力車、ここお兄さんの説明によれば、昔美観地区のあたりに住んでいた人々は身分が低かったと。
身分が低いから、2階を作った時に大名行列を上から見下ろすと、大名がめちゃめちゃ怒ると。お前らが見下ろすんじゃないと。
そこで偉い人たちが、まず2階を高く作らせないように制限した。
さらに全部の窓に格子がはまってるんです。もう2階に上がって見ないようにした。
あーなるほどね。怒られちゃうことにならないようにね。
そうそうそう。いう、ちょっと悲しい歴史。
ギリ2階はあるけど、超低いみたいな感じ。
めっちゃ低いし、窓が全部格子がはまってる。
だから、やっぱりそこから外は見ないっていう風になってるってのを聞いて、え、今までマジ何回も来たけど、全然違う景色見るじゃないですか。
びっくりして、やっぱりガイドとかつけた方がいいって思いました。
生きてる人のガイドはめっちゃいいですよね。生きてる人のガイド、なんかうまく言えてないな。
わかるわかる。リエルなね。
音声ガイドじゃなくて、ガイドがいてくれるのはすごいいいですよね。
そうそうすごい。質問もできるし、向こうもチューニングしてくれるから。
かなさんのノートと一緒で、音声ガイドはチューニングできないから聞き手に合わせて。
そうなんですよね。
そこの難しさあると思う。そこにそんな尺、差がなくていいんだけどな、この説明みたいなことあるから。
だから、ガイドがあった方がいいなっていう。
本当話し取らせるんですけど、たまたま私金沢で、金沢って物資の町じゃないですか。
加賀百万石の、すごい身分階級が物資の中でもめちゃくちゃあるのは知ってたけど、そんなに知らなかったんですけど、
そんなに知らない私も。
その中に足軽資料館っていうのがあって、
足軽って物資の中でも、時に物資と認められてもらえないぐらいの最下層なんですよ。
ちょっと使いっ走りっぽいもんね。
その足軽の家は、物資の家なのに2階建て禁止だったんですよ。
だからさっきからすぐ分かったんだ。
そう。
そういうことっていうの早いなと思って。
ただ、そんなに広い土地ももらえないじゃないですか。
思ったより広かったんですけど、でもここに6人とか暮らしたら大変だよなみたいな。
全然もっと話したかったんだけど。
思った以上に、やっぱりイマジナリウムに尺を裂きすぎて。
カットするだろうけどね。同じこと繰り返しまくってるところ。
ちょっと語彙なくなってるからね。
ちょっと待って、なんか話してないことないかな?
でも、結構話したけど、美術展に行って、さっきも言ったんですけど、
どういうタイプの思い出の持ち帰り方とか、良さの持ち帰り方をしてくるかみたいなことについては、まだまだ私も測りかねてるところはあって、
人によっては、この美術館の展示の中で、どの絵が一番良かったとか、家に飾りたいとしたらどれとか、
あと、一個一個の絵見て、この絵のこの草のこの感じは、なかなか描けない絵だよね、みたいに言うような、
美術に造形がある観点で見てくる人って結構いるんじゃないかなと思うんですよね。
一方で私はどっちかっていうと、キュレーターさんがどういう感じでこの企画をして、
そもそもこの美術展にストーリーを作ったのかっていうことと、
それぞれの作品が各商立ての中でどういう立ち位置にあるのかみたいなことも踏まえて、
その意図も察しながら、でもその全体が作る世界観みたいなのを楽しんでくるみたいなタイプなんですよね。
かやこさんはどうなんだろうって思ってたんですよ。
私は体験しに行く感じですかね、美術品を。
作品をって感じ?
そう、作品を体験する。
見た時の自分の沸き起こった感情とか、それ見てどう思うかとか、その時の空気感とか、自分の状態とか、
そういうのとセットで記憶して、その時の多分自分の体調とか人生の度合いとかによって、
どの絵が響くかみたいなのが変わってくるので、やっぱりエピソードトークじゃないけど、そことセット。
簡単に言うとフィーリングで言ってます。
フィーリングで言ってるけど、どっちかというと作品個々を一個一個見て、
特に今これが刺さるな、なんでなんだろうみたいな、自分との対話みたいな。
だからさっきかやさんが言った、どれが一番良かったタイプが近いかな、言ったら。
割とまんべんなく見るけど、びびっとくるやつの前にずっといて、そんなりのやつってやつはもうササササって飛ばして、
あ、これはいいな、なんてかな、とかをやってる。
そういう方が人が多い展示とかでも、
回りやすい回りやすい。
なんだろう、でも楽しんでくることもできるんだろうなって思うんですよね。
そうですね、比較的だから人が溢れていたモネ展でも楽しんで帰ってきましたよ。
これ響くなって思ったら、それを中心に見るみたいな感じにできるってことですよね。
流れる人の中で私だけそこに流れないみたいな。
ちょっと一歩下がったとこでずっと見て、またちょろっと横に移動してずっと見て、みたいなことをしてました。
それは私も一緒ですけど、一人で見たいですよね、割と。
一人で見たい、そうなのよ。
入る前に一緒に入ったとしても、中入ってからは別行動みたいな。
それは別行動しないと、一緒にしてたらめちゃくちゃっていうか気になっちゃって。
そうですよね。
申し訳なくもなっちゃうし、好き勝手に移動できないのも気使うし。
そう、終わった後感想を語り合うのは、それしたいなって思ったりするけど。
それはしたい。
結構カップルとかもいるじゃないですか。
いるいる、ずっと喋ってるね、これなんとかね、みたいな。
なんならずっと腕組みながらずっとこう、いや別に仲良いことはなんとも思ってないんだけど、
好み分かれたらとか、ペースがずれてきたら、どっちかがどっちかに合わせているのかな、みたいなことを。
そうですよね、だから円溜めなんでしょうね。
そっかそっか、それで私が感想を語ると、
全体の世界観とか、構成とか打ち出されてるものとかの、
双方的なものに対する感想になりがちなんですよ。
だからそれもそうじゃない感想スタイルの人に、
その良さを伝えることが難しくなってしまってる要因なのかなと思って。
確かにな、確かに。
そういう意味では、かなさんの描く美術展レポートは、私に刺さらない可能性ありますね。
そうなんですよ。特定の美術展の、この絵が特に良くて、みたいな、
ここ見てほしいんですけど、みたいな感じで説明した方が、
もちろん全然刺さらない人には刺さらないけど、刺さる人にはめっちゃ刺さる可能性がありますよね。
でもそういう美術展レポートはよくあるから。
かなさん感じたままの全体感、打ち出しレポートを模索してほしいけどな。
なるほどね。私のスタイルをね。
そうそう。その視点でナチュラルに見てるわけだし、
その視点が一番洞察できると思うから、いいんじゃないかなと思いますけどね。
確かにかやこさんのバチカンレポートみたいな、バチカンでしたっけあれ。
そうですね。四歳児と行くバチカン美術館、ノートにあげてます。
そうそう。ああいうのとかも、たどり着くまでのしんどい童貞とか、心情とかがすごい具体的に書いてあるんですよね。
そうそう。エピソードトークだから。
そうそう。その心情でたどり着いた絵が、こう良かったんですよ、みたいな感じで、
全体のすごく良かったけど、終盤のクライマックスに絵がやっと登場するみたいなところまであるみたいな。
そうそう。バチカン美術館はシスティナ礼拝堂に行くまでの下りが長いからね。
そうそう。
私のノートは。
でもそれがいいみたいなのは確かに私も感じた。
なるほど。
だからやっぱり強みが発揮されてるというか、その人がいいと思ってたらそれは人に届くのかな。
そうかもしれない。なんかこう、番人をやっぱ対象にしてしまうと誰にもさせらないとかよく言うじゃないですか。
うん。
だからこそ結局自分が好きで自分が読みたいものでいいんじゃないですかね。
なるほどね。もちろんそういうスタイルで物を見ない人にとっても、
でもこの人がそういう視点で面白かったなら、自分もちょっと興味あるなみたいになったらいいですけどね、初めての人にとって。
まあね、そういう体験レポートって結局なんか視点の獲得的なところもあるじゃないですか。
自分はそう見ないけど、人はそう見るみたいなところもあるから。
そうか。だからそれがね最近すごい悩ましい。私は誰に向けて何を書いているんだろうみたいな気持ちに、何を話しているんだろうみたいな気持ちに美術展に行った。
だって本はさ、紹介したら読むかもしれないじゃないですか。
うん、確かに。
美術展はなんかもう回帰終わってたら意味がない。
だからもうどうやったって体験しないもののレポートを読むみたいなね。
そう、じゃあそれなんで読むのみたいな話になりますよね。
うん、体験できない。だからおすすめとかいうのじゃなくて、やっぱりエンタメにした方がいいんだろうな。
自分は行かないけど、読み物として楽しむパターンか。
あるあるある。
うん、それもあるな確かに。
うん。
そうなんだ。新しい視点の獲得っていうのはそうなのかもしれないですね。
直近読んだ記事で、どういう視点誰に向けて書くかみたいな時に、友達の友達に勧める感覚で書くみたいなのがあって。
さあさん、意外とそれハマるんじゃないですか。誰に向けて書いてるんだろう。
友達にじゃなくて友達の友達に伝わるように。
どうも初めましてみたいな感じで。
ぐらいの、よくわかんないけど、でも友達の友達だから丸い友というかちょっと重なる部分は共通するものはあって、
間に友達が開催してるから、めちゃくちゃ不親切な書き方みたいなのはもともとしないと思うけど、できない。
だった時にどういう言葉を選んで伝えるかみたいなのは、なんとなく決まってくるっていう。
そう、だから友達の友達に、でもいけない美術展の話とかをする場合は、自己紹介みたいなもんなのかもしれないですね。
確かにね。この人は何をいいと思ってて。
分かるその感性とか、そういう視点面白いねみたいな感じになってもらって、次別のものを見た時に、あの人が言ってたこれってそういうことかなみたいになったらいいのかな。
そうかもね、なんかみんなでお茶して、最近どうみたいなので、あ、そういえばもう終わっちゃったんだけど、この美術展行って、みたいな感じですかね。
そうですね、だから友達の友達とか若干ちょっと遠い同僚とかがいる場所で、夏休み何してたのみたいな、からの行ってきた展示の話するって楽しんでもらうみたいなことなのか。
それはやっぱ私は絵見るまでの工程ずっと語るわ。
そうなるな、だからそうなった時にどう語るかって人によって違うけど、同じように楽しませたいみたいなことは一緒だから、やり方が合ってる方がいいんですねきっと。
そうなんじゃないですか。
なるほど、いやーちょっと深まったな勝手に。
美術展レポートをどのように書くかを考えてる人あんまりいないと思うけどね。
え、そうかな。
あんまりいないと思いますけどね、楽しみですね今後の美術展レポートも、かなさんがそうやって試行錯誤していく。
そうですね、伝わるように書けたら、楽しんでもらえるように書けばいいんだなっていうのはちょっとわかったんで。
自然とやってることをひもときたかったんですよね。
確かに、自分では気づいてないからね。
いや、始めりすぎてしまった。
かなさん疲れてたのに夜遅くまで。
ちょっと元気にはでもなりましたよおかげで。
よかったです、いい夢見れますように。
この後ね、寝る支度をするのがしんどいのですが、気絶しないように頑張りたいと思います。
気絶せずにちゃんと寝てください。
はい、というわけで、皆さんのおすすめの美術展こうだったよっていうお話とかもね、ぜひお聞きしたいですし、
こういうこともっと話してほしいとかがあれば、ぜひお伺いしてみたいので、本日もご質問ご感想は、
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はい、それではまた次回お会いしましょう。
はい、ありがとうございました。
ありがとうございました。