どういうふうにこの締め切り効果というものが研究されるかということが心理学者のお仕事なわけなんですけど、
結構ゴリゴリの実験、心理学実験をするような研究になっています。 どういうタスクをやらせたかというと、これ結構面白そうだなと思うんですけど、
宇宙船を操って隕石を撃ち落とすというゲームです。 パソコンでできるめちゃくちゃシンプルなゲームなんですけど、
上下左右のカーソルを使って宇宙船を移動して、スペースを押すと弾が撃たれて、
隕石、小惑星みたいなのをどんどん壊していくというゲームです。
これを点数を目標に7000点に到達したら終了とするか、15分とかという締め切りの時間にするかというので、
まずは比べてみるということをしてみたりしました。それで時間の方、締め切りがある方が最後のラストスパートみたいなことが起こるんじゃないかということを調べたりしています。
大体はそんな感じかな。いろいろ実験が4つあって、バリエーションは後から紹介するんですけど、ざっくりと結果を紹介し始めたいなというふうに思います。
大きな結果としてはやはり、仮説通りというか思っていた通り、締め切り条件の方が目標の数値を決めているよりも、
終盤の努力の増加が優位に9だった。最後のスパート具合が9だったということです。
この論文で中だるみの効果みたいなのも調べられているんですけど、最初結構頑張って、途中頑張り度合いが減る。
この頑張り度合いというのは弾を打つ回数ですね。スペースキーが何回打たれたかというので、ちょっと減るんですけど、
最後もう一回、モドルU字型の軌跡を描くみたいなんですけど、その頑張り度合いというのは。
最後のスパートのところがやはり締め切り条件の方が大きかったということが、このすごく単純化されたタスクでも分かったそうです。
いくつかのバリエーションといったのは、面白いなと思うのは、別なタスクを追加させるということをやっています。
実験の2つ目で。エイリアンが画面に現れて、それを回収する、助ける、設定は分からないけど、
宇宙船で基本的なタスクはさっきと言った通り一緒で、隕石をどんどん打ち落とすということなんですけど、移動しながらエイリアンが出てきたらエイリアンを拾いに行くということも一緒にしてもらうということをしてもらったそうです。
そうしたところ、これだからマルチタスクのことなんですよ、現実版においては。マルチタスクにさせることによって全体の努力量は低下すると。
これは注意が分散するからということなんですけど、想像に固くないですよね。そうなんですけど、終盤の増加、さっき言ってた締め切り効果、
最後の方になって時間切れに近づくにつれて努力量が急激に上がるという現象が、むしろマルチタスクの課題の方が一つの単一課題よりも急だったというのが面白いところだなというふうに思います。
だから、その締め切りが近づくとマルチタスクのもう一個の方を捨てるんですよね。本来の一番集中すべき課題に集中するという点で、その努力量が一気に増えるというのが面白いなと思うし、
一番やるべきことをやらないとって思うのは締め切りに近づく時だなと思うので、皆さんも普段マルチタスクの日々だと思うんですよ。
なんか一個のことだけずっとやってたらいいという人って少ないと思うんですよね。だからそういう時に締め切りがあると、仮にマルチタスクでいろいろとこなしている中であっても、最後の努力量というのは急激に上がるというのが分かったということでした。
そんなところですかね。
締め切り効果っていうことがいろんな場面、特にやっぱり学校の宿題とか、職場の仕事みたいなところで研究がされていたりするみたいなんですけど、こういうふうに単純化して一つのゲームをやることによって、
精緻なモデルが作れるというのはとても面白いなというふうに思いますし、実験心理学ってこういうことを日々やっているというふうなことが伝われば嬉しいなと思います。
この載っている雑誌がジャーナル・オブ・エキスペリメンタル・サイコロジー・ジェネラルというので、これは結構我々の業界では有名な雑誌なんですけど、
エキスペリメンタル・サイコロジーというのがまさに実験心理学って今日たびたび言っている、実験的な手法を使って人の心を明らかにしていこうという、そういう各門領域なんですけど、その中ではとても有名な雑誌になっていて、
その一端が伝われば嬉しいなというふうに思います。
そんな、自分は締め切りに今日も追われて、マルチタスク・バンザイの日々を送っておりますので、一番重要なのは何だろうな。
8月の18日に一個、すごく個人的には重要な締め切りがありますね。
無限にありますね、そういうのはね。
うまく使って、機嫌がないとやらないということもありますしね、頑張っていきましょう。
たぶん自分だけじゃないと思います。
聞いてくださっている皆さんも日々、締め切りマルチタスクに追われていると思いますが、頑張っていきましょう。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい1日にしていきましょう。
陣平でした。心を込めて。
最後、雑談したいと思います。
実は自分の研究室のボスがこの夏休みで日本に行っていたんですよね。
できたら同校とまではいかないけど、家族で行っていたのでね。
案内したかったなと思いながらも、タイミングがやや合わず。
一方で来月、日本で学会に参加するので帰るんですけど、それにはもう1回来てくれるんですよね。
1年に2回日本に行くうちのボスというね。
ちょっと謎なんですけど、帰るときは久しぶりに会って、帰ってきたので。
時差ボケで、昨日は在宅で働いていたので会えなかったんですけど、
今日会えて、日本の話、例えば津波警報が出てましたね。
その時に日本にいたというので。
なかなかできない体験だったということとか言ってたし、
あとは細かいことはいろいろあるんですけど、
でもそうして日本人はみんなフレンドリーで、ポライトで、礼儀正しくて、
どこに行っても綺麗だと。電車の中も綺麗だし。
というのはすごく感激してましたね。
彼は初めて日本に行ったわけじゃないんですけど、
研究者の人生長いので、何回か日本にショートで行ったことがあるというふうにやってたんですけど、
それが嬉しかったですね。
ただ、観光地だけはゴミが多いというふうなことを言ってて、
外国人観光客が多いとこだけは多いと言ってて、
それだけは少し頭を抱えてましたね、彼もね。
対処し始めているところもあると思うので、
別に観光客は僕はいっぱい来てほしいなと思うタイプなので、
ボスが日本に行ってくれたことも嬉しいし、
ドイツの友達が行くこともたまにあるかな、今のところはないかな、
でも日本に行きたいと言ってくれる友達とか同僚もたくさんいるので、
それはすごく嬉しいことだなと思いますし、
フレンドリーなことも、英語はそんなにもしかしたらね、
国民全体的には話せる国ではないかもしれないんですけど、
でも多分日本の人って頑張って近づいてほしいなと思うので、
そういう動きが伝わったんじゃないかなと思って、
とても嬉しい反応でしたね。
また来月に行くときは、
仙台で日本心理学会という学会があって、
それで日本心理学会に行きました。
そこで日本心理学会に行きました。
そこで日本心理学会に行きました。
そこで日本心理学会に行きました。
仙台で日本心理学会という学会があって、
それで発表するんですけど、
仙台の綺麗な、僕仙台すごく好きなんですよ。
東北出身なのもあって、やっぱり仙台はね、
東北のリーダーみたいな感じで思ってたから、
森の都というだけあって、すごく都市なんだけど、
バランスが取れた。
自然の感じもそうだし、空気も綺麗だなって思うし、
あの感じがとても好きで、
そういう街に一緒に行けばすごく嬉しいなと思います。
喜んで帰ってもらいたいなと。
自分はちょっと学会も頑張りたいし、
バタバタしてるんですけど、
それでも頑張りたいなというふうに思っています。
学会の話をしたら、また1個締め切り思い出したな。
ちょっと、あれ?
2週間前に資料出してって言われたような気がするな。
締め切りを1つ思い出した気がするので、
頑張りたいと思います。
ありがとうございました。